ちょっとどうしようかなぁ?って悩んでましたが
評点高めだったので鑑賞しました。
むぐーー。ダンス映像以外の見所がないです。
ダンスの格好良さは横に置きます。
著名なダンサーさんなので。
ですから、出演されてるダンサーさん達の
ファンの方々、興味がある方々はすごく
楽しめると思います。
ダンスに熱い想い燃やす女性が主人公の物語。
いやー、何というのでしょうか。
そのストーリーがあまりに雑だと思います。
人物描写も雑。雑、雑、雑。なんだか怒りが。
いやいや、これは何を見せられているのだろうか?
多分、一人の女性の成長&サクセス物語なのでしょうが、
どうもストーリー展開とそれがリンクしているように
見えないのです。
もっとも大事なユメの成長が見えないのです。
経験がどう実を結んでいくのかが見えないのです。
奇跡的&ご都合主義的な人の繋がりのみで展開していく。
だからどんな結果になってもカタルシスを感じないのです。
さらに、僕はダンス素人だから仕方ないのですが、
最初のダンスと最後のダンスの違いがわかりませんでした。
それも要因の一つかな?
最初と最後の間にストーリーを感じない象徴では?
なので、本当にダンス展覧会みたい。
TV番組の「タモリ倶楽部」みたいです。
東京の様々なダンスを体験!・・・・みたいな(笑)
まぁ、世の中には、少なくとも東京の中に、
こんなにもダンス(商業)の仕事の種類があることが
勉強になりました。
また、ユメの人物設定はちゃんとできているのかな?
って感じました。性格設定も。
多分学生ですよね?だったらTATOOは消さないと。
あの家庭環境で上京したてで、「え?」ってなります。
少なくとも序盤はファンデで。
カナダ人の監督さんだからTATOOに関しての意識は
日本とは異なるのでしょうが、日本舞台にするなら
その点も配慮欲しかったですね。
また、ダンスにかける情熱を「死んだほうがマシ」だけじゃ
語れないし伝わらない。
小さい部屋とおにぎり&カップラーメンだけじゃ伝わらない。
あまりに世間知らずっぽい感じ、けど初対面で仲間に
なっちゃうとか、酒で失敗しがちとか、けど家出しちゃうとか
ストーリー進めるために都合良い性格になっているような
気がします。ユメがどういう人物なのかわからんのです。
よって入り込めないのです。
この監督はなぜ日本人で日本を舞台にして
撮りたかったのだろう?わからん。
まぁ、表現者として撮りたかったのでしょうね。
残念な「あるダンサーのラッキー話」映画でした。
僕は楽しめませんでした。