こんなにも君が好きで goodbye mother
解説
Rakuten TVで2021年1月15日から配信。
2019年製作/106分/ベトナム
原題または英題:Goodbye Mother
スタッフ・キャスト
- 監督
- チン・ディン・レ・ミン
- 脚本
- ニイ・ブイ
-
ヴァン(ナウ)ライン・タイン
-
イアンボ・ディエン・ジャオ・フィ
-
ハインホン・ダオ
Rakuten TVで2021年1月15日から配信。
2019年製作/106分/ベトナム
原題または英題:Goodbye Mother
ヴァン(ナウ)ライン・タイン
イアンボ・ディエン・ジャオ・フィ
ハインホン・ダオ
ベトナムののどかな風景、穏やかな空気感に包まれ、激しいドラマもなく、じんわりとした気分になりました。
難しい・・・。まだこの映画の肝、主題を自分は掴めていないと思う。
男は女と結婚し、子供を作ることが親孝行であり、それが当たり前の姿という考えが根強く残る環境で、
やれ結婚はいつするんだ、子どもはどうだ、と全方位から攻め立てられた挙句、
お父さん(?)の命日に公開インタビューでそれを発表させる・・・。
改めて文章にすると眩暈がしますね・・・。自分だったら嫌すぎる。
それに対して主人公・ヴァンが強くほっといてくれ、と言えないのが、いまのベトナムでの空気感なんでしょうか。
ちょっと意外なのが、ヴァンの恋人のイアンがコイ率いる地元のチンピラに絡まれるシーン。
スマホの待ち受けをみて「やっぱりお前らゲイなのか」という仲間にコイが、それは別に問題じゃない(うろ覚え)のようなことを言っていて、
若い人の感覚としては、その程度なのかなという、ほんの少しの救いがありましたね。
あ、でもおばあちゃんは速攻で男同士の恋愛を認めてたね。。
物語としては、あれだけ結婚・子作りと言っていて、イアンとの関係を知ったときも間違いだというスタンスを出していた母親が、二人の幸せを祈っている、とイアン越しではあるが言ってくれたことで、無事、母親の理解を得られたというところが山場なんでしょうか。
認知症の祖母とか、親族内トラブル、家の立ち退き・・・、けっこういろいろな要素が出てきてそれらが同時並行で続き、結果が見えづらいというのもあり、(あっ、なんか終わった・・・)という感じもしました。
ヴァンの公開インタビューの時に「(結婚は)もうすぐです」と答えていたり、
そもそも二人がベトナムに来た理由って法事だと思ってたけど合ってるんだっけ?
なんかずっとは住めないみたいな話もしてましたよね。え?ずっと住むんだったの?とはなったし・・・。
たぶん何点か見落としてたり、知識がない部分があると思う。それを知れば評価はまた変わるかな。
雰囲気◎、だけどストーリーのところでもう一歩刺さらなかった、って感じかな。