ブレスレット 鏡の中の私のレビュー・感想・評価
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実際起きた事件をベースにした裁判もので最後まで真実が明らかにされな...
実際起きた事件をベースにした裁判もので最後まで真実が明らかにされない映画を何本か見てるけど、これも「そこで終わるか?」と思ってしまう。検察側のアナイス・ドゥムースティエの告発の仕方は情緒的で全く論理的じゃないし、決定的な証拠を出しているわけではないのは明らか。しかしラストでリーズが自分の足首にペンダントを付けるシーンで本人の罪悪感が示されているから、やはりリーズが真犯人かと思ったがそれも決定的な証拠にはならない。思春期の女の子と家族たちの心理劇でもあるが、リーズ本人が犯人かどうか明らかにされずに宙づりにされたまま、というのはやはりフランス映画、と片付けていいのか?真実は闇の中
犯人はディエゴ?
登場人物を見るに、人を殺せるタマはリーズかディエゴ。リーズの同性愛に嫉妬してディエゴがフローラをやってしまった。それをかばうリーズ。裁判の後半、ディエゴと一緒にいたいと、リーズが車内で両親に告げるシーンがある。赤いナイフの隠し場所を知り得たのは、弟とサッカーの趣味が同じだったマラドーナだ。ディエゴがフローラを殺した責任の一端はリーズにもある。その戒めとして、ラストで鎖を巻き直すのだ。
って推理はどうかな?笑
お姉ちゃんが刑務所行ったら、ぼくがこの部屋使う~♪と、楽しそうな弟
リーズの口からは「やっていません」という言葉が発せられなかったことも特徴だったし、「無罪」という言葉も弁護士からは出てこない。美人検察官の言葉がぐさりと心を抉るかのように襲いかかるも、状況証拠だけであり物的証拠が何一つ出てこない。玄関の鍵がかかっていなかったことをもっと攻めれば真犯人だって見えてくるのになぁ・・・などと、老獪女性弁護士の重低音が心地よくも気持ち悪くも感じられるのです。
抽象的な言葉ばかりで翻弄された観客といった感じだろうか、リーズが怪しいことは確かなのだが、決定打を見つけられないため「尻軽女」だとか、彼女の性悪な部分ばかり攻めてくる検察官。逆にリーズの心理を考えてみると、殺した直後に弟を迎えにいったり、家族で海水浴を楽しむものなのか?とも言える。
こんな結末でいいのか?とも思ったけど、一番カッコよかったのが弁護士さんです。男もころころ変えてたみたいけど、リーズとフローラのレズビアンの部分も証明し、セックスには開放的だったと主張する辺り。LGBT問題などは美人検察官よりも理解があるところが素敵でした。
どうも腑に落ちないところは、リーズが犯行を自供したのかどうか・・・多分黙秘を続けたんだろうけど、そうした予備知識を一切与えないで、観客がそれぞれ『十二人の怒れる男』の陪審員になったかのように推理する楽しみはありました。あと、被告席との間にあるアクリル版とかマイクのスイッチをそれぞれが操作するんだ~なんて発見も・・・
これアメリカだったら裁判にもならないよね…
殺されたフローラと最後に一緒だったのが理由で容疑者となったリーズ。
物的証拠は無く、JKが起こしそうなトラブルっで「殺す」と、メールしただけで殺害動機に。
殺害時刻のアリバイがあいまいで、無くなったキッチンナイフを凶器と断定し「あなた以外に容疑者がいないからあなたが犯人」と決めつける、美人検察官。
これ日本だったら「証拠不十分」で不起訴。
アメリカだったら「裁判前審理」で容疑不十分で却下だよね。
結局、犯人を断定しないまま終わるのは、フランス映画らしくて良かった。
解らないけど...オモシロい
「うぅ~ん」と唸った。
笑うところは一切ないが、オモシロい。
法廷心理サスペンス?
自分たちが思っている以上に大人になっている娘の現実を
裁判という非日常の場で、
まざまざと見せつけられる親と娘の家族サスペンス??
リーズの感情のない感じが、今時の若者なのか、
親友が亡くなった現実に向き合えていないせいなのか、
涙は本物なのか
すべて演技なのか
でも、法廷の証拠映像ではキャピキャピしてたし…
ということで、彼女が理解できなくて、
終始、気持ちがヒヤッと冷たいままだった。
また、ラストの足首にネックレスを巻き直すシーンが贖罪のようで...
でも、わたしたち、リーズを信じていいんだよね?
邦題が意味不明だ。そもそも映画もアレだ。
あれー、またキアラ・マストロヤンニやが。来る時は続け様に来る法則で、一月で3本目。この役が年齢的にも一番しっくり来ました。
ピュアな法廷ドラマって言うほどではありませんが、裁判の様子には十分に時間が割かれています。検察側の質問で明らかになっていく、「今まで知らなかった娘の姿」を知り、娘の無実が徐々に信じられなくなる?って言う映画宣伝コピーは、ちょっと違うと思うけど。別荘の物置から出て来たナイフで、無実への信頼は完全に揺らぐ。
と。それは見ている私達も同じ。少なくとも、裁判で凶器とされたナイフを隠し持てるのはリーズしか居ない。
裁判では無実を勝ち取り、電子足輪は取り外される。リーズは、ネックレスを外して、自分自身へ課す枷として足首に巻く。
少女のブレスレットは犯した罪を忘れないためのものなのか。親友を殺してしまった後悔の標なのか。は、リーズのみが知る。る?
このタイトル(原題)が、地味に怖いです。
けど。流石に、長編映画にするほどのネタかよ?って思いました。半分の尺には、ならへんのですか???
白い証拠 黒い証拠
未解決事件を紹介するyoutubeが 流行ってますね。
それが 好きな人は 楽しめると思います。
現実の裁判も 白い証拠 黒い証拠が どんな事件でも あるそうです。
現実の裁判でも 何が印象的だったかで 有罪 無罪への 見え方が変わってくると思います。
僕は 検察の 「あなた以外 容疑者が 上がらなかった」の言葉が 印象的だったので 有罪です。
家の扉が開いていたから 不審者が侵入したという可能性も ありますが。
ぜひ みなさんの印象に残ってた言葉を教えて欲しいです
見たい人はネットにひどいネタバレが落ちてるから気をつけて
娘のことを知ってるつもりで全く知らなかった家族の、主に親がビックリする話。確かにバックミラーに映る娘は自分の知っているあの娘なのだろうかを邦題にしたのだろうけど、なら鏡の中の娘だわ。
メリッサ・ゲール演技と言うより素なんだろうけど惹かれる。パパもママも、フランス映画らしからぬ良い演技。
ただブレスレット?劇中で足についてる居場所追跡バンドをブレスレと言ってたような…なるほど。
自分も陪審員の一人として
まぁフランス映画らしい作品だなぁと感じた。裁判結果よりも、裁判の過程を楽しむ作品である。
序盤から被告人のリーズには不穏な空気が漂ってる為、観ていてもこの結末はどう終わるのか予想ができなかった。いろんな証拠や証言からどっちに転んでもおかしくない背景を持った被告人の為、こちらも陪審員の目線でこの作品を楽しむ事ができる。
終盤に近づくに連れて中々確固たる証拠が出てこない描写が続きこの結末は無罪なのかななんて思ってたところに作品無罪判決が出て作品は終わる。
それでも判決後にはリーズがネックスレを足首に巻き直したり意味深な、不穏な空気は漂ったまま作品は終わってしまう。
冒頭にも書いた通り個人的にはこの作品は陪審員目線で見るととても楽しむことはできた。作品の経過と共にこちらもリーズが犯人か否かを考えながら視聴できるいわば参加型ムービーの様なもの。
ただ物足りなさもある。序盤からどうもリーズに決定的な証拠がなさ過ぎてやはり犯人ではないのかなって思いの方が長く感じてしまう。もう少しグレーゾーンのアリバイやら証拠があるとより天秤にかける事ができ楽しめるようにも思えた。
気になる人はあまり大きな期待せずに見ると意外と楽しめる作品に思える。
推理力!?想像力!?
16歳の少女リーズが親友の殺害犯として連行された2年後の裁判で、有罪か無罪かを問われる法廷劇。
浜で遊ぶ家族のもとに警察官がやって来て娘を連れて行き、そして2年後と話がスタート。
程なく裁判になり検察のセリフからどういうことかは判るけれど、あらすじを読んでいないと判りにくい始まり。
裁判やその間の出来事でみせていく流れだけど、そもそもなにを根拠にリーズが犯人とされたのか、何が争点か良くわからない状態で展開していくのでモヤモヤする。状況証拠とも言えないような推察だけ?仮にも殺人事件の刑事裁判ですよね?
舞台がベルギーなのかフランスなのか判らないし、いずれにしてもそこの司法制度も知らないけれど、中高生の学級裁判かディベート大会レベルにしか感じられない。
作品で語りたいことの主は大人には理解出来ない若者の心情や思想的なものなのかも知れないが、で、何なの?レベルの内容だし、法廷でのやり取りが陳腐過ぎるしで何も響かなかった。
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