すくってごらんのレビュー・感想・評価
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金魚すくいは紙が破れてからが勝負
百田夏菜子の役名は生駒吉乃。生駒は大阪の奥座敷と言われた奈良の歓楽街。吉乃はもちろん吉乃桜からだろう。うなじから肩口にかけてがっぽりあいた艶やかな浴衣姿。浴衣は赤い牡丹柄。青い扇子とのコントラストが幻想的でうーんたまらんなぁ😃 彼女は金魚すくいの店のオーナー。しかし、東京の銀行の本店から左遷されてきた若い銀行マン(尾上松也)が吸い寄せられるように入り込んだのはいかにも昔の遊廓を思わせる店のセット。会話も「一戦交えませんか?」多いに期待してしまうでないかい。
ももクロの彼女の役者としての姿をたまたま見たのはNHKドラマだった。廃業した銭湯♨️で稽古するももクロのメンバー。もちろん緑のあの子(有安杏果)もいた頃。百田は役者としてもなかなかいけていた。ググったら、2013年の「天使とジャンプ」という題で、ドラマ初出演だった。8年前。その後も役者としての経験はすごく少なかったと思うが、やっぱ存在感があるね。無敵のエクボ。
ももクロは人数少ないし、個性の幅が広いから覚えられる。
トウーキョードームのKISSのコンサートも行ったなぁ。
柿澤勇人がすごくよかった。
石田ニコルも素敵。
金魚すくいの紙がなかなか破れないので、イライラしました。
最初から気になったのは楽器演奏や口パクとアフレコがずれてるところ。リズムのアクセントがダラダラ。歌はうまいのに残念でした。尾上松也のギターも歌のキーとコードが? すごく気になってしまいました。
すくってみた
「令和日本版インド映画風ミュージカル」と言うと、なんだかよくわからないだろうけど、言い表せばこんな感じ。試みとしては面白い。テレビではなかなか出来そうにない演出なので、映画というのはうなずける。
ストーリーは、田舎に左遷されたエリート銀行マンの巻き起こす、ドタバタ恋愛コメディ。左遷先の町は、何故か金魚すくいが伝統かつ定番で、主人公が金魚すくい屋を営む女将に一目惚れする所から展開していく。尾上松也が、実直ながら癖のある主人公を、良い感じで演じていて、歌がうまくてびっくりした。百田夏菜子もももクロの元気娘と違った、おしとやかな役回りで、良い雰囲気。
惜しむらくは、物語の展開はもう少しやりようあったかも。歌や音楽は丁度心地よい塩梅だったが、それ以外は笑いに振るところ、ドラマに振るところが、中途半端な場面がままあり、惜しい感じがした。主人公のキャラが立ってるので、もう少し漫画風の演出に寄せても良かったのかも。ミュージカル映画レミゼラブルの「夢破れて」に対抗して、「ポイ破れて」くらいふざけても良かったかな。そうではなく、ドラマに振るのであれば、終盤はもう少し盛り上げても良かったのかと。
新感覚とまではいかないけれど、新しい試みはうまくまとまっていて、好感が持てた。
新たな試み
新たな試みと書いたが大まかに言うとミュージカル映画です。
えぇ。
ですが、一曲一曲が非常に良い。
某オタ恋とは違い、ミュージカルシーンを作品に馴染ませようと言う努力が見えるし、歌詞もきちんと登場人物の心情に寄り添ったものになっていて香芝が一人で黄昏で歌うところなどまるでオペラのアリアのよう。
ちなみに僕のお気に入りナンバーはすれ違いの恋。
作品自体も金魚掬いと恋など色々な要素を掛けていてかなり日本的。
歌舞伎役者の尾上松也さんを使うだけの事はある。
その上で、その上での話だが。
曲があまりにも良すぎて間のストーリーとの出来の差が凄い。
あくまで曲がメインでストーリーはその繋ぎの為ですよといった感じが強かった。
それも、企画が先にありきで出来た映画ならまぁまだ納得もできよう。
エンドロールを見てビックリしたのだが、どうやらこの作品は漫画の実写化だそうだ。
不勉強故原作は見終わった後に調べたが、あらすじだけ読んでもなかなかにドラマチック・・というか展開が多い。
その原作の展開を曲の繋ぎの為だけに薄めるのは如何なものかと思った。
原作ファンの方はこの映画を見てどう感じたのだろう?
ですが、香芝が頭の中で感じる不満なんかがラップとして韻を踏んで表現されてるのはなかなかに面白く新たな表現方法の模索映画としてとても素晴らしかった。
演技は松也さん一強といったところ。
他には石田ニコルさんが美しい。
百田夏菜子さんは、登場は人を惹きつける不思議な魅力に溢れていて良かったものの、ミステリアスな雰囲気を纏おうとしてかその後の演技は棒気味。
そうそう、すれ違いの恋の曲がすごい好きだったので明日香の恋の行方もきちんと描いてほしかった。
劇中で使われたナンバーのCD化希望。
不思議と何回でも観に行きたくなるスルメ映画かも。
曲がいいね
石田ニコルさん演じる明日香が良いんですよね。
彼女、キャラクター的に他人に弱味を見せないタイプだと思うの。
そんな彼女が、 東京で夢破れた思いを(歌で)吐き出してしまうの。
それに対して、香芝は涙を流しながら共感する。
これ、明日香は香芝の事を好きになっちゃいますよね。
明日香、香芝に対して積極的なんだけど、それでも香芝の気持ちは大事にしてる感じ。
「吉乃は止めときな」の時も、自分の為ではなく、吉乃の王寺への恋心に気付いているからこその、香芝の事を思ったアドバイスに感じるの。
その上で、吉乃の王寺への気持ちを応援しつつ、香芝の吉乃への気持ちも最後まで見届けるんですよね。
明日香、内面的にもいい女だと思うんです。
これは川西も惚れちゃいますよ。意外と浴衣も似合うしね。
最後に一言、序盤は気にならなかったんだけど、クライマックスシーンではダンサーの人達の顔を隠さないで欲しかったかな。
前向きになって進み出すシーンなのに、全体から息苦しさを感じちゃったんですよね。少数派の意見だと思うけど。
クセになる一作
観た後に劇中歌がずっと頭から離れず、この後どうなるのか?と想像・妄想が止まらないような一作となります。
金魚を題材にしている史上初の映画で、今まで金魚に対して深く考えた事がなかったので、この作品のストーリーが金魚と重なったとき、心がキュンとそして笑顔になれるような思いになりました。
映像がとても綺麗なので是非映画館で見て頂きたいなと思いました!
癒されたい方は是非ご覧ください。
ずっと記憶に残りそうな印象的な作品(´▽`)
金魚とヒロインの「赤」が鮮やかで幻想的。
周囲から浮きまくった主人公の
ひとりよがりな思考回路と突飛な言動が笑える。
滑稽なラップから、ちょっとイイ曲まで、
なんちゃってミュージカルっぽさも楽しい。
金魚の煌びやかと儚さを同居させた
ミステリアスなヒロイン役の百田夏菜子ちゃん。
とてもよい人選だったと思います。
個人的にかなり好きなタイプの作品でした♪
色鮮やかな世界が目に飛び込む
たまたま床屋のFMラジオで『金魚すくいの映画が〜』ってフレーズが耳に入り、金魚と言えば大和郡山、理髪師に大和郡山城の石垣がいかに美しいかという話をした(今から思えば変人やね)。あっ、あの映画かと思い鑑賞。
四角い顔の尾上松也扮する地方移勤となった銀行マン香芝にいざなわれ、大和郡山風の古き良き通りの角を曲がると、色彩鮮やかな綺羅びやかな世界が目に飛び込んでくる。ここで百田夏菜子(吉乃)らしき金魚風の着物を纏った可愛らしい女性が後ろ姿で出てくるのだが、その世界の鮮やかさにハッとさせられ、なぜか涙腺が緩んだ。
この映画は普通の映画かと思いきや、突然はじまるラップなど多様な楽曲を織り交ぜたミュージカルでテンポ良く進む。柿澤勇人、石田ニコルらの音楽センスも抜群でキャスティングが光る。
私事だが金魚すくいがヘタで、すぐ破れて、すくえた試しが無かったように思う。柿澤演ずる昇のように金魚をいっぱいすくいたい欲望に駆られるが、香芝に金魚すくいを指南する吉乃のセリフの『追い掛けたらあきません。待つんです』というのが、この映画のテーマとなっている。
今井町らしき町並みを背景とした映像が美しく(後で調べたら今井町に映画に出てくる金魚のマンホールや、吉乃の金魚すくい店のロケ地、台本など撮影資料を展示するカフェもあり、また今井町は4月と6月に公開予定の『るろうに剣心最終章』のロケもやっていたそうです)、月並みだが橿原や大和郡山を訪れたくなった。
鑑賞後も映画グッズコーナーでポイを探す(そんなものあるかどうか知らんけど…)自分がいました。
金魚すくってごらん。
家も金魚がいます。子供が小さい頃夜店で。すくえなかったのですが金魚を2匹もらって育て今は一匹になってしまったけど。手入れは水草を替えるぐらい。水も時々水道水で20年以上生きています。意外と長生きします。
一応ミュージカルなのかな。踊りはないけどstoryに合った歌詞で尾上松也と柿沢が唄う歌が上手い。そして石田ニコルもとても歌が上手。百田のピアノもバンドの演奏もよかった。尾上の心の声も可笑しくて。(笑)
でも同じ人達だけで歌っているので少し眠気が…
心地よかったのかも。
尾上松也が深夜にテレビドラマでスイーツ好きな役で食べ歩くドラマを見たことがある。
そんなコメディの入ったミュージカル。
尾上松也は声もいいし歌も上手いのでこの役にピッタリだと思う。おもしろかった。(笑っ)
金魚の朱色とくちびるの赤
事前情報無しだった為、いきなり歌い出して驚き歌唱力に更に驚く。なんと次から次へと気持ち良く上手い。
心の声を言葉遊び的なラップ調にした歌詞も面白く、訳もわからないままに世界観に引き込まれてしまった。
そして、鮮やかな金魚達の朱色が際立つ水槽に囲まれてる可愛らしい浴衣とくちびるの赤。このアトラクションの様な異空間も、目も楽しませてくれる。
本音を引き出す様な展開のラブストーリーは取り立てて突飛でもないけど。充分楽しめるエンタメ性の高い作品に満足感に満たされた。
電話ボックスの演出は裁判沙汰にもなったあれを意識したのだろうか?
以外にも・・・大変良かった!
原作は見たことありませんでした。予備知識なしで鑑賞しましたが、まさかのミュージカル映画⁈
ですが、歌も心地よく、画像や俳優さんも綺麗でいい映画でした。
特に吉乃さんの独特の雰囲気には心をつかまれました。
たまにはこういった映画もいいですね。
映画初主演の尾上の宣伝作品?
彼の事はよく知らんけど星野源みたいな3枚目キャラの売り込み的な作品 百田は美女なのでもっと映画 ドラマに出て欲しいが昨年不評だった高畑充希の映画みたいな感じで尾上の今後に期待!
ミュージカル嫌いな人は合わない映画
元ミュージカル嫌い人だったので
あーそれやっちゃうかーと確かに思う場面もありました
歌でしか伝えられないことも無いし
歌わないと届かないことも無いんだけど
歌でしか表現出来ないことはあると思うんですよね
だからこそ音楽が生まれる訳ですし
んでメインが歌で表現してきた人達でしょ
そりゃーはまるよね
特にラップが良かったんじゃないでしょうか
ブラック校則の時も思いましたけどラップはちゃんとやれば映画でも格好いい表現になりますよ
あの画面もたぶんヒプノシスマイクでそれやっていいんだってなったのも大きかったと思います
原作未読で恐縮ですが
平成マインドディスる癖に女性をトロフィー扱いする主人公に割といらつきましたが、それがあの着地に効いてとても良かったと感じました
たまには趣の違った映画を見るのも良いのでは・・
日本製のミュージカル映画です。
物語の中身がそれほどあるわけではありません(まあ、ないです)。
高名な方が出演するわけでもないです。
些細な望みのために、最後、主人公は金魚すくいの勝負を挑みます。
あえていえば、LA・LA・LANDの世界観を二回りほど小さくした作品でしょうか。
でも、個人的に嫌いじゃないです。
たまにはいつもと趣の違った映画を見るのも良いのではないでしょうか・・
美女たちの可憐な浴衣姿を楽しめ
この映画は金魚掬いを題材にした作品なんだけど主人公のキモいラップ調の独語やらいきなり歌い出したり中途半端なミュージカル感がなかなか面白い
挫折した男が恋に仕事に金魚掬いに頑張るゆる〜い感じの映画を予想していたが後半急に熱い展開になるのが良かった。
『お前の人生の3分間俺にくれよ!!』
思わずグッときたよ
見どころは吉乃と明日香の浴衣姿
タイプの違う美女の浴衣はとてもよかった
個人的には明日香のほうが好みだ
思わずグッときたよ(意味が違う)
終わり方に賛否あるかもしれないが歪んだプライドの塊だった主人公の成長が感じられて個人的には悪くないと思っている
金魚は掬えなくても人の心は救う
主人公は無駄に韻を踏んでいたのではなかった笑
全くノーマークだったけど非常に面白い映画だった
最後に一言
エリートを気取っているが主人公の言動表情がなかなかに気持ち悪いのがツボだ笑
救ってごらん、敗れたとしても
予告を見て面白そうだったので鑑賞。
主演の人、なんか見たことあるな〜と思っていたら半沢直樹のスパイラルの社長じゃないですか。
予想よりもかなり面白かったです!
かなり独特で新しい映画。ミュージカルなのに見飽きることも無く、すごく楽しい100分間でした。
些細なことで左遷となってしまったエリート銀行員の香芝(尾上松也)は、左遷先の田舎で出会った金魚すくいのお店を経営している生駒(百田夏菜子)に出会い一目惚れしてしまう。
金魚すくい×恋愛×ミュージカルと一見見応えのなさそうなストーリーですけど、見事に素晴らしい作品に仕上げている。中身は正直薄く感動するとかはないけど、エンタメとしてはかなり上出来。
最近、苦手なはずなのにミュージカル映画を多く見るのだが、今作は最近見た中でもトップクラス。
「ヲタクに恋は難しい」はこれを見習って欲しかった。
歌いたくなって、体を動かしたくなって、テンポもよく、丁度いいタイミングで一曲が終わる。
非常に上品。日本の良さが詰め込まれていて、日本人でも外国人でも楽しめる映画。
初っ端は「おっと?大丈夫か?」と不安になった尾上松也のコメディ演技だが、直ぐに慣れ結構笑えた。
ももいろクローバーZの百田夏菜子もアイドルですから、演技はどんなもんかと心配していたがそんな考えはご無用。演技も歌声もピアノも美しく、適役でした。
尾上と百田のすれ違いや後半の会話は面白くなかったが、石田ニコルとの会話はとても良かった。
数多くある音楽の中でも個人的には「Number」が1番好きでした。テンポ良すぎてリズムも良くて、あれは笑っちゃうしテンション上がっちゃうでしょ笑
"すくって"と"やぶれる"の掛詞は上手い。
何を救ったのか、結局なんだったのかはあやふやで分からずじまいだったけどね。あの男は何者?
結構好きな作品でした。
こういう映画はちょっと埋もれがちですが、当たりが多い気がします。「鬼ガール!」とか「ジオラマボーイ・パノラマガール」とかね。
まさかのミュージカル
主人公が、半沢直樹でスパイラルの社長役だった人が、今度は社長じゃなくて銀行員の役なんだな、とそれだけで見てみました。もう少し調べても良かったかな。
まさかの謎のミュージカルでした。。。
私はミュージカル苦手で。
皆さん歌はそれなりに上手いけど、歌をたくさん聞かせたいなら皆でライブすればいいのに、これはどういう作品??と謎でした。
確かピアノ弾ける着物の女の子、金魚屋さんの車に乗り込んだのに、いきなり電話ボックスに入ってて、扉を開けたら水しぶき???ここの描写が1番訳が分からなくて。。こういう謎の突拍子もない展開の脚本は、ついていけないです。
変な撮影描写?レンズのテクニックでしょうか??風景が丸く収まってるの、何を表現しようとしてるのかさっぱり分かりませんでした。
主人公の役者さんは、また普通のドラマで演技を見たいです。ラップとかキツくて、脚本家が韻を踏んでるこの歌詞良いだろう?って押し付けがましくて苦手でした。
普通に銀行員としてあのお店のリノベーションに融資して事業を安定させる、とかの話なら良かったのにな、と思いました。
ミュージカルコメディ
上司に悪態をつき東京本社から田舎の支店へ左遷された大手銀行のエリート銀行員・香芝(尾上松也)が左遷先で金魚すくい店の吉乃(百田夏菜子)と出会い、一目ぼれし、仲良くなりたいと思い・・・という話。
ヒロイン吉乃役の百田夏菜子はももクロのボーカルだから歌が上手くても不思議じゃないが、ピアノも弾けるのは知らなかった。
主役・香芝役の尾上松也、金魚売り役の柿澤勇人、明日香役の石田ニコルとみんな歌が上手くて驚いた。
見応たえあるミュージカルコメディだった。
音楽要素もさる事ながら
映像がめっちゃ綺麗。
超幻想的。
日本映画のコメディーって某監督作品に代表されるように、映像は超ショボくて、それがサイコーに嫌だったのですが、これは映像美+コメディー がうまくハマった特殊な映画。
不思議な世界観
ミュージカルが好きなのもあって、ぼーっと見るには悪くない映画でしたよ。中身はほぼないけど、笑。
尾上松也がよかったすね。変なキャラで。おもしろかった、笑。心の中ってあんな感じかもね。口に出ちゃったらやばいけど。最近はリモート仕事なので口に出しまくってますが、笑。
石田ニコルも結構好き、笑。ブランチのイメージしかないけど、毎週見てるので愛着が、笑。スタイル良くて歌上手くて口悪い感じも上手(というか普段からああいうこともありそう、笑)。
金魚すくいしたくなったーピアノ弾きたくなったーそんだけかな、笑
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