劇場公開日 2021年3月26日

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「戦争=生活」きまじめ楽隊のぼんやり戦争 pekeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0戦争=生活

2021年4月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

変な映画だ。
ちょっと観たことないような変な映画。
カウリスマキというより、大むかし、高校生のときに観た寺山修司の実験映画を思い出したり。

でも、まあ面白かったよ。
映画というより、芝居(演劇)を観ているようでしたが。

脇をかためるのは、竹中直人、石橋蓮司、嶋田久作、きたろう、片桐はいり、橋本マナミ……。
なかなか豪華なキャストです。

そのほかにも、名前は知らないけれど、なんかみんないい味だしてました。煮物のように。
中でも異彩を放っていたのが、受付の女性ですな。
腕を失くした元兵隊にあれこれ質問するシーンは、かなり笑ったで。

この作品で描かれている「戦争」というのは、我々の「生活」のことだと僕は解釈したのだが、違うのか?
違っても、まあいいのだよ。それがどうした。

食堂での、主人公と片桐はいりのやりとりが印象的でした。

とにかく、我々はいつからか知らないけれど、ずっと戦っているのだ。
つべこべ言わずに、ただハリキッテ戦っていればいいのだ(涙)

ただ、「蝶」は要らんような。
ちょっと、くさいような気がしたわ。

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peke