映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレットのレビュー・感想・評価
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面白かった!けど怪作。
面白かったです。前半ちょっと学芸会的ではあるのですが、特に後半、三つ巴のギャンブルが始まると手に汗握る駆け引きが楽しめました。
ただし、多分監督の悪ノリなんだろうけど、それがこの作品を、賭ケグルイ史上最大の怪作として位置付けています。
殺人はダメでしょ(笑)
体育祭がある高校なのに。
視鬼神さん、100人殺しで刑務所じゃなくて、2年の停学なの?(笑)
ミュージカルや、悪魔降臨とか、ウシジマくんのパロキャラ( 監督さんが役のなくなった彼を使いたかっただけだと思う)の意味のない黄昏シーンとか、浜辺さんのジャージとか、田中圭さんのすぐ撃たれて退場の無駄遣いとか、やりたい放題(笑)です。
だから、高校じゃなくて、カイジの闇世界とか、マフィアの世界とかの設定なら、これはとてつもなくハマると思います。
視鬼神さんが鷲巣で、夢子と会長がアカギとカイジなら文句なしです。(笑)
命を持ち出して、勝利目前の相手の弱みにつけ込み降参させるとか、命のかかった勝負はさすがに高校生ではあり得なさ過ぎて、興醒めしてしまうのですね。
でも、色々エンターテイメント要素を盛り込んでいて、映画ならではの煌びやかさは、評価出来ます。
早乙女さんのダイスや、会長の2度打ちも見所です。
続編あるみたいですが、やっと原作のストーリーに戻るのですね。楽しみです。
2人の演技にゾクゾクした
可愛いは正義
とにもかくにも浜辺美波が森川葵が藤井流星が可愛い映画、というより可愛すぎる映画
ドラマは原作があるので別として
そこそこボロボロだった前作と比較しても中身はスカスカですが、脚本のやっつけ感を演者のビジュアルと監督の可愛い子を撮る能力とで乗り切った映画です。
ただ前回の宮沢氷魚演じる村雨天音の強キャラ感と比較して、最後の最後までカリスマ性を微塵も感じさせない藤井流星演じる視鬼神真玄は期待値上げてあっただけにがっかり、顔面はカッコいいのに素の愛されキャラ感が溢れ出ちゃう藤井流星だから見れたけど、これがちゃんと演技の上手い俳優だったらと思うとゾッとはしました。
続編がありそうな終わり方ではあったので期待はしていますが、今作ですら浜辺美波と高杉真宙と池田エライザを筆頭にメンバーの年齢的なタイムリミットはそこまで来てる感じはしたので、来年ないなら難しいのかな
続きが楽しみ!
checkmate
前作はかなり楽しめた人間です。
今作は…ちょっと微妙でした。
英監督のテンションの高さは好きなんですが、いかんせんギャンブルが薄味になってしまい、殆どが死と隣り合わせになってしまっていたのが勿体ないです。窓から突き落とすやら、爆破させるやら、銃弾で撃ち抜くやら、完全に恫喝なのでギャンブルを主体にする作品としての面白さは皆無です。ただ、途中出てきたホラーな演出は目を見張るものがありました。
オリジナルキャラの視鬼神。単純にザコな悪役だった割には尺をかなり取るし、藤井流星くんの演技は悪くはないんですが、序盤はキャラの性質上仕方ないとはいえ声が聞き取りづらく、瞳孔の開き方も曖昧な感じがしてシリアスなキャラにも狂ったキャラにもなりきれなかったと思います。
と欠点はかなりありますが、レギュラー陣はお見事だったと思います。浜辺美波さんは本当に可愛らしく、それでいて真面目なシーンはかっこよく、終盤ではイカれキャラにも変貌できており、何面もある「浜辺美波」を堪能できました。高杉真宙くんも、ハイテンションがさらにパワーアップしており、彼の喚いてるシーンでずっと笑ってられます。森川葵さんも今回はメインほど出番はありませんでしたが、少ない場面でもきっちり印象に残る活躍をしていたのでお見事です。池田エライザさんも、今回は特別出演?以上の出演をしており、クールかつ、どことなく発する色気にやられました。もっと活躍を見たいキャラクターです。中川大志くんもドラマ版とは全然違うキャラになっており、この人は声の演技もできて、美少年も演じれた挙句オッサンまで演じ切るとはお見それ入りました。あと一瞬出た田中圭さんに驚きました。豪華〜。
終わり方もいい感じに視鬼神をぶっ飛ばして終わるという王道な感じで終わります。それでいて次回作があるみたいです。ぜひ次の作品ではギャンブル要素を強くした作品を作ってほしいものです。
鑑賞日 6/3
鑑賞時間 18:20〜20:30
座席 J-28
たぎってしまいま~せん
楽しんだ。
快感ではない、映画。
浜辺さん、池田さんの不思議な魅力を引き出し、加えて最高の若手バイプレイヤーたちである、森川さん、矢本さんを両サイドに配置し、さらに高杉さんをもバイプレイヤーとして配置するといった、重厚な演技力サポートによって成り立っている映画だと思うので、ああだこうだ言うものではないよね。
5人の、それぞれに振り切った演技を堪能するという意味で、今回も十分に楽しめた。それさえあればいいのだから、他の配役陣の不甲斐なさも含めて、もとからこういう映画なのだ、と自分は思っている。みんな、安定の不甲斐なさ、だしね(笑)
今回、満を持して登場の悪役も、不気味さにまでは至らない小物感を否めず。狂ったように笑うだけでは、不気味さや狂気を感じるまでには至らないんだってことを、観せてもらった。おかげで、悪役を演じる俳優達って、上手いんだなあ、とあらためて感心した。狂気や苦悩を演じた俳優がアカデミー男優賞をとる理由が少しわかった気がする。狂気や苦悩って、難しいんだね。
今回は、悪役が今ひとつだったために、最後のカタルシスがやや小さくなってしまったきらいはあるが、それも含めて、そもそもそういう映画なのだ。深夜枠のドラマなのだ。その感じをちゃんと残してるのは、すごいことなのだ。しかし、今更ながら、深夜枠だったのに最初から豪華俳優陣を投入してたんだなあ、と思う。
ロシアンルーレットの結末は、「なるほどね」と感心する展開だっただけに、今回の悪役は、たとえば、東京喰種で不気味さMaxだった、松田さん(翔太)で観てみたかったなあ……贅沢な願い。だから、深夜枠だって言ってんじゃん!(笑)
中川さん投入は、偉い!
つまらないからよ
十分楽しめる内容
映画館での賭ケグルイは初。
オープニングの一か八かとmiletのチェックメイトが見れてもうこれだけで大満足。
今までの賭ケグルイとは雰囲気が違ったけど、全体的に重めでシリアスな今作が一番好みでした。
緊迫したシーンが続く中、討嶋(中川大志)が度々登場してくるので笑えますw
さりげなく前原滉くんも出てます。
田中圭の登場があまりにも一瞬だったのでそっくりさんだと思っていたらエンドロールで名前が出てきてそこで初めて気づきましたw 贅沢…
その他にも、演技派俳優として映画でよく見かける方がちょい役で出てきたり、なにげに豪華!
(非協力傾向生徒として出てきた方も凄くインパクトありました。車椅子で迫ってくるシーン怖いです)
ロシアンルーレットで鈴井(高杉真宙)が男気を見せるシーンもぐっときました。
夢子(浜辺美波)が鈴井に向けてする「バーン!(銃で打つふり)」の笑顔も可愛いし、
鈴井が打たれたふりをする返しも凄く良かった。 2人のやりとりが可愛らしかったです。
この部分はアドリブだったそうな。良いコンビネーション!
ボスキャラについて
視鬼神真玄、キチガイじみてて凄く良かったです。
花が舞ってる中くるくる踊るシーンは圧巻。
笑いながら狂っている姿は振り切れていて、見てて気持ち良かったです。
その時に流れる曲もまた良くて最高でした。
とことん卑怯な手を使うボスキャラってのも好きです。
突然のミュージカルシーンはなぜ?な展開でした。
ただ最後の鈴を鳴らすところは今作で一番笑いましたw
ここは討嶋のおかげで成立してた感がありますw
ドラマでも映画でも、次やるとしたら夢子、鈴井、メアリの3人のやりとりをもう少し入れてほしいな、、、と。そこが見どころでもあると思うので。
やはり映画館は迫力が違いました。
シリーズファンなら十分楽しめる内容だと思います!!
森川のダイススタッキング技炸裂♪
エライザ無双
原作も含めた本作の大ファンです。
これまで手駒(生徒会役員)に勝負を挑ませてきた女王(生徒会長)自らが遂にプレイヤーとして席に着く。
本シリーズの楽しみは、ギャンブルというものが持つスリルと狂気性をエンターテイメントとして描いているところだが、本作においては副題であるラストのギャンブルシーン以外大して見所がないのは残念。
しかし、池田エライザ演ずる生徒会長のプレイヤー姿は、それまでの鬱憤を拭って余りあるほど格好いい。エライザ自身が「女王感が出ていた」と評する通りその存在感は圧倒的。
賭ケグルイファンとしては満足の一作。
満点でないのは、本作のキーマンを演じる藤井流星の演技。狂気の演じ方に幅が無く、ああその演技プランしかないのね、と素人でもきづいてしまう単調さがマイナスに働いていたと感じたため。
久々の日本一大画面で浜辺美波を観まくりだよ‼️
強引すぎて、白旗。
こういう世界観、シリーズ伏線の回収が想定される作品の場合の準備行動。全アニメシリーズ、全実写ドラマ、前作劇場版と、原作コミック以外の2次作品はすべて予習網羅して、再三の公開延期にヤキモキしながらも、やっと鑑賞。当然の如く、終わらない流れ。もう実年齢的に、高校生には無理が出始めてるが、居直って堂々と高校生を憑依させているキャストに乾杯!もう白旗掲げて最後まで付き合うと決意せざるを得ない、最終カット。
これこれこれこういうのがいいんだよ!
【”貴方つまらないのよ・・、と氷のような目で私立百花王学園の生徒会長は男を見て言った・・。” 真の”賭ケグルイ”とは、自らの命を張ってでも勝負する狂っているが、侠気ある人をいうのである。】
ー 前作、面白く鑑賞。
今作は、前作メンバーに加え、桃喰綺羅莉(池田エライザ)に復讐を挑む視鬼神真玄(藤井流星)をメインに”地味な役で”開拓地長 討嶋(中川大志)が出演。期待は高まる・・。ー
■感想
1.前作では、「票争奪ジャンケン」を皮切りに「支持率争奪ゲーム」での蛇喰夢子(浜辺美波)の人の心を読み切った駆け引きを堪能した。
今作でも、「変則ポーカー」「指名ロシアンルーレット」など、工夫を凝らしたギャンブルが用意される。
が、何故か前作より、のめり込めない・・。
理由は幾つかあるが、
・新しいギャンブルが前作程、工夫がない感が漂った事。
・途中で挟み込まれた違和感のある、ミュージカル風のシーン・・・
・そして、視鬼神真玄が、真の賭ケグルイではない事が、序盤から見えてしまったからである。
もちろん藤井流星さんの狂気性を帯びた熱演は、凄いのであるが、彼はギャンブラーではなく、詐欺師である。(言い換えれば、ズルイ仕掛けをしてでも、勝とうとする男。)
2.で、桃喰綺羅莉(池田エライザ)の”貴方つまらないのよ・・”と言う言葉で、一蹴されてしまうのである。
3.蛇喰夢子&鈴井涼太(高杉真宙)ペアの安定した凹凸コンビの「指名ロシアンルーレット」での、コミカルだか、シリアスだか分からないが、オカシナ姿は健在。
<結論>
蛇喰夢子を演じた浜辺美波さんのシリアス&コミカル演技(そんなに体育祭が嫌なの?)と、到頭動いた!桃喰綺羅莉を演じた池田エライザさんの妖艶で凄みある演技・・。
女優陣の圧倒的勝利であった作品・・。
藤井流星さん、ゴメン・・。
アト、開拓地長 討嶋を演じた中川大志さんの出演は、いつものイケメンキャラを封印していて、新鮮だった。
・ヤッパリ、ロシアンルーレットの恐ろしさをビシバシ感じるのは、古いけれど「ディア・ハンター」だよねえ・・。(遠い目)
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