「【”フルスペックSUVの高速スピンターンでゾンビを吹っ飛ばせ!”と思ったら、吹き飛ばすべきは”別の生き物達”だった・・。ドライビングアクションに魅入られつつ、”オモニは強し!”と思った作品でもある。】」新感染半島 ファイナル・ステージ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”フルスペックSUVの高速スピンターンでゾンビを吹っ飛ばせ!”と思ったら、吹き飛ばすべきは”別の生き物達”だった・・。ドライビングアクションに魅入られつつ、”オモニは強し!”と思った作品でもある。】
ー 前作では、限られた空間(特急列車)の中、愛する人をゾンビから守ろうとする人々の姿に涙した。(特にマ・ドンソクの二の腕!) けれど、前作と比較するのは止めよう・・、と思いながら映画館へ・・。
結論:前作観なくても、大丈夫です。テイストが違います。-
■今作の魅力と印象的な事。
1.ジュニのドライビングテクニックを始めとした、ドライブアクションのモノ凄さ。
- SUVを疾走させ、ゾンビにやられそうになっていた、ジョンソク(カン・ドンウォン:「1987、ある闘いの事実」以来である。恰好良いが、前半やや情けない・・。”ある家族”の嘆願を無視したしね・・。けれど、この構成が上手いのである。)
に”助かりたいなら、乗りな!”
と言ってからの、群がるゾンビ達を高速スピンターンの連続技でなぎ倒すシーン。恰好良い!高校生だよね?どこで、そのテクニックを覚えたのかな?
アクセル、ブレーキ、ギアを巧みに操作し、サイドブレーキを絶妙なタイミングで引く、スピンターンを繰り返し、ゾンビ達を吹き飛ばす様は、快感である。
(良い子はやってはいけません。昔、たまーにやったなあ・・。)
ジョンソクは、後部座席で失神・・。情けないなあ。後部座席でも、シートベルトをしなくてはいけないよ!ー
2.ゾンビの特性を熟知したユジンちゃんの電飾ラジコンカーを走らせての、攪乱戦法も良い。
- 元軍人のジョンソク、只、車の後部座席に乗っている人になっている・・(涙)。-
3.北朝鮮が、感染者を領土に入れないようにロケット弾を発射するシーン。
- 同一民族何だからさあ・・。-
4.金に目のくらんだ難民達(含む姉を助けられずに失意の底にいるジョンソクと姉の夫)が、半島に戻り大金を積んだトラックを奪還しようとするが、立ちはだかったのが元韓国631部隊のファン軍曹を始めとした、”腐った軍人”たち。
- 非常時に、何やっているんだよ!同じ人間同士でさあ・・。助け合うんじゃないのかい?ハア、情けない。-
5.前半、感染が始まった4年前、ジョンソクが山道で助けなかった家族のお母さんミンジョン(イ・ジョンヒ)と娘二人に、4年後に助けられるという、皮肉な設定もピリリと効いている。
- 仇を情けで返すミンジョンの懐の深さが、愚かしき軍人たちの姿を際立たせる。-
6.最序盤の、日本に脱出しようとした船内で、軍人だったジョンソクの姉が、息子が感染しても逃げずに、息子を抱きかかえ、ゾンビに取り囲まれるシーン。
- オモニは強し・・。最初、この作品も、この路線で行くのかと思ったのだが・・。-
7.再後半、元631部隊のソ大尉が、ユジンちゃんを守るため、身を呈したお爺ちゃん”師団長”を撃ち、トラックを奪うシーン。ミンジョンは、ゾンビに囲まれ・・。ジョンソク、恩に報いるため、身を呈してミンジュンを助けに行く。
- 大金を積んだトラックを港まで運ぶシーンから、ジョンソク持ち味を発揮する。ー
<非常時においての、愚かしき人々の姿や、随所にアイロニカルな笑いを絡めつつ、二人のオモニ(ジョンソクの姉、ミンジョン)の尊き姿や、追い詰められても、人間性を失わない事の大切さを描いた作品。
韓国映画の、観客を楽しませるサービス精神(今作の場合、カーアクションが白眉。それに細かい部分での笑い)には、相変わらず、敬服した作品である。>
■蛇足
1.韓国映画のエンドロールについて
私は、客電が灯るまでは、席を立たない主義であるが、韓国映画のエンドロールの多くは、ハングル文字が延々と流れる。近年の邦画、洋画のようにエンドロール中、映像が映されたり、最後重要なシーンが映されることはない。(あったかな?)
又、私はハングル語が読めないので、いつも
”いつかハングル語を読めるようになってやる・・、読むのはコツさえ使えば簡単っていわれているからな!”
と思ってから幾星霜。皆さんはどうしているのかしらん?
2.正月三が日は、久しぶりの家族揃っての、正しい日本のお正月を堪能。
(私は、昼は”N・・”で、過去鑑賞の作品を主に久しぶりに再鑑賞していた。)
今日は、久しぶりの映画館。
”何、仕事始めから、映画観ているんだ!”と思った方。
私の勤務先の仕事始めは、6日なんです・・。ふふ。
おはようございます⛅️
「Kcia南山の〜」観たいですっ!内容も出てる人も間違いなく面白そうですよね🤨
でも、私の居住区も上映予定無さそう💦デス。先々でもやってくれれば嬉しいけど、、、
「ヤクザと家族」いつものようにエンドロールまで堪能してきてください🤗レビュー読ませていただきますっ👍
「1987」は観てないですね。チェック入れとこ〜
「マスター」はどうやら観てる、あの渡部似の顔、何処かで観たと思ったけど、マスターですね。
でもあまり覚えてないので、いつかもう一度観ないと💦
今晩は!
エンドロールは出演者だけでなく、制作に関わった人達の名前が出るので、敬意を込めて最後まで観ます。
それに、撮影場所とか、衣装のメーカーとか、へえ〜て思える事もあって意外と面白い!
園子温監督の映画はエキストラの名前まで出てる時があるからね。
勿論、邦画しかわかりませんけどね🤣英語も韓国語もわかりませんので。