「敗戦国の宿命」ホロコーストの罪人 ノリック007さんの映画レビュー(感想・評価)
敗戦国の宿命
原題は、「Betrayed」で「裏切られて」です。
邦題は、「ホロコーストの罪人」です。
映画には、ヒトラーの写真は出てきますが、邦題に「ヒトラー」という単語が入らなかったのは良いです。
原題の方が、ユダヤ人の気持ちを表しています。
歴史を淡々と描いているので、ホロコーストについて、興味がない人は、寝てしまう映画です。
実際に、映画が始まると早々にいびきをかいて寝ている観客がいました。
この映画に興味のない人が勉強のためとか、教養のためとかで鑑賞しない方が良いです。
多くのナチスに関する映画が公開されてきました。
ナチスに関する映画をよく見る人にとっては、貴重な事実を知ることができる映画です。
リトアニアは、17世紀にスウェーデン軍によって、壊滅されました。
リトアニアは、ロシアに占領されました。
ドイツとロシアは、19世紀に戦争が行われ、リトアニアから多くの人が移住しました。
ブラウデ夫婦は、リトアニアからノルウェーへ移住しました。
ブラウデ夫婦が、ノルウェーからスウェーデンへ逃亡したくない気持ちにも歴史があるということです。
主人公は、移住した親の子供ということで、移民第2世代です。
主人公は、ノルウェーで生まれ、育ち、ノルウェー代表のボクサーとして、スウェーデン代表として試合で勝利し、ノルウェー人と結婚するなどして、ノルウェー人という意識が強く、移民であるユダヤ人である意識が薄いです。
主人公の親は、ノルウェー人である前に、ユダヤ人であるという意識が強いです。
ノルウェー人は、移民であるユダヤ人に対する反感を持ちました。
今でもノルウェー人は、移民に対する反感があることは、映画「ウトヤ島、7月22日」の事件についての背景を調べればわかります。
ナチスは、ノルウェーへ侵攻し、占領しました。
この経過については、映画「ヒトラーに屈しなかった国王」を鑑賞するとわかります。
一部のノルウェー人が、ナチスに協力しただけで、ノルウェーに住んでいる全てのユダヤ人を集めて、強制労働させ、アウシュヴィッツへ移送させます。
アウシュヴィッツについては、映画「アウシュヴィッツ・レポート」を鑑賞するとわかります。
些細なことで、生死を分けるということは、映画「ヒトラーを欺いた黄色い星」を鑑賞するとわかります。
ナチスに、敗戦し、占領され、親ナチス派の政治家や警察官のノルウェー人が、ノルウェーを支配したということです。
日本も、敗戦し、戦勝国である米国や中国の言いなりになり、親米派、親中派という日本の政治家達が、日本を支配していることを痛感しました。
パンフレットは、良くできています。
ストーリーも、人物関係も、キーワードも、歴史も、解説もよくまとめられています。
理解できないことがあるなら、パンフレットの購入をお勧めします。
以上。いや、もう一つあったかな?
ファイザー社製新型コロナワクチンの第二回目の接種を終えました。
新型コロナウイルスに感染することなく、ファイザー社製新型コロナワクチン接種を終えました。
今後も、新型コロナウイルスの感染防止に努めます。
新型コロナワクチンを接種する人が増えることを願っています。