劇場公開日 2020年12月25日

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AWAKEのレビュー・感想・評価

全118件中、81~100件目を表示

4.0AI

2021年1月2日
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鑑賞方法:映画館

将棋の題材ですが、今後AIがどこまで人間に取って代わるのか。
それとも、やっぱり人間の方が勝っているものなのか、少し考えさせられました。

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WELOVEMOVIES

3.0自分の才能の限界を感じた人間が、形を変え、好きな仕事に関わって情熱...

2021年1月2日
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自分の才能の限界を感じた人間が、形を変え、好きな仕事に関わって情熱を燃やし生きていく様を描いたストーリー

そうやって一生懸命生きる事で人間味も出てきたりと自分の周りの環境に置き換えて見ることができて非常に面白いなとかんじた!

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Daichi Kitakata

4.0マニアックな将棋映画

2021年1月2日
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知的

棋士養成機関である奨励会入りからおおよそ時系列で描かれていますので、将棋を知らない人でも中盤過ぎまでは入り込めますが、この映画のキモとなる部分は将棋愛好者じゃないと本質的な事はわからないんじゃないかと思えるマニアックな将棋映画。
この対局(棋士は阿久津主税、現在は八段)の事は以前にネット記事で知り小さな感動を覚えましたが時間の経過とともに忘れていました。(映画の中盤まで完全に忘れていました。)改めて触れ、考えさせられるものが大きいと感じました。対局のエピソード以外はオリジナルストーリーとのことですが、映画COMの概論を見るまで全て実話じゃないかと思っていたくらい背景は良くできています。

P.S. 終盤で記者の質問に対し両者を讃える発言をした棋士のモデルはクレジットに名前があった谷川浩司九段と推察、解説の振り飛車棋士のモデルは顔はぜんぜん違うが藤井猛九段だろうな。(阿久津・awake戦のニコファーレの実際の解説は森内俊之九段も)

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bluewavesky

3.5将棋版

2021年1月1日
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ガラスの仮面ってところでしょうか 吉沢亮が意外と内向的な役にハマってた←あの性格最初からプログラマー向きっしょ 相手の方は顔立ちも性格も正反対 なんか小栗旬ぽく見えたけど…人工知能研究会サークルの先輩、お父さんがとても良い! 何でも上には上が居る でもやらない訳にはいかないし、中途半端なその他大勢の受け皿、それでも何かに夢中になれるのは幸せなのかも 聖の青春、完全なるチェックメイトを思い出しました

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ゆう

4.0難しい題材ですが、良作です。

2021年1月1日
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おでん

3.0静かに熱い青春

2020年12月31日
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プロ棋士を諦めた青年が将棋の人工知能の研究にのめり込み、プロ棋士と対局するまでの強さを備えていく。
プロ棋士を目指している少年時代の話が結構長いから若干の違和感があったが、人工知能の研究だけではなくて奨励会での戦いや挫折したときの思いなんかを丁寧に描くには必要な長さだったのかもしれない。実際、奨励会の同期だったプロ棋士と、自分の開発した将棋プログラムの対局は思ったよりも短かった。実際そうだったんだろうし、そこをメインにはしない話にしようとしたのかもしれない。
静かに熱い青春物語でそれなりに面白かったが、もう少し熱い展開があっても良かった。よってあまり高い評価にはできなかった。ただ、ラストはいい。あのシーンが1番好きかもしれない。

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kenshuchu

4.0何処かでイレギュラーな感じがしながらと、骨太で真っ直ぐな将棋映画です。

2020年12月31日
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楽しい

興奮

知的

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松王○

3.0妹ちゃんはワカメちゃんなのかと期待しましたが

2020年12月31日
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鑑賞方法:映画館

監督は納得できる展開というか自然な流れに仕上げる方針なのか、日本の役者さん特有の大袈裟な表現ともいい感じに相殺してくれて自分には丁度よい落としどころでした。
AWAKEのデバッグ文字が流れているであろうところにソースが表示されていたり、将棋ばかりして他はなにもできない筈なのにスプラッシュスクリーンがGUIと比べてやけにかっこいいのは必要悪ですね。
5年前設定なのにコマンド入力で駒を動かしたりFM7とかPC8801時代のUIデザインがコンピュータの取っつきにくさを表現しているというのが伝わりました。

ニコファーレも今は昔、シンギュラリティを迎えれば人類がコンピュータに支配されるなんていう都市伝説も最近聞かなくなりました。
世の中にいい意味でAIが浸透してきたということなんでしょう。

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アモルフィ

2.0微妙

2020年12月31日
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正直微妙な作品です。着眼点は面白いと思いますが・・・。盛り上がりにかけ最後も放り出した様な感じです。
吉沢亮さんは好演されてたと思います。

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しじみの短い感想文

4.0お父さんのことももっと知りたい

2020年12月31日
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鑑賞方法:映画館

全般的にバランスの良い、誰でも楽しめる作品でした。

・奨励会から始まる将棋界で生き残ることの困難さ、生き残れなかった人たちのその後の人生についてリアリティを持って想像力を働かせることができる(今まで考えたことも無かったです)
・本人以外の人間にとっては、さして特別なライバル関係や意識する相手とも思えない関係性であっても、大きな決断や重要な岐路の選択のきっかけになり得る。
・ある種の崇高さ(この映画においては、勝負における潔さと相手へのリスペクト)の物差しは、世間の期待とは一致しないし、評価されることも少ない(だから何だというのか!)。
・人工知能と人間の関係について、押し付けがましい教訓や倫理観などを特段強調することもないので、ヒューマンドラマとして純粋に楽しめる。

蛇足という見方もあるようですが、ラストの空港でのシーン、私は好きです。
奨励会のメンター(導師⁈)的立場の人が言っていた、本来楽しむもの、という言葉をキチンと拾ってました。無邪気な少年の、負けたくないという気持ち、ちょっとは頼っちゃったけど、自分の力なんだよー、と言いたくなる意地。それを見て心和むおとな(普段は勝負師として緊張しっ放し)。
子どもを挟んで横並びに座ったベンチのふたり。
当たり前だけど、将棋はプロだけのものではないということが素直に伝わってくる、割と訴求力の強い〝絵〟になっていました。

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グレシャムの法則

4.0元の話の強さ

2020年12月30日
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Scott

4.0将棋が分からなくとも楽しめます。

2020年12月30日
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評価•評判は高いけど、2時間ものの将棋映画?寝る?寝るよね?と寝る予感しかありませんでした。いい意味で期待を裏切ってくれました。分からなくとも、対局の緊迫感が伝わってきて、のめり込めます。

将棋に挫折し、目標を失い、AI将棋ソフト開発にシフト。やっぱり将棋が好きなのね。バグとは言え、負けを認めるあたり成長を感じます。年末見納めの映画としては、いい一本で締められました。

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Oyster Boy

3.5触れた瞬間に灰になる

2020年12月30日
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青白い炎ですら柔らかく感じる熱量を持った映画でした。素晴らしかった。
役者さんもさることながら、監督・脚本・編集をこなした山田篤宏さん。「ちば映画祭」で少しだけ存じ上げておりましたが、今後もヒリヒリした作品を期待したくなる仕上がりでございました。
後は「DENSO」の将棋マシーンね。どこまでも無機質な格好良さはあるのにどこか人間的な匂いを纏っている、素晴らしい存在感。それによって醸し出される電王戦の緊張感は、ビリビリと腹の底まで伝わってきます。そして、エンドロールまでの柔らかい流れ…。熟練の職人芸の様でした。
是非とも劇場でご覧下さいませ。

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lynx09b

3.0AI軍事利用の恐ろしい予感におののく

2020年12月30日
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 1997年にAIがチェスの世界チャンピオンに勝った。その当時は、将棋は奪った駒を使えてチェスより複雑だから、当分はAIが将棋で人間に勝つことはないだろうと言われていた。しかしそこから20年後の2017年にはAIのPonanzaが現役の名人に2番勝負で、先手でも後手でも勝った。この時点で決着が着いたと誰もが思った。つまり将棋では人間よりAIのほうが強いのだ。以後は将棋の解説にAIが登場して、藤井聡太八段の指した奇手が、実はAI評価の最も高い手と一致したなどと言っていることが多い。
 あまり触れたくない話だが、将棋とAIのことを論ずるには、2016年の三浦弘行九段の事件を書かないのは片手落ちとなる。ざっくりと説明すると、ある対局の日に体調を崩していた三浦九段が度々席を外すのを、スマートフォンで将棋ソフトを見ているのではないかという嫌疑がかかり、出場停止の処分がくだされたというものである。その後は三浦九段の嫌疑が晴れて関係者が謝罪したらしい。この事件の肝は、2016年の段階で既にAIのほうが棋士より強いと将棋界全体が考えていたということである。でなければカンニングを疑われることはない。

 さて本作品は青春群像の映画だが、AI将棋と人間の棋士との相克もあって、あまり爽やかな物語とはならなかった。そもそも大したストーリーはないし、人物像の掘り下げも人間関係の悩みもない。勝負だから弁慶の泣き所を攻撃するのは当然で、そこをやられたら諦めるしかないのも当然である。観ているうちに、本作品の人間模様よりもAIと人間社会の未来のほうが気になった。

 今後は、暗算大会に電卓が参戦しないのと同じように、棋士はAIに勝てないということを認めた上で、人間同士の遊びとしての将棋をひとつの文化として継続していくことになる。偶然の要素が高い麻雀でさえもAIが人間を凌駕しつつあるが、麻雀にAIを参加させる必要はない。野球の試合で時速230キロのピッチングマシンを投手にしないのと同じことである。
 AIの定義は難しいが、AI自身がアルゴリズムを作って進化させていくようなプログラムを持てば、将棋でも麻雀でも、放っておけばどこまでも強くなる。同じことは他の分野でも言える訳で、既に将棋だけでなくビジネスの分野にもAIは進出している。経理や労務など、手順が決まっていて、毎年改正される法律に従って変更が必要になる業務では、人間よりもAIのほうが向いている。
 通信がいま以上に発達すれば役所もAI、企業もAIで、互いに通信しあって、すべての手続は電子的に自動的に行われるようになるだろう。年末調整も給与支払報告書の提出も確定申告も決算申告も一瞬で終わる。会社の経理や労務担当者は職を失うだろう。同時に税理士や公認会計士、社会保険労務士の仕事もなくなる。役人の数も大幅にカットされる。
 何しろアルゴリズムを自分で作っていくわけだから、どんな分野にでも進出できる。金融や証券の分野では自動的に利益を生み出すようになるが、一方で自動的に損失も生み出すから、アンバランスが生じないように金融の安定を図るアルゴリズムを作るだろう。金融は自動的に安定し、株価の暴落や高騰は生じない。もはや兜町もウォール街も用なしだ。

 便利だからといってAIの活用範囲を見境なく広げていくと、間違いなく軍事の分野に至る。AI搭載の無人飛行機、無人戦車などが生まれ、的確に敵を殲滅する。敵も同じようにAI搭載の兵器を使えば、もう戦争はゲームのように兵器同士の壊し合いになる。しかもそこに人間は介在せず、AIが判断して命令する戦争になる。司令本部はAIだからである。
 万が一、政治の分野にAIが進出すれば、政策はAIが決める。そして一番不合理な存在が排除されることになる。つまり人間である。ジェームズ・キャメロン監督の映画「ターミネーター」が公開されたのは1984年。AIが発達しすぎると人間が否定されるという世界観を2020年の今から36年も前に発表したことの意義は大きい。
 道具としてのコンピュータ、手続きでのAI利用といった程度にとどめておくのが賢い判断だろうが、軍需産業関係者の残虐な欲望がAIの軍事利用をやっていないはずもなく、恐ろしい予感におののくばかりだ。

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耶馬英彦

5.0心があたたまります

2020年12月30日
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泣ける

楽しい

知的

将棋には詳しくありませんが、映画を楽しむことに全く影響ありませんでした。吉沢亮さん演じる英一とライバルの成長していく姿を描いた青春映画。登場人物が皆魅力的。中でも落合さん素敵でした。吉沢さん、ご自分でもこの映画好きとおっしゃっていましたが、本当に吉沢亮ではなく英一。見事に演じてました。父とのあたたかい親子関係。小さい頃からの恩師の優しさ。終わった後、泣きながらも笑顔で元気になれます。ラストシーン好きでした。とても良かったのでまた観に行きたいです。

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ゆず

4.0昨日まで 選ばれなかった 僕らでも

2020年12月30日
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マスゾー

2.0映画である意味とターゲッティングに疑問……

2020年12月30日
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たけぱん

4.0良い良い良い…!!

2020年12月30日
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観る気が無かったのですが、初めて1日に5本観ることを成し遂げるため、
丁度良い時間にこの映画があったので、とりあえず感覚で観ましたが、
この日観た5本の中で一番良かったです。
飽きるかな〜と正直思っていましたが、心配ご無用。
夢中になり熱中して本気で取り組む主人公たちにしっかり魅了されていました。
相手の強さをちゃんと認めてて、敬意を払い、全力で勝ちにいき、潔く負けを認める姿勢が
本当に美しい精神だなあ…と。

人間の威信を守るためプライドを捨てさせるほど追い込んだアウェイク。
決戦の展開がものすごく腑に落ちて心の中で拍手👏

何より主要キャストが本当に味があって良かったです。

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I am R.

3.5将棋だけの人生だった。って言うほど生きてないじゃろ?

2020年12月29日
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bloodtrail

4.0吉沢亮のヤバいヲタク演技が素晴らしい!!

2020年12月29日
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全く期待していなかったのだが、年末ギリギリで、邦画の中では上位クラスの映画が滑り込んできた。

スポーツもそうだけど、将棋とか囲碁とかチェスとか…ルールがわからない人が観ても楽しめるようになっていたとしたら、合格といえるだろう。今作も将棋のルールが全くわからなくても緊張感はかなり伝わってくる。

学校や地域の将棋クラブなんかでは、圧倒的な天才とされていても、専門の場所へ行けば、その中のひとりでしかないというのは、美術やスポーツなど様々なジャンルにあてはまるし、その中で自分の才能に挫折し、葛藤するというのは王道である。

一握りの人間の中で、更に一握りの人間だけが次のステージを進んでいくという、広いようで狭い世界。今までは、その中で勝ち抜く者たちの作品や、逆にどん底に落ちるといったテイストの作品が多かったが、近年増えてきたのが、別方向からのアプローチ。2番手、3番手の生き方である。

つまり、夢の選択肢はひとつではないということだ。

今作の主人公もプロ棋士になるという夢は砕かれてしまったが、別方向からのアプローチとして、AI将棋プログラムを開発し、結果的に自分のライバルと対決することになるのだ。他にもプロにはなれなかったが、新聞記者として将棋欄を担当する者もいたりと、自分の好きなこと、得意なことを追いかければ、正面は無理でも別方向からアプローチが可能ということを提示してみせているのだ。

将棋どうこうということは、置いといたとしても、夢破れても、自分の力や可能性を信じ、新たな夢を見つけ出す過程を描いたサクセス・ストーリーとしての部分が色濃く描かれている作品としては、かなり見応えがある。

何より素晴らしいのが、吉沢亮のヤバいヲタク演技である。今までヲタク役を数こなしてきたようなハイクオリティ演技であるし、この人ならパソコンとかも得意そうだな…と思わせてしまう。これが上手くいってないと、プログラミングを覚えていく過程にも説得力を持たせることができないが、吉沢亮は完璧である。しかし、今後もヲタク役が連発しないかという心配も残ってしまう。それぐらい必見の価値があるというか、吉沢亮の演技だけでも観るべき映画といえるだろう。

またライバルのプロ棋士も、さわやかキャラじゃないところが良い。子供の頃は、社交的にみえたのだが、大人になるにつれ、少し暗い雰囲気になっている。メガネ率も多いし、服装も地味になっていく…将棋とは限らないが何かにのめり込んでいくと、外部との接点が遮られて、光が奪われていくという代償があるとも感じさせられたのだが、口数が少ない者同士の友情という点でも良く描かれいた。

わかりやすく相手を励ましたり、褒めるようなことはしないで、ただ目線を通わせ、ぽつりと一言。

互いに意識し合っていて、何なら大親友になれたかもしれなかったのに、不器用さが故に、一定の距離を超えられない。しかし、その距離の間には、実は友情や尊敬というものが確実に存在しているのだ。

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バフィー吉川(Buffys Movie)