「淡々と描かれている」日本独立 Joさんの映画レビュー(感想・評価)
淡々と描かれている
白洲次郎と正子に以前から興味があり、関連するドラマ等も観てきたし、敗戦後の日本の置かれた状況は、明治維新と同じぐら興味があるので、これは観なければ!と。
映画館に観に行けなかったのでDVDを借りました。
色々な俳優が色々な脚本と監督で吉田茂と白洲次郎の関係やポツダム宣言からサンフランシスコ講和条約までを物語ってきたけれど、この作品が一番淡々と描いているような気がする。
それでいて、ちゃんと状況や問題点など伝えてくれるので、飽きずに二時間強、観ることができた。
どちら側にも肩入れせずバランスが良いと感じたのは私だけかな?
上手くまとめたな~と。
過去の映像と現代の映像が上手くリンクしていたので、一層臨場感があり物語に深みを与えていると思う。
憲法についてはアメリカの押し付けだといわれてもしょうがないけど、だからと言って悪かったかというと、そんな事もないのでは。
平和ボケしていると揶揄されるぐらい、何気に平和であり、もし軍隊が存続していたら、クーデターが起こってるかもしれないし。
アメリカの押し付け・・・という点だけで「憲法改正」を唱えるのは間違いではないかな、とあらためて考えさせられた。
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