2週間ぶりの映画です。
11月中盤から12月後半にかけては結構忙しくてですね、中々映画館にも行けず...という感じでした。
久々の映画。映画館に入るだけでワクワクします
この映画は予告が面白そうだったので鑑賞。
公開からかなり間が空いてしまいましたが、ようやくです。ようやく黄色がピンクに変わりました
これは面白い!!!
映画を作る映画、ってのはありがちっちゃありがち。つい最近にも、「ビューティフルドリーマー」という映画を見ました。
けど、今作は群を抜いて映画愛が感じられた。
素晴らしい作品です。とても。
鬼族の血を引く"鬼"と絶対にバレたくない鬼瓦ももか(井頭愛海)は、高校デビューに失敗したものの学校一のイケメンに声をかけられ映画のオーディションに参加するが...。
※今爆発的大ヒット中の鬼滅の刃と一見似ているが、内容はむしろ真反対。鬼を倒す鬼滅の刃に対して、こっちは鬼を救う映画です。
この映画の魅力をざっと並べてみましょう
<溢れる映画愛>
映画の素晴らしさ、面白さ、大切さを強く訴えていて、より映画が好きになれる。みんな映画が大好き
<明るく重めなストーリー>
コメディなので明るくポップで賑やか。
だが、扱っている内容としては重め。風刺的。
自分とは違う個性、少数派の意見の人を批判する世の中。何故、バッシングを受けないといけないのか。「なんで鬼は退治されちゃうの?」という姉弟の疑問にグッとくる。鬼だって人間と仲良く暮らしたいだけなのに...。凄く丁寧で上手な脚本だった
<首を振りたくなる興奮する音楽>
名曲:train train(THE BLUE HEARTS)が流れた時はテンション爆上がり。鑑賞後はずっと口ずさんでしまうほど。他にも、鬼ロックが演奏する音楽はどれもこれも聴いている人を幸せにする曲ばかり。この映画をいい具合に引き締めている
<井頭愛海と桜田ひよりの演技力>
後で調べて知ったんですけど、井頭愛海はべっぴんさんで、芳根京子の娘役だった女優なんですね。初耳
彼女は色んな意味での"素"が上手かった。自然体な演技。これからどんどんいい役者さんになるだろう
桜田ひよりは相変わらずいじめっ子のリーダーが似合うこと。2人のノコギリカーしたいな
...などなどです。魅力たっぷりでした。
ここまでべた褒めで何故★4.0で止まってしまったのかと言うと、やはり余計な要素や疑問点が残った。
余計な要素でいうと、
ナルシスト先輩は疲れるし先生の主張が激しい。ずっこけだったり適当なカメラアングルも目立って、古臭さが妙に気になる。
疑問点は、
蓮とお父さんとの会話、いじめていた理由、何故それを許したのか...など。そこまで丁寧に書いちゃうと本題からそれてしまうかな...。でも考えてしまった
しかし!とてもいい映画でした。
鬼滅の刃が満席で見れなかった人は是非今作を。