ホムンクルスのレビュー・感想・評価
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真意は捉えていたが漫画の方が面白い
映画の最後に作者のコメントに「アッパレでした。観終わったら他人を左目で見たくなるのではないでしょうか。」とあり、それはそれでそう思う方もいると思います。しかし、原作を知っていると、もっともっと面白くできたのではないか、と感じました。
この作品の真意は簡単に言えば、みんなコンプレックスあるし、気にしなくていいじゃん。ってことだと思います。(個人の見解ですから、悪しからず。)
まず、その真意とは他人は自身のコンプレックスの鏡像で、自分を通して共通したコンプレックスが他人に見えてしまい、それは多くの人々に存在しているということです。説いても説いても鏡像は消えず、消えない自身のコンプレックスを持つ他人たちを「お前は俺か?」と見紛うにまで至り破滅することではなかろうか、と思います。この破滅までの過程と結果が真意を伝えるのに重要であるのに対して映画はハッピーエンドに見えました。残念です。そのため星を減らしました。映像や演技自体は普通だと思いました。
ハッピーエンドであっても、どちらも通して伝えたい真意は同じだと思います。しかし、映画では尺に合わせて愛があることで、コンプレックスがあっても良いのだと許せてしまうように演出しているのでしょう。その何でも愛で片付けてしまうのは好きではありませんね。
エンディングの後まで
インパクト有りました。
心の歪み、人間の本質が見えたエモーショナルな映像でした。
成田凌の不敵に笑う表情など、個性の光る演技でした。主演の綾野剛も、役柄によって、様々に変化する演技が表現されていました。
トラウマ
人間誰しもトラウマを抱えているけど、それが異形で見えてしまう。トラウマは負の部分であるから、見えてしまうと辛いでしょうね。自分がそれを受け止めてしまう事になるから。この能力は要らないです。出てくる俳優さんは少ないけど、実力派の人ばかりなので、締まった作品です。後半は少し間延びしてますが。
これで済むなら誰も苦労しない。
それが見えるという仕掛けとオチと物語が噛み合っていない感。
トラウマを見抜かれて理解されるだけで綺麗さっぱり解放されるかの容易さに鼻白んだ。
これで済むなら誰も苦労しない。
もっと精神の深部をいじくり回す露悪的筆致の監督、例えば三池崇史か塚本晋也ならどう撮ったか。
デコ鳴村
奇人変人成田凌がおもしろい。朝ドラ、やっと公開された「まともじゃないのは君も一緒」と2021は彼の年かも
ネタ振り役の内野聖陽の全力演技、綾野剛は言わずもがな
「メメント」的流れから繰り出される左目世界、特に
JKシークエンスがピータージャクソンの「乙女の祈り」を彷彿とさせる秀逸さ
最終盤、贖罪と赦しというテーマが浮き彫りになる構成
思いの外、醸し出される深い味わいがあります
満足な方
原作、未読の先入観なしで観ました
前半のトレパネーションのくだり、
ホムンクルスが見えてから、名越とヤクザとの関わりとかは、引き込まれるように観ました、女子高生のシーンはそんなになくても、よかったかな、最後の伊藤の心の闇を、もう少し詳細が欲しかったです。綾野剛さんと成田凌さんの演技はさすがでした
薄い
久しぶりに映画館に足を運びましたがとても薄い映画でした。
グロさで引き付けてるのかもですが、だとするとグロさが足りないですし、話も何を伝えたいのか全く分かりませんでした。
成田さん演じる研修医も本業とは別に興味を持って研究してるようですが、なぜ興味を持ったのかその辺も薄く見た目が派手である必要もあったのか。見栄えだけのように感じました。
よっぽど「ザ・医者」みたいな一重で塩顔のメガネのありがちな医者の方が頭がいっちゃってて実は裏で変な研究してるとなるとおぞましさも出たのかなって。
そしてメインであるトレパネーションで見えるもの。見えて何?だから何?感が強く4~6人のトラウマと向き合う感じですがそれによって大幅に何かが変わった感もなく、そもそもそのトラウマというのもとても薄く
傷つけた罪悪感で罪を重ねやくざになった。…え?っていう。だったらその幼少期人を傷つけてそこで快楽を得てそれから大量殺人になっていったほうがわかりいい。なぜやくざ?薄い。
もし面白くするなら主人公を軸としてそのトラウマ抱えた人たちに見えてたもの、ロボットとか砂とかに
その人たちがいっそその姿になって未曾有の敵、宇宙人とかと戦う、くらいぶっ飛んでても良かったかな。
わたしには「薄くおしゃれで薄くグロくて薄いシナリオ」に思えました。
キャストの演技は全体的に良かった分とても残念でした。
最後に、音楽に関して。
常田さんということで期待しすぎたようです。ありがちな感じでした。
原作を知らないので、途中取り残された感じになりましたが、後半でキャ...
原作を知らないので、途中取り残された感じになりましたが、後半でキャッチアップ。それぞれの演技は良かったものの特別興行には?でした。
ナナコて誰ですか❓正直言って原作ファン以外には厳しいかも❓
原作を忠実に再現してます。
特にキャスト、綾野剛と成田凌と石井杏奈とヤクザの親分はそのままです、寄せて再現してるから、かもしれません。
ただ、あー、似てるなー、それだけ、感動も、感慨も有りません。
やはり、高いなー、わざわざ遠くまで足伸ばしたし。
でも、原作ファンとしては確認したかったし、ねー。
ほんとに、頼むよ、エイベックス、なんでエイベックスなのかね。
ナナコの女優誰でしょうか?下手な演技でした、ナナコか、イコカか、スイカか、関係ないけど。
ドリルで自分の頭に穴開けるの、ワロタ、関係ないけど、知らんけど、疲れたわ。
なんしか車がおしゃれ。
原作は未読。テンポも良くて私は面白かったです!綾野剛×成田凌=こうなりますか!ほんとに最近この二人よく見るわ~。
他人の深層心理が視覚化されたというホムンクルス。CGはグロくならないようにあえて狙っての結果なのかな?かなりチープでしたね。もっと気持ち悪っ!くらいでも良かったですけど。
ま、それはこの際さておき、やっぱり綾野剛かっこいい。相変わらずバッキバキやし。トレパネーション手術で覚醒した第六感。本来見えるはずのないものが見えてしまうという狂いそうな日常を少しずつコントロールしてゆく過程。トラウマを抱える人達との出会い。そして自分自身との対峙。伊藤への悟り。全体的に好きな世界観でした。
ただ何故伊藤があんなキャラになったのかその原因である父親との確執をもうちょっと掘り下げてほしかったな。顔に発疹が出るのも関係あるのかな。
そして伊藤が出した答え。ドリルで穴開けて最期に見たこの世界はどんなだったかな。ホムンクルスは見えたかな。ところで成田凌はほんとに朝ドラに出てる人と同一人物だろうか。幅が広すぎる。
トラウマが具現化するとか想像しただけでこの世の終わり。人の心の奥底なんて覗くもんじゃないです。だから7日間限定だったのか…。なんかもう1回観たくなってきた(笑)
安っぽい
良いところはキャスティングが良かったところぐらいだと思う。絵は再現CGみたいで安っぽい。レーティングを気にしたのかしらないが、この手の作品で絵が安っぽいって致命的だと思う。
あと岸井ゆきのは必要だったのだろうか?名越と伊藤と石井杏奈の女子高生で話を進めた方がテーマが深堀り出来たと思うが。
テーマは人間誰しも持っているトラウマ
B級映画と思って覚悟して見に行ったが、トラウマがテーマなのと、やっぱり綾野剛だからこそ最後まで見れたんだと思う。
頭蓋骨に穴を開ける時点である程度覚悟していたけど、前半は映像がグロいのが続くので注意。耐性がない私は何度か目をおおってしまった。
誰しもがトラウマと戦いながら生きているけれど、そのトラウマがロボットやカオナシ形になって見えるようになり、カウンセラーみたいなことまでやっちゃう綾野剛。
近しい人だけでなく、街中の他人のものもわかっちゃうと疲労感がのしかかってくると思った。その情報過多の波に溺れて、見えてしまう本人が発狂して狂ってしまうのだと。
清水崇のホラーテイストが機能、一貫したテーマが作品の重厚感を生む
賛否の分かれる作品だったが、個人的には"賛"だった。個人のトラウマを怪奇的に炙りつつ、その気色の悪さはかなり好み。強いて言うなら、アラがあったことぐらいか。
初めに思うのは、綾野剛がいかに技巧派かということ。キツいビジュアルをした成田凌の脇で、適度に理性を保ちながら危ない橋を渡る役どころがハマる。それに加え、前半の概要説明に努めたパートをガラッと転調させた岸井ゆきのも絶品。童顔から高校生役を未だにやることもある彼女だが、シリアスな演技が求められた本作では、そのポテンシャルを如何なく発揮。十二分に作用していた。
また、本作のテーマでもある「トラウマから来る心の闇」は、Jホラーでリードし続ける清水崇が見事に作り上げたと思う。実在の村シリーズでは意味不明なギミックばかり投下してくるが、今作は因果関係があるので、そのギミックを上手く引き出したのではないか。多少の粗削りもなくはないが、血の使い方や変形する人の歪みを炙る画はプラスに作用していた。
ドラマのように順々と行く過程と彫りきれない部分はやや不満ではあるが、一貫したテーマで痛みを見せる技法は見事。この類の映画のメガホンを取ることに少し期待したい。
理由が分かっただけでも
72本目。
ポスター見た時から、何故目を隠していたか分かっただけでも、ちょっとスッキリ。
小説が原作かと思いながら観てたけど漫画なのか。
ストーリーが手塚治虫の漫画かと思いながら観てたけど、どっち付かずな感じ。
極端にするかシンプルにするかでも良かったのかな。
2時間に詰め込むから、一つ一つが軽くなっちゃうよね。
予告編でチラッとは観たけど、情報はほぼ無しで着席。なになに?頭蓋骨に穴を開けると、圧迫されていた脳が解放されて、脳の機能を100%使える様になるんだって!知らなかったわ。
で、主人公の男は、人の深層心理が具現化されて見える様になる。それをホムンクルスと呼び、その人達と接触することによって、彼らをホムンクルスから解放して、自分に取り込んでいく。なんだこりゃ。いろいろな人のエピソードが出てくるんだけど、あっという間に解放される。エピソード。軽過ぎです。人の心ってそんなに単純じゃないでしょ。最後もなんだかモヤモヤ〜。
救いは、成田凌の幅と岸井ゆきのの成長。「愛がなんだ」の共演思い出した。
あ、これ漫画が原作なのね。山本英夫といえば、昔「イチ」読んでたな。主人公のモヤモヤと血まみれ。納得。それとエンドロール後の宣伝みたいなのなんだったんだ?
ま、ソコソコね。
評価3,9
個人的に面白かったです!!成田凌さんが印象的でした!!もちろん綾野剛もよかったけど!!PG12なので頭蓋骨に穴を開けるグロいシーンや性的描写が多少見られます。指を切断するグロい描写もあったのでこれPG12でいいの~と少し思うところもありました!!それにしても石井杏奈さんの体当たり演技よかったです!!今後に期待します!!😊評価3.9の理由はストーリーはよかったけど漫画っぽいな~と思ったところとCGかな~😩清水崇監督作品としてはよかったんだけど!!前作の『樹海村』よりはまだよかったかな~。あと、パンフレットが1100円!!高い!!映画代1900円。割引無し。そんな特別な映画なの・・・。期間限定公開でその後ネットフリックスで配信されるから~。自分はネットフリックス入ってないけど。入りたいけど値段高いのでなかなか~。以上。 〔2021年4月3日鑑賞 109シネマズ四日市 〕
役者 × 映像
空っぽをちゃんと見てくれ!GO AYANO 綾野剛と RYO NARITA 成田凌(5文字つながり)はやっぱり凄かった…。
監督・清水崇 × 脚本・内藤瑛亮 = 原作・山本英夫カルト漫画に挑む。よく実写化するときに「映像化不可能」と言われてきたみたいな言葉を聞くけど、原作未読ながら本作は確かに難しそうに感じられた(とりわけハリウッドではく日本の映像技術では)。高カロリーにドラッギーで、映倫さん「PG12でなくR15にした方がいいのでは?」と要らぬ心配をしてしまいそうなグロ要素も。最初から主人公の眠る(無防備でありのままの)姿を見せることで、観客にこの過去も分からない謎の男に安心感・親近感を持たせる。
・綾野剛 × 常田大希 millennium parade = 主題歌(『ヤクザと家族』)!! 最強タッグ再び
・成田凌 × 岸井ゆきの = 共演(『愛がなんだ』)!! 大好きな映画の好きな役者二人
・内野聖陽 × ヤクザ = 役柄(『初恋』)!! 徹底した役作りで知られる内野さんが去年の大快作に続きまたしてもヤクザ役
……と気になる要素、見たい理由が色々とあってマークしていた本作をやっと見た。にしても特別興行って何ですか?日本以外だとNetflixで同時配信だからだろうか?あと、エンドロール見ていて、ドラム勢喜遊さんだったと知る。エンドロール後の映像は要らない気がしてならない。
特別興業でも見る価値があるのか?ないのか?
まさかの特別興業で何時に見ても1900円と強気な設定。
個人的には一律より値段に差をつけるのは賛成。
作品としては奇想天外な設定で非常に興味深く、脚本も非常に分かりやすかった。頭蓋骨に穴をあけるのでグロい部分はあるが、それが物語のコントラストになっている。
伏線の回収も丁寧と感じた。
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