「映画館が存在すべき理由がこの作品に詰まっている」浜の朝日の嘘つきどもと bionさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館が存在すべき理由がこの作品に詰まっている
いや〜それにしても笑った。そして泣いた。最後は晴れやかな気分。この体験を見知らぬ人と共有できるなんとも言えない幸せな気持ち。
映画館が存在すべき理由がこの作品に詰まっている。観終わった今は、主題曲を聴きながら心地よい余韻に浸りきってレビューを書いています。
ところで、大久保さんに対しては当て書きですか? 大久保さんがネタとしても語っている実生活のイメージとめちゃくちゃ重なるんですけど。
大久保さんは、素なのか自然体なのかわからないけど、あまりにも役にフィットしてるし、力みのない演技と毒舌で正鵠を射るセリフのコンビネーションが決まっている。
毒舌といえば、高畑充希と柳家喬太郎のコンビもよかった。茂木莉子が連発するスマッシュを全部拾った上でドライブをかけて返しているようだった。ここまで、息のあった掛け合いをみると気持ちがいい。
一人で映画を見るのが好きだけれども、隣に人がいるのは嫌。満員は嫌だけれど、ガラガラも嫌でそこそこ入っていて欲しい。こんなワガママな自分が映画館に足を運ぶ理由がこの作品を見てハッキリした。
やっぱりネクラなんですね。約2時間の半分は闇を見ているなんて。しかも、僕はホラーが大好きときてるから、正真正銘のネクラ。でも、こんな自分が大好き。
追記
他のレビューさんからの情報で、ドラマ版があることを知り、アマプラで視聴。
朝日座の支配人と茂木莉子の掛け合いは、やはり面白い。自殺志望の竹原ピストルに対して、お勧めの自殺場所へ案内する。当然、こんなブラックな事されると、自殺する気も失せてしまうんだけど。
カメ止め以来、精彩のない上田監督もこの二人がいる朝日座に行ってみたら。
早速ご覧になったようで、ありがとうございます。
あれだけ再興に尽力したのに、あれでは客が減りそう・・・w
ってくらいに暴れてましたよね。
骨壺持ってた時はジーンときました。
bionさん、コメントありがとうございます。
映画好きにはたまらない作品でした~そしてネクラを確認w
ちょっと我慢できなくなってTVドラマ版を見てしまい、追記させていただきました。
今晩は
毎日の仕事の90%はキツイですが(私です。)残りの10%の達成感と、帰宅してから家人の美味い料理と酒を飲みながら観る映画と、その後の読書。
そして、週末に映画館に向かう車の中で大音量で掛けるロックと映画館で観る新作映画。
そして、出会える今作のような素敵な映画。
それだけで、豊饒な気持ちになれる単純なNOBUです。
今作は、仰る通り、大久保さんの存在感と絶妙な台詞が、もう素晴らしくって・・。
これだから、ワザワザ、映画館に足を運ぶのですよね。(ガッカリする事も、ありますが・・。)では。