漁港の肉子ちゃんのレビュー・感想・評価
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ちょっと、もやもや
アマプラで見ました。見る前は声優一覧を見て、「けっ」という姿勢だったのですが、見ている内に引き込まれてしまいました。背景含めて絵はとても美しいし、キャラのコミカルな動きも生き生きしている。現代ものをアニメでやる場合、なぜアニメを選んだのかという点を注意して見ていますが、これは納得です。生き物達が人間の声でセリフを言う点も、風立ちぬ的な実験的手法かと思いきや、きちんと理由があって、うならされました。
とても、良い作品なのは分かるのですが、最後にどうもモヤモヤが残りました。何がもやっとしているのか分からず、取り合えず、屁ぇこいて寝てから、もう一度考えたところ、やはり生みの親への落とし前が付いていないことが原因かな、と思いました。本当の母親は、借金は無くなっていて、手伝ってくれるお姉さん的な人もいるという、ものすごく恵まれた環境で、子供を捨てたんですよね。それでいて、美貌を武器に金持ちと結婚して、今頃、ぬけぬけと子供の様子を見に来ている。客観描写したら、とんでも無い女です。
原作の制約があるのかも知れませんが、この人にはっきりと、「私のお母ちゃんは肉子ちゃんや」と言って欲しかった。
どうせならIMALUを使ってよ
伊集院光氏が思った以上に良かったとコメントしていたので録画していた。伊集院光氏はcocomiが良かったと言っていたが、たまに関西弁が変な感じが気になった。大竹しのぶの方が本人と分からないくらい声色を変えていて評価。話は…感動から程遠かった。失敗したジブリみたいな。でも小学校のクラスメイトとのいざこざの心理だけは良く描かれていた。最後にさんま役のアニメがテレビに映って娘が将来オムツを換えてくれるって言ってた~って台詞は事実だろう。お父さん余程嬉しかったんだな、エンディングにIMALUへの超個人的オマージュが感じられた。
優しく生きるとは
笑いどころがあまり分からなかったが映像美に感動してじっと座って見れた。
家族で過ごす時を誰かに見られる恥ずかしさや二宮のような不思議な行動をとる子供の姿など幼き頃の記憶が鮮明に思い出された。
日々の生活は普通が1番良いし、何気ない毎日を愛おしく感じれるようになりたいね。
ラストシーンの初潮の暗喩だけはどうも度し難い。精通は祝わないのに初潮は祝うのか。成長の暗喩ならば他にも施しようがあったのではないか。ここだけが心残り。
cocomiちゃん声当てるの上手いからもっとたくさんの役演じてくれ。
天命に逆らうな
絵がほんとにきれいだった。心情描写も細やか。あと、ちょいちょい、いろんな名作のシーンを彷彿させるところがあった。
キクリン役のCocomiちゃんは、雰囲気ぴったりで、上手。たびたび見せる変顔に惑わされるが、実は美形の二宮、声も美形。
焼肉屋の店名がうおがし(笑)。店主のサッサンはさりげなく肉子とキクリンを気遣う、優しいおっちゃん。キクリンがずっと抱えていた、そこはかとない不安。サッサンはちゃんとわかってて、キクリンにあたたかい言葉をかける。ここは泣かされた。いい男だわー。
大竹しのぶはうまい。だけど、35歳の声にはちょっとなぁ。やはりもう少し若い人の方が良かったと思う。さんまプロデューサーの意向なんでしょうが、そこは切り分けて欲しかった。でも、肉子のキャラはかわいいし、魅力的だった。運動会で走ってる時の体のテカり具合や、涙と鼻水でぐしゃぐしゃの顔とか、眠っている姿とか、すごく愛おしかった。ただ、少し将来は心配かな。
NHK Eテレの放送を視聴。
昭和の人情噺
お正月のテレビ放送で鑑賞。
公開時、本作を観た人から絶賛の声が上がっていたので、どんな物語かと思ったら、昭和の人情噺で、なるほど、この内容ならさんまさんプロデュースも頷けるなーと。
食いしん坊で太ってて元気で明るくて、ちょっとおバカでお人よしで直ぐ騙されちゃう。そんな肉子と思春期入り口の娘キクりんの半年間の物語を、キクりん目線で描いている。
原作未読なので、本作がどこまで原作準拠かは分からないし、僕ら昭和生まれには“懐かしい”物語だけど、若い人たちはこのストーリーや、キクりんに乗れるだろうか?とは思った。
あと、クライマックスでのキクりんの盲腸からの回想シーンや、キクりんの独白は、それ以前の展開とあまりにもかけ離れているし、そもそも振りらしい描写や展開がないのでどっか見逃しちゃったかと思った。
それまで、キクりんの心情に沿って、丁寧に描いていただけに、この最後の畳みかけ?の展開には首をかしげてしまった。
っていうか、どのくらいさんまさんの意向が反映されてるか分からないけど、とにかくセリフが多くてうるさいと感じたし、もうちょっとアニメーションを信じても良かったのでは?って思ったかな。
そんな文句を言いつつも最後まで観ちゃうのは、渡辺歩監督ほか、スタジオ4°cのアニメーション力と、肉子役の大竹しのぶの演技力あればこそって感じかな。
さんまさんっぽい
お正月の三が日にNHKでやってたので、小1と年中の子供と一緒に鑑賞。
私は面白かったけど、子どもたちは、理解はそこまでできずとも、肉子ちゃんの機敏な動きやおもしろダンスにウケてました。
さんまさんっぽいな〜と思える、悪い人がでてこないところや、普通に生きるってことのありがたみとか、人情溢れたところとか、いろいろ、よいしょよいしょでさんまさんぽくて好きでした。
にくこちゃんが障害物競走で、小説持って必死で走る姿もキュンときたけど、オチは最下位ってところもクスリと笑える。
産みの母親ではないことを薄々気づいていたキクリンからの暴露に、ドキドキする肉子ちゃん。それでも、育ての母として、いかに産みの母があなたを愛していたかということを必死で伝える姿が本当に感動する。
子供が望まれずに生まれたなんて思うなんて、肉子ちゃんには耐え難かったんだろうな。
キクリンも、心では寂しく思ってたのに、よくぞ曲がらずに、そして、とても素直な良い子に育っていて、親の愛情の賜物ですね。
ホッコリして、時々笑って、時々泣いて。
映像もとても素敵な映画でした。
さらっとしてるけど、もう少し子どもたちが大きくなったらまたぜひ見て欲しい作品です。
日常系母子成長物語
肉子ちゃんとキクリンが、確かな親子になる話。
絵はずっときれいで、キャラクターはずっと生き生きしていて、声の演技がはまってて、作品としての完成度は高いと思います
あとは、ストーリーが刺さるかどうか。
キクリンが多感な時期を成長していくにあたり
妙にリアルなシーンもあって、でも男性は体験したことないような、記憶を引っ張り出されるような気持ちでした。
とはいえ結局最後は肉子ちゃんに持っていかれます。
肉子ちゃんも、母としてひとつ成長して
こうやって親子として成長していくんだなぁ...
見終わってから誰が声やってるか見るのもまた面白いです。
強くお勧めはしないけど、家で見る分には悪くないです。
アニメらしいアニメ
最初は大竹さんの声が
ず~と違和感でした
このアニメの主人公だから
と思いつつもあのキャラ
が馴染まなかった
画風も良くてキクリンも可愛い
主人公以外はstoryも
皆さん達もいい
肉子ちゃんだけが~
で…肉子ちゃんを外して
しまったらと考えましたが
それは。それでつまらないかも
と。これはこれでいいのか
と納得。
キクリンと二宮くんとの
交流がオモシロかった
(変顔含めて)
沢山の人と出会って色々な
世界をみるのもいい
楽しい景色が見えてくる
…肉子ちゃんの愛情とやさしさに
包まれた作品でした
余談…
運動会の頃には肉子ちゃん
のキャラに慣れました
大人のための大人がつくったアニメ
ジブリ風映像に
少々の笑い(吉本)と
少々の感動(親子設定)をいれて振ったら
こんなん出ましたけどー
て感じ。
明石家さんまに大竹しのぶ、cocomiと
どんだけ親子を意識されたかったのかなと勘繰ってしまうが、主演の2人の声優はとても良かったと思う。
キクリンはちょっと大人すぎるね。
子どもっぽい親としっかりものの子の設定はたまにあるけど、なんか観ててちょっと疲れちゃう(そんな、無理しんなやと思ってしまう)。
ジブリは大人も子どももみるけど、この作品は大人向けな気がしました。
子供の時、一人で生きていけると思ってた
ファンタジー漫画じゃない。
この映画は「似てない母娘の日常と隠された秘密」のストーリー。
肉子ちゃんが働く肉屋の大将が、大変いい名言を言うのでメモの準備をしておいて欲しい。
娘のキクリン曰く「不細工でデブで、おもしろくなくて頭の悪い」肉子ちゃん。
確かに肉子が母親だったら恥ずかしいけど、身近にいて欲しい愛されるキャラクター。
波瀾万丈な人生なのに底抜けに明るい!困難を普通に受け止めて(そこがすごい!)自分の力で生きていくとこがかっこいい。
あとは、人が大好き。人から笑われてもバカにされても気にしない。
肉子ちゃんは「普通が一番!」と言う。
その普通って「ごはん食べて、勉強or仕事して、うんこして、寝る」こと。
小学生キクリンが「そんなんみんなしてるやん」って言ってたけど、普通が出来なくなった時、その普通の大切さを痛感する。
小学生女子ならではの交友問題、気になる男の子との関係など、懐かしかったり、いいなと思ったり。
大人びてる子供が壁にぶち当たって、ひとりではない、ひとりで生きていけないことを知る、素敵な映画でした。
色物かと思ったがそうでもなくちゃんとしたアニメーション映画
明石家さんまが企画プロデュース。という触れ込みだったので色物アニメかと思い視聴したが、そんなことはなくちゃんとした映画でした。原作は知りません。逆にそれが良かったのかも?
漁港に住む全く似てない親子の話。主人公の周りの大人たちはみんな優しく成長を見守ってくれる。汚い大人はプロローグに散々出てくるので本編に出さないほうがバランス良くていいですね。事件らしい事件も起きない話ですが地味になりすぎず、作画もきれいで、まとまりのいい作品です。
朗読紙芝居風アニメーション劇
んー、ええ話やのに。既視感強めのの関西はこうでしょ!っていうかステレオタイプかな。
優等生感が強めの作者さんとさんまさんのアップテンポさが相まってる作品
なんだろ、笑いなのに全力すぎて遊びがない時のさんまさんそのまま。明るくポジティブは素敵だけど忙しく走り抜けるから、噛み締める余韻がなかった。
関西って、確かにアップテンポやとは思うけど、後々ゆるゆる噛み締めて味わいたいねんけどね。それがなかったなぁ
まぁ、らしいと言えば、らしい。この手の内容はわざとらしく哀愁押し付けられても、確かにウンザリするかもなぁ。
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