人数の町のレビュー・感想・評価
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違和感の正体は? 中村倫也と石橋静河の静かな対峙
これまでの日本映画ではあまり見かけなかった風味の作品で、海外ドラマで見かける作風といえるかもしれない。メガホンをとった荒木伸二監督は、CM業界では名の知れた存在だが、今回が長編劇映画デビュー。その“ビッグルーキー”を支えた中村倫也と石橋静河の地に足のついた演技が、見る者の集中力をぐっとスクリーンに釘付けにさせる。“陽”も“陰”も縦横無尽に演じ分けることができる2人の存在は、今後さらに日本映画界に欠かせないものになるはずだ。
これはなかなか面白かったです。
けっこう好みです。
来週、映画館で観る作品をチェックしていたところ、ペナルティループという作品が目に止まりました。
タイムリープもんみたいですが、
この監督の作品を観てみたいと思い、探してこちらの作品がヒットしました。
中村倫也さんと山中聡さんの演技が良かったです。
山中聡さんは変わらないですね
あり得ない話ですが、あり得るかもしれないとも思いました。
実際にありそうな町
社会に居場所を無くした青年達が
ある町に連れて行かれる。
そこは、負担の軽い労働を行う代わりに
衣食住が保証される町。
主人公の蒼山とヒロインの紅子は町の在り方に疑問を持ち、紅子の姪であるモモと共に脱出を図るが…。
現実感の無い別世界の感じが今際の国のアリスや、エリア外に出ると頭の装置が働くあたりGANTZなんかを連想させる。
グロテスクな出来事はほぼ無いけれど。
一見、ユートピアの様にも見えるけど、
労働が口コミの打ち込みとか投票の偽装だとか
陰謀論に出てきそうなものばかり、、飽きそう。
というか実際に町単位でなくても、似たような集団はありそうな気がしてしまいました。
町の中にも、沢山のマンションやビルがあって、名前も知らない会社やお店も沢山ある。
中で何してるのかなんて誰にもわからないし…。
ラストシーンのオチは落とし所といった感じ。
インパクトは薄いですが、
風刺が効いていて面白い映画でした。
町の設定は面白いけど
費用を含む運用の面や世間からどう隠されているのか、誰が何のために、とか、そういう説明がいつまでたってもなく、さらに芯になるストーリーがあるようなないような。
そして、唐突なラスト。
ストーリーが弱い(詰めが甘くて浅い)のは邦画あるあるですね。残念
皮肉たっぶりの映画
この3次元の世界そのものが監獄だから。
高い税金を払わされ、搾取ばかり。
何処へも逃げられない。
でも、もし働かなくても衣食住が保証されるなら?
でもルールはありますよ、守ってくださいね。
やはり、何処へも逃げられない。
自由になるにはリスクがある。
うーん
言いたいことはわかる気もする。そうよね、そうだよね。幸せってなんだろうね?と…。とっても独特な表現というか、ストーリーなのか、全然おもしろくなかったとは言い切れないが、どうも肌に合わなかった。
だから、作品がいいとか悪いとかでもないような感じで終わった。ある意味不思議。
アイデアは面白い.ラストにもう一捻りあれば!
2020年。監督・脚本・荒木伸。
第1回木下グループ新人監督賞準グランプリに選ばれて長編初映画化した作品。
簡単な仕事だけで、衣食住が保証されて、セックスも満たされる「謎の町」
理想郷ではないか?
うかうかと惰眠をむさぼり、楽しく過ごせそうに思える。
しかしそこには、自由も夢も希望も、そして個(自分)も、無いのだった。
カード破産したり、ネットカフェ難民になったり、殺人をしたり、夫に虐待されたり・・・
居場所のない人間のユートピア「人数の町」
町というよりは巨大な施設。
ホテル並みの個室と社交場のプール。
ネットに書き込み(誉めるandディスる)をすると餌(食べ物)が、供与される。
部屋番号札を渡す→相手が受け取れば、OKのサイン。
セックスが供与される。
さて主人公の蒼山(中村倫也)は借金取りに暴行を受けている所を、
黄色いツナギの男(チューター=指導員か?)に助けられて、バスに乗り込み
「人数の町」の一員となる。
蒼山はそれなりに「人数の町」を謳歌する。
暫くして妹・緑(立花恵理)と姪のももを探して紅子(石橋静河)が、
「人数の町」に現れる。
ここから、町を脱出を試みる蒼山と紅子の冒険的になるのだけど、
今ひとつ盛り上がらない。スリルがない。
「人数の町」を創った《黒幕は?》
「人数の町」の目的は?
デュード(アイツとかおまえとか・・)と呼ばれ、名前も戸籍も奪われたとき、
人は生きる目的を持つことが可能だろうか?
その恐怖を、もう少し具体化するラストのインパクトが不足している。
惜しい作品だ。
(しかし気付がないだけで、実は私も人数の町の住民なのではないのか?
・・・そんな気にもなるディストピア・ミステリーだった)
気持ち悪い話。
社会的に生きていけなくなった人間を救う、と考えたら善。でもそれは国にとってのあらゆる人数を稼ぐための施設。システムがとことん気持ち悪い‥。
突然の愛してるはマジで突然すぎて意味分からなかった笑どうやって惹かれたの?全くその描写がないじゃん笑 愛の意味がわからない、と言った紅子の背景もよく分からないし、突然のキス。もうお手上げです!
結局最後まで何も変わらない。女の子も実母と暮らせないし。国の体制が悪いということ。日本を皮肉っているんですね。
何も考えなければ幸せが手に入るのか
今の日本の問題に無理やり目を向けさせられる作品。
何も考えずにのうのうと暮らしていれば幸せになれる世界。
でも自分の影響が及ぼせる範囲で考えて、活動するのは大事だと思うんだよな。
ふーむ
なるほど。
深夜に配信の無料コンテンツで見るとちょうどいい作品とは言えた。
世の中の
世論 といわれるものを操作しているアンダーグランド的な世界(たぶん営利の企業)
選挙に関しては お金で動くため
この企業自体に思想はない。
こういう世界は 不自然なので
破綻はする
と思いきや
そうでなかった結末に
なるほどそう来たね、と。
世にも不思議の長編もの。
ディストピアだが漫画チックになっていない。
日本のディストピアものはどうしても漫画チックになりがちなのだが、本作は実世界の隣で起きている感がちゃんとある。
じゃあ、設定にリアリティがあるかというと、町の存在の隠匿だけは無理があるが、それ以外はなんとかなりそうなバランスが素晴らしい。
社会への皮肉も、レビュー投降、選挙投票、各種サクラ、戸籍の売買など現実でも起きてる問題であるためスパイス効きまくりである。
シチュエーションフィクションの誕生。
ソイレント・グリーン、アルファビア、華氏451など、海外には優れたシュチエーションフィクションが以前から作られていたが、不思議と日本では余りストレートに作られたものを見たことがなかったように思う。この作品は非常に戯曲的でシュールでそれでいてすべてのロケをセットに依存することなく、既存の風景の中で実は現実の裏側に極めて一見幸せで翳がなく全てが環境によって管理された、その代わり外を見る事、外と比較すること、外に出ていくことを否定された社会が実にリアルにあるかのように描かれている。それはカルト教団のコロニーでもあり、現実の苦悩から統べてが解放されたかのような描かれ方をした社会でありながら、実は現実の社会からホンのチョットスライドしただけの本物の現実ではないのかと思われるような薄ら寒さを感じさせられたリアリティがあった。この作品には遊びがなく物語性も薄いのでその点が弱点と指摘されそうだが、見る側の興味を最後まで引き付ける最低限の映像の積み重ねでeこれだけのリアリティを描き切った監督の手腕は大変評価できる。
この町に住みたくないと思った人は正常なのか。
衣食住性が約束されていれば、
人は幸せなのか。という映画だが。
問題提起がよく分からない。
支配される側とされる側。
監視される自由と監視する自由。
アイデンティティがある人とない人。
さて、いったいどっちの方が幸せなんだろう?
と、考え悩むのが「映画」の面白さならば、
この映画ではちっっとも悩まない。
なぜならば、「この町」を魅力的に描いていないからだ。
娯楽が少なすぎる。プールだけ?性も娯楽と言えなくもないが。
食べ物がまずそう。基本的にジャンク。
住居に冷たい。部屋を豪華にする方法もあるのか?
衣服をもらえる「ミッション」はあったね。
箱庭の快楽生活と、苦痛にまみれた現実世界と
さて、どっちが幸せなんだろうか。と、悩みたかった。
でも、この映画ではちっっとも悩まない。
それゆえ、残念。
では、この映画に共感できず、残念に思った私は
はたして正常で幸せなのだろうか。
中村倫也。
ペタペタと歩く姿がここでも魅力的。
あまりダッシュとかしてほしくない俳優第1位。
レビュー
借金取に追われた主人公が辿り着いた場所は、社会に居場所が無い人々が移住する町。
"人数"としてカウントされれば、衣住食に困らない生活を満喫出来るが、そこに自由はあるのか…
設定よし!雰囲気よし!なのに、後半以降の展開が急過ぎて😭
オチも読めてしまったため、残念感が残りました😇
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