「まさにフクロウみたい」サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ ふっくるんさんの映画レビュー(感想・評価)
まさにフクロウみたい
私は、聴力を失った男性が、元には戻れず、
彼女とも別れ、インプラントの手術をしたものの結局は聞こえない世界で生きる姿に、元には戻れなかったと悲しくなりました。
しかし、一緒に見ていた人は、
最後彼が晴れ晴れした顔をしていた姿から、再び歩き出す印象を受けたそうでした。
自分の感じたことは否定しませんが、
私は自分の視点(もし自分なら)で、
彼がかわいそうだ。と思いながら見ていたが、友人は彼の視点で映画を体験していたのだなと思った。
彼のフクロウのような
何か薬をやっていた、やっていそうな
顔つきからだんだん変わる演技がすごいなと思いました。
また、映画館でオデッサという?すごいところで見ましたが、
逆に音が大きすぎて、耳が痛くなってしまいました。
それでも、聞こえなくなる時
正常に聞こえている時
静寂
その違いがよく分かり、帰り道では耳をいろいろな音に傾けたくなりました。
自分が、当たり前に聞こえていることに感謝です。
静寂は自分を包み込んで許してくれる。
人にそれを求めるのじゃなくて、
周りの静寂は、いつでも私を許してくれているのだということに気づきました。
コメントする