パリのどこかで、あなたとのレビュー・感想・評価
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このフランス
映画に流れる空気感が好き。隣同志のものが出会うまでのストーリー何だけど、お互い鬱病気味と思いセラピーに通い出す。隣から聞こえる曲を自分でもかけてみたり。対したストーリーは無いんだけど、猫と戯れるフランソワシビルが好き。
コメディ色は強く無いんだけどクスッと笑える瞬間が結構あり、好き。
余計な説明もなし一瞬で恋に落ちる、最近フランススペイン映画にどっぷりはまってる。
後からじんわりくる
一言「ああ、もう焦ったい!」。
色々悩める男と女。セラピストに通っている。
実は建物は違うお隣同士で・・・。岡田准一さん主演「おと・な・り」がそう。
住まいが隣なので、いく店やいろんなところですれ違ってる。
ただお互いにそれを知らないだけ。
ってことは、どこかで気づいて結ばれる。
なんて思っててもその場面が出てこない。
え、じゃああの伏線っぽいのは??。
と思って見終わったあとは、ちょっとうーんだったのですが。
半日したら急に感想を書きたくなる、このじんわりくる深さ。
出会いがない女の友達がマッチングアプリを設定するけど。
女は「今は出会いが簡単すぎて怖い」。そう言うもんなのだね。
「自分を愛さなきゃ誰も愛せない」。セラピストの言葉にうなづいたり。
とても印象的なシーンが一つ。
ベランダで女が吸うタバコの煙が、男のベランダに漂う。
都会の片隅で隣人の存在を感じるって、かっこいい。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「苦悩を誰かに話すことで、乗り越えられる」
それぞれの悩みを抱えるふたりが描かれる すれ違いながら、すぐ近くに...
それぞれの悩みを抱えるふたりが描かれる
すれ違いながら、すぐ近くにいながら、ふたりは出会わない
出会わないふたりの物語でした
でも、実際にそうなんだよなと思う
すれ違ってても、同じ場所にいても、出会わずにいる赤の他人の誰かと誰かが、ある日、なにかをきっかけに出会う
恋愛に限らず、友人も、同僚も
今までもどこかですれ違っていたかもしれないけれど、もちろん覚えてなどいない
そういうことを映画にしたら、こういう作品になるのかな、と
そして、ラストに思わず笑みがこぼれた
【”自分を愛せなければ、誰も愛せない・・。” 似た者同士の男女の擦れ違う数々のシーンに、”じれったいなあ、モウ!”と思いつつも、作品展開に引き込まれた作品。】
■感想
<Caution! 概要に触れています>
・パリの線路沿いの隣り合わせのアパートメントで暮らす、レミー(フランソワ・シビィル)と、メラニー(アナ・ジラルド)が、朝、自宅のアパートメントのテラスから、列車が行き交う光景を眼下にしながら、同じような仕草をするシーンが印象的である。
で、いつ二人はロマンティックな恋に落ちるのかなあ・・、と待つ事、100分!
・レミーと、メラニーは、生真面目で、優しく、自分に厳しい。
だから、二人とも、ある出来事が心の片隅に引っ掛かっているため、そして職場環境、人間関係も要因になり、同じように不眠になり、心理療法を受けることになったのだろうな・・。
・あの
”俺のスーパーの食材には、自信があるぜ! 日本米だったら、魚沼産がお勧めだぜ!”
の大きな声の、キャラの濃いおじさんの店で、二人は擦れ違うが、おじさんから弟がやっているダンス教室のチラシを時間差で貰った二人は・・。
<二人とも、独りが寂しくて、イロイロ試してみたけれど、まさかあのキャラの濃いおじさんが”恋のキューピッド”だったとはなあ・・。近くの行きつけの店は大切にしないといけないね!>
<2021年2月29日 刈谷日劇にて鑑賞>
白猫
となり合わせのアパートメントに住む不眠症の男レミーと過眠症の女メラニーがすれ違いを重ねながら最後に運命的な出会いを果たすというパリを舞台にしたラブストーリー。
冒頭レミーがいきなり車内で倒れ病院に担ぎこまれる。いわゆる仕事上のストレスが原因。物流倉庫の商品管理が仕事なのだが、ロボット導入による人員整理が進む中、他部署に異動になったり同僚が解雇されたりして精神が参っていたのだ。一方メラニーは癌の免疫治療の研究員。1年前に大失恋して今も引きずっている様子。マッチングアプリでデートを重ねても気が晴れることもない。
こんな二人がいつどうやって出会うのか、興味の中心はここに絞られる。しかしじれったい位二人はすれ違いを繰り返す。食料品店でニアミスはあるものの出会いはラストシーンまでお預けになる。
同じアパートの隣人から無理やり白猫を飼うように言われたレミーは渋々世話をするうちに情が移っていく。ナゲットと名付けられた猫は目を離した隙に外に出てしまいメラニーに拾われる。てっきりこの猫がキューピッドになると思ったらそうではなかった。その役回りは食料品店の店主。義弟が教えているコンパという名のダンス教室のチラシを二人に渡したのだ。ラストシーンで二人はパートナーとして向かい合い微笑みを交わすところで映画は終わる。
ある程度、予想はできたエンディングであると同時に、特にパリらしさはさほど感じられなかったが、悪くないストーリー展開ではあった。
フランスの印象
2021年映画館鑑賞7作品目
1月11日チネラ・ヴィータ
観る予定では無かった
観ようと思っていた映画に間に合わず次の回まで時間があったのでこれを観ることにした
予告編は観た記憶があるが内容を調べなかった
フランス映画を観ても眠くならないのはそれだけ大人になったのか
それともぐっすり眠れているからか
オープニングを観ていたら都会的なアクションありのサスペンスかなんかだと思ったがそうではなかった
意図はわからないがあれはいらなかった気がする
いきなり電車でツーショットの2人で良かったのではないか
パリで隣に住んでいるものの特に面識がない30歳の鬱気味の独身男女がなんやかんやでダンス教室でパートナーとして出会うまでの話
エンドロール!?終わりかよ!エンドロールのあとにおまけがあるのかな・・・ないのかよ!
レミーは非モテでちょっと天然
メラニーはマッチングアプリでモテモテの肉食系リケジョ
アパートの自分んちでボーイフレンドと酔っ払って吐いただけの姉を心配して大急ぎで夜遅くに駆けつけてくる妹が世の中にいるだろうか
魚沼産の米が褒められたので気分が良かった
新潟県民でもないのに
白い猫が可愛かった
メラニー役のアナ・ジラルドは顎が見事に割れている
それがとても気になった
なんだかとてもセクシーだった
曖昧ミィ〜🐈
良かった!風の時代一本目📽
大袈裟、急展開、説教臭さ、仰々しさ、匂わせ、、、諸々一切ナシ!
それぞれが抱える、心の葛藤。
増える過去。
変わらず訪れる日常、現実。
簡便な社会の住人となった現代人にとっては、曖昧さや偶然は宝のよう。
それが例え、悩みであったとしても。
プロセスにこそ、人間が生きてく上で真に必要なモノが詰まっていて。
それを乗り越えることが人生そのものなのかもしれなくて。
シンプルな物語の中に、豊かな手触りを得た!
東京でもどこかで、あなたと
窓から線路の向こうにモンマルトルの丘らしきものが見える。大きな街は絵に描いたようなパリではない。
隣りのアパートにそれぞれ一人で暮らす、互いに見知らぬ男と女。ともに仕事に恋愛に家族関係にうまくいかず、心の治療をしている。
フランス風にお洒落な展開という訳ではない。きほん真面目で、やさしい二人を丁寧に描いていて、素直に話の流れに身を任す。
二人が結末にやっと出会うのが、ハイチダンスの教室でしたっけ?良い。
ねえ、自分を認めること、人と向き合うこと。
静かなヒューマンラブストーリー。
前情報なしで観に行って、恋愛ものかと思いきや全然違いました!
大きな意味でのヒューマンラブストーリー。
それぞれの登場人物の心象も想像できる細やかな描写がとても良かった。
思っていたのとちょっと違ったから最初は、ん?ってなったけど、静かに日々変化していく二人にどんどん引き込まれていきました。最後にはちょっとジーンと温かい気持ちに。
パンフレットが作られてなかったのが残念!2021年、いい映画初めができました!
フランス的
個人主義でありながら、恋愛には依存的なフランス人気質が上手く描かれていて、日本との文化の差を感じた作品でした。今の日本の若年層では恋愛=面倒くさいと感じているイメージがあるのですが、フランス人はどうなんでしょうね。
久しぶりのセドリック・クラピッシュのフィルムは、やはりザ ・フランスでした。
途中で寝てしまうかも・・と、始まってからは危惧しましたが・・・。 ...
途中で寝てしまうかも・・と、始まってからは危惧しましたが・・・。
理解出来ない人には全く分からない世界観かも・・・。良い映画でした。
自分がセラピーというか、カウンセリングを受けた感じで、スッキリして見終わる事ができてとてもよかった♪
お洒落じゃない、パリで オシャレじゃない男女の物語なんですが・・。結構、世界中に共感する人が多いのでは?
こういう世界観を、格好悪いやら、おしゃれじゃないやらと クサす方々は一定数日本にいるでしょうけど・・その価値観の結果が・・今・・。
パリの食料品店の、アラブ系のおっさんがすごく良くて♪ こういうの、子供の頃の近所の商店街であったよなぁ・・。
魚沼産の米が絶賛されてたり♪
シャッター商店街の復活はこういうことがヒントなんじゃなかろか?と 本筋を外れて思いました♪
人と出会うということ
英題:Someone Somewhere
人と人が「出会い」「見つめ合い」「触れ合う」。
本作は、この当たり前に思えることが本当に「ドキドキ」するってことを改め教えてくれました。
都会にはたくさん「人」はいるけれど、「心」の通い合う関係は少ないですよね。映画で取り上げられていたように、マッチングアプリなどで「出会う」ことは簡単なのかもしれないけど、SNSと同様に現実の世界も「薄く広い」関係が多く、そしてそれはそれなりに「心地よく」、でも一方で「空虚」な面を生み出すこともあります。
他者との関わりは「良い面」もあるけど、時には「煩わしさ」もあって、でもその「負」の感情は自分自身の内面の反映。
本作は出会わない「ラブコメ」というエンタメの部分と、幼少期の「原体験」が対人関係に与える影響ということを盛り込んだ、優れたプロットをベースにした作品でした。
コロナ禍だから、こういう作品に対する捉え方に深みが出るし、有料で映画館で鑑賞するから思考したくなります。
幸せになる権利
しばらく行けそうにない情勢の中、フランスの風景が恋しくなって視聴。
「生存者の罪悪感」や、家族だからこそ近すぎて解決困難な問題、トラウマ、他人のアドバイス通りに生きる難しさ。扱うものの重さに反して、見せる過程は時に面白く時に切なく、軽やかに描かれていました。
主人公の二人の出会い方が、「ただの恋愛映画」に見せないことに効果を発揮していました。
フランスの哲学者アランが遺した「楽観は意志」という言葉がありますが、「あなたには幸せになる権利がある」とのカウンセラーの言葉がメインテーマにあると受けとりました。
意志を持ち選ぶためには、整理し、直面し、解釈の選択肢を増やして行動を変える必要があるけれど、それは個々のスピードで良い。そうした向き合う勇気の先に未来があると示してくれる、あたたかな映画。
ところであの仔猫、演技?が可愛すぎて…!
人生に何を求めるか
オープニングがカッコよく一気に引き込まれた。
明日に向かう力をどうやって取り戻せば良いのかを教えてくれる。
とは言うものの、
なんかカウンセリングを受けているかのような内容を、色々な技法で観客を引き込み、何とか伝えようとしているかのように感じもあった。
でも、明日へのエネルギーにはなったかな。
「誰かと繋がっていたい」そう思う。
「君には生きる権利があるし、幸せになる権利もある」
映画の中で印象的な言葉。この言葉がずっしりと伝わってきただけで、この作品を観た意味があった気がする。
ほんと息苦しいし、嫌な人多すぎる世の中。
自分も心がけたいし、みんながちょっとずつ思いやりをもてたら 世界はもしかして ほんのちょびっとだけいまより良くなるかもしれない。
そんなことを改めて思う作品。
こういう観せ方があるとは
ラブストーリーなの。多分ね。でも二人が出会ったところでエンドロールが来るっていう。
オープニングから、それと知らない二人が電車に並んで座ってんのね。「この二人がいつか出会うんだ」と思って、「どこで出会うんだろう?」とずーっと観てるの。でも出会わないんだよね。
そのうち二人の事情も解消されて「これ、出会いそうで出会わないっていう作品なのか。それでも面白いな」と思うの。
最後、ダンス教室に行って「これで、あの職場の同僚の女の人とうまくいくんだ」と思ってると、鮮やかに二人が出会うシーンが来ていいの。「触れただけで電流が走った」と観てる方が勝手に思うような描写になってるんだけど、冷静に考えると、そんなこと解んないよね。でも、ここまで二人がずーっと描かれてきたから、それでそう観ちゃうのが面白かったな。
二人のエピソードが面白いんだよね。二人とも鬱で、職場のストレスが原因なんだろうなと観てくと、実は家族に起因する事情があって、火事のエピソードでそれが鮮やかに解消して、「良かったなあ、二人とも」って思うのね。
キャラクターを描いていくことで、出会いそうで出会わない話を成立させる手腕が見事だと思ったよ。
普通の一般人を描いてるのは好感が持てる作品
パリで普通に隣あったアパートメントに住む男女が出会うまでを描いた作品
女性は積極的に出会いサイトなどを使い男と会っているが交際まで発展しない
その心理的な部分をカウンセリングで指摘されたりする
男性はあまり出会いがないが出会いサイトなどには興味がなく
猫の動画などを観て楽しんだりしてる
このわずかな事柄でも現代の人が抱える問題を浮き彫りにしていて考えさせられる
現実でもそうゆうのあるよね
恋することを煩わしく感じてペットに愛情注いだりして
自分が恋人がいないことと向き合わない人って居ると思うしね
また短絡的に会って体ばかりの関係に終始してうまく交際に発展しないのもあると思う
現代人の抱える出会いの上手くいかなさが象徴的に描かれてると思った
そして一貫して普通である男女の生活が描かれていて共感を呼ぶ
監督が最後のダンスで言いたかった事、伝えたかった事について考える
どこか出会いサイトに頼ったり、動画サイトに頼ったり
それで充足してしまう面があるが
本当に人間に必要なのはお互いを意識しながら踊るような
直接的なコミュニケーションなのかもしれないね
そうゆう意味でダンスは男女の関係としては深いなぁって感じました
監督の意図は別のところにあったのかもしれないけど
最後踊りながら終わるのは映画として物語としてとても良かった
他の映画と評価を比較してこの評価だけど星4つでも良かったかもね
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