ホムンクルスのレビュー・感想・評価
全127件中、101~120件目を表示
原作のポイントを活かしつつ、映画オリジナルの解釈と構成に清水崇監督の復活の狼煙が感じられますw
映画化を知った時から気になっていた作品なので鑑賞しました。
特別鑑賞料金の1,900円で何故か割り引きが効かないのが謎ですがw
で、感想はと言うと…結構面白い。
清水崇監督作品と言う事で、「樹海村」の不安が拭いきれなかった部分もありますがw、原作の雰囲気をきちんと活かしつつサスペンス・ホラーとしてちゃんと踏まえています。
頭蓋骨にドリルで穴を空ける際の"チュイ~ン…ゴリゴリゴリ…"と言う、歯医者の治療を思わせる、あの不快感な音はやっぱりゾワッとしますw
脚本をメインで担当されている内藤瑛亮さんは「先生を流産させる会」「ミスミソウ」「許された子どもたち」と言ったショッキングかつ観る側をキリキリと突き詰める怖さを醸し出す作品を幾つも担当されているだけにそれが功を成していて、かつ清水崇監督独特の怖さを良い意味でミックスされています。
ただ、伊藤のマンションの螺旋階段なんかの描写は「らせん」の飯田譲治監督っぽいかなw
ネタバレ全快になりますがw、最初に難点を言うと、綾野剛さんの演技力は流石なんですが、主人公の名越としては些か重い怖い感じで重怖いw
もう少しライトな部分があっても良いかなと思います。
特に回想シーンのグラサンをかけているのとかは「ヤクザと家族」感満載w ラストのセリフも低音が効き過ぎていて、復讐の旅の始まりに感じますw
また、記憶を失くしたと理由もちょっと不明瞭かな。
謎の女役の岸井ゆきのさんは童顔でコミカルな部分が活きる方なので、ちょっと合わないと言うか岸井さんの良さが活きない感じもあって勿体無いかな。
「愛がなんだ」のテルコや「浦安鉄筋家族」の大沢木 桜なんかが個人的には真骨頂かなと思ったりします。
山本英夫さん原作のある意味伝説的な作品で、原作を読んでた者からすると実写化は難しい作品でかなり尖っている。
山本英夫さんの作品って「のぞき屋」や「殺し屋1」と割りと尖った作品が多いんですが、この作品は「殺し屋1」と同じぐらいに尖ってます。
なので映画化の話を聞いた時に「えっ?マジで??」と思いましたw
トレパネーションと言う医療的治療ではないオカルト要素満載の施術は扱うテーマとしてはかなり危険。
いろんな尖りテーマ作品が多い中でもヤバイ感はダントツではないでしょうか?
そういえば「殺し屋1」でも身体改造が取り上げられていましたが、山本英夫さんってこういうなのが好きなんですかねw
原作はかなり以前に読んだっきりなので所々うろ覚えの部分もありますが、単行本全15巻の作品なので、忠実にする事は結構難しい。
原作は作中での時間がかなり長い期間を要しているし、ラストに近づくにつれ、かなり哲学的な要素も含まれる。
そうなると1作で完結させるのは難しいだけに映画オリジナルでの設定で簡潔にさせているのはそれなりに致し方無し。ただホムンクルスの面白さを原作に見出だしている方には評価が分かれる所ではありますが、割りとバスッと割愛しているのは個人的には観ていて特に問題無し。
これはこれ。それはそれ。的な感じで上手く映画オリジナルの要素が出ているかと思います。
出演は綾野剛さん、成田凌さん、岸井ゆきのさん、石井杏奈さん、内野聖陽さんとなかなかなキャスティングで岸井ゆきのさんと成田凌さんのコンビは「愛がなんだ」やん!とちょっとニヤッとしますw
また、組長役の内野聖陽さんは結構贅沢ですw
綾野剛さんの名越役は最初にも書きましたが、些か重怖いがしますが、それでも流石の一言。
作品の得体の知れない怖さ感は綾野剛さんあってこそ。
時折豊川悦司さんに見えるのはご愛敬w
成田凌さん演じる伊藤が良い感じなんですよね。原作では女装癖のあるキャラですが、何処か中性的な要素もあり、かなり良い感じです♪
個人的には名越の左目から見える異形のイメージがもっと得体の知れないグロ怖い感じでも良かったかなと思うし、その描写がもっとあっても良かったかなと思います。
それでも綾野剛さんの名越は良いキャラ。
最初のシーンでの車内で寝ている際に親指を加えているのは、まっさらで無垢であり、何も持たない事を暗示させているし、それでいて金持ちのホームレスと言う矛盾がアンバランスさを醸し出している。
この辺りも「殺し屋1」の垣原役を演じた浅野忠信さんを彷彿しました。
「DAY 1」と表示されるのも何処か「リング」の様な先行き不安の怖さもあるし、ホラーテイスト感もあって、清水崇監督の復活の狼煙はもうまもなくではないかとw
何よりもノリにノってる綾野剛さんの勢いが良い。
個人的には綾野剛主演作は「そんなに」ハズレは無いかと感じますが如何でしょうか?
怖い、グロい、キモい、オカルトテイストが好きな方には結構お勧めな作品ですので、ご興味がありましたら、是非是非です!
マンガがよりマイルド
マンガをずっと読んでたんですけど、途中で重すぎてついていけなくなりやめてしまいました。映画は世界観そのままで見やすいです。でもイメージは同じです。こういった世界観に抵抗なければ見るべきです。おそらくずっと自分の中に残ると思います。
綾野剛の人間的な迫力で概ね楽しめた
インターネット予約の段階で先ずあれ?と思った。一切の値引や割引を拒否して特別価格1,900円となっていたからだ。どの劇場も同じ1,900円だったから、作品の方で一律の価格にしているということだ。配給会社のエイベックス・ピクチャーズの戦略なのだろう。定価でも興行的に採算が取れると踏んでいる訳だ。それだけ作品に自信があるということで、観客としてはお手並み拝見となり、ハードルが上がる。
結論としては、配給会社みずからハードルを上げたのも頷ける面白さだったと思う。理由はふたつ。ひとつは原作の漫画のアイデアで、読んでいないが本作品にその面白さがストレートに現れている。そのアイデアのルーツを辿ると古くはルネッサンスの錬金術師のホムンクルスという発想に至る。それだけ歴史のあるアイデアが面白くないはずがない。
もうひとつは登場人物のユニークさで、それを見事に表現した主演の綾野剛と相手役の成田凌の怪演に尽きる。綾野剛は2017年の映画「亜人」の不死身のテロリスト佐藤役でも鍛えられた肉体を晒していたが、本作品では更にボリュームアップと同時にシェイプアップして格闘家のような見事な筋肉を披露している。生半可な鍛え方ではない。どこまでストイックな俳優なのだろうか。いまこの時間も、どこかのジムでトレーニングしているか、どこかの道を走っているに違いない。
成田凌は「スマホを落としただけなのに」のエキセントリックな役を思い出す。本作品では同じエキセントリックでも微妙な違いがあって面白い。なんでも出来る俳優である。
内野聖陽は流石に演技派の俳優だけあって、コミカルな演出にも100パーセント対応。こういう場面はシリアスに大真面目にやるほど面白いということをよく心得ている。
石井杏奈には気の毒なことをした。これから当分はこの女優さんを見るたびに、あの砂の陰唇を思い出すことになりそうだ。しかし場面で言えば、石井杏奈の場面が一番面白かった。R15でなくて大丈夫なのだろうか。
ホムンクルスが見る人間の本質がステレオタイプだったことと、終盤にやや説教臭い場面があって、そこだけが少し興醒めだったが、綾野剛の人間的な迫力で概ね楽しめた。もう一度観たい気がする。
クレアボヤンス
新宿中央公園の前に軽じゃない時代のキャロルを路駐して寝泊まりする、ブラックカードを持つホームレス男が、穿頭手術を受けて人の持つイメージやトラウマを視認出来る様になる話。
記憶喪失で感情の殆ど無いホームレス男が、突然現れた研修医から生きる理由を7日間あげると言われ、トレパネーション手術を受けて巻き起こっていくストーリー。
突然みえる様になり街中でパニックを起こす主人公…からの能力の説明を含むわかりやすいヤクザとの話に始まり、砂の女へと展開していくけれど、砂風のCGで描いた描写とはいえ、これPG12で大丈夫ですか?という生々しさ(゜д゜;)
しかも何となくしかトラウマが判らないし。
そしていよいよ、主人公に絡む話に展開していき、話自体は結構面白かったけど、今ひとつしっくり来ないというか、2人が被るのは腑に落ちない。記憶無いんじゃなかったっけ?
ラストにトラウマをみせる人物もエピソードが弱過ぎるし、もう少し畳み掛けて欲しかったかな。
特別興行1900円って何?小さな抗議で星半分に
初めに、、、映画は良かった。
迷っている方は是非劇場へ!
公開劇場少なめだけど。劇場にも感謝。
原作は当時スピリッツで読んでました。
不思議なストーリーと絵で、ちょっと気持ちが悪いという印象です。右目をおさえる格好とが今でも印象的です。
その不思議な雰囲気を見事に再現されていてびっくりしました。そうそう!こんな感じ!
最後は覚えていなかったので最後まで楽しめました。
実写化不可能とはまさにこれのこと、主人公が見る世界の再現は難しいと思います。単にCG・VFX使えばいいということでもないので。
特に、初めに異形が見えた時のシーンはとても大切ですが、CGがしょぼい、、、日本映画ではこれが限界か。と諦めましたが、後半は良かった。全部にお金はかけられないのだと、思い知った。
それでも、清水監督のホラー映画のような独特な雰囲気と、光の使い方も良かった。
また、演者もさすがです。綾野剛も岸井ゆきのも良かったけど、やっぱり成田凌が圧巻。ついこないだ「まともじゃないのは君も一緒」と全く違うサイコな演技。素晴らしい。
ちなみに、エンドロール後も是非見て欲しい。
エンドロールの曲もかっこいいけど、あのオーバーラップはもう一度見たい。
私の見た劇場では、中央でバカップルが、2人で携帯いじってて、通知のたびにフラッシュチカチカしてマナーの悪さにイライラしていた。そんなにスマホが見たいなら、せめて最後列の端に座ればいいのに。
こういう自己中はエンドロールで出ていくもの。注意も出来なければ、スタッフにチクることも出来ず、、、
エンドロールの後に映像があると、「ざまぁみろ」と、こちらの気持ちがスッキリする(笑)
あと、「特別興行1900円」ってなんだろう?
これがNetflixのやり方?エイベックスのやり方?
レイトショー見に行ったのですが映画館の人も「申し訳ありません、これは特別興行で、、」と平謝り。見に行った私も、映画館の人が悪いわけでは無いのに、なんか申し訳ない。映画館と観客が後味悪いな、、、
これまでも1部のアニメとかではあったけど、これが普通になれば映画業界は衰退するでしょうね。
特別料金ならもっと分かるように告知して欲しい。こういう騙し討ちみたいなやり方は酷い。
(ちっぽけな)抗議込めてマイナス星ふたつ(T_T)
チョット難しい
ストーリーはおおむね理解でき面白い映画ですが、実はもっと深いところでの世界観と言うか、物語みたいなものが理解出来る人は、もっと面白く感じる事ができる作品なんだろうなって思う映画でした。
残念ながら、途中左目だけで映画を見て見ましたが、僕にはそこまでの理解は出来なかったです。もう一度見ればもしかしたら分かるかも?と思いました。ここは、理解出来た人と出来なかった人でこの映画の評価(星の数)が分かれるところだと思います。
成田凌の登場は凄く良かったです。猟奇的なキャラが最高です。が、途中普通の人になったのが、少し残念ですね。後半、元の猟奇的な人格に戻りましたけど、、、。
最後の方のベランダでの事故の回想シーンは同じような映像が繰り返されていたので、チョット間延した感じがありました。重要シーンというのは分かるんですけど。
ヤクザの親分の指が作り物っぽかったのもチョット残念ですね。子供の頃の釜の話もちょっと無理があるように感じました。
女子高生のストーリーで気になったのは、車の外まできたのは、女子高生のお母さんだったのでしょうか?(たまたま、車のところまで来たの???)
もう一点は、綾野剛はなんで女子高生に入れたのか?その後行為をするでもなく???よく分からなかったですね。
成田凌…『現代人のホムンクルスを表現できる役者』説
成田凌さん、凄すぎる❗️
でもその前に、マズロー先生、あなたも凄すぎる❗️
先生の唱えた『欲求5段階説』の要約は大雑把には下記のようになりますが、最近はマーケティングや人事評価などでも応用されてると聞きました。確かにこの理論の汎用性の高さは心理学素人の私でも分かるほどです。
4の「承認欲求」については、『まともじゃないのは君も一緒』のレビューでも触れましたが、こちらの映画にも成田凌さんが出てます。
今の時代のひとつの表象(時代のホムンクルス)を語るのに説得力のある役者、という観点からは、決して偶然などではないと思います。
【欲求5段階説】
1.生理的欲求(食欲・睡眠など生命を維持するために必要な欲求)
2.安全欲求(家庭の経済状況など安心して生活するために必要な欲求)
3.帰属やふれあい(愛)などの欲求(家族・仲間などの集団に属し、他者と関わりたいという欲求)
4.承認欲求(自分を認めたい、帰属する集団や他者から認めてもらいたいという欲求)
5.自己実現欲求(ありのままの自分で創造的な活動をしたいという欲求)
最近は自己実現を果たした人たちが目指す、さらにもう一段上の『自己超越』という領域についての説が色々と語られているそうです。
貧困や児童虐待などで、1〜3の殆どが満たされていない方々が少なからず存在する現実はとても痛ましいことですが、それらが満たされていたとしても、4や5については、社会に参加しているあらゆる世代の殆どの人が(程度の違いはあっても)色々な形で希求し、渇望していると思います。
イイネ❗️が欲しい。
メールやLINEの返信がないと不安。
そんなこんなで、心当たりのない人はいないと思います。
なぜ自分を認めてくれないのだろう、と求めてばかりいると、どこかで心が歪んでしまうことになるけれど、〝自分の周囲に存在する人の、愛すべきところや自分にない持ち味(決して長所だけに限定するのではなく)を見つけて、感謝や敬意の気持ちを惜しむことなく言葉にする〟……そういう習慣の身についた人がこの世の中に一人でも多く増えてくれれば、今よりは少しだけ生きやすくなるのではないでしょうか。
【ちょっとネタバレ】「セブン」の影響あり?後半、記憶喪失から蘇る過程がチト長い。そこまではテンポが良い。面白い。
特別料金@1,900円だけあって、赤い綾野剛のクリアファイル付き。大スクリーンで30名ほど。公開2日目2回転、昼と夜1回だけの、土曜日夜の興行としては大入りとはいえない。それなのにパンフレットが売り切れってどういうこと?不思議。発注見込みのミス??
冒頭の室内描写等シーンと、日付を一週間に分ける構成は、90年台のブラッド・ピット、モーガン・フリーマンの知ってる人は知っている名作「セブン」の影響は間違いないとみた。ただ、この映画は「セブン」程後味悪くないので心配ご無用です。
記憶喪失の車上生活者、綾野剛が頭蓋骨切開手術トレパネーションを受け、第六感だかに目覚めて、人の深層心理が視覚化されるのだけども、
前半の謎の仕掛け屋、医者のドラ息子。鼻ピアスの成田凌とのかけあいがテンポよく進んで面白い。
成田凌の中性感がハマってなかなか良い。
砂の女の女子高生、少年時代のキズを負うヤクザ。最終的には成田凌演ずるチャラい医者の少年時代まで念視するのは良い。不思議感が良い。
面白い。
ただ、綾野剛の記憶が戻り、妻が流産かなんかしてそのいざこざ途中で交通事故に遭い、その加害者側女性を死んだ妻の奈々子(こっちも記憶喪失)と思い込む後半はチトダレた。回りくどくて疲れた。
それだけ原作漫画が複雑なのを無理くり1話完結に持ち込んだチカラ技感ありあり。
エンドロールの後も漫画とコラボって芸が細かい。まあ原作漫画知らない人の方が謎の念視ホムンクルスを不思議感覚で楽しめて良い。最後の力技完結感さえなければ、なかなかの意欲作、力作です。サイコな感じでオススメします。
清水崇監督が占いしてみた。
記憶をなくしてホームレスをしている男が頭蓋骨に穴を開けることで人の心が具現化されて見えるようになる話。
.
名越が見えている他人の様子がもう清水崇という感じなので、初めて左目を使うシーンでネタなのかなんなのかよく分からない映像が出てくるのが、それまでの流れがよかっただけに、あぁやっぱり清水崇監督だとなる(笑).
.
この人の心の内面がその人の容姿に影響されて見えて、その人の心を癒していくって完全に占いと同じなんよな。客観的に見たらただのヤバい占い師っていう。しかも心を癒すフリして女には手出す悪徳占い師にしか見えねええ。
.
特に自傷癖のあるJKとの件は、「本当はお前こういうのが好きなんだろ」と言わんばかりの、下手したらただのレイプ魔の都合の良い言い訳にしか聞こえん。でも名越は自分の都合の良いようにしかものを見てないって言われてて、あながち本当に自分の都合良く解釈してるだけなのかも?.
.
相変わらず成田凌最高だった。あと綾野剛って、まじで綾野剛じゃない顔する時あるから怖い(最高という意味です).
.
漫画は漫画のままが良い
トレパネーション(=頭蓋骨に穴を開ける)手術によって、人間の深層心理(トラウマ)が見える様になった男が、心に闇を抱える人間と交わりながら失っていた記憶を取り戻す
テーマはとても面白そうだったが…
左眼で見えるというトラウマが、ほんの些細な事だったり解読不能だったりで消化不良というのが感想かな。
トレパネーションに拘るサイコパス研修医のトラウマが、幼少期の父親の無関心でしたって、何かスゲー普通じゃん…
それと日本人が演じるサイコパスって、見るからにヤバい奴で欧米人みたいにオーバーな仕草ってのが定番になってるけど、何かしっくりこないだよな…
金環日食
予告の鮮烈な映像美に多大な期待をしての鑑賞。冒頭シーンやホムンクルス描写、グロテスクなシーンにはこだわっていたようだったが、そのほかの映像やテンポが思いの外"ふつう"でがっかり。
予告編から、鮮烈な色使いやテンポとかっこよさを詰めた音楽などを想像してしまっていました。
そしてそのホムンクルス描写やグロテスクシーンの丁寧さのわりに、各エピソードが弱く、演出が先走っていた印象。原作未読なので詳しくは分かりませんが、やはり漫画を2時間の映画にまとめるには厳しいものがあるな、と。
各俳優陣の演技は素晴らしかったです。綾野剛さんの徐々に感情を取り戻していく演技がとても自然で、反対にずっと感情豊かな成田凌さんが食らい付いていく感じがとても良かったです。
個人的に1番好きなシーンは、電話で名越が伊藤を問い詰めるシーン。観客にとっても、深まっていく謎をより深めていく伊藤の抽象的なセリフが観客をよりざわざわさせる良いシーンでした。(の割に謎は浅かったですが、、)
自分には全然ハマらず残念。
成田凌さんや岸井ゆきのさん等、大好きな役者さんが出ていたの観賞。
皆さんの演技は良かったげどストーリーが今一つだった印象。
成田凌さんはの安定したサイコパス感が素晴らしい(笑)
綾野剛さんも影のある感じが絶妙で成田凌さんとの掛け合いも良かった!
石井杏奈さんもかなり頑張っていました。
岸井ゆきのさんは出番が少な目で残念だったけど後半の展開は見所があった感じ。
本作がなぜ特別興行なのか理解出来ませんでした( ´∀`)
めちゃ面白い‼️
暇つぶしの予定が、やられた!
メチャ面白い!
ちょっとエグさあるシリアスな内容だったけど、最初から最後まで夢中であっという間でした。
綾野剛さん、成田凌君、メチャクチャ演技上手くハマり役でした。
ラストの終わり方だけ、これだけオモロかったのにちょい物足りないかな。マイナス0.5はそんだけ。
不思議な世界観
不思議な世界観で個人的にはけっこうおもしろかった。原作を読まれてる方は詰め込みすぎて物足りなかったようですが。きっと原作もっとおもしろいんだろな。ほんとにトレパネーションに効果あるならちょっと興味あるな。。ホムンクルスは見たくないけど、、笑。
やはり楽しめるのは俳優陣が非常に安定してるからでしょうね。綾野剛はほんとにかっこいい。いい声だ。そして成田凌。最近成田凌が好きすぎますわ。ほんとなにやっても素敵です、うまい。女性たちもなかなかよかった。それだけで満足度高いですね。
オシャレなホラー
原作コミック未読、予備知識無しで観賞しました。
ビジュアルや音楽がオシャレで雰囲気があり、記憶を失くした主人公の過去や、トリパネーションを取り巻く謎が少しずつ明らかになっていくドキドキがホラーテイストな演出と、斬新な視覚効果で描かれていました。
物語としては、行動意図や心理が分からないところが
多々あり、ちょっと消化不良ぎみ。原作知ってると分かるのかもですが…。テーマは深層心理の他者理解によるトラウマの克服や自己理解という、結構深いテーマで興味深かったので、もう少し理解したかった…自分が未熟なだけかな。
全体的な満足度はあまり高くないですが、役者陣の演技やビジュアル的には良かったです。
個人的には駄作の香りが漂うも、好奇心には勝てず鑑賞。
役者は豪華、私の好きな方ばかりで・・
やっぱり観て良かった😁
でも本筋の作品については個人的にはいまいちで、主題が暈けていて霞がかかったようなはっきりしないお話。
でも、何となくもう一度観たくなるよな感覚もする。
微妙っすね
人を見よう。外の世界を見よう。生きる意味を見つけよう。
クリフカットのCarolの車内を見て、「俺のクルマを汚しやがって」と言う男。
「何言ってんの。むちゃくちゃキレイじゃない。」と、窓の外の月を眺めながら言うJK。
視野・見るものの違い、を伏線にしてエピソードを閉じ、最後の謎解き・研修医の自爆パートに突入する流れが好き。マンガ原作が良いんすかねぇ、脚本ですかねぇ。この構成、個人的には好きです。
最近、多作でクオリティー大丈夫か?と心配してた清水崇監督。「村」ばかりじゃなくて、こんなのも撮ってたんですねぇ。良いやないですか。コレは映画として好き。好き?あー、そんじゃ「村」の立場はどうなる?
いずれにしても、冷静に見ると村と同じく「マンガの世界」なんだと思うんですよねぇ。「マンガの世界」と言えば藤井道人監督だって同じだし、リアルを装い社会派を気取ってる分、あっちはもっと罪深い。なんて事を考えだすと、個人的には清水崇監督の方が好き。奇しくも、主演は綾野剛さんです。ヤクザの綾野剛は嘘くさくて鬱陶しかったけど、逆にホムンクルスの方がリアルに見えるんが不思議ですw
「見ることで世界は広がる」と言う、極めてシンプルな真理ですよ。マンガ原作もこれがキーメッセージなんかねぇ。いや、分かり易くて良いと思う。
「人の心の歪みが見える」と言う超常設定で2エピソード。話は今一つぱっとしない気がせんでも無いんですが、清水崇監督らしく、映像技術で押し切られてしまいます。特に女子高生パート。
岸井ゆきのは大大大好き。
綾野剛と成田凌は普通に好き。
清水崇は最近ボチボチ。
こんな私ですが、満足度は高かったです。
音楽はいう事なし。
Avex Picturesなんですね。「まともじゃないのは君も一緒」なんてすごく良かったし。ビューティフルドリーマーに任侠学園に...あ。共通点、分かった。脚本に金掛けてますね。と言うか、脚本家に投資して、良いもの書かせようとしてないですかね?
ちょっと今まで、Avex Picturesを色眼鏡で見てましたが、要チェックに変更します。
-------------------
軽くクルマヲタ
綾野剛が乗っていた、と言うか家代わりにしていた車は、マンガでは東洋工業(現Mazda)の「Carol360」で2枚ドア。映画では4枚ドアの「Carol600」でした。流石に、自走可能な、と言うか、大人二人を乗せてちゃんとしたスピードで走れるCarl360は、そうそう見つからなかったと思われ。音は、別のクルマのものを被せたか、エンジン&排気系を載せ替えてると思います。
4/8 修正
フロントのラジエーターグリル開口形状から、後期型のCarol360の4ドアに修正。600は間違いでした。
-------------------------------
4/6 追記
あまり知られていない、政府による映画助成金の問題&脚本への投資についてです。
日本の場合「クールジャパン」政策から、おおよそ40億。文化庁から20億。年間60億が映画への助成金に回っていると考えられます。2012年、安倍内閣が「クールジャパン戦略担当大臣」を内閣府に置いてから、40億円分がプラスになったと考えてもらって良いかと思います。ちなみに、民主政権時代は文科省の「日本芸術文化振興会関係」が第一回事業仕分けの対象となり、第一WGでの「恫喝」で「予算要求の縮減(圧倒的な縮減)」が決定されました。徹底的に削られたんですね。第二次安倍内閣の元、無事に復活したと言う形です。
政府助成の2TOPはフランスと韓国。2018年統計では、フランス800億円、韓国400億円と推定されています。まさに桁が違う。この両国をはじめとした、諸外国の政策の根本には「文化を産業化する」と言う、ビジネス的側面があります。また、映画のチケット代金に一定の税率を掛けて原資にしています。日本でも、映画入場料の消費税分は、映画振興にあてて欲しいですけどね。これ、どの政党でも良いのでやってくれないでしょうか?
映画を作るには金が掛かります。その金を出す・集めてくるのは「製作委員会」が邦画のパターンで、ここに参加するのは、配給会社・TV局・出版社・広告代理店・自治体・クリエーター・プロデューサー、等々になります。でですよ。金をどこに使うか、って言う話です。
①「脚本・構想段階」 ②「原作の版権購入/出演者契約など」 ③「制作段階」 ④「流通・広告段階」
ハリウッドの場合、総製作費の7%を①に投入すると言う統計があるそうです。欧州は2%以下。日本の場合も、おそらく、ここが低い。プロデューサー、制作企画者、映画製作会社が、先行投資的に、って事になるのでしょう。助成すべきなのは、ここだと思うんですよねぇ。今は、いかにも売れそうな映画に「見える」企画じゃないと、金が出ない。出なけりゃ食えない。となりゃ、やはり商業主義に「走り勝ち」になるし、いかに文化的・芸術的・社会的な発想があっても、中途半端なものになってしまうんじゃないかと思うわけで。
制作協力者が、やたら多い映画。制作委員会には名を連ねないが、何らかの形で「人・モノ・金を提供してくれた方々」が、たくさんおられる、って事になります。賛同を得やすい映画って事でもあるし、たくさんの人が作って欲しいと思った作品、って事ですね。要するに、ネタ段階で大衆受けする作品。制作側からすれば、忖度しなければならない「方面」が増える。結果、八方美人的で毒の抜けた映画になってしまうんじゃないでしょうか。
いずれにしても、映画からの直接税収を助成予算に回すと言う法案を、誰でも良いので国会に提出なんかしちゃって欲しい。と言うか、文科省が、やっぱりおかしいよね。文科省がケチだから、内閣府がクールジャパンにかこつけて助成してるなんてw
全127件中、101~120件目を表示