おもかげ

劇場公開日:

おもかげ

解説

幼い息子を失った女性の希望と再生の旅路を描いたミステリードラマ。エレナは元夫と旅行中の6歳の息子から「パパが戻ってこない」という電話を受ける。人気のないフランスの海辺から掛かってきたその電話が、息子の声を聞いた最後だった。10年後、エレナはその海辺のレストランで働いていた。ある日、彼女の前に息子の面影を持つ少年ジャンが現れる。エレナを慕うジャンは彼女のもとを頻繁に訪れるようになるが、2人の関係は周囲に混乱と戸惑いをもたらしていく。スペインの新鋭ロドリゴ・ソロゴイェン監督が、2017年に製作しアカデミー賞短編実写映画賞にノミネートされた短編「Madre」をオープニングシーンとして使用し、息子を失った女性の“その先”の物語を描き出す。第76回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門に出品され、エレナ役のマルタ・ニエトが主演女優賞を受賞。

2019年製作/129分/PG12/スペイン・フランス合作
原題または英題:Madre
配給:ハピネット
劇場公開日:2020年10月23日

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映画レビュー

4.0助けを求めて来た我が子を探し彷徨った10年

2024年6月18日
iPhoneアプリから投稿

泣ける

悲しい

興奮

恐怖に怯える幼い息子はどこに行ったのだろう。

息子の面影のある少年ジャンに、なぜ思い切って「あなたは私の息子じゃないの?電話したことを覚えているでしょう?」と言わなかったのか。

大人の理性と言えばそれまでだが、助けを求めて電話して来た6才の子を探して、あの砂丘を10年間も彷徨ったのに、再会する瞬間を期待するのは、見る者の期待でもある。

これは、ただの未成年と30代女性の淡い恋愛ではない。

どういう見方をするかは見る者の勝手だが、ドラマは最後までその夢を打ち消してはいないし、監督は失踪の余韻を最後まで丁寧に描いている。これはデボラ・カーとジョン・カーの名作『お茶と同情』の物語ではない。サスペンスの秀作だ。

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ezu

3.0期待したのにエレナの行動がアレ過ぎて

2023年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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月野沙漠

2.5非常に複雑な…

2022年1月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

2.0不可解

2022年1月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ちょっと僕には分からなかった。
もし息子を失ったらどうなるだろうか?と考えながら見ることになるわけで
その悲しみの大きさや深さに思いを馳せるんだけど、主人公の行動がとにかく腑に落ちない。
「こういうもんですよ」と言われればそうなんだろうし、そこはもう僕とは合わないとしか。
ジャンを息子に重ね合わせるなら、そんなことしないと思うんだけど…って感覚がずっとあった。

唯一共感できたのは元夫のラモンへの怒り。おまえ生きてんのか、と。
不慮の事故くらいしか、イヴァンを独りにした言い訳にならねーぞと。
そんで自分は新しい人生を始めますって、なんだそれと。

似たテーマなら『マンチェスター・バイ・ザ・シー」の方がずっと完成度が高かったように思う。

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mar