ノマドランドのレビュー・感想・評価
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深い。
人生について、行き方や死に方、時間の使い方。
重いテーマのフルコースです。
「時間を無駄にするな」
はい、分かります。この歳になって実感してます。
ここ10年近く思う存分海外旅行ばっか
行き尽くしました。
特にネバダ州。
映像のネバダがリアルなネバダとして思い出されます。
(超個人的感想)
早朝の肌寒いけど乾燥していて心地いい気候とか。
日本にはない(日本では育たない)植物や風景など。
自分の世界観価値観がぐんと広がりました。
アメリカ人でも(アメリカ広いから)
見たことない土地や風景もあると思います。
この映画みたいに。
コロナ禍でもしかしたら一生行けないかも知れない
と思うと尚更(時にはローンを組んででも)
行ってよかった!と心底思います。
ただ、多くの日本人には真似出来ないとか、
同じ感覚が理解できないとかは多いかなと思います。
日本って世界的にみても安全な国だから
ハウスレスになってもそんなに問題ないと思うけど
日本人ってシャイなのでキャンプ地(?)とかで
軽々しく「ハーイ元気?」なんて声掛けづらいとか
初見の人と一緒にダンス踊るとかできないし、
世間体もあるし、で自由にできないし。
しかも挙げ句の果て、精神病んだ上に孤独死しそうw
そもそも、自由=悪、協調性=良
みたいなとこあるし。
個人的にはあんな自由な生活
素敵だなぁと思うけど。
困ったら助けてくれる家族や友人がいるから
ホームレスじゃないし
自由にできるのかな。羨ましい。
それぞれの生き方
大きな事も起きないが、ジワジワくる。
夫が亡くなり、夫が働いていた工場も閉鎖、それに伴い町も閉鎖され、家を失ったファーン。
キャンピングカー暮らしを始めて田舎を転々とする。そこでいろんな人に出会うという話。
その中で一緒に住もうと姉や季節労働で知り合った同僚に言われるものの、それをことごとく断る。
それは亡くなった夫との思い出を大切にしたいから断っていたことが分かるものの、それを尊重し助ける周りの人々。登場人物はほぼ本名で、ロードムービーとドキュメンタリーの間といったところ。
日本では住まいを持たず、ホテルや共同生活を転々とする若者がよく取り上げられるが、アメリカではリタイアした世代が社会から置いてけぼりにあい、ノマド生活をするケースが多いようだ。ただ、年を重ねるたびに、病気のことや体力低下などノマド生活に支障が出てくる。それとどう向き合うかというのもこの映画のテーマの1つだといえるだろう。
情熱大陸
肯定も否定もしないスタンスが心地よい
くるーくるーと聞いてから実際上映するまでに、かなり待った気がする。まだ上映されてない映画があることを考えればまだましか。
映画をみるまでロマドとはなんのことか知らなかったので、まずその在り方、人生の選択にそのような生き方があるということに驚いた。これは小さな日本のような土地の少ない国では無理かな、と思う。
しかし固定の家がなくなる過程が、映画を見る少し前に同じように社宅住まいの方が仕事と家をなくすニュースを見た直後で、今のこの新型コロナの時代の日本ともリンクしていて、その先のオプションとしては、自分が思うより前からあるということも驚いた。パンデミックではない理由で、米国ではすでにそういう状況に追い込まれている人が一定数いるということも知る。
映画・フィクションとして、ノマドであることで得ることもあるが、同時に厳しく辛いことも多くある様子が淡々と描かれていて、カメラ越しに監督の優しさを感じてほっとする。悩まされもするが、同時に癒されもする。
乾いた孤独・・☆
公開時に迷っていた作品だったので、GW中 特に見たいものがなくアカデミー賞受賞と
いうことで鑑賞。
悪くはないけど、ほぼドキュメンタリーのような展開。
逆に日本ではこの作品は撮れないと思った。
広いアメリカ・・・ファーンの車以外に荒れた風景しかスクリーンには映らない。
荒涼感の溢れる風景が続く。
「ノマド」という言葉に憧れる気持ちがあるのは事実。
日本では、スタバでPCで仕事をする人さえも「ノマド」と呼ばれてしまう。
ファーン達ノマドは、終始孤独感が付きまとう。
それも日本的な湿った孤独ではなく、ずっと乾いた孤独。
海岸の崖の上で、吹き飛ばされそうになりながら 風に身を任せるファーン。
まるで、彼女の人生のように・・
出会いと別れを繰り返すノマド達。
幸せそうでも、不幸でもない。
その生き方を選んでいるだけだと思った。
生き方を問う映画
アカデミー賞で話題となったので鑑賞。
主人公の女性は、車中生活をしながら流浪生活を送ることを自ら選ぶ。それは自由であり、かつ孤独である。孤独だからこそ、めぐり逢う人との繋りが愛おしい。各地で淡々と働き、また旅をする。 彼女の心の中は空っぽのようだが、実はそこに入れる何かを求め続けている。それは、決してお金でも友情でもない。何か入れようとしてもそれはすぐになくなってしまうことを知っているのだろう。かつての生活基盤を自らの意思でなく失ってしまったことがトラウマのように。空っぽの心で旅を続けることを自らに課しているようだ。そして大自然に癒やされ、出会う人に癒やされることを求めているようだ。かわいそうとか気の毒とかいう言葉を超越した精神世界がそこにはあるように感じた。
やはりノマド生活は無理(-_-;)
人それぞれ人生色々
とりあえず、アカデミー賞を取ったと言う事で見てきました。
ま、アカデミー賞をとれる作品なんでこんなものでしょう・・・・めちゃめちゃつまらないと言う作品ではないですが、賞を貰うと言う観点で見ると、評価ポイントを聞きたくなるかな・・・・ま、私的には、映画に芸術性は望んでいないの別にいいけど・・・
本作品、自身の生き方について考えさせられるかな・・・・
特に日本って、いい学校を出ていい会社に入る事がステータスと言う感じになるんだどけど、どんな国でもどんな世界でも仕事で成功してお金が有っても幸せであるとは限らないし、ギリギリの生活でも、人生を楽しんで死んでいいく人もいるだろうし・・・・
特に最近有った紀州のドンファン事件だって、事件の真相が想像通りであれば、幾らお金が有って多くの女性と付き合ってお金を使っていても、結局あのような死に方をしたらどうなのとおもうしね・・・・
しかし、逆に、ある意味、苦労して成功しても苦労が身につくのも嫌だし、今の自分、これからの自分と照らしあいながら本作品を見る事が出来ました。
本作品のような作品は、人それぞれの考えがあると思いますが、ひとそれぞれの考え方有って凄くいいと思います。
ハウスレスという生き方
物に溢れている現代社会の中で、この作品中に出てくるノマドたちは自然を愛し、目に見えないものを信じながら日々を生き抜いている。彼らにとって車は自分の身体の一部であり、地球自体がホームなのではないか。じゃあこの映画はその生き方を賛美しているのかというと、そういう訳でもない。物に執着をしてしまう社会を構成している会社の一つでもあるAmazonでの仕事にノマドたちが携わっていることにも皮肉的な意味合いを感ぜざるを得ないほか、経済やお金とは無縁という様子でいながら、いざバンが故障してしまったとなると、不動産で稼いでいる妹夫婦に頼っていくという矛盾点も赤裸々に描き出している。私たちは時に『自由』に憧れを抱くが、それを真の意味で手にするためには様々な代償が付き物であり、アウトサイダーであったとしても完全に自分と社会を切り離すことはできないのだという現実をも突きつけてくる作品。観る人の年齢・バックグラウンドによって、かなり評価は分かれるのではないか...。本当のノマドを起用した効果でもたらされているリアリティや、物語全体に続く円環構造など、本作品の作り込まれ方には目を見張るものがあるが、個人的には物語自体があまり刺さらなかった。もう少し歳を取ってからまた見直したら変わるのだろうか...。
仕切りの高い映画
ノマドランド
劇場公開日 2021年3月26日
2021年の第93回アカデミー賞では主要6部門でのノミネートを達成。しかも頂点である作品賞が本命だス。
でましたアカデミー賞有力作品、しかも評価も良い。
大企業の破綻によって住居を失った主人公のファーンが、小型キャンピングカーで各地を転々としながら、行く先々で季節労働を見つけては生活を続け・・・・・・要な物に溢れまくる現代の消費社会は、やっぱり人間としての本能とは違うのかも……と、自分の日常を見直して見ました。てか。
こんな良い映画、批判する人がいたら見てみたい。それは私です。
批判はしませんが面白くありません。
それはしょうがありません。人それぞれ価値観も違うし面白い映画もそれぞれ違います。
その昔、タモリさんがミュージカルを批判されてる聞いた事がありますがミュージカルを嫌いな人が
ミュージカルを見た所で面白いはずもありません。
それじゃ見るなよと言う話しだが、これだけ絶賛されている映画って、どんな映画なんだろう?
と思う気持ちもわかって下さい。結局、面白くなかったけど(´;ω;`)ウッ…
映画とは
探し続けるのか逃げるのか
アメリカでは現実に、こうしたノマドの人達が沢山いることがわかった。ホームレスでは無くハウスレス。生活感としては日本では少し考えられない。しかし、車に乗って、全国津々浦々を自分の思うがままに旅をしてみたいとは結構な人が思うのではないか。それは、非現実的な日常の渇望、何かからの逃避、何かを探す旅様々であろう。ただ生活しながらとなればそれはまた、別の話だ。リスクも伴うだろう、でもそれを超えてまで人をノマドにさせる何かがあると考えさせられる。映画に出てくる人たちは決して孤独を望んでそうした行動を起こしているのではない、動機は違えど同じような行動をしている仲間に安堵しながら。。やはり人との接触は避けなければならないが、人との繋がりまで避けてはいけない。また旅に出たくなった
年老いたスナフキンたち
一般的に、ストーリーというのは起承転結があって成立するものですが、この作品はさしずめ「起承」だけのまま最後まで流れついてしまうような感じ
作品全体がノマド側の視点で描かれているため、その生活を美化しすぎないよう極力抑えめな演出・脚本に苦心したのかもしれません
それが結果として、車上生活者たちの厳しい現実やそこに至るまでの人生の苦悩や挫折等についてをオブラートで軽く包み込んだようになっています
おそらく"美しい自然の中を自由に暮らす放浪民"として淡々と描くのが狙いでしょうが……
それを見せられる大半の観客には、おそろしく退屈なものにしか映らないかもしれません
ま、アカデミー賞は昔から「観客に寄せていったら負け」みたいなところがあるので、そういう意味では受賞作に相応しいとは思いますけど
満ち足りてるのと対比
リアルに感じる完璧な演出
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