「エライザ無双」映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット take-cさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0エライザ無双

2021年6月3日
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鑑賞方法:映画館

原作も含めた本作の大ファンです。
これまで手駒(生徒会役員)に勝負を挑ませてきた女王(生徒会長)自らが遂にプレイヤーとして席に着く。

本シリーズの楽しみは、ギャンブルというものが持つスリルと狂気性をエンターテイメントとして描いているところだが、本作においては副題であるラストのギャンブルシーン以外大して見所がないのは残念。

しかし、池田エライザ演ずる生徒会長のプレイヤー姿は、それまでの鬱憤を拭って余りあるほど格好いい。エライザ自身が「女王感が出ていた」と評する通りその存在感は圧倒的。

賭ケグルイファンとしては満足の一作。
満点でないのは、本作のキーマンを演じる藤井流星の演技。狂気の演じ方に幅が無く、ああその演技プランしかないのね、と素人でもきづいてしまう単調さがマイナスに働いていたと感じたため。

take-c