劇場版 アーヤと魔女のレビュー・感想・評価
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『アーヤを観ろ』。
ストーリーの流れは概ね原作通りだが、映像になった事で何倍にも増した主人公アーヤの存在感。
もう作品を観ろというより
『アーヤを観ろ』
と言いたくなるほどアーヤの魅力に尽きる作品。
とにかく表情の豊かさは顔芸といえるレベルで、WWEトップスターとかあのヘンともタイマン張れるといって良い(笑)。
作品を通して何かメッセージ性を受け取るというより、強気にガンガン行動していくアーヤの逞しさを見ながらコッチが自然に元気をもらった感。
ちょいちょいガニ股になる所と、鎌とカゴを両手に持ちながら、身の丈程もある草むらに突っ込んでいくところに何かツボった。
ラストは少し消化不良な部分が否めないが、続編を匂わせているようにも見えたし、原作のラストに少し味付けをした監督独自の切れ場を表現したようにも見える。
こき使われるシーンがクドい
この映画はテレビで先行放送されたみたいですが
私は完全に初見でした
ストーリーのはじまりは魔女の子どもが
他の12人の魔女に追いかけられて
それに巻き込まれないように
孤児院に子どもを置いていった
そのときに名前は「アヤツル」だったのだが
孤児院の園長先生がその名前はよくないと思い
「アーヤ・ツール」に改名したところから物語が始まる
しかし、12人の魔女の話は
まったく本筋とは関係ない
そして、ベラという魔女とマンドレークという長身の男の家で
暮らすことになり
アーヤはベラから魔法を習いたいと申し出るが
まったく相手にされず、こき使われてばかりなので
黒猫の使い魔のトーマスといっしょに
魔法を盗み見てぎゃふんと言わせる作戦を開始した
この出来事がきっかけで
アーヤはこの家で自分の思うような生活をできることになった
アーヤは他人をおだてたりして
動かし自分のやりたいことをするというヒロインという
印象があるがこき使われるシーンが長い気がするので
あまり爽快感が足りなかったような気がする
この映画はアーヤがこき使われるところと
ベラに仕返しをするために
魔法を使うことで大半の時間を使っているし
ほぼ三人と一匹だけ(マンドレークの使い魔もいるが)で
ストーリーの大部分が構成されている
だから、外にでて冒険をするということを期待するとつまらなく感じるように思う
個人的にはエンドロールにあったイラストの出来事を
映像にしたものを見たいなと思ったので
不完全燃焼な感じである
ジブリ史上最恐最悪のヒロイン
こいつ…生きてやがる(表情筋的に)!!!
NHK版は未視聴。完全に初見。
正直、かなりビビりました。あの平面の魔術師だったジブリが、ここまで進化するとは。
いくつか3DCGアニメの作品も観ているのですが、ここまでキャラクターの表情がバラエティに富んでいる作品、そうそうお見かけしたことがない。
階段を上る時のアーヤのくそ憎たらしい表情、完全にリアルクソガキが悪だくみを考えてる時の表情筋で、マジでたまげました。
ジブリ、やりますねぇ!
だいたいの内容。
12人の魔女から追われる身となったアーヤの母は、娘を守るために彼女を孤児院に置き去りにする。
孤児院ですくすくと育つアーヤ。金髪美少年と人の好い院長を手下につけながら、孤児院で自由気ままな生活を送る。
自分の思い通りにならないことが、何より許せない。そんな彼女の目下の悩みは、たまにやってくる『親』達による子どもの選定会。
これまであの手この手を使いながら『親』達からの選抜を逃れてきたアーヤだが、ある日とうとう謎の紳士(デカい)を引き連れた女性(デカい)によって、選ばれてしまう。
ドチャクソ嫌気が差しながらも、一応は従い、女性の家の元に行くアーヤ。
実は女性の正体は、謎の薬物を売って生計を立てる魔女だった―
主人公が〇ぬほど性格が悪いと評判の今作ですが、原作ではどう描かれているかは知りませんが、子どもをショーウィンドーにあるモノのように選別する大人たちの姿を毎日のように見ていれば、そりゃ性格もヒネるに違いない。
ただこの主人公の良いところは、与えられた世界が理不尽なものと知りながらも、敵と思う相手に対して(いつか自分に従わせてやろう)と挑む精神を忘れないことでしょうか。
そのためなら、多少は譲歩してもやぶさかではない。
…すっげえ神経図太いです。
なんか最近、映画でも小説でも『大人向けにカスタマイズされた理想の子ども』みたいな気色悪い子どものイメージばかり見てきたので、久々にちゃんとしたクソガキが観られて安心しました。
ありがとう、吾朗。
ストーリー的にいろんなものを端折ってる感が否めないので星4ですが、ただ無駄に尺を長引かせて置いてけぼりにされてもこまるので、これはこれで。
唯一残念だったのは、この作品は子ども向けだろうに、くそコロナのせいで土日にもかかわらず、子どもの姿をほとんど見かけなかったことです。コロナ、本当にお前、はよいなくなれ。
案外良かった!
え、普通に面白かったんだけど
かわいくないのがかわいい
NHK版を観て「なんか中途半端なところで終わったなあ」と思っていたら映画で完全版をやると聞いて「そういうことか」と思って観に行ったら足されていたのは途中で、尻切れトンボのラストは一緒でした。
物語としては破綻していますが、ジブリヒロインにはいなかった邪悪なヒロイン(顔が)は自分は好きですし、滅茶苦茶恐れられている人(?)をヒロインが全く怖がらず優しさを引き出していく展開は大好きな展開なのでそこにおいては楽しめました。
まああのラストシーンの後にエンドクレジットのイラストの出来事があったとしたらこの作品の一番大事な部分だけカットしたことになりますが・・・。
CGはそこまでひどいとは思いませんでした。逆にあれ以上リアルになられてもきったねえ部屋とかミミズとかバイオハザードの世界になっちゃいますし。
監督の苦悩
【アーヤ・ツールさんに見事に操られた作品 ”私のどこが、ダメですか?””いやいや、貴女は魅力的な女の子で、ダメじゃないけれどね・・”】
ー 孤児院で育ったアーヤは、魔法使いの太った女ベラと長身痩躯の男で作家のマンドレークに引き取られるが・・。彼女を待っていたのは、過酷な日々だった。ー
◆感想
・アーヤは、魔法使いの太った女ベラの下働きをさせられながらも、明るさを失わず、逆に自分を守るためのクスリを作るシーンは、オモシロイ。
怪しい調合場の描き方も、ナカナカである。
・但し、アーヤ・ツールに簡単に手名付けられたベラとマンドレークの”良い人達への”豹変ぶりと、過去のアーヤの母親との関係性が、アッサリと描かれる辺りは、非常に物語が薄く、軽い。
<過去の数々の名作と比較する気は毛頭ないが、幼い子供達だけでなく万民が
”夢中で何度もこの映画を見返すかなあ・・、”
と思いながら映画館を後にした作品。>
悪くはないと思いますよ、でも…
皆さんが酷評するほど宮崎吾郎監督の作品、悪くないと感じてしまうのは、自分が彼の学校の先輩であることからのひいき目でしょうか。
ジブリ映画初めてのフル3DCG作品。相当な覚悟がないとできませんし、宮崎駿さんが企画、鈴木プロデューサーも参画しているんですからそれなりに見ごたえはありました。
最初のカーチェイスシーン、「ルパ~ン!」って言いそうな錯覚になるくらいカッコよかったですし、部屋の中や周りの景色の描写は見事だと思います。
欲を言うならもっと時間をかけてそれぞれのキャラ、特にマンドレークの豊川悦司さんがとってもいい味出してたので深堀してほしかったし、アーヤのママももう少し詳しく知りたいところです。
『ハウルの動く城』の中の汚れ具合、魔女の宅急便のキキとジジの会話のようなアーヤとトーマスの関係性、色々なジブリ作品のオマージュ的なところ、最後の余白を残した終わり方もなかなかかとは思いますが、若干消化不良で「えっ、エンドロールの後なんか伏線回収あるんだよね?!」って思ってるうちに劇場内が明るくなってしまいました。
皆さんがレビューしているほど悪くはないと思いますが続編があるような気がしてしまうところが若干不満点でしょうか?!
好きだな
関係性の描き方が不十分と言われてますが…
私は充分に察するだけの描写はあったと思います。
というか、描かれてない関係性や過去、性格を想像するのが楽しい作品でそこが魅力だと思います!
それくらい私はキャラクター全員が好きでした。
エンディングに関しても、各々のキャラがどうしてあのハッピーエンドに至ったのかって考える余白があって好きです。
また、世界観、音楽がとても良かったです!最初は3Dの世界に違和感がないかドキドキしてましたが、すぐに何も気にせず楽しめました!
正直、起承転結や敵味方がハッキリしていないストーリーだとは思いますし、テレビの前で見ていたら、多少飽きがあったかも?でも劇場で雑音がない状況で見たら、とても引き込まれると思います!
!!!以下若干のネタバレあり?の観るか悩んでる人へ!!!
・キャラクターが良い映画が好き!って方はオススメ。
・ハウルの城の中の様子が好きだー!って方は必見。
・主人公が広い世界を冒険して成長する姿!これこそ映画!って人には向いてないと思います。
・セリフ少ないキャラでも棒読み許せない人も✖️
最後に、結構ネタバレ?
・星半分減点はジブリ作品は掃除シーンが、かなり好きなので、それが、物足りなかったです笑。
原作にかなり忠実。
宮崎駿が面白いと言っていたように、本当に余計なこと考えずにただ単純に面白かった。面白〜これからどんどんどうなるの〜とどっぷりハマっていたら突然終わった!という体感。なのでパンフレットや原作即買って読んだけど、なるほど、かなり原作に忠実なんだな。魔女の家の中が面白いし、アーヤの人たらしぶりは見応えあるし、アーヤのお母さん(なぜカタコト?)や過去のことには謎が残るけど、宮崎吾郎監督が肩の力抜いて好きに作ったというのには納得できる、楽しい映画でした。
_:(´ཀ`」 ∠):そんな終わり方ねーだろが、
ゲドの誤爆から何年経ったのだろうか。アレはホントに酷かった。
何が酷かったかを忘れてしまうくらい酷かった。
今回吾郎監督がどんな作品を作る様になったのだろうか。恐ろしさ見たさ、、、。
少し前に宮崎駿監督が息子を応援するインタビューをテレビで見て、ジブリの肝煎りで公開すると認識しました。爆死を最小限にするのにイオンの1000円チケットで視聴。
ジブリ映画、、、最初のトトロの青い絵、、、落ち着きます。
大丈夫だ、、、ジブリだもん、、、。
そして本編、、、、、。脈絡のない展開、、、関係性がわからない人間関係
、、、、場面と合わない音楽、、、、何か足りない登場人物達の表情、、、、
そしてあのラスト、、、、、、。
良いところはマンドレーク役の豊川悦司がハマっていただけか。
見事に爆死。キツい言い方だけどジブリ詐◯だよ。
兎に角あんな終わり方ないだろーが。どんなフランス映画でもあんなに唐突に終わらんぞ。
エンディングのあのラフな絵を忠実に描けば良かったのだよ、、、、、。
もう一回言います。エンディングの挿し絵を忠実に描けば良い作品なのだが。
素晴らしいです「したたか」の意味わかりました。
とても素晴らしい映画だと思います。
原作が映画『ハウルの動く城』と同じくダイアナ・ウィン・ジョーンズさんであることも、親しみを上げる結果になっていると思います。物語の内容的には、毒親、虐待、児童労働などの社会問題を取り入れて、女の子が戦い、自由を勝ち取ると言うものです。一見よくありがちなお話ですが、マーヤがとにかく「強い」のです。宮崎駿監督曰く“したたか”です。この物語の主題がここに当てられていると思います。どんな環境に置かれても、誰かの言いなりにならない、自分と言う存在を持ち続ける、決してあきらめないと言う昔は多くいた若者の姿を表しています。これは現代を生きる若者たちへのアンチテーゼと言えるかもしれません。人の顔を伺い、空気を読み、波風を立てないように生きていく。
でも私はこちらの生き方も好きです。アーヤのような生き方ができない時代ですから。
監督の宮崎吾郎さんは素晴らしい仕事をしたと思います。『コクリコ坂』の時も感じたのですが、女性の活躍を描く作品としては父・宮崎駿よりも現代的な演出だと思います。
『運だぜ!アート』のluckygenderでした
主演の声優が良い!
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