「エンタメヤクザ映画」孤狼の血 LEVEL2 運だぜ!アートさんの映画レビュー(感想・評価)
エンタメヤクザ映画
ヤクザ映画をエンタメ化した作品といえます。主演の松坂桃李と彼と戦う鈴木亮平の凄まじい生命力に驚かされます。他の方も書いていましたが、あれだけの乱闘であれば通常なら死んでいるでしょう。でもこれは映画です。映画ってありえない出来事を描くものです。ですから腹を刺されようが、打たれようが、顔面をフルボッコされても生きていなければいけません。アメリカ映画でも同じように、警察対ギャングの銃撃シーンはいつまでも続きます。最近では玉を込めるシーンがありますが、昔のアメリカ映画ではひたすら撃ちまくっていました。映画ってリズムがあるのです。途中で玉を込めると勢いが止まります。本作のアクションシーンも同じです。殴るなら殴る、蹴るならける、撃つなら撃つを続けないとリズムが壊れてしまうのです。そういった意味では本作はエンタメ映画としては成り立っています。松坂桃李くんは前作から大きく変身しています。それはそれで良いのですが、やっぱりお顔が美しすぎるので、いまひとつヤサグレた刑事にはなりきれてなかったような気がするのです。後ろ姿が弱いんです。肩幅が、、、。一方、鈴木亮平くんは今後の役者人生は大丈夫かと思わせるほど恐ろしかったです。日本の映画史上最悪のヤクザになったのではないでしょうか。
『運だぜ!アート』のluckygenderでした
なるほど、と府に落ちました。テレビシリーズの「あぶない刑事」も撃たれても死なないし、捜査令状なくても動くし、おとり捜査はするし、と荒唐無稽でしたが、まぁ毎週おもしろかったし、再放送も何回も観ました。つまり、そういうことですよね。