私をくいとめてのレビュー・感想・評価
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見る前は想像できない不思議な雰囲気
前情報少なめで見ましたが、
不思議な雰囲気の映画でした。
はじめはコメディっぽく面白かったのですが、
段々とダークな心理描写や人間関係の微妙な感じが出てきて、引き込まれました。
主人公のぐちゃぐちゃっぷりに少し引きつつも
こんなに変でいいんだって思ったら、
なんだか励まされた気持ちになりました。
俳優さんも皆よかったです。
主役の2人はもちろん、臼田さん、橋本さんもよかったし、片桐さんの役はなくても話に支障はないんだけど、
やっぱりいてくれて嬉しくなるシーンでした。
そして何よりA役の中村さん。中村倫也が声だけって贅沢だなって思ったけど、彼は声がいいんですね!
発見でした。
エンドロール見て、綿谷りさの小説が原作って知りました。
おお!話題の綿谷りさはこんな小説書く人なんだー
なるほどなるほど、センスいいなー
「勝手にふるえてろ」が想像を超えた面白さだったのですが、こちらも見る前は想像できないタイプの映画で、
大九監督注目です。
舞台みたい
凄く好きです。私も
主演の二人の演技が良かった
みつ子はおひとり様を満喫していて、頭の中にAという自分自身と話していた。
みつ子は、取引先の多田のことが気になっていたが、なかなか想いを伝えられなかった。
そんな中、みつ子の友達で海外に住んでいる子の所に遊びに行った。
海外から帰ってきたら、みつ子の昔の男性にまつわる嫌な記憶を思い出した。
このままでは、嫌だと思い多田に想いを伝えることにした。
しかし、多田の方から付き合ってほしいと言われ付き合いだしたが、1人でいる方がよっぽどいいと思っていた。
しかし、Aの助言で多田とうまく付き合っていくことにしたという内容だった。
綿矢りささんの話は、ダメな女性が主人公のものが観たことがありますが、女性の気持ちが描かれていて妙にリアルだなと思いました。
のんさんの演技が良かったです。
喜怒哀楽が良く表現できていてすごいなと思いました。
Aの声中村倫也さんの声のトーンが落ち着いていて安心感がありました。
林遣都さんの演技良かったです。あの笑顔がたまりません。
弁士
能年玲奈と橋本愛との再会の部分は現実世界のドキュメンタリーのようで、壊れて欲しくない2人の関係を固唾を飲んで見守ってしまう。いろいろあった2人の7年間を顧みて感慨もひとしお。全体の流れからすると浮き上がってしまうパートだが、貴重な映像である。
温泉宿で社会に悪態をつく演技も現実社会とオーバーラップしてしまうのだが、とぼけた演技の中から時折繰り出される強いメッセージを含む叫びは、過去の作品にも見られた、彼女にしか投げられない豪速球であり、こちらの心を確実に射抜いてくる。幾度、彼女の言葉に揺り起こされたことだろうか。
ダイバーシティのテーマの盛り込み方も良い。けばい化粧と衣装を白い光で映しこんだ時の錯誤感は強烈だった。
全体構成はもう少しコンパクトにして欲しかったところ。
お洒落でエモい
映画史上最高の演技を感じる‼️❓ための名作‼️❓
帰りに原作を買いました
毎回主人公の友達の魅力もすごい
大九明子監督作品も、絶対観なあかん作品のひとつ。今回のは面白かったなぁぁ〜!!!いつもの大九節や世界観は炸裂していた。映像も登場人物のひとつひとつ一人一人、どこか少し個性的で変でそれでいて愛すべきキャラクターだらけで、相変わらずの宝物みたいな映画だった。のん×林遣都、めちゃくちゃ良かったよ。本当に幸せになって欲しいと思わずに居られないぐらい最初から最後まで愛おしかった。弱い所や苦手なものとか含めて全部。
片桐はいりがかっこいいキャリアウーマンの役で、ほんとにカッコ良いし、でもやっぱりなんか面白いなと笑う部分もあり、何か新鮮で良かったなぁ。
のんの会社の先輩役の臼田あさ美もめっちゃ良かった。優しくて面白くて、会社の誰にも相手にされなくなったイケメン男子に今更執着ひてるとことか可愛いし面白いし凄くほっこりしたよ。大九監督に出て来る主人公も凄く良いけど、主人公と一番仲の良い友達・同僚・先輩が最高、毎度毎度。主役を食う訳じゃ無いんだけど、魅力がすごい。松岡茉優→石橋杏奈、松雪泰子→黒木華、のん→臼田あさ美…!!!
男子のキャラも毎度毎度良いなぁ。相手役も片想い役も変なキャラも。キャスティングも好き。また次の大九作品もたのしみ♪
タイトルなし
ほっこりと笑えるシーンもいくつかあって、特にのんさんの演技や表情はとても魅力的。片桐はいりさん、カッコよかったし。
カーターのキャラクターも面白かったけど、勝手にふるえてろの課長のフレディは越えて来なかったなぁ
描写も表現も面白いけど、なかなかお話しに入り込めず、、そのせいか中弛みも感じてしまい・・
中弛みのを感じた後も、面白いエピソードはあったんですが、最後まで内容に入り込めず、これは何のお話しだったんだろう?となってしまった。
本作と同じく綿矢さん原作×大九監督作品の「勝手にふるえてろ」はめっちゃめっちゃハマって3回おかわりしましたけど、この時みたいな熱量は自分の中には感じられず。残念。
中村倫也さんの声は好きでした。
主人公の幸せを祈りながら見てた
わりと評判が良いなと思いながらも見るタイミングがなかなか訪れず、ようやく見ることができた。
ロングランしてくれてて良かった。
初めは主人公の内面を剥き出しに表現する手法に戸惑ったけど、時間が経つにつれ受け入れられたのはのんちゃんの演技のおかげかもしれない。
ちょっと大袈裟なんじゃない?とも思ったけど、心の葛藤ってこのぐらい情緒不安定なのが当たり前な気もするし可視化したらこうなるのかなとも思うと、全く気にならなくなる。
お一人様を満喫する描写や親友が暮らすイタリアに行く描写、年下の男性と付き合うことになってからの描写ととても場面の転換が多くてどういう終わりかたをするのだろう?と思ったけど、悪い終わりかたじゃなくて良かった。
何より、のんちゃんの演技見る機会が個人的にとても久しぶりだったので、演技を見れただけでもとても得をした気がする。
親友役として橋本愛ちゃんが出てくるのも良かった。
恋愛映画にしては珍しく?主人公にどうにか幸せになってほしいなって思いながら見れた。
原作があるとのことなので、是非原作にも目を通してみたい。
あと劇中で芸人の吉住が出てきてネタをやる所がシンプルに面白かった。笑
止まらない妄想
俺は、"のん" さんをこんなに気に入っていたのか!
全編のほぼ1/3は主人公である ”のん” さんのアップ。心象を表現するように、揺れる映像、不安定な角度でのアップ。しかし、それらがとても楽しい。ああ、気づいていなかった。俺は、”のん” さんを、こんなにも気に入っていたのか。(そう言えば、「8日で死んだ怪獣の12日の物語」 も観に行ったな・・))
主人公みつ子が大好きな多田くんと話すときのうきうき感。女優 ”のん” は、絶妙に上手い。そしてそれを撮る大九監督が輪をかけて上手い。みつ子と多田くんを演じる、"のん" さんと林さんという配役も絶妙だ。31歳と28歳なのに、なんてさわやかな恋愛シーンなんだ!もういろんなシーンがめっちゃ幸せそう! しかし、騙されてはいけない。大九監督は、原作の綿谷さんは、そんなことだけを描きたいんじゃない。 「誰かといっしょにいるには努力が必要」、「みんな悲しいんだよ、頭の中で悲しい話ばかりしてんだよ」 といったことを考えてジレンマに陥ったり、自分のいやなところ、だめなところを自問自答したり。マイナスの考えに陥って、脳内の自分Aに諭されるみつ子。
「観ているあなた(俺)が勝手に思っているような、"かわいくてやさしい女性" という面だけじゃないんだよ、わかれよ、バカ!」 と言わんばかりの構成とセリフと映像。上っ面だけみて楽しんで帰ろうとする俺は、なんどかひっぱたかれたような気がする映画。ちゃんと知れ、ちゃんと全部見ろ、みつ子というひとりの人間を! と言われ続ける映画。それを、こんな素敵な映画として、楽しい映画として撮る才能に、尊敬!!!!
「Aがいなくちゃ、寂しいよ」
「離れようとしているのは、あなた自身ですよ」
いやあ、楽しかった上に、あらためて人をみる姿勢を勉強させられた気がした。めちゃくちゃ得した感のある映画でした。
おまけ
この配役は、ショートシネマ 「もぎりさん」 を本編の前に上映するキネカ大森で鑑賞するのに、最高の映画だった。"のん" さんも、「もぎりさん」 に出てくんないかなあ・・・
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