ホムンクルスのレビュー・感想・評価
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特別興行1900円て何さ!
原作のマンガは読みました。
その頃から不思議な話で印象深かったので、楽しみにしていた。
映画館にいくと、サービスデー一切関係なく一律1900円だと。通常料金を超える何かがあるわけね。と普通は考えるね。B5の小さめのフォルダ貰ったよ。これ?このせい?いらねーし。
映画はさしたる盛り上がりもなく、淡々と進む。
ビジュアル的には漫画の世界観をなぞり、違和感がない。エピソードも過不足ないが、映画らしいカタルシスがない。激しい展開、葛藤、人間性の発露、とか言うものがなく、ひたすらマンガを実写にした感じ。
石井杏奈演じる女子高生のエピソードが、少々の引っ掛かりがあるため、テレビにはできないだろうけど、映画と言うより「ほん怖」でやる再現VTR見たいなノリ。
岸井ゆきののエピソードはわかりにくい上に、綾野剛の役と深く関わる話なのに、ちゃんとやっているにも関わらず、面白くない。
綾野剛と成田凌には期待した。このふたりはさすがの演技力。ほかの役者もみんな良かったけど、たぶん脚本か演出が悪いんだろう。
なんかこんなテイストの大して盛り上がらない話を見たなあ。あー「三角窓」か。
やっぱり1900円が、足を引っ張っているとしかいいようがない!
役者陣が魅せる演技力と最高演出
原作は読んでいなかったけれど、綾野剛くん主演ということでどんな演技が見られるか期待して劇場へ。
ストーリーの感想から言うと、物足りなかったかな…。
"頭蓋骨に穴を開けるトレパネーション手術により、他人の深層心理が見えるようになる”、扱われている題材はとても面白く、これを使って何が展開されていくのだろうとワクワクしたが、随分小規模な話だったなと…。
綾野くんはとても良かった!
彼の整った顔の中でセクシーな魅力がある切れ目が今作では何度も大きく見開かれる。
左目だけで他人を見る様は、本当に全てを見透かす力があるようだった。
そして、みんな大絶賛成田凌くん。
彼のリードがあったから今作はこれまでの完成度になったと言っても過言ではないと思う。
たしかにサイコ野郎なのだろうけれど、ただのサイコじゃないんだよな。
彼の目的が一貫されているサイコって言うのかな?
上手く言えてないですね…すみません。
オープニングがかなりカッコ良くて、タイトル出しは今のところ今年No.1!
"頭に穴を開ける”というキャッチーな内容に対し、螺旋階段やマンションの入り口の俯瞰で"丸=穴”を表現する演出はアッパレでした。
かなり面白いです。
原作は読んでないし、予備知識無しで挑んだので、理解出来なかった部分もありましたが、原作の雰囲気はかなり表現されていると感じました。素晴らしい出来映えだと思います。
皆さん、特別興行1,900円に触れてらっしゃいますが、確かにお高いです。余程リッチな方でない限り…年間数百本観る映画ファンは滅多に1,900円では映画観ないと思うので。小型クリアファイル付けるのやめてもう少し安くするか、綾野さんの右手のキーホルダーにして2,000円とかにしたら、ブーイング少なかったのでは?
まぁ、成田凌様のキレイすぎるお顔を拝めたので、私は文句云いませんf(^_^;
意識を覚醒させる、それだけで惹かれる
伊藤が説明するトレパネーションの話に名越よりも前のめりになってしまった私。
頭蓋骨に穴を開ける痛々しさより、第六感の感覚を感じられる事にワクワクしてしまう。
そのいかがわしさ漂う行為は実際に行われていて、60年代から70年代にはムーブメントもあったっていうんだから驚きだ。
そして、その能力を表す様にみえてくるホムンクルス達、心の闇が誇張され変異したそれらは新宿の繁華街にぴったりだった。
名越を吸い込み足元をすくう砂の女子高生はもっとも印象的で、自分を解放するとかそんな単純じゃない屈折感や若者の底なしの虚ろがそこに見えた。
興味津々だった伊藤のホムンクルスがあんなだった様に、自分のホムンクルスも…。自分自身の心の隅々まで探ってしまった。
これじゃ原作台無しだー!
なんで観てしまったのだろうか?原作漫画ファンなので、やっぱり見ますよ、はい。
そして。後悔、、、。山本先生!なぜ許可したのですか?エンドロール後の映像の言葉は本心ですか!?
あぁ、やはりこうなるのか。
しかし、ひどい。
金と時間の使い方、間違ってない?
てか、こんな物語だったっけ?こんなうっすーーい話だったっけ?名越、カウンセラーだったっけ?
ちがうよね、本作の序盤エピソードはとっかかりでしかないよね?そっからだよね?本質はさ!
もっと人間の内面えぐり出すヤツだったよね!
CGだかVFXだかしらないけど、そんな中途半端なら使うなよー。失笑しかない。それを金かけて作る意味ある?スケッチでいいんだよ!人間がどう見えて、なぜそうなるか?の炙り出しが重要なんだよ。
その延長線上にテーマが本質があるんだよ。
見せることにシフトしたおかげでエピソード自体の背景、人物描写は薄くなり、エピソード自体も簡素化。
全部がシンプル、、、いや陳腐化しちまってる。
名越はそんなに単純な人間じゃないから!伊藤も!
こんなまとまりもなく、テーマもぼんやりした話になった駄作なのに、映画館へ足を運びにくくするような、1900円均一値段。ふざけるなです。
この強気はなに?ネトフリのご意向?それともご威光?
あーあ、「まともじゃないのは〜」でエイベックス、凄く期待したのに。収穫は綾野さん、成田さん、岸乃さんの演技のみ。
あぁ、オリジナル作品作りましょ、製作者のみなさん。
【金環日食、コロナ】
金環日食のような額の傷跡程度のホールではなく、もっと脳みその奥に届きそうな深く暗い穴じゃなければ、人の本当のトラウマやコンプレックスに触れることは出来ないのだろうか。
名越と奈々(ちひろ)が見た金環日食では、太陽コロナは観測できないらしい。
皆既日食の時のみ地球上から観測できるのだ。
真に闇が覆わないと、分からないことはあると言いたいのだろうか。
生半可な光で照らすなどというのは偽善者の考え方なのだろうか。
心理カウンセリングに対する皮肉のようにも思える。
僕は、原作の漫画の方はずいぶん前に読んだことがあって、映画のストーリーは、それとはまあ異なっているように思う。
ただ、トラウマやコンプレックスと云った心に巣食う苦悩や、闇などにフォーカスしたという点では、原作も映画も同じだ。
ほとんどの人は、少なからず心に苦悩や闇を抱えながら生きているはずだ。
漫画を初めて読んだ時、頭蓋骨に穴を開けるというトレパネーションという施術で、左目を通して、人の心に巣食う闇が見えてしまうという斬新なアイディアに驚き、食い入るように、この原作を読み始めたのを思い出した。
トレパネーション自体が、かなり荒唐無稽なのだけれども、登場人物が抱える心の闇は多かれ少なかれ、そして、程度の大小はあれ、皆同じだろう。
この映画、もしかしたら、ひた隠しにしている自身の心の闇と向き合うきっかけになるかもしれませんよ(そんな簡単なはずはないけど😁)。
まあ、原作があまりにもインパクトが強すぎたので、映画はちょっと物足りなく感じましたが、ミステリアスなエンタメとして楽しんでみたらどうでしょうか。
それなりに楽しめると思います。
ディープを描いた映画
この原作漫画、懐かしいな。かなり前に読んだので内容はほぼ忘れてましたが、でも山本英夫さんの原作ならではの人間のトラウマや心の闇がディープに描かれた映画で見応えありました。
映像はところどころグロいので注意。
綾野剛さんと成田凌さんはこういうクセのある役を演じるのがとても上手いですね。
成田凌の狂いぶり
狂った感じの役やらせたらたまらないもんね。
それを見る映画になってしまっていた。
綾野剛は相変わらず、こーゆー役がよく似合う。
原作はかなり好きだが、終盤はなんだか好きになれなかった。
よく2時間であれだけのエピソードをまとめたなぁとは思ったが、女子高生の駆け足での表現は違和感ありあり。
まず家の前じゃないと母親がでてくるくだりも意味わからないし、原作ではしっかりと母親と女子高生は目が合っていた気がする、あれじゃあなんか違う。
もっとひどいのは伊藤の金魚のくだり、そこは伊藤の根本に関わる部分なのに父親、医者でお金持ち設定なのにあんな金魚バチで飼ってそれを溺愛ってアホかと笑
唯一よかったのはラストに救いがあった事かな。
岸井ゆきのはブサイクなようで可愛い不思議な感じでした。
なんでそんなことするの?
期待はずれでした。映画の中での必然性の表現が足りない。
そんな行動なんでするんだ?と思いだすと、どんどんリアリティーが下がってしまってつまらなくなりました。
そもそもの、なぜその手術を受けることにしたのかの必然性を描ければ良かった。
なぜその高校生と絡んでいくのかの必然性を描ければ良かった。
他にも。
ちゃんと面白かった(綾野剛の安定感!)
原作マンガは途中まで読んでいた記憶はある。でも、最後どうなったか覚えていない。連載が途中からとぎれとぎれだったからだった気がする。
頭蓋骨に穴をあけるトレパネーション手術を受けた名越。手術後、左目だけで見ると人が異形に見えることに気づいた手越は、自分の記憶と、手術した伊藤の意図を探るサスペンス。
最後まで読んでいないのだが、記憶にあるホムンクルスとかなり近い出来で驚く。左で見たホムンクルスのCGも悪くなかった。ホムンクルスに隠されたトラウマを解消していく名越は一流のカウンセラーやセラピストのよう。色んな人のトラウマに向き合い解決していく群像劇みたいに楽しんだ。
そして本来のテーマである名越自身の過去に向き合う後半だが、こんな話だったっけ?と思ってしまった。マンガとは結末が違うのか?読んでいないから断言できないのが苦しいところだが。でもその決着のつけ方がよかった。なるほど、そういうことなのかと。
ホラーじゃない清水崇は初めてだったがとてもいい!ホラーのジャンルから脱却していろんな映画を撮ってほしい。
CGがダメ過ぎる。
特別興行。
たとえばゲキシネだったりライビューならわかる。
しかしお金のない学生や障害のある方からも一律1900円むしり取って、ネトフリ加入者は割引ってほんと?えげつないわーネットフリックスとエイベックス。特にネトフリは鬼滅の改ざん問題で印象最悪。絶対加入しないと決めた。
とはいえ、とりあえず期間限定公開と言うことで、綾野剛ガチ勢としては行かねばなるまいと思って1900円払って鑑賞。マニアックな映画だからガラガラかもと思ってたけど、意外と人が入ってた。
映画はなるべく先入観なしで見たいので、ほぼ情報なしで鑑賞。呪怨の清水監督、あと共演者の名前くらい。
結論から言えば、正直途中で「早く終わらないかな」って気持ちが強くなり、ちょっとうとうとしたので、細かいところは覚えてない。
とにかくCGがショボい。序盤で名越が目撃するホムンクルスが、本当に令和の時代のプロフェッショナルが作ったのかと思うくらい雑。これでまず感情移入の気分が削がれた。
あとはウトウトしてちゃんと見てなかったところかもしれないけど、
・伊藤の顔に出たり消えたりするブツブツは何?
・名越はトレパネーション施術をどうやって会得したの?そもそも頭蓋骨に穴開けるのに局所麻酔で大丈夫なの?
・JKが車中で血まみれになったのは名越が傷をつけたの?トレパネーションが見せた幻覚?なぜ母親がそこにいたの?
・名越、チャック上げてたけど、JKレイプしちゃったの?合意だとしても未成年淫行で引くわ。この辺よくわからなかった。
徹頭徹尾CGがショボいため、最後の「伊藤の金魚に投影した自我の崩壊」も全く刺さらなかった。成田凌くんの怪演も台無し。
内野聖陽さんの子供時代のトラウマも、ドラマが浅すぎてヤクザになった理由としてはちょっと弱い気がする。
綾野剛の名越としての演技そのものは、表情の微妙な変化、声色で名越の心情の遷移を表してて、流石としか言えなかった。
終盤は、ナナコと思ってた人物が…で実はその人物も…と話が展開するのが慌し過ぎ、あれあれ、ハッピーエンドなの?ってキツネにつままれたような気分になった。
この手の映画は、実際に見えないものを見せるホムンクルスのビジュアルが一番キモなのに、そこをケチってしまったがためにせっかくの俳優陣の熱演が台無しになってしまってる。
原作読めばまた感想は変わるかもしれないけど、自分の期待値が高すぎたかもしれない。作品全体としては良くも悪くも印象に残らない凡作だったと思う。
→初見で頭が整理できてないので、あとから編集します。
マツダ・キャロルがカッコいい
マツダ・キャロルで車中泊してる名越(綾野剛)は、医学生の伊藤(成田凌)から頼まれ、額の頭蓋骨に穴を開ける手術を受けた。その結果、右目を隠し左目で見ると、人間が異様な形に見えるようになる。
人の深層心理が視覚化されて見える現象、と伊藤に言われホムンクルスというものらしい。名越はその能力で、心の闇を抱える人たちに見えたことを教えることで、その人を救う事になる、という話。
気持ち悪いがクセになりそうなストーリーと映像だった。
印象に残った言葉として、「見てほしいばかりで相手を見なかった」って名越が伊藤に言うシーンが有るが、要求ばかりじゃダメだってほんとに思う。
1970年までしか製造しなかったマツダの初代キャロル。50年以上前の車が元気なのはカッコ良かった。
綾野剛と成田凌はこんなキモイ役をやらせたら超一流だと思う。素晴らしかった。
他にも、石井杏奈の気持ち悪さ、岸井ゆきのの可愛さも良かった。
不思議な世界観がやみつきになる
原作は読んでないのですがホラーか?と勘違いしてました。
精神世界の話なのですね。ホラーが苦手なので気合い入れて行きましたが予想と違って面白かった!
記憶喪失で新宿中央公園で車上生活を送る名越進の只者ではない感が綾野剛さんにぴったり。
お金持ちなのに何故ホームレス生活?と不思議に思ったけれど…やがて明かされるあれこれに色々考えさせられた。
それにしても突然現れた医学生の伊藤学=成田凌さんの怪演が素晴らしい。スマホ落とし〜以上に怪しさ倍増。まともじゃない〜をみたばかりだから演技の幅の広さに感服です。いい役者さんになりましたね。
第六感が芽生えるという頭蓋骨に穴を開けるトレパネーション手術を受けた名越。
左目で見る他人の深層心理が視覚化されて見えている他人のホムンクルス。
ホムンクルスってヨーロッパの錬金術師が作り出す人造人間のことなんですね。
言い換えると人が抱えるトラウマっていうことかな。
清水崇監督は海外で人気があるので海外上映を意識したエンドロールでしたね。
綾野作品には欠かせないミレパの音楽も世界観に合っててかっこいい。
痛いシーンが多いから血が苦手な人は要注意だけど…元々空っぽだった名越が心に闇をもつ人たちのホムンクルスを見て受け入れることで自分自身が変化していく姿が良かった。
内野聖陽さん岸井ゆきのさん石井杏奈さんの熱演にも拍手でした。
不思議な世界観がやみつきになる。
これからは相手のホムンクルスは何だろ?って考える日々になりそう。
入り口でクリアファイルも貰えたし私には1900円の価値ありましたよ〜笑笑
ラストの特別映像の素晴らしい世界観が忘れられません。
トレパネーション
割引のきかない特別価格1900円
小さなクリアファイルが鑑賞特典
それだけの価値がある作品なんやろねって気持ちで鑑賞しました
出演俳優はすごくよかったです
観ていて、漫画が原作の作品だなってわかってきました
作品自体のおもしろさより、俳優の力量で最後までひっぱられた感じ
前半のつかみから、中盤まではよかったですが後半少しだれました
名越進(綾野剛)と伊藤学(成田凌)の二人を中心に話が進みますが、おもしろいです
たぶん、好みの問題だと思うけど違う作品でこの二人観たかったな
石井杏奈の例のシーンは砂だからPG12なのかなと思いました
人は誰も心の歪みを持っているもの
そんな簡単に浄化されません
価格も高かったし、駐車料金取られる劇場にまでいかないと見れなかったのでマイナス
ええお値段なんで期待値はどうしても上がってしまいますね。 全体的に...
ええお値段なんで期待値はどうしても上がってしまいますね。
全体的にはおもしろく観れたのですが、女子高生やヤクザの部分さらっと入ってこない自分がいます..
でも綾野さんは変わらずイイ演技、成田さんも新たな境地を開かれたような役柄で楽しめる映画でした。
覗き穴を開けよう
頭蓋骨から脳を開放する話
毒々しさとおどろおどろしさが魅力的な映画でした。
出だしがカッコいいです、色合いも音楽も狂気じみているのにスタイリッシュで惹きつけられる。
頭蓋骨の穴をのぞき込む成田凌、マッドサイエンティスト感最高です。
自分は原作を読破してないが、おおまかな話の筋は知っていたので物語の決着が見れてよかった。
これが原作通りかわからないけれど・・・
山本英夫の「殺し屋1」からして相当攻めてるヤバい漫画でしたが、「ホムンクルス」も内容がぶっ飛びすぎてて読んだ時は衝撃的だった。
当時は学生で本屋でまだ漫画にビニールが無く立ち読みし放題だったなぁとか思い出しました。そしてちょっと大人のマンガも読めてた。
変わった漫画だな位の認識だったけれど、今思い返してみると唯一無二ですよねこんな作品。
すべての漫画が全唯一無二の作品だろうけれど、異色というか奇抜というか、鬼才としか言いようのない内容で昨今そうそう出くわせない漫画ですよね。
ただ自分が読んでいたのは途中までで、女子高生の話のあとまででした。話がなかなか前に進まないくてじれったかった印象があります。
スケールも小さく案外狭い世界の話なので少年漫画ばかり読んでた自分は飽きてしまったんっだったかな。
そんなこんなで十数年ぶりの「ホムンクルス」との再会、ラストも気になるし監督は清水崇だし期待しておりました。
率直な感想、前半はいい感じなのですが、後半から失速した印象。
「怖い間取り」もそうでしたが後半の盛り上がらなさと風呂敷の畳方が雑なのか下手なのか、劇場を後にした時の満足感が少ない。
漫画で読むのやめた部分くらいが展開的に最高潮で映画もそれと同じだったのでそもそも原作もこんな感じなのか?
面白いし刺激的なのに余韻がなくてすぐに忘れてしまいそう。
そして思い出した時に凄い作品だったなってなるんだと思う。
う~ん難しい、現状では最高の映画とは言えない、面白かったけれど。
カルト的人気ってそう言うものなのかも知れない、好きな人はとことん好きだし、評価は後々付いてくる。
時間があれば右目を閉じて左目だけでもう一回見てみようかな。
何か見えてくるかも。トレパネーションしてないから駄目か・・・
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劇中セリフより
「見てほしいばかりで、相手を見てなかったんだよ」
見るのは容易い、見てもらうのも簡単だけど、核心は伝わらないものです。
心の中、本質はいつもどこかに隠れて見つからないように抗うのですから。
成田凌と特別映像だけ
相変わらず成田凌はいいね。今回は大病院のボンボンの医者の役だけど、サイケなファッションに身を包んで登場。絵になるなぁ。
相手の深層心理が実体化して見えるという面白い設定で、けっこう期待したんだけど、うーんて感じ。
登場人物が抱えているトラウマが映画的にはライト級で、ドス黒い深い闇どっぷりつかりたい自分にとっては物足りない。特にJKパートは、なぜあれで救済されたのか意味不明。
主人公の名越が記憶喪失になった謎は、それなりに面白かったが、配信だったら途中でやめてるかもね。
最後のコラボ映像はすごくよかった。このテイストで作ってくれたらよかったのに。
記憶は薄いものの過去に漫画を読んでいたので内容は事前に想像出来た。...
記憶は薄いものの過去に漫画を読んでいたので内容は事前に想像出来た。
綾野剛演じる主人公名越がトレパネーション(頭蓋骨に穴を開ける)手術を受けたところ、化け物のような人達が見えるようになってしまったって話だ。
清水崇の映画はこれまで観た事がなかったが、ホラー映画で有名なので、どんな映画になるんだろうかと非常に期待していた。
シナリオはあまり良くなかったと思っているが、映像や演出は非常に良かったと思う。
研修医・伊藤学を演じる成田凌も綾野剛も格好良かった。
ドリルで頭蓋骨に穴を開けるシーンは、映画のリングみたいだ。
期待していた通りホラーみたいな気持ち悪い作りだった。
ストーリーは以下
名越は一流ホテルと公園の間の道路に車を停めて路上生活をしている。(何故こんな生活してるのか忘れたけど)
路上生活と言っても元々一流サラリーマンだから金が無い訳でもなく、汚い格好をしながらも、高級ホテルでランチを食べたりしている。
名越が車にいると研修医の伊藤がトレパネーションを受けないかと声をかける。伊藤の見た目はチャラい感じでとても医者に見えない。
名越はトレパネーションを受けた後、右目を隠すと人が化け物みたいに見えるようになる。
例えば、頭が電球になってる人や、腰がグルグル回転する女性が見えるようになった。
名越は目の前の状況が理解出来ず立ちすくんでいると後ろからやってきたヤクザにぶつかってしまう。
落とし前として親分が指を落とそうとすると、名越は右目を閉じて親分に話しかけた。不思議と親分は手が震え逃げていった。
名越から化け物が見えるようになったと聞いた伊藤は、それはホムンクルスだと答えた。
ホムンクルスとは、説明するのが難しいが、人の心の闇、コンプレックスなどが化け物みたいになって現れることだ。全ての人がホムンクルスとなって現れるのではなくて、心の闇を抱えた人だけが化け物に姿を変える。
伊藤は名越を連れて女子高生がいる所に連れていく。(なんて言うのか、風俗っぽい所)
そこで砂の女子高生を見つけた。
伊藤は女子高生に声をかけるが、女子高生はどこかへ行ってしまった。
名越が車で寝ているとヤクザに拉致される。先日、名越の小指を落とそうとした親分がいる。親分は先日俺に何をした?と名越に聞く。
名越はまた右目を閉じて親分を見た。親分はロボットのような姿をしているが、左目の所は子供の目をしていた。
名越の声掛けにだんだんとロボットの中から子供の親分が出てくる。親分は子供の頃に友人のロボットを奪おうとしたところ、持っていた鎌で友人の指を切断してしまった過去があった。親分は友人への罪悪感からヤクザの道に進んでしまったようだ。親分は指を落とすとヤクザから足を洗った。
名越は砂の女子高生と出会う。砂になっている理由はよく分からないが、名越がレイプすると普通の女の子に戻った。
名越は自分の体の一部がロボットや砂になっていることに気づく。伊藤にその事を話すと、海外でも同じような事象があったことを明かす。その女性は自殺したそうだ。
名越はのっぺらぼうな女性と出会う。名越の昔の恋人、奈々子だ。奈々子は記憶を失っているため、名越のことが誰だかわからない。
名越と奈々子は結ばれた。一夜明け、名越が奈々子の額を見るとトレパネーションの術痕を見つける。奈々子が記憶を失ったのは、トレパネーションが原因であった。名越は伊藤の自宅にいって、過去の書類などを探る。
名越と入れ替わるように奈々子の居る部屋に伊藤がやってきた。伊藤は、奈々子ではなく、別の名前で呼ぶ(名前は忘れた)
名越はトレパネーションの能力を失っていたので、自分でドリルを使って再び頭蓋骨に穴を開ける。
名越は再び奈々子の元に帰ってくると、目の前の女性が奈々子ではないことに気付く。
女性も失っていた記憶を戻す。
真相は、名越には交際していた女性奈々子がいたが、ある日道へ飛び出した奈々子は車に轢かれて死んでしまった。
一方、車に乗っていたのが目の前の女性だ。
名越の前に伊藤が現れる。自分も見て欲しいと。
伊藤のホムンクルスは水で出来ていて、中に小さな金魚がいる。伊藤には、子供の頃に父親に関心を持ってもらいたくて、父の大切なペットである金魚を処分した過去を持っていた。その過去がホムンクルスで現れていた。
伊藤は狂った。トレパネーションを自分に行い、右目の瞼も縫って閉じてしまった。
名越と女性は二人で車に乗ってどこかへ行ってしまった。
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