映画 太陽の子のレビュー・感想・評価
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良い悪い含めてそれぞれにいろんなことを考えるきっかけになればいい
まず、私自身、かの大戦時に日本も原子核爆弾の開発をしていたという事実を知らなかったので、それは学校などでもっと明確に教えるべきだと思いました。当時の若き科学者の話ですが、私は、さらに家族の話であり、大きな意味での愛の話でもあると感じました。
終盤、「科学は倫理を超える」と主人公・修の内なる声は言います。でも、「科学を学ぶ人間は倫理を有することができる」生物のはず。本当に、「できるはず」なのに、現代だって、SNSで簡単に他人を誹謗中傷したり、全然倫理なんか持てていないじゃん。戦時中の人々、映画の主人公たちが、常に絶望と隣り合わせにありながら、先行きの見えない中でも、平和で皆が幸せな未来を思い描いて生きてきた、その未来が今のこれでいいのかと、先人たちに申し訳なく、情けなくなりました。
最後、修が母親の愛情によって人間の心を取り戻してくれるので少しホッとするけれど、やっぱり倫理の根底にあるのは愛なんだと思う。本作品のレビューを見ても、賛否両論いろいろありますが、こうやってそれぞれが何かを感じたり、考えたりするきっかけになる。それだけで十分素晴らしい作品だと思います。
最後に、映画を観た方は、ぜひノベライズ本を読むことをおすすめします。より深く、物語をかみしめられます。そして何より、小説内で描かれる弟の裕之の姿は三浦春馬さんそのもので、本当に、作品と共に、彼をずっと大切に愛し続けたいと感じました。
日本人として観ておくべき映画
ともかく、感じる映画
風立ちぬのパクリか?
ウランの美しさに取り憑かれ科学競争に勝とうと奮闘した京大原爆開発チームの話だけど、なかなかの駄作だった。
柳楽優弥がちょいちょい外国人の声と対話するところ。風立ちぬの堀越二郎がイタリア人の飛行機設計士と話してるやつをパクってる。絶対パクってる。
開発に取り憑かれた結果悲劇を前にしたシーン、堀越二郎が最後に零戦の残骸の間を歩いてるやつのパクリ。絶対パクリ
意味もないのに音を消したりやたらウランのシーンが多かったりひどいひどい
NHKの財力をもってしてこんな駄作が出来上がるのかと感動した
カメラワークも酷い、
演者と一緒に走るな
画角がブレて酔うわ
最後の方のセリフも本当ひどい
仮にも広島と長崎に原爆が落ちたのに京都に落ちる瞬間を撮りたい美しいはず!
なんつって比叡山に走ってったぞ
科学者の狂気を描きたかったんだろうがズレてる
もうちょっとこうなんかやり方あっただろうに
ラストシーンは、一瞬逡巡させる
奇しくも、長崎に原爆が落ちた本日に鑑賞。
どこまで史実に基づいているのか判然としませんが、日本でこのような研究がされていたことは初めて知りました。
戦争映画でありながら、主題の原爆投下シーンもありません。しかし、暗く緊迫したムードが最後まで続き、楽しめました。日中合作だからでしょうか、日本が被爆国ではなく、加害者側になったかもしれない可能性を示唆し、敵味方での一律的な描き方ではありませんでした。しかしながら、家内工業的な研究規模では、当然アメリカには及ばなかったと改めて感じます。
地味な映画かもしれませんが、役者陣の熱演が光った作品でした。言わずもがな、三浦春馬さんの渾身の演技に胸が染み入る思いでした。
ラストシーン、一瞬間延びしたシーンの意味が分からずモヤモヤ。なるほどそういうことかと納得、敢えて鑑賞者を試すような、説明を排除した終わり方でした。
科学者の葛藤。ドラマとの違い
映画として散漫な話で脚本の出来は良くないと思うけど、あまり悪く言いたくない・・・
題名に書いたとおり散漫な中身で出来としては良くないと思うけど、たくさんの方が亡くなった事実がありその方々を侮辱する気がしてあまり作品を悪く言いたくない・・・
京都大学の原子物理学研究室での原爆研究を縦糸に、その研究室の1研究員(柳楽優弥)、その弟(三浦春馬)、幼馴染(有村架純)の3人で繰り広げる群像劇を横糸に、物語は進みます。
まず、戦争中の日本でも初歩的な原爆研究を行っていたのを知っていたせいもあるのかもしれませんが、研究開発の初歩的な段階で終戦になったので(一昔前のプロジェクトxの話のような苦労を乗り越えて開発したといった)話の盛り上がりは感じられませんでした。
3人の群像劇にしても、その関係の描写が弱い(有村と兄弟の関係、兄弟間の関係)ので魅力はないです。
また、他の方が被爆地広島の描写がおかしいと指摘されていますが、それ以外にもおかしな描写はありました。
さらに、必要性が感じられない描写(アインシュタインとか、兄弟が裸で海に入るところとか)が結構ありあります。
悪くは言いたくないのですが、出来は良くないと思います。
良いところを挙げるとすれば、有村架純が演じる女性が悲惨な現状をただ嘆くだけではなく、将来のためにはっきりとしたビジョンを持っていたことでしょうか。
多分、現在の日本に欠けていることだと思うので・・
とにかく生きてこそ‼️モヤモヤしてくるけど‼️いい加減にして‼️❓
E=mc2
TV版未鑑賞。
1944~1955年、日本の原子核爆弾開発に携わった青年と家族達の話。
国の要請を受けて原爆を開発する為、ウラン濃縮に悪戦苦闘する京都大学の学者の中の一人と、戦地より一時帰国した彼の弟、自宅を取り壊されて強制疎開で彼の家にやって来た幼馴染みの機微をみせていく。
原爆開発の話がメインになっており、頭では恐ろしいことをやっているという認識もある中で、エネルギー開発ということを盾に邁進していくけれど、葛藤みたいなものはさほど描かれておらず中途半端に感じたし、弟と幼馴染みに関してはモブ程度の様な…。
戦時下、しかも末期の生活事情にも全然リアリティがなくて、つまらなくはないけれど全体的に色々と物足りなかった。
日本の夏は原爆を忘れない。
第二次世界大戦中、京都大学で原子核爆弾を研究開発していた学生のお話。
研究チームでの彼の役割は理論ではなく実験。それほど才能のある奴ではないけど、努力を惜しまない誠実な性格だ。
もし、日本が開発に成功してたら戦争はどうなっていたらだろうとか?アメリカの開発がもっと遅くなっていたらどうなっていたか?など考えさせられますが、この作品のテーマは戦争じゃない気がした。
人生って自分の生きている環境で、どう生きるかである。戦争がいけない事なんて誰だって知ってる。でも、殺さなきゃ殺されるって現実が目の前にあったら自分はどうする?殺す方を選ぶでしょ。生きる為に強い兵器を開発しますってね。
この映画の主人公も、原爆を開発する事を躊躇なんかしない。だって一生懸命やってるだけなんだもん。勝っても負けても、どっちでもいいじゃん。たくさんの人が死んじゃう事がいけない事だよね。自分の命は自分のものなのに、お国のために捧げるなんて、今じゃ考えられないけど、当時は当たり前だったんだよな。
柳楽君、チャラい感じ一切なく地味〜な主人公を演じきってました。架純ちゃんの隣のお姉ちゃん感、相変わらず素晴らしかった。春馬君は予想より出番の少ない脇役だったな。
とにかく、戦争なんてしちゃあかん!
終戦前夜の群像のひとつ
同名の灰谷健次郎の小説、映画とは、まったく別の作品なんですね。
終戦前後の市井の人々を描いた作品としては「火垂るの墓」「この世界の片隅に」などの名作もありますが、また別の視点から描いた作品です。
負けるとわかっている状況の中で、研究する学生と家族、そして幼馴染の女の子。
恋愛感情を前面に押し出せる状況でもなく、かといって研究にも全集中できない。
主人公の男は・・・・いっしょに海で遊んだ楽しかった時代の幻影を見る。
主人公の女は・・・・勝ちでも負けでもなく、終戦後の未来を見据える。
名作とは言えないが、こんな見方もありですね、という感想です。
三浦春馬の遺作となってしまったためか、若い女性の観客が多かったです。
日本でも原爆開発してた
第二次世界大戦中の日本で新型爆弾(原子核爆弾)の開発を行なっていた京都大学の科学者・修(柳楽優弥)と幼なじで修の家に建物疎開してきたセツ(有村架純)、脩の弟で海軍の軍人・裕之(三浦春馬)の3人の若者とその周りの人達の話。
どこまでが事実なのかわからないが、1945年8月6日に広島に原子爆弾の投下を受け、日本の大学からも調査に行ったんだなって知った。そして、日本でもウランの分離研究をしていたことも知った。もし先に原爆を作ってたらアメリカに落としに行ったのか?なかなか考えさせる話だと思った。
柳楽、有村、三浦が素晴らしい演技を観せてくれ、母役の田中裕子、柳楽の上司役の國村隼などの渋い演技も光る。
重いが良い作品です。
未来を語れる国であって欲しい
いままでにないタイプの戦争映画
一番、評価したいのは、主演の柳楽優弥さん他、俳優さんの演技力の高さ。最高のキャスティングだったと思います。戦争映画ですが、戦いのむごいシーンなどはほぼなく 戦争に翻弄された若き科学者たちの苦悩と心情の変化が時間の経過にあわせてたんたんとえがかれています。劇中で流れる綺麗な音楽に今までの戦争映画と違った世界観を感じました。明るい未来を夢みて戦争の犠牲になった方がいらっしゃったこと、その家族を苦しめた恐ろしい戦争があった事実を決して忘れてはいけないですね。最後に、三浦春馬さんがこの作品にそそいでくれた情熱 決して忘れません。最高の演技をありがとうございました。
悲劇ではない戦争映画
三浦春馬ありがとう
まずは三浦春馬への追悼です。最後に公開の作品かな、、ありがとうございます。最初の登場でただいまと言われた時にはほんとに帰ってきた気がして、戦地に向かう姿はまた旅立ってしまった感じがしました。命に向き合う映画に三浦春馬というのは、本当に心を締め付けられますね。ありがとう。笑って死ぬ、、最後まで本当にカッコよかった。
戦争ものの映画を見るとこんなことがほんとにたかだか76年前の、祖父母の時代に起こったことだとは、信じられない気持ちになります。ちょうど広島、長崎の季節ですね。。これだけは風化させてはいけない。人類は二度と同じ過ちだけはおかしてはいけないと思います。平和な時代に平和な国に生まれたことに感謝。
当時のお国のために命を捧げるという価値観の中で、自分たちはなにを作ろうとしてるのか、役に立っているのかと葛藤する姿が印象的でした。
みな表情だけでも演技できる素敵な俳優陣でした。よかったです。田中裕子さんほんとに好きです。古い時代の有村架純もなんか落ち着いてかわいらしくて好きです。
切ない
國村隼演じる教授がいい
前情報をほとんど入れずにいったので、三浦春馬の遺作ということも出てくるまで忘れていました。
原爆を落とされて悲しみや怒りにくれる若者達の物語だと思って行ったので作る方なの!?という感じでした。正直当時の日本が原子爆弾を作ろうとしていたという事を知りませんでしたし、となると全く未知の物を落とされた訳でないのなら、アメリカは日本に警告する道はなかったのかと単純に思ってしまいました。
主人公達に対しては行動を見守るという感じで心にはあまり入ってこなかった(防空壕で空を見上げる三浦春馬の表情は良かったです)ですが、國村隼演じる教授の終盤のセリフや、イッセー尾形の最後の出番のシーンはさすがでした。
ただ映画としての盛り上がりは弱かったのでこの点数にしました。
戦争時代の映画
ぶち壊し😩
太平洋戦争を語る時の「どちらかが善でどちらか悪」的な解釈や描き方がどうにも苦手です。
日本も水面下で核兵器の開発をしていたという話し。
もしかしたらatomic bombを先に開発→使用していたら、サンフランシスコ(劇中で具体例に出ていた)と広島・長崎の立場が逆転していたかも知れないという…
事前の知識不足でしたが、エンディングの写真を見るに実話。
また劇中で三浦春馬くんが言う「未来の話しをしよう!」というセリフを聞きながら「自らの未来は絶ってしまった」事実にさらに切なさが募りました。
とても上質な映画を観ました。
「観て良かった」と思ったのに…
その総てをぶち壊すようなエンディング曲…
アミューズ絡み?
ガッカリ😞
作品はとても良いです。
作品は星5つ。
エンディング曲が足を引っ張ってる。
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