フラ・フラダンスのレビュー・感想・評価
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きっかけはどうあれ
社会人版「アイカツ」幅広い年齢層のためのアニメ。アイカツ以上のファンタジー要素がある。
近年、アイドル系アニメが量産されて食通気味でしたが、あまりとりあげられていないフラダンスをテーマにしたアニメだと思います。印象強いのは中盤のアイドル達の野外コンサートで盛り上がった所。キャラクターデザインがアイカツを担当していた、やぐちひろこさん。個人的には社会人なりたての主人公視線による青春物だと思いました。リアルな描写だと感心したのは、主人公・日羽が高校へ向かうときにのる常磐線の列車のシーン。走り出すところが目がまわりそうで。高校の友達と将来の進路を話し合うところ。このままだと実写でもいいかなと思ったら・・・。
で、例のハワイアンズのぬいぐるみがアニメっぽい展開へ。アイカツ以上のファンタジー要素があり、この辺が好き嫌いがわかれそうです。個人的には複雑な気持ちを感じるのは、311地震に関連しており、最後に大きな感動を与えたからです。震災で姉がなくなった所をもう少し時間を使ってくれたら良かったと思います。
アイドルの歌をバックにしたフラダンスは劇場のスクリーンではないと迫力ある映像が楽しめないので、興味あったら一度だけでも良いから観た方が良いと思います。
不覚にも3回観てしまった。
もう劇場では観ないことを誓い(次はDVDで)、ケジメのつもりのレビュー。
ハラハラ、ドキドキは無いが、小さな感動と少しホロっとくる映画。フラやダンサーを題材にした映画だが、少し攻めた(フラの)描き方もあり、フラやハワイアンズに全く興味がない人でも楽しめると思う。モーションピクチャーを使ったとのことだが、フラの動きをよくアニメで描けたと感心する。予告編を観てから観賞したが、予告編で想像するのと違ったストーリー展開になり、その点も楽しめた。
とっ散らかってる
全体的にとっ散らかってて、何を一番伝えたいのかメッセージ性がよくわからなかった
サクセスストーリーとしても中途半端、
5人の人間模様としても、個性はあるのに心理的な部分での踏み込みが浅い(例えばAのキャラはBのキャラのこの部分に憧れてて、Bのキャラは完璧そうに見えるけどCのキャラのこの部分に憧れてて…みたいなものがない)、
途中で順位を出すけど、出すだけ出してその後の展開も薄い(恐らく順位どうこうよりも自分らしさや人を楽しませる事を、という意味なんだろうけどもっとメッセージ性を強めて良かった)、
恋愛の描写も特に発展する事なく、最後にココ姉さんのネタバレをした後に音楽と描写だけ盛り上がる感じにして、「え、まさかこれで終わらないよね?」と思ってたらそのままエンドロール
面白い雰囲気はあったし途中までは面白かったんだけど、本来3時間とかもっと長い尺の映画の後半1時間とそれに呼応するフリの部分を丸ごとカットして2時間に納めました、っていう印象だった
でも楽しい映画なのは確かだから、家族とかカップルで観る分にはいい作品だと思う
爽やかな青春アニメ。
ドラマも良く描けてる良作
すごい良かったですよ。
ダンス・フラ・ダンス
フラの動きをアニメで表現するって、どうなのか、興味があった。なかなかがんばっていたんじゃないかな。リズムがオンならまだ見せやすいかもしれないけど、フラってアフターだし、手と足の間合いも違うし、大変だったと思う。欲を言えば、もう少し中腰で、膝が曲がっているといいね。そうすればフラ感がもっと出たはず。でも、夕焼けの中で5人が踊るシーンは、すごく良かった。
フラという言葉は、ハワイ語で踊りを意味するので、フラダンスでは言葉が二重になってしまう。でも、日本ではこれで定着しちゃったけど。この映画のタイトルは、掛け言葉になっているんだね。
知り合いにフラの先生がいるが、最近ヒップホップ系に行く子どもが多く、フラに興味を持つ子が減っていると、嘆いていた。この映画でフラの魅力を知って欲しいな。
主人公があまりにもドジっ子すぎて、少し引いちゃったが、まだ子どもだもんね。朝ドラのような、ヒロイン成長物語だから、あたたかく見ないと。それにしても、お姉ちゃんと日羽、ずいぶん年の差があるのね。15歳くらい離れてる? 何年かしないと、ソロダンサーには、なれないよねぇ。
残念な新人だけど、5人みんなが、自分の目標を設定して、かつクリアしていった。これは素晴らしい。「サンフラワー」は感覚が新しすぎて付いていけないけど、「フラガール〜虹を〜」はやはり泣ける。今、ハワイアンズでは、実際のショーで、映画にリンクした演目をやっているそうだ。いやー、見たいねぇ。
営業終了後のメンテナンス。本当にご苦労様です。毎日、確認、清掃、補修、日本のハワイであるための努力、頭が下がります。浮き輪は忘れたなら仕方ないが、わざと置いていくのはダメですね! ハワイアンズは一度しか行ったことないけど、また行きたくなりました。福島を応援したい❗️
安心してお勧めできる良作
新人フラガール達のキャラがみんな魅力的
蒼井優主演のフラガールのアニメ版かな、と思っていましたが、あの作品が創世期を描いたのに対し、今回は震災後の同じいわき市のハワイアンリゾートを描いていました。震災の傷跡にも触れつつ、「おかえりモネ」ほどそこだけをクローズアップしていたわけでもなく(おかえりモネはあれはあれで良かったですが)色々な悩みを持った若い女の子たちが頑張っている姿を見るのは楽しかったです。欲を言えばじぶんが「お仕事紹介映画」が好きなのでお客さんが知らない舞台裏の部分をもう少し多めに欲しかったです。
後先輩男性職員の人がすごく素人っぽいしゃべりだったので、実際のハワイアンリゾートの職員の方かな?と思っていたらディーン・フジオカでした・・・。マネージャーは声優だと思っていたら山田裕貴で、また自分の中で彼への評価が一つ上がりました。
リンちゃんが二人⁉️思わず観ちった。
震災から10年の節目 特別なアニメへ
吉田玲子さんが脚本するだけあって、感動するシーンはいくつもありました。
しかし、肝心の中身が薄い。
今回は自分が気になったところを書いていくので、物語の感想を見たい人は別のところへ。
まずフラダンスの良さや拘りが全く伝わらない。
せっかく認知度が少ないジャンルを題材にしてるのに、さわりの部分しか紹介しないから、ただのダンス練習してるようにしか受け取れない。もっと「特別にこんな努力が必要なんだ〜」と思える作品になって欲しかった。
あと主人公の同期4人のうち、2人だけ物語においてけぼりなっていること。
滝川蘭子というぽっちゃりした秋田出身の女の子。
自分の体を自虐ネタにしたり、みんなを励ますムードメーカー的存在。
夜にランニングしてるシーンもあって、ダイエットしてるのかなと思いきやそういう場面はなかった。
白沢しおんは人前に立つのが苦手な女の子。
ダンスは上手いが笑顔を作るのが苦手といういかにもなキャラ。
この子こそどう克服するのか?一番気になるところなのに、マスコットキャラの中に入って踊るだけしか見せ場がない。
何故かフラ女将(温泉宿で踊る女将)が好きらしい。
他2人はカップリングとも言える展開があったりと、ストーリーに関わっているのに、蘭子としおんだけ明らかにネタキャラになっており、もう少し個性を大事にしてほしかった。
東日本大震災から10年が経ち、被災地をモデルにしたアニメが無かったと言っても過言ではない。
そう考えると世代問わず観れるのでオススメ出来ます。
音楽に関しても凄く良くて、大島ミチルさんや劇中歌で登場するアイドル『いついろディライト!!』は、アイカツを思い出させる演出で素晴らしかった。
お涙頂戴の映画になるなと思っていたが、割りとスポ根で面白かった。個人的にはフジテレビが共催なので、1クールでTVアニメにしても面白いかなと思います。
ハワイアンセンターに行きたくなった
好きなだけじゃダメなんだね
主人公がただただかわいい
軽いタッチとシリアスな舞台
東日本大震災から約10年。いわき市でフラダンスの踊り手になった少女たちの成長物語。
最初に、本作も含めて「ずっとおうえん。」プロジェクトを継続した、フジテレビ他関係者の努力を称えたい。
若干のファンタジー要素も含めて、物語は一見軽いタッチで描かれる。しかし、根底にあるのはかなりシリアスな舞台であり、そこに気づくかどうかで本作の評価は分かれると思う。例えば、プロのダンサーである以上、たとえ研修期間中の1年目新入社員でも、踊り手としての「査定」があり、本作はそれを正面から描く。その厳しさが物語の伏線以上のものだと気づくには、それなりの社会経験が必要だろう。主人公5人組に施設の運営会社から与えられる評価のあり方が、一般的なアイドルアニメ作品のそれとは全然違うので、それが分からない人には5人組の思いが全然通じない。不親切と言えばそれまでだけど、これは観客の理解力を信じた演出なので、見る側がそれをどこまで読みこなすか、試されているのかも。
フラダンスに限らず、舞踊の舞台を観る時は、下半身=足運びに着目するのが面白い。上半身や顔の表情は、別に意識しなくてもかなり頭に入るのです。本作はそれをよく理解していて、特に主人公たちが本当に新人の頃、練習時の描写で特に足のクローズアップを多用する。これが笑っちゃうほど下手な動きで、重心の崩れ方や着地の不正確さなど、よくここまで作画できたと思う(正直絶賛です)。作画スタッフは顔やバストアップは手慣れているけど、足指の力の入り方に着目して作画するなんて経験はたぶん今までないでしょうから、相当苦労されたと思う。その甲斐あって、一連の練習シーンはどれも素晴らしい仕上がり。日々を重ねるにつれてどんどん上手くなるのが実感できる。
一方、舞台での踊り本番はほぼモーション3Dを使用。かなり凝った撮影で、この技術の進歩はここまで来たかと思ったのは確か。ただし、ここぞという訴求力はまだ手書きには及ばない。なんというか、(踊りが失敗している部分も含めて)全体にアクセントが乏しいのです。フラは滑らかな動きが特徴だけど、要所で微妙な「タメ」が入るのが重要。そこをCGで表現するには、もう少し進歩が求められよう。
物語は概ねシンプルな青春成長モノ。震災の設定は少し控え目にしているが、それに気づくと一気に作品の味わいが豊かになる。ヒロインの登校時最寄駅が「末続駅」=いわき駅より北側にあるのだけど、そこが震災後長期間にわたって運行停止区間だったと理解できるかどうかで、作品の印象が大きく変わると思う。こんな例がいくつもあって、スパリゾートの内部は多少説明があるけど、その外側は作画されるだけ。そこが震災後どういう経緯を辿ったか、ほとんど紹介がない。私は現地を旅した経験が幾度かあるので、ある程度は理解できるのですが、そうでない方にとっては少々不親切(ここは減点)。言い換えると、この機会にぜひ福島へ足を運んでください、という作品の思いがある。
主要キャラが5人全員キャラが立っているので、物語の本線は順調に進む。個人的には「どすこい」ちゃんの大らかさがお気に入り。踊りの作画も、彼女だけ明かに雰囲気を変えていると思う。ハワイの皆さんは身体が大きい方が多いので、実は彼女はフラダンサー向きなのですが、観る側がそこに気づかないと「イロモノがいる」と思われかねないのが難しいところ。5人が途中のピンチで対立こそすれ仲間割れしないのは、それがフラダンサーの本質だから。本作はアイドルアニメではないのです。ただ、ヒロイン以外のキャラクターの物語が、ちょっと唐突に始まる感じがして、気になった(特にオハナちゃん)=減点。
声優専業以外の方が多いキャストは、いわゆる「声優グセ」がなくて、自然な発声がいいバランスを保った。その中でヒロインの姉役を演じた人気声優の演技が頭一つ抜けていて、さすが。この方が成人女性役を演じる機会は珍しいと思うのですが、見事なキャスティング。5人組が東京でフラを披露する場面の選曲がなかなかぶっ飛んでいて、アニメならではの楽しみ。コンテストとしてはどうかと思うけど、(例え新入社員であっても)お客様を楽しませるプロのエンタテイナーとしての矜持を見た気がする。繰り返しになりますが、踊りの場面で下半身の動きを疎かにしなかった作画は、大健闘でしょう。また、現地の肌触りを季節感込みで丁寧に描きこんでいるけど、そこに押し付けがましさが感じられないのが良い。
女の子が踊る作品だから当然女性アイドル系アニメ。そのノリで本作を観ると、おそらく物語が読めないし、他の作品を見た方がたぶん面白い。この点で本作は見る人を多少選ぶ。震災から10年経って、あなたはどれだけあの日々のことを覚えていますか、と問われていることに気づいてはじめて、本作の魅力を感じ取れると思った。その後の評価は、人それぞれ。私は良作だと感じました。
地に足のついた主人公
お仕事青春ムービーのアニメ版であり、震災復興の応援映画としてはよくまとまっていたと思います。
丁寧にキャラ一人一人を描写し、それぞれの背景や問題点を洗い出し、それぞれに決着をつけていく吉田玲子さんの脚本は見事でした。
体力も基礎技術もない「どこにでもいる普通の子」がプロになっていくあたりは、お仕事ものの定番王道展開で、映画『フラガール』を思い出しもして。
主人公が上達していくのに特効薬がなく、地道な練習と、チームの仲間との信頼関係を築く以外に道がないのが、地に足がついているというか、リアリティがあってよかったです。
ただ、シナリオが一般向けなのに、演出が『アイカツ!』っぽいんですよね。
特にアイドルグループの要素や、アニメらしいファンタジー要素(Cocoねえさん)が少々子供向けっぽさを醸しだし、また演出・キャラデザイン自体がアニメファン向けに特化している気もして。
この映画自体がどんな客層に刺さるのか、興行成績的な面が少し心配にもなりました。
話の下敷きになっているのが東日本大震災なので、「現地で頑張って生きてきた、被災した人たちの子供が成長して地元に就職した」なんてケースを見たり身近にいらっしゃったりした体験をお持ちの場合は、たぶん思い入れを持って観られるとは思うのだが、そうじゃない他地域の人にはちょっと微妙かも……
『岬のマヨイガ』と同じく、フジテレビの「ずっとおうえん。プロジェクト 2011+10…」の一つだと、エンドロールで初めて知りました。
これについては、宣伝含めてもっと打ち出してもよかったんじゃないかなぁ?
どっちかというとふわふわ
スパ・リゾート・ハワイアンズ
福島県いわき市常磐に所在する大型レジャー施設
戦後石炭需要が低下し別事業を模索していた常磐炭鉱が
炭鉱労働者や家族の雇用先としてレジャー産業に進出
当時庶民には高嶺の花だったハワイを模した設備
「常磐ハワイアンセンター」は好評を博し
この設立直後の様子は2006年に映画
「フラガール」で取り上げられ大ヒット
2007年には年間来場者161万人を達成した
この映画は同じ舞台で現代を舞台にし
新人ダンサーたちが奮闘しながら一人前に
なっていく様子をアニメーションで再び
製作されたもの
感想としてはつかみどころのない
「決定的な部分の」障りのない描写に
この作品がつくられた経緯による
「大人の事情」を感じざるをえず
印象に薄い感じでした
福島に住む主人公夏凪日羽は
高校卒業後の進路も決まらずフラフラして
いましたが大好きだった姉がフラダンサーだった
事から思い立ちハワイアンリゾートのダンサー
に就職すると個性的なメンバーとそこで
一緒になります
ダンスの経験はろくになかった日羽は
初ステージも失敗してしまい落ち込みますが
姉と同期だった現役のダンサー達の励ましも
あり自分たちなりの「フラダンス」を目指して
本流の「フラ」とは異なるものの客を
楽しませる気持ちをつかんで成長して
いきます
・・そこはいいんですが姉の死について
細かくまるで触れないのが気になりました
おそらく東日本大震災で犠牲になったので
あろうという事は予想できるのですが
あまりに触れないので何か他に真相があったのか
と勘ぐってしまうほど
この映画は東日本大震災から10年後も
被災した土地を忘れないようにというフジテレビの
プロジェクトの一環で地方自治体の協力も
得て作られている感じで福島と地震と言うと
原発事故が関連されますがあまり細かく触れない
のはそういう配慮が働いているんだろうと思います
シーンの中には最近のご当地映画らしく
詳細に描かれた実際の観光施設等が
ちょくちょく出てきます
まぁそれは別にいいんですがなんか全体的に
テーマがあんまり絞れてない感じ
主人公と姉や家族のエピソード?と言う割には
両親がモブかってくらい出てくるだけだったり
タイトルにもある本場の「フラ」と
日本の「フラダンス」の違いを盛り込んでる
感じもなく
わざわざ山田裕貴やディーン・フジオカが
担当している役のキャラクターも使いきれて
無い感じで全体的に「ふわふわ」したまま
そんなに短くもない100分ちょっとダラダラ
続いていく感じ
1クールのダイジェストを見ているようです
ご当地ドラマ的な感じが抜けてない感じ
ならいっそまんまのキャストで
実写でいかがですかと思ってしまいました
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