地球で最も安全な場所を探して

劇場公開日:

地球で最も安全な場所を探して

解説

世界各地の原発から出る“核のごみ”の処分場を巡る問題に迫ったドキュメンタリー。この60年間に蓄積された高レベル放射性廃棄物は、世界で35万トン以上にも及ぶ。それらは数万年にわたって安全な場所に保管する必要があるが、その施設が十分に整備されないまま、廃棄物は世界中で増え続けている。イギリス出身・スイス在住の核物理学者で、廃棄物貯蔵問題専門家としても高名なチャールズ・マッコンビーが、アメリカのユッカマウンテン、イギリスのセラフィールド、中国のゴビ砂漠、青森県六ヶ所村、スウェーデン、スイスなど各国の最終処分場や候補地を巡り、この問題に真正面から向き合う姿を追う。監督はスイス出身のドキュメンタリー監督エドガー・ハーゲン。

2013年製作/100分/G/スイス
原題または英題:Journey to the Safest Place on Earth
配給:きろくびと
劇場公開日:2021年2月20日

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映画レビュー

1.5内容期待したが、単純に世界で廃棄場を探し回るだけの映画だった💦

2021年4月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

原発核廃棄物の処分土地探しの映画。
地球にもっとも優しく無いゴミの話となります。

ヨーロッパには詳しく無いけど、スイスなんかはアルプス山脈ふもと等では、電気自動車バス必須など謳い文句にしているから、「環境に優しい国なのか。」と思いきや、原子力発電所を昔から持っていて、核廃棄場で頭抱えているなど、日本では表沙汰にならない海外の過去歴史など鑑賞出来て勉強にはなる。

全体としては学者達の全世界核廃棄物処理土地探しの話が続き、しっちゃかめっちゃかである。

特に原発の持たない国オーストラリアが、核廃棄物の処理土地には打って付けと言う事で標的にする学者達の姿は滑稽。
そりゃ非難されるよ💧何故他国の核廃棄物を持たなあかんねん💦と。

日本で言えば青森、六ヶ所村が出ますが、反対派の姿が出てすぐ終わり。

本当に廃棄物は廃棄物のままなのだろうか?
これしか方法は無いのだろうか?

地球の穴探しに特化した映画でした。
淡白で残念💦

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巫女雷男

地球は人間の面倒を見ない

2021年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

トイレを探す話

本作はほぼ中立で原発推進派でもなく排除派でもない。
ただ安全な核廃棄場所が有るのか無いのかを追い求める。

10万年も地殻移動も水の侵入もなにも起きない場所って存在するのだろうか?
10万年後の地球を想像し現在の問題を解決しようとする姿はいたって真面目だが、どこか虚しい。

地球上に人類が存在する限り見つからない気もする。
人類が居なくなれば何処に核廃棄物が有ろうが気にする者は居ないだろうから。

原発は便利だけれど、無い方がいいんだろうな。

ネイティブアメリカンの神話が興味深かった
3つの河は人間の面倒を見ると創造主に約束した話。
わがままで貪欲で手が付けられない人間。
私が河なら創造主に送り返したいと思います。

中国が無理やりにでも廃棄施設設置をするようだけれど、一番最初に後悔するのは中国だろうし、とばっちりは食らいたいないな。

トイレになりたいのならなればいい、トイレに人が住めるかどうかはわからないけれど。

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劇中セリフより

「500m掘るから大丈夫だよ・・・」

掘るのは肥溜めかそれとも墓穴か、いずれにせよどこまでも深く掘るべきだろう。

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フリント

4.5知るべき事実がたっくさん!

2021年3月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

本作、日本全国ロードショーすべきですよ、いや、しなければなりません。
原子力発電所が多く存在し、原発で大きな事故を経験している国であれば、なおさら知っておかねばならない事実が描かれています。

本作のタッチはドキュメンタリーとしては好感が持てます。なぜなら、原発の良し悪しを論ずるのではなく、ただただ現実を映し出し、観るものに考えさせる機会を与える作品となっているからです。この現実をあなたはどう思いますか?という風に。

「トイレが無い家」

なるほど!わかりやすい!
僕はこの言葉だけで、今の状況が異常であると認識できました。

人間が生活する場所として、生きていく中で発生する排泄物を処理できる場所があるから人は住めます。生活の中で出るゴミを処理する場所があるから、我々は生活を
続けられるのです。この当たり前の事に関して、世界の各国で取材し描いています。

この作品の製作者並びに監督は<大上段に構える原発反対論者>ではないのだろうと思います。
それは冒頭の入り方にあらわれているかな?と。反対でも賛成でもなく、我々人間の生活圏、生活環境の不整合を明らかにしているだけなんですよね。

本作で描かれる主要な科学者は、科学者として正しいですよね。彼には主張とそれに沿った依頼があり、あくなき探究心でそれを具現化しようとしています。狂信的ではなく科学者、研究者としての良心を持っている方です。ですから、ちょっと安心しました。
某考古学者のようなニセ発掘はしない人なんでしょうね。

ですが、ぼくは本作でその方々は何のためかなやっているんだろ?と思うわけです。確実な回答が得られる確率がすごーーーく低いと思われることに何故邁進するんだろう?と。彼らの頭脳と知識とこれからの時間、彼らの働きに投下する資金を使えば原発に頼らないエネルギー開発できるんじゃないの?と思いました。

本作観て、僕はモヤモヤしてた原発に対する意見を持つ事が出来たと思います。非常に良かったです。

本作、エンドロールが終わっても席を立たない方がよいです。重要なメッセージが出ます。

傑作でした。

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バリカタ

4.0核のごみとの永遠の戦い

2021年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

とてもよくできた映画である。廃棄物貯蔵問題専門家としても高名なチャールズ・マッコンビーの取り組みを追ったドキュメンタリー映画。10万年先にも安全な核のごみの処分地はどこにあるのか世界中を探索する。人が絶対入らない、地形が変化しない、水が入り込まない。そして、地域住民の合意。
戦後に原発が作られ、人類の歴史の長い歴史の中ではほんの少しの時間しか経っていない。その間に生み出された自然界にない多量の「核のごみ」。ほぼ永遠に閉じ込めることなんてできるのだろうか。
処分地を他国に求めるのか自国のみで確保できるのか。原発をこのまま続けることのツケの解決の糸口はまだ見えない。

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M.Joe

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