漁港の肉子ちゃんのレビュー・感想・評価
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ミスジは三筋、腕肉です。
男に貢いで騙され捨てられてを繰り返し、辿り着いた北国の漁港で小学校5年生の娘キクリンと2人で暮らし始めた35歳の肉子ちゃんの話。
…かと思ったら、娘のキクリンがメインでキクリンの目線とナレーションで、そこでの暮らしや肉子ちゃんとの関係や想いをみせていくストーリー。
多分?女の子あるあるな派閥とかマウンティングとか陰口とかだったり、チックと思われる男の子とのことだったり、そして親とは何ぞや?親子とは何ぞや?…これは恐らく小学校高学年ぐらいでギリ。
大人が観たら難しいことは何もない、賢く健気な子どもと、優しく全てを包み込む優しい母親の気遣いと思いやりの感動物語だけど、アニメだからと子どもが観ても、似たような境遇を経験してなきゃ難しくて判らなそう。
まあ、6歳の頃から母親がいない、そんなオッサンの感想です。
色々と騒がれている声優の件は…キムタクの娘は絶賛ということはないものの、子供の役だしフレッシュだしまずまず良かったんじゃないですかね。むしろ、大竹しのぶはイマイチ役と合っていないというか、合わせられていないというか…ナレーションは良かったんだけどね。
良かったと思う
絵が綺麗だし どことなく懐かし感じもする。話題の声も ハマってるんじゃないかと私は思う。
大竹しのぶさんの肉子ちゃんも、cocomiさんのキクリンも心地よい感じがしました。
なんでお母さんのこと肉子ちゃんって、呼ぶんだろって、初め思ってたけどそういう事かって納得した。
素敵な家族だと思いました。
西加奈子さんのリアルで温かい眼差し
とても優しい気持ちなれました。
途中まではほのぼのした展開でキクコの想いを小学生の頃の自分に重ね穏やかな気持ちで楽しんでいました。
しかし最後、いつも陽気な食いしん坊くらいに思っていた肉子の懐の深さを知り涙が止まりませんでした。
肉子の人を疑うことを知らない真っ直ぐな性格は時には利用されることもありますが、キクコに対しては奇跡のような大きな愛だったと思います。
幼少期に捨てられたキクコを育てることに何の疑いもなく当たり前のように受け入れ、母親のように育て続けた肉子。本人は善意でも何でもなくそれが普通なのです。
肉子ちゃん尊い。
吉本の企画は金の匂いがして苦手なのですが、さんまさんの企画は優しさの匂いがして心地よかったです。
観なくてもええで。でもホントはアカンねんで!
さんま師匠のプロデュースだから「漁港の肉子ちゃん、良かったです」「どこがや?」「いやっ、別に…」と定食の誘惑が…w どの絶賛のコメントも映画を鑑賞したら、「ほんまや」ってなります。イメージの詩を迫力ある劇場の音響で体感するあのシーンの感動以降、マスクはず~っと涙と鼻水でグチョグチョ。だけど湿っぽくならず、晴れやかで爽やかな余韻。プロデューサー、監督、制作スタッフ、声優陣、この作品をつくったファミリーの気持ちと技術がつまっていて、その思いがスクリーンを通して伝わってくる、とても、とても気持ちの良い映画。また、ある意味イメージの詩を「漁港の肉子ちゃんの肉体を借りて」映像化した、と捉えることもできて面白い。しょうゆうこと!
肉子ちゃんより娘が 主役だが良作
同タイトルの原作があるようなので、肉子ちゃんという強烈なキャラクターで興味をひいておいて、小5の娘の話を持ってくるのは原作者の手柄なのでしょうが、予告もどちらかというと内容より明石家さんまと大竹しのぶの元夫婦が一つの作品を作り上げるという話題性に振り切っていたおかげで逆に前情報を少なくできたのは片っ端から映画を観る者にとってはありがたかったです。
本名の杉本高文名義で脚本に参加していたドラマ「心はロンリー気持ちは「 ・・・」」もギャグ入れながらもベースはハートウォーミングでしたので、今作もコテコテだけどホロリとさせられました。
動物や神社などがやたらしゃべるのを最初いらんことしたがるなあ・・・と思っていたのですが、後で納得できたのは良かったです。
たくさんの大人に観て欲しい
アニメでジブリへのオマージュもそこかしこにあったとしても子ども向けの映画ではない。
肉子ちゃんの若い頃の職業からしても、幼い子どもの理解の範疇を超えてますしね。
子どもは心から愛してくれる大人が側に入れば、健全に育つ。血の繋がりなんて関係ないってことをユーモアを交えながらじんわり伝えてくれました。
概ねリアリティのある話の展開で、ジブリが苦手な私にも楽しめました。
声優陣も一人何役もして大活躍。
トカゲや蝉などいきものがツッコミを入れるのも楽しめました。
実の親であっても娘の初潮にも気が付かない毒親も世の中にはいるし、すぐ気づいておめでとうと言って貰えるきくりんは肉子ちゃんの娘で幸せだ!
じんわりと良い映画。
プロデュースをしているさんまさんと大竹しのぶさんの長男さんとの関係も良いのだろうなと想像されました。
子どもは我が子かどうかに関わらず世の中の大人みんなで育てよう。
昭和の昔は叱ってくれる近所のおじさんおばさんもいたけど、今は人間関係も希薄になりがちなので、たくさんの大人に観て欲しい映画だなと思いました。
優しさが心に広がる
泣いた〜
かなりの良作。
生きることがとても素敵なことと思えて、前向きになれる優しさが、温もりとなって心に広がる感じ。
スタートしたところでは「実写の方がよくない?」と思わせつつ、ところどころ『魔女宅』『トトロ』ってジブリものみたいな雰囲気も纏わせながらストーリーが進むと……
半ばから『海獣の子供』で見せてくれた、スタジオ4℃の表現力が爆発して、「アニメだからこそ伝わってくる」ことがわかってきました。
あと、(ありがちだけど)かなり酷い背景があるのをオブラートに包む効果を含めて考えたら、「アニメじゃないと伝わらない」作品にまで昇華していたかと。
原作小説を読んでいないので当たっているかは分かりませんが、肉子ちゃん自体にもかなりの過去がありそうで、大阪の住んでいたエリアも曰く付きな場所っぽく。
そういうのも、実写にすると生々しくて吐きそうになるかと。
製作が電通・よしもと、原作が幻冬舎刊と「パブリック・エネミーしかいない」みたいな体制でして…
半分警戒しながらも、渡辺歩監督とSTUDIO 4℃の作品だから、観なきゃいけない気がしてダメもとで行ったんですが……
行って良かった。
優しさに癒される、ちょっと不思議な雰囲気を持つアニメ
街並みや漁港と山並みの光景は、かなり丁寧に描き表せられています。それと対照的に肉子ちゃんのキャラクターデザインは随分と砕けており、そのギャップも楽しめます。
今までに無かった様な何とも不思議なアニメですが、根底を成す、肉子ちゃんを始め、その周囲の人々の優しさに触れられる作品です。
肉子ちゃん役の大竹しのぶさんも、かなり健闘していますね。肉子ちゃんのキャラクタは、不思議で、唐突で、愉快で、豪快で、ポジティブで、人懐こくて、とことんお人好しで、優しい、という結構難しい役柄だと思いますが、充分にその役をこなしていたと思います。
肉子ちゃんが、最後の最後で初めて見せる真顔での一言には負けました。
結構いいですよ!
お笑い怪獣『明石家さんま』さんプロデュースのアニメ、大竹しのぶさん、Cocomiさん花江夏樹さんアフレコ起用等々、話題優先で正直疑ってかかってました。「先入観はいけないよ」主義だったはずなのに知らず知らず偏見を持ってたことに反省です!いい映画だと思います。
本物の関西弁じゃない言葉を交わす母娘(名古屋人には本物かどうか判断しかねますが)キクコの語り中心で展開する物語に、全く違和感なく入り込めたこともよかったと思ってます。Cocomiさんとってもよかったと思いますよ。
少し大人びてるキクコに、ところどころオマージュが見られるジブリ!映画『となりのトトロ』のサツキを重ね合わせてしまいます。
小学校での些細な事件(当事者たちには大事件だと思いますが)やキクコと二宮のなんだかホンワリとするやりとりと関係性、短い時間に無理なく詰め込まれています。
まだ小さいキクコが「フレー、フレー、お母さん!」ってエールを送るシーンには思わず涙してしまいました。重要な役どころの『サッサン』、カッコいいジイさんですね!こんなジジイになるのを目標にして生きたいです。『ミライの未来』での福山雅治さん演じるジイさんを彷彿とさせます。
肉子の大竹しのぶさん、最初はちょっとキャラ違い⁈なんて思ってましたが観終わってみると起用したさんまさんに脱帽です。どなたかがおっしゃってましたが『血のつながり』より『固い親子のつながり』を自分自身に投影されているのでしょうか?
肉子さんの口癖(モットー)『普通が一番ええのやで!』が最近聞いて思わずうなづいたLiSAさんがいつもお母さんから言われて頑張る糧にしていた「今日も一日いい日」に通じるものを感じて勝手に感動してしまったオジさんでした。
劇場内はアニメということで子供たちが多かったですが大人のためのアニメだと思いました。
追伸
キクコの愛称『キクリン』を聞いて中井貴一さんのモノマネ『きくりん』を思い出してしまったのは私だけ?
子供向けではないかも
接待を伴う夜の街で働く女の人の物語でした。この映画では絆の大切さなど伝えたいことはわかるけどそんなに感動はしなかったです。やはり子供を育てる環境がない場合は、避妊をすることが絶対に必要であり、優しいだけではいけない。人に騙されない知識や知恵があった方がいいと実感する映画でした。小さな子供を連れて見にきている家族がいましたが小学低学年以下の子供には生理のこや母親の彼氏のことはわからないし、肉子ちゃん達の低所得ゆえの環境も実感がないだろうと思う。そして複雑な大人の環境に翻弄され親子の絆を描いたドラマの北の国からを思い出して、北の国からを作成した脚本家や演出家、俳優陣はやっぱりすごいなと思いました。笑
キクチャンに涙~
大竹しのぶさんの役にハマった声が何とも良いです。
劇中は肉子ちゃんになりきってました。
娘と2人涙しながら観ていた隣で、おじいちゃんも鼻をすすりながら観ていました。
笑いあり、涙ありとても心が温まるステキな映画です。
見終えてギュッと思春期前の娘の手を握りしめました。
笑顔を絶やさない親と子の物語
ある港町に来た母娘2人の関係をコミカルに描きつつ、子供の目線から見た世界とその成長の物語です。
2人の関係をライトに描くことで、後半に起こる出来事が母娘と周りの人々との関係性を温かく包み込んでます。
そして母の愛情の根底にあるものに対して向き合い成長する娘の姿が親の世代の涙腺を刺激します。
この映画、前向きに笑顔でいる姿勢が全てを優しく包んでるように思えます。(プロデューサーさんのテレビから受ける印象に近いのかもしれません)
ただ食べるシーンや小動物などジブリに影響を受けた感じはします。あとちょっとした小ネタが散りばめられてて心をくすぐります。
明るい人情劇。
アニメ板よしもと新喜劇、なのりで結構シリアスなお話を明るく楽しく見せてくれる。ちょっとホロリともなるしなかなか良作。予告編で大竹しのぶの声がちょっと気になったんだけど全編みるとさすがな大竹しのぶ。振り切ったなりきりが素晴らしい。
泣き笑い
面白かったです。ジワーッと泣けました、なんだかいつの間にか涙が出ちゃう、思わず笑っちゃう、身近で遠いお話のような不思議な時間でした。あっという間にエンディングになり、え!もう終わり??もうちょっと続きが観たい!という感じで、ほんとに終わるの早かったです。声優さんも素敵でした。
さんまちゃんから二千翔くんへのメッセージと受け取った
血が繋がってなくても親子なんだという愛に溢れた話。
さんまちゃんが大竹しのぶさんと結婚してた時の、しのぶさんの連れ子が二千翔くんなんだけど、
今でもさんまちゃんと親子として関係が続いていると昨年テレビで言っていたのを思い出した。
父と息子、そして映画では母と娘と、性別は違えど、これはさんまちゃんから二千翔くんへのラブレターだろう。
しのぶさんと離婚して20年以上経つのに、こうやって一緒に仕事をしたりしてる所にも愛が溢れている。
cocomiちゃんも役にピッタリで、予想外にうまくて驚いた。滝沢カレンがカモメって言うのもウケるが。
傑作ではないけれど、心は温かくなりました。
お腹いっぱい美味しいもの食べよう!
美味しい食事をする話
辛すぎる映画を見た後だったので気分転換に鑑賞。
正直まったく期待してなかったけれど、いや~心にしみました。
スタジオ4℃の作品なので綺麗で丁寧で安心できます。
吉本興業が制作、明石家さんまがプロデューのアニメってだけで変に身構えていたけれど、素直に物語に入り込めたのは物語に優しさが溢れてたからなのかな。
声も違和感無かったし絵も綺麗、ストーリーもいい、文句なしですよ。
女子の派閥とか気になる子とか親の事とか、まさに思春期、誰しも通る道。
自分も少なからず共感できる部分が有ったしアニメでの表現もソフトで心地いい。
実写で撮ってたらこんなにも明るい話にはできなかったように思うし、アニメで見れたからこその非現実感がほっこりさを生んでいた。
こんだけほっこりさせられたのは「若女将は小学生」以来です。
児童向だけれど大人も考えさせられる素晴らしい作品なんですよね若女将。
本作は所々、ジブリのネタがちりばめられている、主にトトロだけれど、それ以上にジブリ感が現れているのは食事シーン。
食べ物シーンが多いんですよ、それでいて全部が美味しそう。
食事シーンがいいアニメは良作とはよく言うけれどこの作品にもばっちり当てはまった。
「ガールズ&パンツァー」も食べ物が美味しそうな作品なんですが、肉子ちゃんに触発されて、さらに美味しそうな食事シーンを入れてくれたらうれしいな。
いやガルパンはそれ以外でも妥協点がないくらい作りこまれてるからそれだけで良作なんだけれどもね。欲をいえばね…。
話が脱線したけれど「漁港の肉子ちゃん」いい映画でした。
カッコいいシーンとかゾクゾクするようなシーンはあまりなかったし、泣けはしなかったけど、ほっこり温まるし家族の愛も伝わってくる。
晴れやかな映画です。
エンディング後のさんまのトークもいい具合に蛇足感あって笑えるし、しんみり来る。
吉本提供のアニメに期待が膨らみます。これからもアニメ作ってほしいなぁ。
「生きてるだけで丸儲け」
儲けってなにもお金だけじゃないんだよね、深い言葉だ。
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劇中セリフより
「生きてる間は恥のかきっぱなしだ」
どんなに迷惑かけても許し合える間柄って家族なんですね。
他人だってその間柄になれれば家族なんだ。
美味しいご飯たべて寝て起きて家族がそばに居る、これほどささやかで最高の幸福が他にあるだろうか。
吉本だからギャグ映画と思ったら日常映画だった。
もっとギャグ要素満載の映画だと思い込んでいました。原作も見てないし吉本だし、さんまだから。
完全な日常系アニメで思っていたのと全然違ったけど良い話でした。
肉子さんが良い味を出していますね。
どこまでお人好しなんだろう。
良い親子で貧乏だけど幸せそうで良かった。
小さい子のいる家族向けかも知れないですね。
まあ期待どおり。気楽に見れて良い。アニメはこれくらいで良いのだ。
今、「エヴァンゲリオン」だの「ガンダム蒼穹の何やら」だの「コナン」だの映画館はアニメ映画ばかり。
人それぞれで良いけども、「ヤマト」と併せ戦闘ヒーロー系のどこが面白いのか??
そもそも大の大人が・・・って思う【あくまで個人的感想です。否定しているわけではないです念のため】
その点この「肉子ちゃん」は気楽でいい。ひたすら明るい主人公。鄙びた漁港の町の描写が何気に良い。
でも本当は男関係等で苦労してきている。
似ていない聡明な娘。子供の人間関係も大人同様大変だな。でも戦後すぐじゃあるまいし、船上生活って現実離れしているが、それでもひたすらパワフルで食いしん坊で、焼肉屋の看板娘?看板オバサンの肉子ちゃんがアッケラカンとしていて良い。なんか見ていたら焼肉のミスジ。無性に食いたくなってきた。
「エヴァ」と異なり観客は少なかったけど、笑い声も多く、みんな満足している模様。
日航ジャンボ機墜落事故をほんの一瞬の偶然で免れた明石家さんまの「生きてるだけで丸儲け」精神が清々しい。たまにはこんなアニメ映画もいいじゃんと思わせる佳作。オススメ。あとフレンチトーストと大きなオニギリも食べたいなぁ、
肉子ちゃんみたいに豪快にね!
良いことばかりではないけれども前向きな肉子ちゃんが良い。絵的にも丁寧な描写で好感持てる。
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