天外者(てんがらもん)のレビュー・感想・評価
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1度は観たほうがいい
日本人として、このような素晴らしい開拓者がいたんだと感じさせられました。
私は歴史は詳しくないのですが、それでもすーっと入っていける映画です。
役者さんそれぞれの魅力が生かされていると思います。
(小学校高学年からお年寄りまで幅広く観て頂ける映画です)
知らない偉人
五大某
勉強不足で情けないが、
結構な事をやり遂げた人なんだな。
そんな知らない偉人を、
三浦春馬が見事に教えてくれた。
ただちょっと気になるのは、
坂本龍馬の描き方が乱暴に見えた。
それにしても三浦春馬、
素晴らしい役者が居なくなったのは、
物凄く残念だ。
年を取った演技も観たかったな。
一人でも多くの方に見て欲しい映画
五代友厚の半生を描くには尺が足りず、三浦春馬を見る映画、という評がある。
確かに尺が足りないが、三浦春馬を見せようと思えばもっと派手な立ち回りや、オーラ溢れるところを見せられたはず。
監督も三浦春馬も予算などの制約がある中で、この映画でメッセージを伝えることこそを望んだと思う。
三浦春馬抜きには考えられないけど、その存在を凌ぐ程のメッセージか込められている。
五代友厚の偉業や思い、田中監督の思い、三浦春馬の思いが一つになったもの。
それが『今だけ、金だけ、自分だけ。それとは正反対の人を描きたい。それがこれからの日本、世界に必要になってくる』という監督の言葉に凝縮されている。
この映画を見た人の中から、将来日本を、そして世界を変えていける天外者が出ることを祈ります。
また、自分のように天外者にはなれない者の心の中にも、利他の心や100年先を思う心が少しでも芽生えれば、世界が変わる気がする。
春馬くんのファンだけでなく、老若男女、日本だけではなく世界中の方に、時代を越えて永く見ていただきたい。
特にこれからの世界を変えていける力と可能性を秘めた若者、子供さんたちにこそ見て欲しい映画です。
久しぶりに熱くなれた映画でした
PVや予備知識なしでこの映画を鑑賞しました。五代友厚はこの映画で名前を知りました。
近代の日本産業を築いた五代が「誰でも夢を持てる国」をスローガンにして活躍する。
この映画は楽しいというより大河ドラマを一気に見たような感覚でした。
この映画に出ている俳優・女優さん・エキストラも含めて真剣に撮影に挑んでいたのがひしひしと伝わってきました。特に、長崎の隠れ家みたいなところで未来の日本について考える四人の侍がすき焼きを囲んで語り合うシーンが胸アツでした。
三浦春馬映画として見た。
映画自体は、普通の出来だと思う。
三浦春馬の演技は、素晴らしい。
映画星3つ、三浦星1つ。
あんまり不満は言いたくないが、
この映画のキモは、最後の演説だろうと思う。
ここで、キレイな言葉で夢を、語っても大阪商人は
説得できない。
そこで、昔の自分の初心に返って、故郷の言葉で、
本心を心を込めて語る。そこまではいい。
しかし、以前とは違う。自惚れるほどの自信は必要だろう。
だが、
今は、自分だけの力で日本を変える事は、不可能な事も学んでいるはず。
そこで、大阪商人の心からの協力を得る事が出来る
素晴らしい演説の内容が、薄い。
こうすれば、こうなるぞ的な事。
自分だけの利益で行動しても
結局それだけの事!大阪の力で、日本をより発展させ、
日本の地位を世界の中でより大きなものにするべき!
結局、それをする事が日本の利益、大阪の利益、
商店自体の利益になるはず。
そしてついでに、名誉も上がるぞ!
と、アジって欲しかったな。
だが、自分は、名誉も金も要らないっていう結末。
ひとりの不幸な、花魁に助けられた命の価値。
おいそれと、無駄には出来ない。
映画は、そう言ってるけど、
もう少し上手く演出してほしかった感じ。
五代友厚を知るきっかけ
長らく歴史に埋もれていた五代友厚の話。
龍馬、弥太郎、伊藤博文、誰もが知る歴史上の人物と共に織り成す青春群青劇。
皆それぞれグラバーと深い関わりがあったとされ、歴史上空白の半年間があったそう。
明るい日本の未来を強く思い描いていた五代の周りにはきっと龍馬、弥太郎、伊藤も集っていたのではないか.. というところからも作品を作り上げていったそうだ。
一人の人生を2時間程では到底おさまる事はない訳で展開はかなり早い。
だから大まかにぎゅっと詰まった内容であり、深掘りはされていない。
半生を描いてるというよりかは、半生を大まかになぞりながら龍馬、弥太郎、伊藤との関係性を描きつつ、恋模様もあるという様な半分フィクションの物語。
五代を存分に知れるというより、知るきっかけになる、もっと知りたいと思う作品。
三浦春馬の圧倒的な熱演に評価したい。
ブレずに自分の信念を貫く意思の強さ、五代の熱量を強く感じた。
なぜ歴史上埋もれてしまっていたんだろう..
高評価=ステマ 「有言不実行で人望無く死んで行った薩摩人の話」
理想だけ高くて人望の無いまま死んで行った薩摩人が居たって話かと思ったら、取って付けた様なあのラストシーンには呆れてモノが言えないほどシラケた。
大阪商工会議所の初代会頭なのに、そこで何をしたのかを全く描かず終わるって何でこの映画を作ったの?長尺の予告編か?
役者の演技だけ撮って、そこで生きた人物が全く描けてない典型的な失敗作。
こんなクソみたいな映画は、三浦春馬のキャリアから外すべきだ。
これが遺作だなんて可哀想過ぎる。なのにステマで注目させるなんて、酷すぎる仕打ちだ。アンチの褒め殺しか?
こんなコロナ禍に絶対に映画館に観に行ってはいけない映画。
映画ファンをなめるな!
試しにこの映画を無条件に絶賛している人の他のレビューを覗いてみれば分かるが、ほぼこの映画しか評していませんから。
正直な感想です。
三浦春馬の主演で遺作の作品なので言いにくいのですが、正直好きではありません。
好きな方、ゴメンなさい。
あまりにも台詞回しがドラマっぽく、感動を強引に誘うような感じが否めないです。
「ほら、感動するでしょ?」と言われてるような感じで逆に冷めてしまいます。
また、ストーリーがあまりにもブツ切りで、いつの時代なのかが解りにくく、それぞれの展開が解りにくいです。
五代友厚がなぜ人々から嫌われていたのかもよく解らないし、後半で蓮彿美沙子を唐突に登場させたかと思いきや、いつの間にか結婚して子供もいるし、急展開過ぎて一つ一つの展開が印象に残りませんでした。
一応、自分は歴史が好きなので、五代友厚や岩崎弥太郎が具体的に何をしたのかは解ります。
ただ、この映画を観る限りでは何をしたのかが解りにくいので、歴史初心者の方にとっては難しいし、歴史に詳しい方にとっては話が薄いので、正直誰をターゲットにしてるのか解らないです。
ただ、主要キャスト陣の演技は本当に良かった!
三浦春馬に関しては少し力みすぎてる感じは否めませんが、五代友厚の優しさと頭の良さを見事に体現していたと思います。
また、想像以上に良かったのが坂本龍馬演じる三浦翔平と岩崎弥太郎を演じた西川貴教です。
三浦翔平は龍馬のような豪快な役どころを演じてる姿を観たことが無かったので、その豪快な演技も出来るのかと感心させられました。
そして、西川貴教も俳優としての姿を観たことが無かったので、普通に演技が上手いことに驚きました(笑)
惜しむらくは、三浦春馬の今後の姿が観れないと思うと非常に寂しいし、残念で仕方ないです。
改めて、ご冥福をお祈りします。
いっつぱーふぇくと
凄い熱量でした。
人間にはあそこまで表現する力があるのかと思うほど三浦春馬さんの想いや熱意、真剣さが伝わりました。あの目、あの声はもう忘れることはないと思います。
様々な感情を揺さぶられました。
惜しいなあ、と感じた作品
先ず、本作で主演をお務めになった三浦春馬さんのご逝去を心よりお悔やみ申し上げます。
私はあまり邦画やドラマなどを観ないタイプの人間ですので、お名前を耳にした事がある程度でしたが、今回この映画で演技を拝見して素晴らしい俳優さんだと思いました。
さて、本作ですが五代友厚の波瀾万丈な人生を描いた内容となっております。
五代友厚という名前を聞いても、具体的に何をした人なのかピンと来ない人も多いのではないでしょうか。
幕末・明治と激動の時代を生き、日本の産業の発展に多大なる貢献をした存在でありながら、作品の主役として取り上げられる事が殆ど無い。
そんな彼にスポットライトを当てて、映画という作品に仕上げた事は十分評価に値すると思います。
そんな作品に何故☆2の評価を付けているかと申しますと、想像以上に内容が希薄であったからです。
脚本家がこの作品で表現したかった事は何なのか。
彼の成した偉業なのか、それとも彼と志を同じくする者たちとの友情なのか、はたまた彼を取り巻く女性との恋愛模様なのか。
一体何を物語の主軸に置いているのか、最後まで見えてきませんでした。
惜しいなあと思ったのは、映画という2時間未満の作品に仕上げてしまったこと。
これが十二分な時間を確保できる大河ドラマであれば、それぞれのエピソードを掘り下げていく事が出来たでしょう。
何かもかもを描こうとして、結果としてどれもこれも中途半端になってしまった。
それが私の率直な感想です。
ともあれ、三浦春馬さんの演技に関しては、皆様が絶賛する通り素晴らしい物があります。
彼のファンであれば、鑑賞する価値は十二分にあるでしょう。
五代友厚を演じている「三浦春馬さん」を観たい人にはお勧め出来る作品です。
一方で、三浦春馬さんが演じている「五代友厚」を観たい人にはあまりお勧め出来ません。
観たい存在がどちらなのか。それによって評価が分かれる作品であると思いました。
三浦春馬主演の大河ドラマで天外者を観たかった。
駆け足でエピソードを散りばめてあり五代のどこに焦点をあてたかったのかがよくわからない。外国人俳優さん達の技量も足りなかった。大手広告代理店も大きな企業スポンサーもなく五代友厚を正しく残したいという人々の熱だけでできているような映画で予算もなく大変だったのだろうと想像できる。三浦春馬さんの遺作となったからこれ程話題になったと思うと結果としてまさに命がけで作られたものとなった。
彼主演で一年をかけてじっくり味わう大河ドラマ五代友厚だったらどれ程良かっただろう。彼の抜きん出た表現者としての実力は存分に発揮されていた。返す返すも残念としか言いようがない。
作品に恵まれて大きく羽ばたく姿を見せてほしかった。
殖産興業に尽力した五代友厚の熱い思いを演じた三浦春馬の最後の名演
江戸末期に生を受けた薩摩藩士の五代友厚が、近現代の日本経済の礎である殖産興業に尽力した波乱の半生を、当時の歴史的な偉人との交流を加味して、独自の創作で描いた青春群像劇の熱い作品。尊王攘夷から明治新政府に関わる富国強兵が歴史の表舞台とすると、30代前半に下野し政治の世界から商業の分野で活躍する五代の物語は題材としては珍しく、新鮮な気持ちで鑑賞出来た。ただ、生麦事件が引き起こした薩英戦争で捕虜になるエピソードなどの前半の面白さと比べて、後半の大阪商工会議所で初代会頭演説が批判を浴びせられる意味不明さが表す興ざめが作品全体の熱量を削いでいる。髷を自ら落としても侍の矜持とその精神をもって、日本社会のあるべき産業構造を構築した五代の思いは、主演三浦春馬の名演で十分伝わるだけに惜しいとしか言いようがない。アメリカ映画「フィールド・オブ・ドリーム」を彷彿とさせるラストシーンの、夜の帳が下りる道を提灯の明かりが覆う美しさが、もっと深い感動の心境に導き至らせるべきだった。
脚本、演出の描写力が弱い最大の理由は、制作費の少なさと言ってしまうと後がないが、例えば母親のフラッシュバックで描写される友厚少年の天外者振りを表す、世界地図から地球儀を作るカットは是非入れて欲しかった。この場面のように、過程が無く結果だけの描写では映画とは言えないと思う。映画らしい場面として良かったのは、実家の庭で髷を切る場面と、女将と対峙する料亭の場面ぐらいしか挙げられない。
しかし、映画の言わんとする、地位や名誉やお金のためではなく志のある目的に向かって取り組む五代の生き方は、今この時代の日本の政治家や実業家の皆さんの模範になるのではないかと思った。コロナ禍の或る意味鎖国状態での国体の維持や殖産興業の確保を再構築する時が来ていると思われる。
追悼
今年の個人的な最大の衝撃は、若くして才能を開花させた三浦春馬氏の突然の訃報でした。6年前の映画「永遠の0」とテレビドラマ「僕のいた時間」で初めて拝見した俳優さんでしたが、特に後者の演技には深い感銘を受けました。洋画に比べて邦画をあまり観ない立場で発言する無知を許してもらえば、それまでのお気に入りの日本の男優は、香川照之氏と加瀬亮氏の二人だけでした。漸く若い人でいい演技をする俳優さんに巡り会えた喜びと、「エデンの東」のジェームズ・ディーンのような繊細な表現が俳優としての真摯な姿勢を窺わせる驚きとで、暫くテレビドラマで追い掛けて彼の演技を鑑賞していました。特に真面目な題材の誠実な役柄に、人格的にも演技的にもその才能を生かし、素晴らしい演技を魅せてくれたと感謝を込めて称賛したい気持ちです。本当に残念でなりません。三浦春馬氏は、夭折の資格に生きた素晴らしい俳優でした。彼の熱い思いが込められたこの映画の演技は、いつまでも心に残ると思います。
三浦春馬さん、もっともっとこれからも観たかったな。
はっきり言って微妙。
三浦春馬さんはほんとにほんとに勿体無い!
何でなんで、ほんとに悔しいったらない!と思うばかりで
これからもっともっと箔のある役をやれる人だったのになと
歌も踊りもすごかったし、ほんとに…
ただ、この映画については
エンドロール前に、ネタバレになるけど
地位か名誉か金か
いや、大切なのは目的だ 五代友厚
とあるんですけど
この映画はそれを一番言いたかったってことなんだろうなと思いつつ
いまいち胸に刺さらなかったのは
そういう目的が何か足りなかったんじゃないのかなと思えました。
圧倒的に伝えようという熱量がない気がした。
三浦春馬さんの演技のせいではないと思う。
ほんとにどこか精悍な繊細さを持っていて
唯一無二の存在感のひとだったのに。
どこか悲しみを背負った感じは確かにあったけど。それもまた役者としては良い個性だった。
亡くなってすぐ映画公開しなきゃ!と急いだからですかね?
ところどころに感じる今ひとつな感じが残念。
でも、W三浦は堪能できたし、すごい時代だったなと
よくイギリスとかに行くよなあとか
今みたいに飛行機乗ればひとっ飛びの時代からしたら
差別もされるだろうし勇気あり過ぎとかって思う。
五代友厚さんがいたから今の日本があるということが
歴史上よくわかったし
あの時代そういう立ち上がった人たちがいたから
今の日本があることにつくづく感謝です。
果たして今そういう輩がいるのかな、
という感じですものね。
三浦春馬の目力を感じられた作品 残念でたまらない
五代友厚という偉人の話しだった。
三浦春馬が演じた。ストーリーは青年時代の恋や龍馬、結核を絡ませて、映画としてはいい感じだった(本当は結核ではなく、糖尿だったらしいけど、それじゃカッコ悪いよな)。三浦春馬の目力に、最近の日本の役者には見られなくなった、日本人を感じた。たとえは適切ではないかもしれないが、子供の時に感じた緒形拳の目力を思い出した。でも、遅かった。非常に残念だ。
あの時代に世界情勢を機敏に感じとり、日本を欧米の植民地にさせてなるかと粉骨砕身、努力した天才がもうひとりいたことを学ばせていただいた。
天外者(てんがらもん)はただの変わり者ではなく、天才を意味するらしい。エゲレスの艦隊の大将を相手にした大立ち振舞いには大いにスッキリした。みずからが捕虜になっても、藩と日本を守った。そして、あの子が助けてくれた。いいね。
新しい技術を見通す目も素晴らしい。
大阪の商人を代表する協会の代表になり、演説する場面は、消臭力のTMレボリューションのあの方の堂々たる演技と腹の底から発せられる活きのいいセリフが三浦春馬に勝っていた感じだったが。え?ヤタロウ?弥太郎?えっ、岩崎弥太郎だったの?と驚いた。大物がちっちゃい脇役で固められていたのがちと残念だった。しかし、消臭力のおじさんは度胸があるというか、舞台(コンサート)でつちかった場数を踏んだだけの味があるなぁと感心してしまった。それじゃ、駄目じゃん。三浦春馬頑張れ!と応援したくても、本人がいないのでは、やるかたないとしか言いようがない。かえすがえすも残念。
最後に、昔の偉人や政治家は自分の財産をなげうってでも、なすべきことをした。今は違う。人のお金を黙って自分の懐にいかに合法的に入れることだけを考えておる。昔の人は偉かったで、済ましてはいかん。
日本映画界は三浦春馬という偉大な俳優を失った
最後の遺作という贔屓目なしでも魂のこもった素晴らしい演技だった。
心よりご冥福をお祈りいたします。
良くも悪くもそれに尽きる映画という印象。作品の高評価は多少そのバイアスがあると思う。
敢えて忌憚なきレビューをさせてもらうと、ストーリーとしてはひとりの歴史上の偉人の生涯を描ききるには2時間では足りなかったか。
タイトルにもつながる、異端児であった苦悩からの夢を持ち信念を貫き通した物語をもっと中心に持ってきてほしかったし、仲間たちとの友情なのか、遊女との恋愛なのか、もう少しどこかにフォーカスした方が良かった気がした。
こういう作品を観ると、つくづく恵まれた時代に生きていられることが尊く感じ、先人の努力に感謝の念が募る。
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