竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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ベルの歌に3度泣いた
最初から作り込みが凄く、飛ばしていて
ベルの設定も歌も最高によく、劇中3度 歌で泣けた。
竜の正体以降から、最後までが
「時間か、お金」がなかったのか、流れに無理を感じて少々白けた。
良い声優でまかなえたのではないだろうか
凄い俳優の無駄遣いにも、少々感じる。
仁淀の学校かな?
「僻地って最高だ!」と、表現して欲しかった。
今からは、コロナでも「仕事」も「病気」も平気な、限界集落など 自然いっぱいの
地方の時代です。
しかし、感動のすごい歌姫をありがとう!
2つの現実と人を歌で繋ぐ
ミュージカルではないですが…。
劇場に足を運ぶつもりはなかったのですが、紆余曲折あり、ムビチケを購入したもので観に行ってきました。
中村佳穂さんの歌声が素晴らしいとはお聞きしていたのですが、ここまで歌が多用されているとは思ってなかったんです。
ミュージカルというわけではありませんが、ミュージカルが苦手な僕には、やっぱり少し苦手な部類だったもので、スコアは少し低めになってしまいました。
噂通り、中村佳穂さんの歌は素晴らしいものでしたし、映像も綺麗でしたし、設定は悪くなかったと思います。
ただ、かなり御都合主義的な展開ですし、少し強引過ぎる感じがしますね。
(あそこまで竜が気になった理由や終盤の展開〔特に単独行動だったのはかなり不思議ですね]そして何故かタイミングがピッタリΣ( ̄。 ̄ノ)ノだったりetc)
なので、次回はおひとりではなく脚本はどなたかと共同で書いた方が良いような気がしました。
更に言わせて頂くと、声を担当された方の多くが俳優さんで、その中には勿論、主演を務められた中村佳穂さんのように違和感なく演じられた方もいらっしゃいますが、微妙な方もいらっしゃったのが個人的にマイナス要因でした。
中村佳穂さんを抜擢されたのは大正解だと思いますが、その他は声優さんにお任せした方が無難に纏まったのではないでしょうか。
やっぱり“餅は餅屋“だと個人的には思っています。
ディスるようなレビューになってしまいましたが、細田守監督の作品、嫌いではないんです。
なので、次作も頑張って今作以上の作品にして欲しいです。
また塗り替えられた細田守の傑作
これつくった人大丈夫?一回座るか?
タイトルと内容の違和感あり
細田作品は好きでは有りません。
コンセプトは良いのだけどどの作品もラストが消化不良になる話なので…
今回は観るつもりは無かったのだが、先日テレビの「スッキリ」で特集をしていて、作画が元ディズニー作品のクリエーターである事と、冒頭の数分間の映像を観て惹かれたので観ることにしました。
そのスッキリの特集の中で細田監督の「間を大切にしている」の話があり、編集の作業で元のシーンを1.5倍にして間を作るエピソードが紹介されていました。それは映画の中でここぞのシーンではなく何処もかしこもそんな感じなので観ててもの凄くテンポが悪かったです。
そしてレビューをパラっと見るとよく出てくるワードの「美女と野獣」…私は元々ディズニー映画好きなので美女と野獣は何度も観ている。その上で映画の途中で思う。
何を観せられているのだ?
…と
今回はラストはそんなに悪くは無いと思うが、その代わり中弛みが酷すぎで映画の途中で飽きてしまいました。
昨今手の込んだストーリが多い中、このストーリー構成はダメダメでしょ!別にあっと驚くものを求めるわけでは無いけどテンポよく作ってもらいたかった。
ストーリーが本当に未熟でした。
音楽は惹かれるものも無し、曲はベルが歌っているから素敵に成立しているだけでした。
主人公の声と歌だけは良かったので星は2個にします。
もう細田作品を映画館で観る事は無いでしょう…
映画館の音響はすごい
色々詰め込んだストーリー
世界中の「すず」へのエール
パクリ
キャラクターの関係性が薄い
個人の感性で差が出る映画
私からするととっても素敵な映画で、映画館で涙を流しました。
壮大な歌に世界、その中でもがき苦しんで自分の光や意思を見つけていく主人公。
ストーリーがわかりにくいと批判されている部分もありますが、面白い映画はただ単に『わかりやすい映画』だとは思いません。
キャラクター達の関係性や台詞が曖昧な分、そこは自分で解釈して自分で考えて楽しんでく映画なんじゃないでしょうか?
舞台となっている仮想空間(インターネットの世界)も、全員が同じ気持ちや用途で使用しているわけじゃありませんし…観る人個人の感性や今まで培ってきた経験、想像力などに評価がゆだねられる作品なのかな、と思いました。そこもまた面白いですね。
(※評価が低い方を馬鹿にしているわけではありません。映画や楽しみ方に対しての価値観は人それぞれなので)
傑作とはこういいうことか
ミュージカル作品はオペラもそうだが話が単純になりがちだ。細田作品は緩急を使い分ける。
特筆すべきは前半の回想シーン。子供と親が過ごす何気ない、けれどかけがえのない触れ合いのシーンをゆっくりと見せていく。このうまさったらない。
そして高校生の部活動を描くシーンのディテールは、その細やかさ甘さだけでなく、一瞬で見るものを高校時代の切ない思い出の中に引き連れていく。
美女と野獣のオマージュになると絵のタッチがその時代のものになり、当時のCGの質感まで再現してくる。
何より細田作品の中でもこれまで主人公におわせてこなかった生きることそのものへのトラウマに向き合わざるをえないこと、そしてそこへの解決の糸口。
カタルシスはネット内でのマスであるアバターとの意思の交換に持ってくるのかと思いきや、現実へと引っ張り戻して完全な解決に持ってくるわけではない。
ネットのなかを肯定も否定もせず、嘘を言ったり、人を傷つけたり、誹謗や中傷のある世界そのものをたんたんと描く。だから、こうあるべきなのだという善をとくのでもない。
しかし、はじめから最後まで、スローパートからオマージュ、トラウマを受け入れるところまで、完全なる解を提示していない。
そしてだからそれが良い。
傑作とはこんなふうに作られるんだと、ほんとにほんとに感じた。
なにより、歌が上手い。うますぎる。
アニメってここまでできるんだとも思うし、これまで女性の描き方に批判を受けることもあったが、その段階は突破したのだ、と思わされた。
スクリーンで観てこその作品
心を吹き抜ける爽やかな疾走感。そして歌声
不満はたくさんある。
Belleになるまでの過程や、竜が暴動を起こす動機、クライマックスも含め過不足な描写が多く「なんでそうなった?」「ちょっと無理がある」と思ってしまう。
特に美女と野獣パートはあからさますぎて冷めた目で観てしまったのは事実。
それらを踏まえて高らかに宣言する。
「この映画が大好きだ!」
映画を何故作るのかと言ったら監督の創作意欲を満たすため。映画を何故観るのかと言ったら非現実的な体験をするため。
監督の脳内、妄想、創作を楽しむのが観客の楽しみだ。
細田守はこの期待に見事応えてくれた。
確かに他の人がいうように細田守のやりたい事を詰め込んだかのような脚本だけど…
それがどうした!監督がやりたい事やってるんだから面白くないわけないじゃないか!
最初にあげたような不満は多々あるけれど、その穴を埋めるかのように映像、音響、編集、演出がビシッと効いていて、不満を感じても激流のように展開される世界に流されてもはやどうでもよくなる。
しまいには流れが速すぎて不満を感じる間もない。速すぎるといっても観客を置き去りにさせないところは細田守すげぇなってなる。
というのも久しぶりに「ここは映画館だ」ということを忘れ、スクリーンに没入した。まさに自分がUにいるような感覚に陥った。
映画とは、アニメとは、夢を与えてくれるもの。
暗い世の中で忘れかけていた興奮を思い出させてくれた。
心を吹き抜ける疾走感は私に輝く夏を寄越した。
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