「ホテルに来られるお客様は、みな仮面を被っておられます。それを守って差し上げるのも、ホテルマンの仕事です。」マスカレード・ナイト 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
ホテルに来られるお客様は、みな仮面を被っておられます。それを守って差し上げるのも、ホテルマンの仕事です。
すべての人間を信じるホテル、すべての人間を疑う警察。価値観の真逆の組織が、同じ場所でせめぎ合う。フジテレビらしさが、シナリオにもキャスティングにもよく現れていて、面白いですよ、十分に。
そして見ているうちに、生真面目で仕事に忠実なホテルマンが"無理です、という言葉は使ってはいけないんです。禁句なんです。"っていうのが、だんだんと、言ったら負けのゲーム、もしくはそういう縛りの罰ゲームにも思えてきた。または、長澤まさみが困っているのを見て喜ぶ輩向けのサービス映像とでも。だって、人の奥さんだよって言ってるのに、会わせろよってリクエストまでエスカレートしたら、理不尽極まれりじゃん。
ま、細かいとこはいいのか。これは、キムタクを愛でる映画なんですから。だって男から見たってかっこいいもん。この歳になったって、いつものキャラを演じても鑑賞に堪えれるって、才能じゃない?
でも、あの風船の代金は誰が支払うのでしょうかねえ?結構お高いですよ。
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