マッド・ハウスのレビュー・感想・評価
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3.2共同体
そこまでマッドな感じはしない作品。
長さもコンパクト設計で、胸糞なこともなく、ぶっ壊れてるやろ!!という展開もない。共同体のルールもそこまで過激なものはなく、順応すれば、割と幸せな感じもしたし、実際こうしたルールのコミュニティはありそうな気もした。
問題点としては、加入の仕方、傷害を用いた導入の仕方である。予めルールが開示され、オープンになっていたら良かっただろう。
映画を見ていて思ったのは、どこか旧来のムラと似たような印象にも感じた。監視し合う、息苦しさ、「自分の人生を生きる」のは難しい感じなど。最後のオチもコミカルで気になる感じ。結構すぐ人が死に始めるので、それもなんかあっけなくてよかった。
微妙でした。
悪くはないのですが、面白いかというと何とも微妙な作品ですね。
設定としては面白いですし、不気味さもありますし、捻りもないわけではないのですが、途中の洗脳シーンがピークで、そこからはいまいち盛り上がらない感じでした。
洗脳も力技ではなくもう少し巧妙にして欲しかったですし、終わり方もどっちつかずな感じで、すっきりしないのが残念ですね。
どちらか寄りの終わり方にしてくれたら、もう少し評価も上がったような気がします。
う〜ん…
舞台となってる場所のアパート・気候・部屋の雰囲気やインテリアは好きな感じではありました
海が近いところらしかったが、全く海の景色は無かった(笑)
物語は主人公の女性がアパートに引っ越してきたところから始まっていきます
引っ越してきた部屋では、夜になると異様な音や雰囲気がします
でも、この音は他の住人は気になっていない雰囲気…
『あの音はなんだったの?』
ある夜、寝てると、今度は異音と異臭で目が覚めると…
飼い猫ちゃんが…!
それから、いきなり監禁&洗脳が始まります!
洗脳されたと思われた主人公ですが、密かに脱出的なことも考えてます
主人公の女性は果たして脱出できるのでしょうか!?
ここからは感想です
流れ的に、徐々にアパートの住民の違和感を感じていくのかなぁと思ってましたが、全然徐々ではなく、展開させてきた感じでした
流れ的には『ゲットアウト』的な違和感を感じさせつつみたいなのを想像してました
主人公の女性が一番、嫌悪感か違和感を感じてい住人の一人の人物とは違い、隣人の好青年の方がヤバいやつだったというちょっとした外しは少し評価
あと、洗脳する理由がちょっと不透明?
現代社会での思想や考え、当たり前になっているSNSでの繋がりやらを否定しているのかなぁ
人には薦められないが、狂気に満ちた世界に惹きつけられた。 手に釘を...
人には薦められないが、狂気に満ちた世界に惹きつけられた。
手に釘を打ち付けるシーンはちょっと観るに堪えなかった。
あれだけの人数の人たちを洗脳するのは大変だっただろうな。
その気になれば反乱を起こすことも可能だろうし。
My 〇uckin Life
真っ先に思い出したのが有名なカルト教団。さらに強制的な結婚とか、また違うカルト教団をも思い出してしまう。コミュニティを大切にし過ぎるとこうなるかもしれない・・・
1:無私、2:心の開放、3:受容、4:監視というC・D・エラビー先生による基本の教え。“神”が存在しないところから宗教色は薄れているが、4番目の監視というのは現代の世の中においてはどこでもあり得ることで、これはカルトに限ったことではない。監視によって人格をも否定するような現代社会への警鐘となっているのかもしれません。
人生に悲観した者を陥れる勧誘、洗脳。特にサラの場合は家族の不和、父親に対する嫌悪の気持ちによって油断していた。ペット禁止のアパートに猫を持ち込んでいた後ろめたさも罰を受け入れやすくしていた。あぁ、それにしても時間のかかる拷問はひどい・・・
どことなく戦時中の隣組を思い出してしまいましたが、ラストのシークエンスはまさにそれが中央に伝わるようなイメージだった。このエンディングは最高!束の間の友人リサの性格からすれば、あのアパートを訪れることはないと思ったのだが・・・まぁ“私の人生”を引き出すために必要だったんでしょうね。原題1BRは1LDKのこと。
キャッチフレーズそのままな作品。
宗教的サディスティック映画『ミッドサマー』を思い出させるような胡散臭い作品(ごめんね)。
こちらの作品はアパートの住民が主役(笑)。
”そのドアを開けたら狂気があなたを支配する” はい、このキャッチフレーズそのままな作品。
個人的に結構な佳作。
住民皆がカルトに染まるってどんだけ手間かけてんだ?
マンションのカルト化はどんな風に始まったのだろう?
…とか考えながら観てしまった。
飼い猫を焼き殺し、拉致監禁。
隷属させるための心を折る儀式(壁に手をついて身体を支え続ける)から始まり
監視カメラ付きでお互いを監視し合うような生活。
薄気味悪い奇妙な笑顔の集団でしかない。
リーダーの決める規範の中で好き勝手に生活させる。
ルールから逸脱しなければ許されるがルールには意に沿わない強要もあり、殺人も含まれる。
人は強制圧力の中で生きると、納得いかないままそこでの生き方をしていくのか?
恋愛もクソもなく前妻を失った男性とカップリングさせたり個としての生き方を否定していく。
作品は大人しく作られているが奇妙な雰囲気を醸し出している。
皆がイヤなのに、我慢して受容しその世界でイヤな目に遭わないように生きている…そんな居心地の悪さが伝わってくる。
終盤、友人リサがマンションに訪れた事で物語は一気に佳境へ(笑)
割りとイヤな感じの友人リサだが彼女なりに自分を持っていてカルトへの抵抗が凄い(笑)
リサは38才で冴えない人生を送っており、感心できる人物ではないが心の強さは主人公より凄い。
サラが逃げ出した後のラストはありがちとも言えるが、観ていたこちらはマンション内の異常な世界(四つの基本)がマンションの中だけと思っていたのに、知らぬ間に世間に拡がっている事を見て「これ、リアルにあるわ」と納得してしまった。
日本にも市民権得てる思想や組織がある以上、あんまり笑えない恐ろしさを持った作品だった。
同調圧力に弱い日本人はヤられやすいんだろうなぁ。
手段が目的になっちゃっているヤツ
父親から離れる為に、LAの法律事務所で働きながら夢を追う道を歩き始めた女性が、独り暮らしをしようと借りたアパートで巻き込まれて行く話。
ペット禁止のアパートにネコを隠して住み始めた主人公というところから始まり、中庭で住人総出のパーティーを開いちゃったり、ヤケに住人同士が繋がっていて薄気味悪さと面倒くささを感じるつかみ。
夜中に自分の部屋だけ配管の音が!というオカルトな流れになっていき、気付いたらサイコというか…!!!?
目的がみえないまま話が展開していくし、抵抗がどうとか良く判らないし、ゴールはどこですか?な手付けの儀。
もっともらしく後からPCで波形を出していたけどね。
得てしてそういう輩はそんなものだけど、それは全て私心から来るものという矛盾した言い分が続いていき嫌悪感が高まる中、なんとなく想像がつくラストに向かってどこから動き始めるのかという展開から、案の定w
意外性は少ないし、大きな波はないけれど、気色の悪さは悪くなかった。
ただ、ピークは椅子に座らされる前かな。
ニャンコの悲劇がピーク
うーん🧐 想像を超えてこなかったな。それにいろいろと引っかかるところが多すぎて、乗れなかった。
こんな洗脳方法で、カルトの一員になれるのかな?
この共同体の構成員は働いていないようだけど収入源は、どうなってるの?
それにしてもあっけないオチでございました。
チェックアウトは自由にできるけれど、決して出ることができないホテルカルフォルニアみたいな設定だったら面白かったのでは
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