スパイの妻 劇場版のレビュー・感想・評価
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狂気の蒼井優は美しい。
あの時代の空気感の中での、高橋一生と蒼井優にうっとり。ロマンスドールでも秘密を抱えた夫婦の役だった二人。ああ、きっとこの計画は破綻するんだろうなあと思いながら、でも二人のやりとりをずっと見ていたかった。蒼井優、優しい役や可愛い役もいいけど、ちょっと狂気を感じる役が上手い。引き込まれる。
フィクションでありながら真実でもある
かつて実際に合った日本の闇の歴史をベースにフィクションでストーリーが進んでいく。今の時代を生きている我々でも実際にこの時代に生きていたらどうだっただろう。社会の正しさが信用できない中で、自分の中の良心が常に問われてるような作品だった。
お見事!
蒼井優さんの演技に圧倒!
付け加えれば美しい容姿に素敵なドレスがお似合いでした!
高橋一生さんが演じる優作と聡子役の蒼井優さん夫婦をメインとしたストーリー。
正義感の強い優作と優作をとても愛している聡子がある案件を軸にした騙し合いの展開の連続劇。
これに加え憲兵隊の津守(東出昌大さん)が加わり先が読めない展開が良かった。
優作の正義感や聡子を思う気持ちが絶妙な感じで、それに聡子が反応する表情や演技がとても良い。
蒼井優さん。やっぱり凄いな。
長めのカットが多目なのでセリフも長いんだけど彼女の迫力が凄かった!!
終盤の展開がどうなるのかハラハラ感が凄い。
裏切るの?
この先どうなるの?
ハッピーエンドで終わって欲しいと願うばかり(笑)
終盤、これで終わり?みたいなシーンがあるんだけど、その先がまだありました( ´∀`)
レトロ衣装に胸キュン
良い映画を観ました。銀獅子賞も納得。
聡子が憲兵に捕まったシーン、フィルムの内容が明らかになる場面は「うわーーーーやられた!高橋一生好き!」となりました。最初は「え?なんでこっちのフィルム?」と思いましたが(我ながら鈍い)、この一連の流れに聡子を巻き込みたくない優作が一芝居打ったのに気付いたらもうダメでした。本当好き。
終わり方は賛否分かれるかな。私は観客各々の考え方に任せる、決めつけない感じ好きでした。個人的には再会できたんだろうな、と思っています。自分でハッピーエンドにする。
ところで、女性の衣装がかわいい映画は観ていて楽しいよね。レトロな雰囲気。着物も素敵だけどやはり洋服は良いね。
服飾は凄い
釈然としない
聡子が優作を告発したあたりのところ(訂正:優作を告発したというのはミスリードで実際には文雄だが)は、話に無理があるのではないかと思った。結果的に優作は釈放されたがあまりにもリスクが大きい行動であるし、それに見合ったメリットがあったとも思えない。しかもここで優作が釈放されたことで話の緊張感が薄れてしまった。
優作が聡子を裏切るところも動機が弱いと思ったし、互いに密告し合うということをやりたかったという作り手の意図のほうを感じてしまった。
(後から考えると、優作が初めからアメリカのスパイで、人体実験を告発することではなくデータをアメリカに届けることが目的だったと考えると、最後の字幕とつじつまがあうし聡子を裏切ったのも納得がいく。しかしその場合もなにを聡子が「お見事」だと思ったのかやはりよくわからない)
スパイの妻というタイトルである割に、優作は(少なくとも表面上は)スパイではなく正義の人であるし、聡子もそれほど愛国者ではないので、国か夫かといった葛藤はなく、二人の幸福か大義か、といったセカイ系的な主題になってしまっている。憲兵の権力が身内である泰治に集中しているのもアニメ的で、話のスケールが大きい割に少人数の人間関係で話が完結しており、歴史を舞台にしたことの重みが感じられなかった。
セットはよくできていて雰囲気がよく出ていた(「いだてん」の物を流用しているらしい)。
夫婦像や台詞回しが昔の映画のようであり、時代設定に合っているとはいえるが、若干モノマネをしているようにも感じた。
何を示したかったのか?
観ていると全ては観覧者任せ
どう感じるかも観覧者任せという感じが強いが
出来事が薄く出てくるのでどうでも良く感じてしまう
蒼井優の演技なのか? 演出なのか?
役柄の喋りかたなのか?
これが全てを曖昧にさせている気がします
そして最悪なのが最後に黒バックでドロップ締め
これをやられると何でよくなってしまう
この手の映画で、ジャンプ物の おれたた をされると
どうしょうもない
戦争や生物兵器開発、人体実験もっと見せ方が
あったのではないのか? これを軽く流したから
彼らの大義が薄く感じてしまう
他に良い映画はあるので、全て観て観るものが
無い人が観てた方がよいかも?
お見事です!たしかにっ!
高橋一生の演技に驚いた。
NHKBSの8Kドラマを劇場映画に再編集した作品ということで、映像の輪郭がハッキリしていて色味もキレイだと思った一方で、黒沢作品の特徴でもある、映像の輪郭が曖昧ゆえの不穏さや怖さとは相性が悪い感じも。
蒼井優の時代掛かったセリフ回しやオーバーアクト気味な演技は、本作のある意味箱庭的な世界観にはハマっていたと思うし、高橋一生の芝居や所作は僕らが昔の映画で見るインテリそのもので「この人、こんなに上手かったんだ」と関心した。
そんな二人と比べ東出昌大は相変わらずぎこちない感じなんだけど、本作の役柄では逆にそのぎこちなさがキャラクターの怖さとリンクして上手く機能してたと思う。
クライマックスからラストにかけての高橋一生の行動は見る側の解釈次第でどちらともとれるようになっていて上手いと思った。
芸術性と娯楽性を両立させたサスペンスかと。
時代物の社会派サスペンスとして十二分に面白い!と思ったのですが、
ここでは結構賛否が分かれているのですね。
昭和初期を再現した美術や衣裳は素晴らしく、今よりずっと美しかった日本語が独特な言い回しにより発せられてまるで舞台劇を観ているかのようでした。
あの舞台的台詞回しが物語のテンポを弾ませ、よりミステリアスな雰囲気に仕上げていました。
なんと言っても蒼井優さんの圧倒的な演技と存在感!
個性の光るとても貴重な女優さんですね。
後から(あれはどういうことだったのか?)とあれこれ考えてみる面白さもあり、いろんな解釈もできるので鑑賞後しばらく余韻を楽しめる作品。
もう少し説明があった方が万人受けするのかもしれないけど、私はこういうのかなり好きだなぁ。
共犯者になるという形の独占欲
正義の心で怒る人は幸せになれない
2020年映画館鑑賞111作品目
蒼井優&高橋一生&東出昌大
主要な3人のお芝居がとてもよかった
蒼井と高橋は想定の範囲内だが東出はあの役にピッタリとはまった感じがする
スパイの妻らしいが厳密にいうと夫はスパイではない
洋装はけしからんらしいが兵隊だって洋装じゃん
坊主憎けりゃ袈裟までもとか馬鹿馬鹿しい
だから軍隊とか嫌いだ
会社の忘年会の余興に製作しておいた短編映画を上映する洒落たセレブ
あの時代もみんながみんな困窮していたわけではない
満州で夫が知ってしまったのはいわゆる731部隊の人体実験
右寄りの人たちは騙されてはいけないとか中共や反日左翼のでっち上げだフィクションだと主張するだろう
左寄りの人たちは戦争の悲惨さとか日本人残酷とか共通の歴史認識とか千年経っても日本人は許されることはないなどと抗議するだろう
だがちょっと待ってほしい
映画は娯楽である
面白ければいいのである
政治的メッセージは必要ない
ユーモアが無ければ監督の言い訳も読む価値ない
歴史は新しい資料が見つかれば教科書の内容がひっくり返って嘘になってしまう儚い学問だ
歴史の評価を無視すればこの映画は面白い
ハラハラドキドキした
黒沢清監督の最高傑作
個人的には日本の軍国主義も左翼だと思っている
究極の愛国左翼だ
左翼はエリート意識が強く全体主義で分断と評し自分と違う考えを見下す
大東亜共栄圏とアジア共同体の考えはよく似ている
保守なら鎖国政策か海外と貿易で儲けて海外の土地は武力で奪うのではなく金銭で買い取るだろう
外国人は出て行けというムラ社会は良くないが
保守なんて所詮ヘタレなのだ
あと玄里が唐田えりかにちょっと似ていてドキッした
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