天外者(てんがらもん)のレビュー・感想・評価
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新しい風を送った青年武士、五代友厚の生き様が描かれた作品!!
人が亡くなる姿を目の当たりにして
歴史に名を残した五代の目的を果たしたい
志しが強く感じられました。
短い人生のなかで経済に革命を起こした!
人間の人生の儚さ、安らぎのなかに
強くたくましい侍魂が存在していました。
棺のなかに納められた刀にも、仲間が意思を引き継ぐ思いが表現されていました。
三浦春馬さんこそが五代友厚です(泣)
映画としては遺作だったんですね。
夢のある国の夢
Amazon Prime Videoで鑑賞。
かなり端折った展開やダイジェスト的な演出が散見されたので、テレビドラマの総集編を観せられている感覚でした。
五代友厚が何を成し遂げたのか、今一つ分かり難く、連続ドラマでじっくり描くべき題材だったのではないかな、と…
三浦春馬氏の演技が良いだけにかなり勿体無い。作品の良し悪しはさておき、日本を夢のある国にする夢を追い掛けた男の希望の物語が、生前最後の主演作となったことが救いか?
三浦春馬、最後の出演映画
タイトルの通りなんですが、亡くなられた三浦春馬さんの最後の出演映画なんですよね。それが、若くして亡くなった五代友厚というのは、なにかの皮肉なんですかね?
とはいえ、この作品、映画の筈なんですが、どこかしらテレビドラマの雰囲気を伴っています。岩崎弥太郎を意外な人物が演じていたことを筆頭に、なんか映画らしくない。まぁ、悪くはないんですが、折角の映画なので、映画らしくしてほしかったですね。
展開が早すぎる
この映画で五代友厚を知った、三浦春馬でなければ、ここまで、演じれな...
この映画で五代友厚を知った、三浦春馬でなければ、ここまで、演じれないと思った、志が同じであったと錯覚してしまう歴史を変えた男、そして濡れ衣をかけられた学校の教科書を改正した春馬、過言ではないとおもう!
五代友厚の生涯を三浦春馬さんが、爽やかに!!
天外者(天才)と呼ばれた五代友厚の生涯を描いた映画です。
三浦春馬さんが亡くなってもう2年以上経つのですね。
今はもう2度と彼の元気な姿を見る事はかないません。
この映画の中で、春馬さんの闊達な姿を見れたのは何よりの喜びです。
三浦春馬(1990~2020年7月18日)享年30歳。最後の主演映画です。
公開が春馬さん急逝の後だったことから、彼のファンたちが、劇場に足を運んで
皆さん名残りを惜しまれたようです。
映画はロングランヒットしました。
天外者(並外れた天才)と呼ばれた五代友厚は、
東の渋沢栄一、
西の五代友厚、
と並び称された近代日本の基礎を作った偉人。
この映画はダイジェスト版と言ってもいいほど、枝葉の少ない映画です。
たとえば友厚が思いを寄せた遊女はる(森川葵)。
はるはイギリス人に見受けされ渡英します。
後を追いイギリス中を探しまわったという友厚。
次のシーンでは日本に戻っている。
当時、イギリスへは船で1ヶ月、往復2ヶ月位はかかったと思いますが、
まるで昨日行って、今日で帰ったような展開で、いささか漫画。
勝海舟(三浦翔平)の暗殺も、障子に刀の影そして一筋の血飛沫。
岩崎弥太郎(西川貴教)と友厚の悔し泣きで、それと知る。
まぁ、分かるから良いのですが、これほど軽い内容も貴重ですね(笑)
妻豊子(蓮佛美沙子)もビンタを張った時に、友厚は、
「この女性は見所あり」とビビーっと来たのでしょうね。
次の展開では妻となり子供が3人居たりする。
説明描写、一切ありません。
ここまで来ると潔いです。
NHKの大河ドラマ1年分の内容を127分ですから、
こんなものでしょう。
キャストも若手中心で、軽量級。
春馬さんを明るく見送るには、相応しいのかも知れません。
五代友厚の功績。
《世界を股にかけた人》でした。
イギリス、オランダ、フランス、プロシアへ渡った。
☆初代・大阪税関長。
☆大阪造幣局の設置を提案。
☆大阪株式取引所を設立。
☆大阪商工会議所を設立
☆大阪市立大学、住友金属工業、商船三井、などの設立
明治18年(1885年)49歳で亡くなりました。
(お名前ははじめて知りました)
(もっと讃えられてもいい方のようですね)
過去鑑賞(2022年/04/19)
三浦春馬の演技が素晴らしい
ザ時代劇
人生スペクタル
幕末から明治へ
メロドラマ風
天外者とは鹿児島の民話、天狗と河童ガラッパの間に産まれた英才でその呼び名にちなんで優れた才能のやんちゃ者を称するようです。五代友厚さんは近代日本の礎を築いた明治維新の功労者であることに異論はないが、あまりにも脚色していますね。
先ず地球儀製作は嘘、地図の模写としても当時5才の才助には不可能、薩英戦争で英艦隊が退却したのは五代の功績とは盛りすぎ、英雄の色好みの例に漏れず五代もかなりの遊び人で10人もの婚外子を設けている。劇中で妻豊子を両替商の娘風に描いたのはNHKの大河での白岡あさを被せたのでしょう、まるで遊女だったはるの結核がうつって死んだようだが死因は糖尿病・・・と挙げれば切が無い。
幕末の志士たちとの青春群像劇としても単なる飲み友達にしか見えないし、遊女はるとのなれ初めや別れなど、こちらがメインのメロドラマかと思われる作風は評価の別れるところでしょう。
もっとも史実とされていることでも真実は所詮時の彼方、後の研究で翻り、教科書ですら改められるご時世ですし、製作陣は堂々とオリジナル・ストーリーと謳っているので批判には当たりませんね。
硬派な歴史ドラマより若者向けの青春映画、爽やかな好青年三浦春馬さんに寄せて盛り上げたかったのでしょう。
偉人の半生より、惜しい役者さんを失ったことの方が心に刺さる話題作でした。
がむしゃらに時代を駆け抜けた者達
ストレートに心に響き、心打たれる作品である。本作は日本の激動期である幕末を描いた作品であり、当時の若者達が真摯に日本を想い、行動していく姿を描いている。特にコロナ禍の今観ると彼らの純粋さが際立っている。本作は、三浦春馬の主演作であり、三浦春馬演じる天才実業家・五代友厚の信念を貫いた生き様を描いた青春群像劇である。幕末は傑出した人物が多く、時代変化も激しいため、面白い作品が多いが、本作も、五代友厚という知られざる傑物にスポットライトを当てて、その魅力を存分に描き出している。
本作の舞台は幕末。主人公は、五代友厚。彼は、先見性があり、時代の先を見ることに優れていた。彼は、坂本龍馬、岩崎弥太郎、伊藤博文らとともに、日本を欧米列強に匹敵する近代国家にするために奔走していくが、妥協を知らず、有言実行していく彼には、敵が多く、坂本龍馬とともに常に命の危機に晒される。周囲から理解されなくとも、彼は、がむしゃらに自らの理想を追いかけていく・・・。
三浦春馬が素晴らしい。喜怒哀楽の感情表現が自然で、演じるというよりは、五代友厚が乗り移っているようだ。どこまでも理想を追い求める鋭い眼光には鬼気迫るものがある。演者として非凡なものを感じる。坂本龍馬、岩崎弥太郎など、多士済々の人物達と天下国家を論じる場面には、幕末らしさが漂っている。
ただし、幕末は激動の時代であり有名な事件が多い。本作は、それらに触れ過ぎて、駆け足の展開になっている。一つ一つの掘り下げが浅くなっている。また、群像劇のわりには、主人公以外の人物のエピソードが足りないので、膨らみに欠けた物語になっている。
常にがむしゃらに夢を追いかけ続けた主人公を理解する人は少なかった。しかし、ラストで本当の主人公の評価が示される。ラストの感動と、三浦春馬への惜別の想いで、涙が溢れてくる。
本作は、三浦春馬と同様に、時代をがむしゃらに駆け抜けた男達の姿を描いた秀作である。
偉人の物語としてみると物足りなさを感じるが、一つのストーリーとして...
あんなん五代才助じゃない
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