名も無き世界のエンドロールのレビュー・感想・評価
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続編がないと納得できなくないですか?
d TVのほうのスピンオフは別のこととして、続編で解明してほしいことがあります。
①マコトが、ラストの缶コーラ🥫を起爆装置にした(と私には見えた)ことの意味。
→ボタンを押さなきゃ可哀想、という思わせぶりな振りをしておいて、またもや最後にキダに仕掛けた超ドッキリの種明かしは?
結果的には、キダがマコトを殺すボタンを押したことになり、キダがこれから裏社会で更にのして行くための精神的なバックボーンのひとつになるのではないか。
②自分もあの世に行って、ヨッチに指輪を渡して、その反応を確かめたい。ヨッチがいなかったことにさせないことが目的であり、復讐が目的ではない。
(みたいなことを言ってたように思うのですが。)
→あのラストの爆発で、実はマコトもリサも死んでいないのではないでしょうか。あくまでも冬の花火(爆発事件)をドッキリとして多くの一般大衆に印象づけることで、ひき逃げ事件の被害者であるヨッチのことを忘れられなくすることが目的なのですから(ドッキリに引っ掛かった屈辱はずっと忘れられない、ということは少年時代の喧嘩のシーンで伏線が張られていたわけですが、ここで壮大なスケールで回収されたわけです)。
というわけで、続編があるはずだ、と私は思っているのですが、大いなる勘違い、的外れの解釈ということなんでしょうね、きっと。
ラスト20分まで待ち切れない
登場人物の物語に感動!いいドラマ
しっかり造られた万人向けミステリー映画
よくも悪くも丁寧な伏線
原作未読ですが、予告とタイトルに興味を覚えて鑑賞してきました。率直な感想としては、爽快感はないけど、満足感は得られたかなといったところです。
ストーリーは、小学生の頃から仲のよかった男女三人(キダ、マコト、ヨッチ)が育んだ友情と愛、そしてその結末を10年越しで描くというものです。ネタバレになりそうなので、こんなふうにふわっとしか書けません。
まずは序盤。この物語の中心となる三人の男女の関係を丁寧に描いていますが、これがややスローテンポで退屈に感じる部分もありました。しかし、三人の境遇とそこから生まれる関係性がとても重要で、作品を貫く大切な伏線になっており、終わってみれば、この序盤がいかに大切だったかということに気づかされます。
その後、キダが裏社会につながる会社に転がり込んだところから、物語が大きく動き出します。ほどなく再会したキダとマコトが進める計画の行方が気になり、目が離せなくなります。その間も、要所要所で三人の思い出のシーンがインサートされ、三人の固い絆を描くとともに、終盤に向けて丁寧に伏線を張っていたのはよかったです。ただ、あまりにもにおわせすぎて、鈍い自分でも後半にはオチが予想できてしまったのは、いささかもったいなかったです。
とはいえ、終盤は伏線を回収しながらテンポよくまとめていたし、ラストも中途半端に終わらせず、やり切った感があったのはよかったです。展開がわかっていても最後まで見届けたいという思いにしっかり応えてくれたので、鑑賞後の満足感は得られました。しかし、エンドロール後のdTVへの持ち越しはいただけません。「あくなき利益追求のエンドロール」はちょっと興ざめ…。
主演の岩田剛典くん、新田真剣佑くんは、高校生役は少々苦しいかなと感じましたが、それ以外は雰囲気たっぷりの演技でした。山田杏奈さんも、二人のイケメンを相手に好演していたと思います。中でも、本作では中村アンさんが実にいい仕事をしています。今まで観た役とは異なる、新たな一面を発見した思いです。
今回は、上映前に舞台挨拶ライブビューイングがありました。キャストや監督の仲のよさから、和やかな現場の雰囲気を察することができ、楽しいひとときでした。ただ、ネタバレを気にしてか、作品に触れる話があまり聞けなかったのは残念でした。舞台挨拶は上映後にして、撮影裏話などが聞けるとさらに楽しめたのになあなんて思いました。
想定内
原作があるんですね。
キャッチコピーと売り方は嫌い
ストーリーも演出も演技も良い!
ただ、マーケティングが嫌い。
たまたま舞台挨拶付の回が普通価格(割引あり)で観られて大変満足。真剣佑がかわいいキャラでさらに嫌いになったけど、「外から変える」とか意味わからんし、演技は良いからまぁ良い。
なかなか見応えがあって良い。
いろいろな伏線が回収されるのも好き。
ちょっとわかりやすすぎるけど。
何より問題なのは「ラスト20分の真実」ってキャッチコピー。どんでん返しがあるのか、、、と前もって見ていれば、大したどんでん返しでもない。知らなければ楽しめるだろうけど、予告もポスターもああだもの。
あと、エンドロールの最後にdtvへの勧誘があるのも嫌。「なるほど、これが本当の真実なのね」「ラスト20秒の真実」と、舌打ちもの。
映画そのものは良いけど、最後の最後が不愉快。
これで会員になって観ても、、多分、もっと不愉快になりそうだね。
【岩田剛典さんは、”この作品は切ないヒューマンラブストーリーです”と言った・・。私はそこに”究極の”と言う言葉を付け加えたいと思った作品である。】
ー 幼い頃から友情で結ばれた、キダとマコトとヨッチの絆は永遠に・・ ー
◆キダを演じた岩田剛典さんの、マコト(新田真剣佑)に対する、ウラ社会に入り込んでの、”無償の献身”の姿が哀しい。
キダが、”あの運命の交差点”でヨッチ(山田杏奈)に告白した時に、ヨッチから告げられた言葉。
それでも、彼はその後10年にも亘り、親友のために黙々と”仕事”をするのである。岩田さんの抑制した、表情を余り変えない演技が冴える。
だが、マコトの前では、哀しき仮面を剥がし、素の表情で会話し、彼の仕掛けたドッキリにも驚くキダ。マコトもキダの前では、仮面を剥がす・・。
◆現在と過去を行き来するストーリー展開も、3人の強き関係性が育まれた理由付けとして、上手く機能している。
◆物語構成も、良くできている。
但し、キチンと観ていれば、後半20分の展開は読めるのだが・・。
◆更に言えば、ヨッチの無念を晴らすために、キダとマコトが”あそこまで行う”理由付けが少しだけ弱いと思う。
が、有力代議士(石丸謙二郎)を父に持ち、倫理観が壊れたモデルのリサの狂気に近い振る舞いを演じた中村アンは、凄かった。
<この作品が沁みたのは、マコトと”犬のように殺された”ヨッチの無念を晴らすために、自分から闇社会に入り、マコトを支えたキダの”無償の献身”の姿が、心に響くからである。
岩田さんの出演した作品の中で言うと「去年の冬、きみと別れ」に似たテイストの復讐譚であるが、岩田さんが爽やかな笑顔を封印した今作品も、印象に残る作品である。>
■蛇足
・映画は、エンドロールまで観ましょう・・。
・客電が上がった後、舞台挨拶があった。
佐藤祐市監督が、今作と同日公開となった「ヤクザと家族」「花束みたいな恋をした」に言及され、”今作と同じ絆をテーマとした作品です。この時期、積極的に映画館に来て欲しいとは言いにくいのですが・・、観ていただければ・・”と言う言葉を口にされた。
そして、締めで、岩田さんがコメントをしたのだが、同様のコメントをされた後、
”映画を観る事で・・”という素晴らしきコメントを口にされた。
素晴らしい俳優さんであり、且つ聡明な人であると思った。
ラストは蛇足?
ラスト20分の真実と煽られていたが、ストーリーは予想通りに進行した。
しかし、それはこの映画がつまらないといったものではなく、突飛な展開ではなく、伏線を拾っていけば辿り着けるフェアな流れと言えるだろう。そこに至るまでの見せ方が非常に巧かった。
予告編の見せ方故に勘違いするかもしれないかもしれないが、本作はサスペンスではなくラブストーリーなのだから。
クライマックスの復讐が目的でないという叫びにはグッときた。
出番こそ多くないが柄本明の演技が不気味で光っていた。
新田真剣佑は前髪を下ろした時と上げた時でまるで別人で吃驚した。
中村アンの激怒演技も凄かった。本人も自分が怒ったシーンは見たことなかったといっていたけど、これは身近でみたらびびるでしょう。
ただ、エンディング後のあのシーンがひっかかった。
舞台挨拶で意図が明かされるかと思っていたが、何も触れないままだった。
半年後に自殺したことをほのめかしているのかと思っていたが、dTVにて続きがドラマとして公開されるようなので、それをほのめかしているのだろうか?
押しボタンの立場がないじゃん
どんでん返しではあるが、ある程度想定できるどんでん返し。ではあるが、全体的にいい話でおもしろい。100分ちょっとで内容も割とわかりやすいので個人的には見やすかった。
特殊な環境に育った3人の絆みたいなのが素敵でほっこりする。若い頃の真剣佑はほんとにバカっぽくて好きだったな、笑。コロナの世界で毎日リモートワークで人とのつながりが希薄になって、個人的にもさびしさを感じる今日この頃だからか、なんか人に忘れられる怖さとか孤独とか、考えたらたしかに怖いなーと思う。
後半の展開はなんとなく予想できたけど、最後が押しボタンで終わるところ、止めに来るの予想して別の特等席のホテルを教え、ドッキリ仕掛ける時にずっと登場してたコーラと共に、最後に親友にホテル爆発サプライズを仕掛ける感じは、なんか綺麗に締めくくったなーと思ってよかった。
岩ちゃんも真剣佑もかっこいいですね。ちょっと闇抱えてる感じなのが素敵で、若い頃ワイワイしてるのとのギャップがよかった。山田杏奈も暗さと明るさが同居してていい。
中村アンは、小学校の担任の先生の次くらいにムカつくお嬢様!ってキャラがしっかり出ててステキ♫綺麗だったなぁ。中村アンと付き合えるような男になるように俺も2年くらい頑張ってみようかなー笑。
そしてやはり私は柄本明が好きーカッコいいわーほんといつも素敵な演技👏
総じて楽しめる映画♪
本当のエンドロールはdTV
思っていた以上に楽しめました。
番宣をする番組を中々見なかったので、予告編で流れていた衝撃のラスト20分という情報だけを頼りに鑑賞。
キダとマコトとの友情、ヨッチとの恋愛、ヨッチを轢き殺したリサへの復讐、と複雑ながらも観客に分かりやすく進んでいくストーリーがお見事でした。主演2人や、山田杏奈さん、中村アンさんと演技のレベルもハイレベルで、見ていて圧倒されました。
特に終盤の声を張り上げる演技では、ただ張り上げるのではなく、10年分溜まった怒りと小さなことにネチネチしてくる男への怒りのぶつかり合いがお見事です。
ラストの展開まではなんとなく読めているけれど、ラスト20分のまた終わりの方で、爆弾を仕掛けていた部屋は違う部屋だったというドッキリを仕掛け、もう一捻り加えてくるところには一本取られました。
岩ちゃんがひたすらに可哀想な映画でした。
ただdTVに後日譚を持ってくるあたり大人の事情が感じられて残念です。
鑑賞日 1/29
鑑賞時間 16:45〜18:35
座席 I-13
伏線の張り方が良い
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