劇場公開日 2021年1月1日

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「往年の香港功夫コメディよ再び」燃えよデブゴン TOKYO MISSION regencyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5往年の香港功夫コメディよ再び

2021年1月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

単純

サモ・ハンのオリジナル版のリメイク、というより、「太っちょ功夫コメディ」の要素を現代にアップデートした、という感じ。ドニー・イェンが太っちょメイクで出演したCMが映画製作の発端になったとの事だが、老けメイクしたNBA選手の動画がきっかけで作られた『アンクル・ドリュー』同様、ノリと勢いで映画を作ってしまうパワーは素直にすごいと思う。
谷垣監督は自分とほぼ同年代だけあって、観てきた映画も同じというのがよく分かる。それは往年の香港功夫映画だけでなく、日本ロケした、あのハリウッド映画へのオマージュが色濃い。日本人が監督してるだけあって、外国映画でよくある勘違い日本描写を逆手にとってギャグにしているのもポイント。
オリジナル版の要だったブルース・リーへのリスペクト。今回は、いかにもドニーらしいアレンジが施されている。まぁこれまでもブルース・リー映画のリメイクばかり撮ってきてるから、それも当然なんだけど。
監督本人も語るようにコメディに振り切っているため、ツッコミどころも含めて楽しむ方が良し。
ところで、上映開始冒頭に出る撮影に関するお断りって必要だったのか?

regency