漁港の肉子ちゃんのレビュー・感想・評価
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大人のための大人がつくったアニメ
ジブリ風映像に
少々の笑い(吉本)と
少々の感動(親子設定)をいれて振ったら
こんなん出ましたけどー
て感じ。
明石家さんまに大竹しのぶ、cocomiと
どんだけ親子を意識されたかったのかなと勘繰ってしまうが、主演の2人の声優はとても良かったと思う。
キクリンはちょっと大人すぎるね。
子どもっぽい親としっかりものの子の設定はたまにあるけど、なんか観ててちょっと疲れちゃう(そんな、無理しんなやと思ってしまう)。
ジブリは大人も子どももみるけど、この作品は大人向けな気がしました。
子供の時、一人で生きていけると思ってた
ファンタジー漫画じゃない。
この映画は「似てない母娘の日常と隠された秘密」のストーリー。
肉子ちゃんが働く肉屋の大将が、大変いい名言を言うのでメモの準備をしておいて欲しい。
娘のキクリン曰く「不細工でデブで、おもしろくなくて頭の悪い」肉子ちゃん。
確かに肉子が母親だったら恥ずかしいけど、身近にいて欲しい愛されるキャラクター。
波瀾万丈な人生なのに底抜けに明るい!困難を普通に受け止めて(そこがすごい!)自分の力で生きていくとこがかっこいい。
あとは、人が大好き。人から笑われてもバカにされても気にしない。
肉子ちゃんは「普通が一番!」と言う。
その普通って「ごはん食べて、勉強or仕事して、うんこして、寝る」こと。
小学生キクリンが「そんなんみんなしてるやん」って言ってたけど、普通が出来なくなった時、その普通の大切さを痛感する。
小学生女子ならではの交友問題、気になる男の子との関係など、懐かしかったり、いいなと思ったり。
大人びてる子供が壁にぶち当たって、ひとりではない、ひとりで生きていけないことを知る、素敵な映画でした。
色物かと思ったがそうでもなくちゃんとしたアニメーション映画
朗読紙芝居風アニメーション劇
ジブリも勝らない
西加奈子さんの「漁港の肉子ちゃん」を明石家さんまさんが映画化した作品です。
それだけでも話題性があり、どんな作品になるのかと気になっていました。
原作の小説もどこかあけらんかとしている様もありながら、最後の方になると感動出来る部分もある作品です。
そんな作品をどんな風に描かれるのかと思っていたら、それにも勝らないくらいのポップで明るい作品でありました。
ストーリーを追ってく毎に隠された秘密がどんどんと明らかになっていく。
そんなに中で肉子ちゃんと関係性が分かるシーンは、とても良かったです。
難しい所は無いのに感動出来るメッセージもあって良かったです!
最後に向けての展開で...
映像がキレイ
実写映画化不可能なアニメーションの力。
事前情報における、明石家さんま氏と吉本興業のプロデュースに至る 過程は いっさいわからないのですが、
鑑賞した感想としては、とても素晴らしいアニメーション作品であるということ。
肉子氏のキャラクター性と、その描写が一本槍で、一辺倒であることには、少々 辟易する側面もあるものの
この物語と映像の紡ぐ、素晴らしいアニメーション力に驚愕した。
この映画を仮に、実写映画化したら、5分と観ていられないだろう。
設定としては、極て陳腐な シングルマザーものの小説なのだが、
素晴らしいのが、コミカルな映像に紛れて、きっちり 人間が描けていること。そして、
アニメーション以外で、この作品を表現し得ないこと。
それだけで、この映画が素晴らしい作品であるという証明だと感じた。
何も起きない
現代のおもひでぽろぽろ
どうも表情の動かし方が高畑っぽいと思ったら、おもひでぽろぽろ路線な上に、さらに次の段階を描いてる上に、残酷ショーにも暗くもしないなんて!
れんこんのサラダ食べてて安心するアニメってすごくない?
きくりんも、まりあちゃんも、二宮も、子どもたちみんんなに幸あれ。
予想よりも
はるかに面白かった。
まずアニメの力が凄い。少し暗く湿っぽくなりがちな過去をポップに勢いで描写してるところや、肉子ちゃんの動きが本当にいい。他のキャラクターや背景はしっかりとリアル。ジブリよりもポップで、ジブリ並みにきちんと描かれてるから凄い。
内容もコミカルだけどちょっと考えさせられる人物描写がしっかりあって、自分的には本当に良かった。
軽い気持ちで見てたら意外とリアルで、重すぎないのに心に響く感じがある。ラストまで驚きがあるところが良い。
演技は、大竹しのぶは本当に最高。分かってても途中でもう肉子ちゃんとしか認識できなくなる。他の人たちももちろん良かった。話題のCocomiも本当に上手。一貫して主人公を演じてるわけで、セリフの量も半端ないんだけど、本当に違和感なくあの年頃の女の子を演じきってる。
ただ、原作も素晴らしいのだろうけど、タイトルが映画としては良くなかったかも。小説のタイトルとしてはベストなんだけど、アニメ映画のタイトルとしては、華やかさというか引きが弱い。肉子って結構強いイメージで、字面だけ見たらちょい下品というか、可愛くはないというか。小説のタイトルだと可愛いんだけど。実際自分もちょっと品のないイメージを持ってしまった。後、漁港という言葉からは下町人情系を彷彿とさせるんだけど、実際この映画はそういうものよりも親子の愛情とか友情とかの割合が大きいと思う。予想してたよりもずっと爽やかな映画だった。タイトルや宣伝で、もう少しだけその爽やかさをうまく出していけてたら、幅広い視聴者を獲得できたのではと思うと本当に勿体無い。
人は歪な生きものだと言う事を分からせてくれる
アマプラで視聴。
デブスで一般的に言う「碌でもない生き方」をして来た肉子ちゃんと、容姿端麗で聡明な娘キクコとの生活が面白おかしくも時に切なく描かれている。
話の流れとしては、序盤の肉子ちゃんの今までの男性遍歴を事細かにキクコの語りで展開されていくのだが、これがまた長過ぎて欠伸が何度も出て来るくらいだった。
本編が始まり、キクコの学校生活の話辺りからの展開が集中してみられる感じ。
個人的なこの映画の見どころは、肉子と同級生の二宮の個性(発達障害)に有ると思う。二宮は明らかにチック症の症状が見られるし箱庭療法の様なものを受けている。肉子ちゃんも急に陽気になって踊ったりお喋りも一方的な感じだし、人に裏切られ続けるほどお人好しな性質から頭も賢くなければ行動も辿々しい面が見られ、どう見ても定型発達だとは思えない人物である。
だが、その中でキクコの聡明で純粋無垢な性格が一際目立っており、彼らとの関わりによって自分自身を見つけて行く。それは、通常何不自由なく生きていたら見つからなかったものだったのかも知れない。二宮にセンターの教室で親友に対する本心を語った後に、自分を客観的に見出せた事は、彼女の成長でもあり、自分の中にある歪な一面を二宮の存在から気づけたのではないか?と私は感じた。
肉子との関係性もキクコの人格形成において重要な一面を担っており、これが本当の母親であったなら、あのキクコでは無かったのだと思った。キクコが肉子にブスでデブでそう言うふうにはなりたくない、だけど好き!と言った所や、二宮も言ってたがキクコといると楽と言う言葉にその意味があると思える。
個人的には、大人になったキクコの花嫁衣裳姿までが見てみたかったなぁと思った。
たかが半年程度の生活を覗いても「フーン。」と言う感覚止まりで終わってしまう。
話的には後ちょっと物足りないかなぁ?
と言った所。
肉子の大竹しのぶの声は正直あまり合ってない。
Cocomiのキクコは良かった。
ズタボロでも生きているだけで良いと思える映画!!
出だしの境遇説明で没入できました。ズタボロだからこそ人生のささやかな幸せが共感し易かったです。二人とも苦しい状況で正気を保っていて、無意識の高い精神性を感じて勇気をもらいました。実写にしなかったのは面白い判断だと思いますし、無数にある劇場アニメの中でも印象に残る映画でした。人生経験値の低い新●海作品より全然良いし、さんまの趣味は、たけしより遥かに良いと思いました。肉子ちゃん食べ過ぎで早死にしそうな気がします。
キャラの魅力は充分
絵柄もキャラもとても良かった。
キクリンの心の成長と言う部分が話の縦筋だと
思うのだけど
もう少しアニメ的見せ場と言うのか、
ドラマがあっても良かったのかな?と思いました。
作画や演出は文句の付けようもなく、
食事シーンもさすがの一言。
二宮と言うイケメンキャラも良かったし、
キャラも生き生きして素晴らしかった。
肉子ちゃんの躍動感も見てて楽しかったし、
お人好し過ぎるところも愛おしかった。
ただ、話のキモがラスト近くまで分からなくて、
最初からキクリンの成長として見れてたら
一貫性があって観れたのかもしれないけど、
個人の趣味としては、この監督このスタジオで
ファンタジーや冒険活劇などキャラクターが動き回る
映画が観たいと思いました。
結局何が???
さんまさんのプロデュースが利いている。
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