ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダンのレビュー・感想・評価

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3.5見てるだけで心弾み、その創造性に刺激される

2020年9月29日
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何ら難しいファッションの素養やブランド知識などなくとも、本作にはまずもって視覚的にピエール・カルダンの世界へと誘われていく楽しさがある。冒頭からカラフルでポップな色彩を散りばめながら小気味よくカットが切り替わっていき、また映し出されるファッションのどこか丸みを帯びた幾何学的なデザインにも、どこか遠い惑星や未来からやってきたかのようなSF的感覚が漂い、興味が尽きない。

御歳98のこの伝説的デザイナーには逸話が満載だ。ジャン・コクトーの「美女と野獣」に衣装参加したという経歴にも驚かされるし、50年代に多様な人種をモデルとして採用したり、いち早く日本、ソ連、中国にブランド進出したのも画期的。幼少期やファッションへの目覚めについてもっと知りたかった気もするが、まずはこれら広域な業績を100分にまとめ上げた手腕を讃えたい。「デザイナーに求められるのは社会を変えること」この言葉が強く胸に刻まれた。

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牛津厚信

3.5100年後もモダン

hkr21さん
2020年11月6日
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鑑賞方法:映画館

ピエール・カルダンの生きる才能と強さに魅せられた。
お洋服やお芝居やインテリアや、興味あるいろんなことに
貪欲に関わっていくことが生命力の源ですね。
近くにいると大変そうだけど、パワーをもらえそう!!
彼の作品と同じく、彼の人生がカラフルだわ。
ステキ。
まだまだ、現役でモダンを世界に発信して欲しい。

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hkr21

3.5ファッションは、国境も人種も超える。

2020年11月1日
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鑑賞方法:映画館

ココ・シャネルが女性をコルセットから解放したように、ピエール・カルダンは、白人至上主義、富裕層のためのファッションをプレタポルテとして、全ての人が楽しめるものに昇華させた。
彼の作ったスタイルは、服だけではなく、家具、インテリア、ロゴがついているタオルや全てのものが、今でも斬新でファッショナブルでかっこいいと思う。
彼の中では、ファッションは、ビジネスであり、美意識を形にするものなのだと思う。
だから、彼の服は、スタイルが良い人しか似合わないという服ではなく、痩せていても太っていても背が低くても、スタイリッシュにみせてくれる。
社会主義国家として、労働するための服でしかなかったロシア に、文化大革命で押さえつけられ、人民服以外のものを着ることが許されなかった中国に
戦後、洋装店しかなく、ファッションを楽しむことを知らなかった日本に、カルダンの服は、人種も国境も超えて、新しい生き方としてファッションを見せてくれた。
それは、60年代、70年代にいきなり、50年先の未来の世界を魅せてくれるようなワクワクした革新的なものだったと思う。

ファッションは、私たちの生き方を変える。
言い換えるなら、今、女性は、ハイヒールなんか履かないし、男性はネクタイなんか絞めなくてもいい。
逆にそんな格好をしている方が、えっ今日、なんかあるの?って言うぐらい、仕事にマストではなくなった。
彼が魅せてくれたスタイルは、東洋人であることにコンプレックスを感じなくていいということや、こんなカラフルな色を着ていいんだという、私たちを自由にしてくれるメッセージをたくさん含んでいる。

カルダンが、50年後のファッションビジネスがどうなるか予想していたわけではないと思うけど、
彼が推し進めたライセンスビジネスは、結果的にピエール・カルダンというブランドを巨大なコングロマリットに飲み込まれずに生き残る力を与えてくれた。
ロゴを付けているだけと、ある意味揶揄されることもあった、ライセンスビジネスは、
彼が生きていてもいなくなっても、変わらずに残り続ける。

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七星 亜李

3.5カルダンとアール・ヌーボー

talismanさん
2020年10月31日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

2020.12.30. カルダンが昨日、亡くなった。98歳。映画の中ではバリバリの現役だったのに…💧
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カルダンがアール・ヌーボーの部屋で話しているのが意外だった。マクシム・ド・パリとわかり納得。

サンローランとかなりタイプが異なる人なんだなと思った。サンローランは急死したディオールの後を継いでディオールを生き返らせた。カルダンもディオールに感謝し若い人の発掘にも余念がない。ディオールもすごいな。私はディオールの服がクラシカルで好き。

万里の長城、純白の宇宙的ウェディングドレスを着たモデル、永遠に続くかのような長い長い真紅のベールが繰り出されるシーンが強烈だった。明るい色彩とカルダンの前向きの生き方はイタリアのDNAに由来するという言葉、素敵だった。

フィリップ・スタルクもカルダンなんだ!とすごく驚いた。

ピエール・カルダン、美男子だなあ。モテモテだったに違いない。そして現役の今も頭明晰で働き者でお茶目!お金は使うためのもの!そうですよね!

映画の隅から隅までがスタイリッシュで、カルダンそのものだった。

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talisman

3.5いきることを包むもの

lynx09bさん
2020年10月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

初期型70'sとしては「ピエールカルダン」と言う名前は、「何にでも付いてる名前」という印象。まぁ、そもそもファッションに疎いのでそうなるのですが…(苦笑)。
そんな疎い人でも引き込みつつ唸らせる、そんな魅力がこの映画にはありました。というか、カルダンその人の引力なのでしょうね。時代そのものを創造した芸術家であり、生粋の職人。職人としての徹底的な基礎の叩き上げがあってこそだなぁなんて、改めて学んだ気がします。
すごい人のお話というよりかは、何であれ真剣に打ち込めば未来は後からついてくる。事を教えてくれる、生きる教科書の様な映画でした。映画そのものの点数としては控え目ですが、オススメ間違いないです。

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lynx09b

2.5常に充実しててうらやましい人生

blueさん
2020年10月14日
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鑑賞方法:映画館

常に充実しててうらやましい人生

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blue

5.0世界初のモードの民主化!果敢に挑んだCouturierに乾杯!

2020年10月9日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幸せ

Pierre Cardinおそらく誰しもが名前を聞いたことがあるだろう。大企業の魔の手を退けるために自ら様々の自社ライセンスにうってでた。Pierre Cardinが自力で開拓できたのは勇気と多彩な人脈、人種への偏見を持たずモデルは日本人も黒人も彼のモードに合う人選。松本弘子を天女のように歩くと評していて誇らしく思った。《天女ウォーク》真似したい!ビートルズのあのノーカラーjacketもPierre Cardin。ジャンヌモローへの愛も映画衣裳へ昇華している。当時はどのCouturierも考えなかった日本や中国でのショウ。中国エアラインの制服。ソ連の赤の広場でのショウも度肝を抜く。知らないことばかりでSCREENにグイグイ引き込まれた。Pierre Cardinは強固な意思をもちどこまでもモードの民主化に向かうマグマ噴出だ。エレガントにがむしゃら。お茶目でもある。折しもCOVID-19で亡くなったKENZOの《生まれて初めて見たのがPierre Cardinのショウだった、Pierre Cardin氏との握手は忘れられない》とのインタビューに涙。Pierre Cardin氏と関わった才気溢れる人々は正にスターだ。2歳の時にイタリアのファシズムからフランスに逃れた移民。フランスの至宝になっている。移民国家フランスの底力をみた。それにしてもPierre Cardinの美しいものへの飽くなき探求、演劇熱に圧倒された。自分のふにゃふにゃ精神にカツを入れた。エピソードの一つに拍手喝采した。高級レストランマキシムからドレスコードで入店拒否されてから20年後にマキシムを買収し美しいアールヌーボー店内に磨きがかかり一層麗しく変身。マキシムの赤と金のパッケージ(お菓子やショコラなど)は全世界でParisの象徴になった。Pierre Cardin100歳間近でなおCouturier魂バクハツ。万歳!Pierre Cardinを巡る多彩な人々のインタビューは楽しい。

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Bon voyage

3.5「98歳で現役」素晴らしい‼️

まささん
2020年10月8日
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「98歳で現役」のピエールカルダンさんのドキュメンタリー映画を鑑賞してきました‼️

「Pierre Cardin」もちろん名前は存じ上げていますが、パーソナリティについて接する機会が無く、お恥ずかしながら実在する人物だということを認識したことがありませんでした。

カルダンは、ファッション、デザイン、ブランド、ビジネス、この全てに先駆的な取り組みをしています。

ちなみに、、メンズファッションをいち早く世に放ち、あの「ビートルズ」の襟なしジャケットはPCのデザインです。

また、人種(肌の色)にとらわれないモデルをいち早く取り入れ、カルダンのミューズは、日本人モデル「松本弘子さん」という方だったそうです。
影響を受けた著名なデザイナーは多く、そう言えば「高田賢三さん」亡くなられましたね😭

この手のドキュメンタリーは大好きです。特に、98歳でも現役って凄くないですか?ファッション業界に関心ある方、是非鑑賞してください。

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まさ

4.0【ボーダーレス、ジェンダーレスのスタンスで世界のファッション業界を改革し続ける稀有な男の生き様は美しい。】

NOBUさん
2020年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

ーファッション界の革命児、ピエール・カルダンの愛すべき素顔に密着したドキュメンタリー。98歳、今なお現役で活躍する男の、波乱万丈な人生に迫る。-

・1922年、イタリア生まれ。ファシズム台頭のため、2歳で両親とフランスへ。
-知らなかった・・。だが、その後の彼の生き様を見て、納得。-

・1945年、パリでジャン・コクトーの「美女と野獣」の衣装を担当

・1953年、初めてのオートクチュールコレクションを発表し、一躍注目を浴びる。
その後、プレタポルテやファッション途上国だった日本や人民服の中国にも進出。
-万里の長城でのファッションショー。そして、絹を見つけ・・。日本との深い関係も森英恵、高田賢三から語られる。彼のボーダーレス、ジェンダーレスの考え方が良く分かる。その後、彼は旧ソビエトにも進出して行く・・-

・ジャンヌ・モローとの恋。秘蔵映像で情熱振りを語るカルダン。
-それが原因で、長年のパートナー、アンドレとの別れ・・。-

・彼は、演劇支援のために情熱を注いだ劇場運営にも携わる。

・若き日に門前払いされた老舗レストラン「マキシム・ド・パリ」の買収の件を楽しそうに話す、彼に見出だされたゴルチエ。

〈円を愛し、芸術を愛し、人を偏見なく愛する男の姿は、実に尊崇で、チャーミングで、美しい。〉

■2020年10月5日追記
 高田賢三さんのご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。

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NOBU
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