「007にでもなったつもりか？！」孤狼の血 LEVEL2 kossyさんの映画レビュー（感想・評価）
007にでもなったつもりか？！
ちょっと目立っていたのは『極妻』のかたせ梨乃。やっぱりヤクザの姐さんがよく似合う。そしてやっぱりモンスターの鈴木亮平の恐ろしさがひしひしと伝わってくる。今まで『HK変態仮面』や西郷隆盛のイメージが強かったのに暴力ヤクザの強烈な印象に変わってしまった。
それと、最近も話題になっている公安の酷さ。これを中村梅雀が演じ、ヤクザまがいの新聞記者を中村獅童とダブル中村で攻めてきている。この二人がストーリーにおいても重要な位置を占めていた。
3年前の五十子組襲撃の手引きをした疑いをかけられたまま、日岡（松坂桃李）は上層部に煙たがられ、滝藤賢一演ずる管理官に罠にはめられそうになる。前作では元々日岡を内偵に使っていたくらいだから、警視という位にありながらずる賢いキャラだ。
一方、日岡は近田真央（西野七瀬）と恋仲となっており、その弟チンタ（村上虹郎）を使って上林組の情報を得ていたのだ。まるで潜入捜査員のごとく活躍していたチンタだったが、それに気づいた上林が・・・といった展開。
息が詰まりそうになるほどの閉塞感やいつ殺されてもおかしくない緊張感。そして、大上の遺品でもある狼柄のZippoライターがアクセントになり、不条理な裏社会の繋がりを見事に描ききっていた。夢中になって鑑賞したため、終盤はすっかり騙されたよ・・・
あと、車のナンバーが5910（極道）ってのは笑った！
今晩は
度々すいません。
私は、京都や高崎、長野に出張に行くことが多くって、その都市には魅力的なミニシアターがあります。あ、京都は酒を呑みに行ってました。
で、映画を観た後、フライヤーを貰ってくるのですが、ナカナカ観れなくって・・。そしたら、”U”は８割がた、配信しているんですよね。（近作は、３９９円取られますが・・。）
一昨日観た”ファニーゲーム”もずっと観たかったのですが、漸く観れましたよ。
ただーし、私は基本的には性善説の映画が好きなのですが、ある親しくさせて頂いているレビュアーの方からは”映画の嗜好が変わりましたね・・”といわれてしまいましたよ・・。
マア、”ハネケ”とか”オストランド”の映画を観て、”面白いなあ・・”と言っていればそう思いますよね。
尚、読書時間は激減しました・・。
最近、映画って、多数見るほど、観る側の作品に対する許容度合いが広がる気がしてます。
では。
今晩は
あれは、白石監督のお茶目な演出ですね。分かり易いし。
このサイトを牽引するKossyさんは御存じかと思いますが、私はコロナ禍後、映画館が閉鎖してしまい、信条をあっさり変えて、”N”と契約し特にオリジナル作品（有名な作品は劇場でも多数公開されました。）の面白さにビックリし、その後、”W”とも契約しました。
で、”大体見たかなあ・・”と思い、２社との契約を解除し、先月から”U”に変えたら、アラ、ビックリ！観たかった映画や過去鑑賞した映画がてんこ盛り。
でもねえ、家のシアターで見るのと、映画館で観る映画は決定的に違うのですよねえ。
映画館が無い県が多数ある中で、叱られるかもしれませんが。・・。
配信と、映画館で観る映画とのバランスをしっかりとらなければなあ・・、などとも思いました。では。
（毎晩、ショートスリーパーとは言え、一作観ると”貴方にお勧め”と次々に魅力的な映画を紹介してくる”N”以上の”U”のシステムを断る気力がなく、読書時間は激減しましたよ・・。）
