ホムンクルスのレビュー・感想・評価
全130件中、61~80件目を表示
他人が世界
最近 漫画原作ばかり観てるなぁ
漫画原作 以外の映画も観てる...はず。
....エヴァとか。
ホムンクルス。面白かったです。原作を読んだのは、ずいぶんと前だけど 後半こういった話だっけ?たぶん違うけど良かった。
原作で気に入ってるのは、主人公が他人のセラピーをしながら自分も救われていく仕組みと、自分の中にあるトラウマがある他人のトラウマしか'視えない'という点。まさに 他人は自分を写す鏡。私が読んだ時は「大切な家族や友達を、曇りなく写しきれるように キレいで大きな鏡になろう」と思ったのを思い出した。懐かしい。
綾野剛は大好きな役者なんだけど、頭蓋骨の形状ゆえに黒のニットがあまり似合わない....
私と一緒だったので初めて親近感を持てた映画でした。
今回観て 一番面白かった点は、医学生の伊藤学が主人公に視えるもの(透明になる)を'視えてない'とギリギリのウソをつかれるトコロ。自分の本当の姿が見える人が正直に伝えてくれるとは限らないし それを言わせるのも難しいし、それを信じる方法は?と。
よく「心に穴が空いたようだ」という喪失の表現があるが、'からっぽ 'な主人公が 頭にぽっかり'穴'を開けることによって 逆に人間を取り戻していく描写が粗削りながらもミステリー仕立てに描かれていく。また、原作を読みたくなった。
まずまずでした
真意は捉えていたが漫画の方が面白い
映画の最後に作者のコメントに「アッパレでした。観終わったら他人を左目で見たくなるのではないでしょうか。」とあり、それはそれでそう思う方もいると思います。しかし、原作を知っていると、もっともっと面白くできたのではないか、と感じました。
この作品の真意は簡単に言えば、みんなコンプレックスあるし、気にしなくていいじゃん。ってことだと思います。(個人の見解ですから、悪しからず。)
まず、その真意とは他人は自身のコンプレックスの鏡像で、自分を通して共通したコンプレックスが他人に見えてしまい、それは多くの人々に存在しているということです。説いても説いても鏡像は消えず、消えない自身のコンプレックスを持つ他人たちを「お前は俺か?」と見紛うにまで至り破滅することではなかろうか、と思います。この破滅までの過程と結果が真意を伝えるのに重要であるのに対して映画はハッピーエンドに見えました。残念です。そのため星を減らしました。映像や演技自体は普通だと思いました。
ハッピーエンドであっても、どちらも通して伝えたい真意は同じだと思います。しかし、映画では尺に合わせて愛があることで、コンプレックスがあっても良いのだと許せてしまうように演出しているのでしょう。その何でも愛で片付けてしまうのは好きではありませんね。
トラウマ
これで済むなら誰も苦労しない。
デコ鳴村
奇人変人成田凌がおもしろい。朝ドラ、やっと公開された「まともじゃないのは君も一緒」と2021は彼の年かも
ネタ振り役の内野聖陽の全力演技、綾野剛は言わずもがな
「メメント」的流れから繰り出される左目世界、特に
JKシークエンスがピータージャクソンの「乙女の祈り」を彷彿とさせる秀逸さ
最終盤、贖罪と赦しというテーマが浮き彫りになる構成
思いの外、醸し出される深い味わいがあります
満足な方
薄い
久しぶりに映画館に足を運びましたがとても薄い映画でした。
グロさで引き付けてるのかもですが、だとするとグロさが足りないですし、話も何を伝えたいのか全く分かりませんでした。
成田さん演じる研修医も本業とは別に興味を持って研究してるようですが、なぜ興味を持ったのかその辺も薄く見た目が派手である必要もあったのか。見栄えだけのように感じました。
よっぽど「ザ・医者」みたいな一重で塩顔のメガネのありがちな医者の方が頭がいっちゃってて実は裏で変な研究してるとなるとおぞましさも出たのかなって。
そしてメインであるトレパネーションで見えるもの。見えて何?だから何?感が強く4~6人のトラウマと向き合う感じですがそれによって大幅に何かが変わった感もなく、そもそもそのトラウマというのもとても薄く
傷つけた罪悪感で罪を重ねやくざになった。…え?っていう。だったらその幼少期人を傷つけてそこで快楽を得てそれから大量殺人になっていったほうがわかりいい。なぜやくざ?薄い。
もし面白くするなら主人公を軸としてそのトラウマ抱えた人たちに見えてたもの、ロボットとか砂とかに
その人たちがいっそその姿になって未曾有の敵、宇宙人とかと戦う、くらいぶっ飛んでても良かったかな。
わたしには「薄くおしゃれで薄くグロくて薄いシナリオ」に思えました。
キャストの演技は全体的に良かった分とても残念でした。
最後に、音楽に関して。
常田さんということで期待しすぎたようです。ありがちな感じでした。
ナナコて誰ですか❓正直言って原作ファン以外には厳しいかも❓
なんしか車がおしゃれ。
原作は未読。テンポも良くて私は面白かったです!綾野剛×成田凌=こうなりますか!ほんとに最近この二人よく見るわ~。
他人の深層心理が視覚化されたというホムンクルス。CGはグロくならないようにあえて狙っての結果なのかな?かなりチープでしたね。もっと気持ち悪っ!くらいでも良かったですけど。
ま、それはこの際さておき、やっぱり綾野剛かっこいい。相変わらずバッキバキやし。トレパネーション手術で覚醒した第六感。本来見えるはずのないものが見えてしまうという狂いそうな日常を少しずつコントロールしてゆく過程。トラウマを抱える人達との出会い。そして自分自身との対峙。伊藤への悟り。全体的に好きな世界観でした。
ただ何故伊藤があんなキャラになったのかその原因である父親との確執をもうちょっと掘り下げてほしかったな。顔に発疹が出るのも関係あるのかな。
そして伊藤が出した答え。ドリルで穴開けて最期に見たこの世界はどんなだったかな。ホムンクルスは見えたかな。ところで成田凌はほんとに朝ドラに出てる人と同一人物だろうか。幅が広すぎる。
トラウマが具現化するとか想像しただけでこの世の終わり。人の心の奥底なんて覗くもんじゃないです。だから7日間限定だったのか…。なんかもう1回観たくなってきた(笑)
安っぽい
テーマは人間誰しも持っているトラウマ
清水崇のホラーテイストが機能、一貫したテーマが作品の重厚感を生む
賛否の分かれる作品だったが、個人的には"賛"だった。個人のトラウマを怪奇的に炙りつつ、その気色の悪さはかなり好み。強いて言うなら、アラがあったことぐらいか。
初めに思うのは、綾野剛がいかに技巧派かということ。キツいビジュアルをした成田凌の脇で、適度に理性を保ちながら危ない橋を渡る役どころがハマる。それに加え、前半の概要説明に努めたパートをガラッと転調させた岸井ゆきのも絶品。童顔から高校生役を未だにやることもある彼女だが、シリアスな演技が求められた本作では、そのポテンシャルを如何なく発揮。十二分に作用していた。
また、本作のテーマでもある「トラウマから来る心の闇」は、Jホラーでリードし続ける清水崇が見事に作り上げたと思う。実在の村シリーズでは意味不明なギミックばかり投下してくるが、今作は因果関係があるので、そのギミックを上手く引き出したのではないか。多少の粗削りもなくはないが、血の使い方や変形する人の歪みを炙る画はプラスに作用していた。
ドラマのように順々と行く過程と彫りきれない部分はやや不満ではあるが、一貫したテーマで痛みを見せる技法は見事。この類の映画のメガホンを取ることに少し期待したい。
理由が分かっただけでも
2時間に詰め込むから、一つ一つが軽くなっちゃうよね。
予告編でチラッとは観たけど、情報はほぼ無しで着席。なになに?頭蓋骨に穴を開けると、圧迫されていた脳が解放されて、脳の機能を100%使える様になるんだって!知らなかったわ。
で、主人公の男は、人の深層心理が具現化されて見える様になる。それをホムンクルスと呼び、その人達と接触することによって、彼らをホムンクルスから解放して、自分に取り込んでいく。なんだこりゃ。いろいろな人のエピソードが出てくるんだけど、あっという間に解放される。エピソード。軽過ぎです。人の心ってそんなに単純じゃないでしょ。最後もなんだかモヤモヤ〜。
救いは、成田凌の幅と岸井ゆきのの成長。「愛がなんだ」の共演思い出した。
あ、これ漫画が原作なのね。山本英夫といえば、昔「イチ」読んでたな。主人公のモヤモヤと血まみれ。納得。それとエンドロール後の宣伝みたいなのなんだったんだ?
ま、ソコソコね。
評価3,9
個人的に面白かったです!!成田凌さんが印象的でした!!もちろん綾野剛もよかったけど!!PG12なので頭蓋骨に穴を開けるグロいシーンや性的描写が多少見られます。指を切断するグロい描写もあったのでこれPG12でいいの~と少し思うところもありました!!それにしても石井杏奈さんの体当たり演技よかったです!!今後に期待します!!😊評価3.9の理由はストーリーはよかったけど漫画っぽいな~と思ったところとCGかな~😩清水崇監督作品としてはよかったんだけど!!前作の『樹海村』よりはまだよかったかな~。あと、パンフレットが1100円!!高い!!映画代1900円。割引無し。そんな特別な映画なの・・・。期間限定公開でその後ネットフリックスで配信されるから~。自分はネットフリックス入ってないけど。入りたいけど値段高いのでなかなか~。以上。 〔2021年4月3日鑑賞 109シネマズ四日市 〕
全130件中、61~80件目を表示