劇場公開日 2020年12月25日

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「マニアックな将棋映画」AWAKE bluewaveskyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0マニアックな将棋映画

2021年1月2日
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鑑賞方法:映画館

知的

棋士養成機関である奨励会入りからおおよそ時系列で描かれていますので、将棋を知らない人でも中盤過ぎまでは入り込めますが、この映画のキモとなる部分は将棋愛好者じゃないと本質的な事はわからないんじゃないかと思えるマニアックな将棋映画。
この対局(棋士は阿久津主税、現在は八段)の事は以前にネット記事で知り小さな感動を覚えましたが時間の経過とともに忘れていました。(映画の中盤まで完全に忘れていました。)改めて触れ、考えさせられるものが大きいと感じました。対局のエピソード以外はオリジナルストーリーとのことですが、映画COMの概論を見るまで全て実話じゃないかと思っていたくらい背景は良くできています。

P.S. 終盤で記者の質問に対し両者を讃える発言をした棋士のモデルはクレジットに名前があった谷川浩司九段と推察、解説の振り飛車棋士のモデルは顔はぜんぜん違うが藤井猛九段だろうな。(阿久津・awake戦のニコファーレの実際の解説は森内俊之九段も)

bluewavesky