キングダム2 遥かなる大地へのレビュー・感想・評価
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頑張りはよくわかるが水平線は見えている
原作を尊重して、できる限り表現しようという気持ちはよく伝わってくる作品。キャストも豪華でかなり合っていた。
しかし、1作目はストーリーの構成上、個と個の戦いに焦点を置けたが、今作からは軍VS軍の戦いになり、どうしても戦闘描写が大味になってしまっている。
また、1作目は起承転結が分かりやすかったが、今作は、原作での尺が長くそれを再現するために、開始数分で戦争が始まり、そのままずるずる最後まで戦争で、あまり起承転結も盛り上がりどころも感じられなかった。
キャストが豪華であると触れたが、吉沢亮や橋本環奈など今をときめく俳優が顔を揃えているが、登場時間が短く、見どころも特になし。
これらの問題点は全て原作を忠実に再現しすぎたことに起因するもの。キングダムは登場人物が非常に多く、戦争での戦闘や戦略が主軸の漫画だから、このような出来になってしまうのは必然である。
プラスアルファでいうと、王騎の再現度は最高なのに呂不韋はなぜそんな感じ?デンとした大物感が呂不韋の最大の特徴かつ魅力かつ憎めないところなのに、ただの矮小なじじいになってる。
仮に続編を作ったとしても、これらの課題を解消することは困難でしょうから、残念ながら、3以降は映画館で観ることはないでしょう。
なんか
諦めない邦画スペクタクル
上手く纏めましたなぁ…お見事でした。
漫画は対呂不韋決着辺りから熱量がしれっと下がった感じでしたが、気持ちだけでも再燃させてくれる出来でした。ありがとう(?)
キャスト選抜の本気具合にむしろ笑いが込み上げるシーンがしばしばでしたが、個人的なMVPは沛浪の伍に所属した、やさぐれ着流し風のヤツ。漫画とは違って沛浪班加入だけれども、きっとアイツ(名前すら出てこないうろ覚えw)。
唯一の残念ポイントは何人かの明るめの衣装。なんか邦画ってこういうの苦手ですよね。申し訳無いのだけれどもちょっと冷めてしまう。この辺は中国上手いんだよなぁ…。オマケのあの人なんか(嬉しさよりも先に)ギョッとしちゃったよね。エンディングテーマもちょっと気持ち入らなかったけど、まぁ作者が好きなんでしょうかね。
とはいえ、ライトユーザーや触れなかった人達には前作と合わせて良いきっかけではないでしょうか。スケール感の為に敢えて色々と省いてる様に見受けましたが、良かったと思います。「邦画がんばれっ!」ってエール送りたくなりました。
がんばれっ!!…原作もね(苦笑)
アクションすごい!
何のために夢を見るか。
面白かった!
作者が脚本に参加しているということもあって、原作の魅力といったものがストーリー上しっかりと再現されている。
前作のテーマが「夢」についてだったのだが、今作のテーマは一歩踏み込み、「何のために夢を見るか」。
復讐が終わった後に見る夢は、中華を統一するため、天下の大将軍になるため、三者三様の理由が語られる。
各メインキャラクターも非常に良い味を出しており、山崎賢人も前作で演技の下手さがうまい具合に信の頭の悪さを表現する装置になっていてたが、今回はさらにいい表情をするようになった。
信は戦からあらゆることを学んで成長していくことになるのだが、山崎賢人も同時に段々と演技が上手くなっていけばこのシリーズの魅力は今後も伝わっていくと思う。
ただ邦画の限界というか、目についてしまうダサさも多い。
例えば羌瘣の衣装のデザイン。
あえて戦場で浮くようにデザインしたのだろうが、あまりにも浮きすぎてコスプレパーティーにしか見えない。
白って200色あるんやから、もう少し落ち着いた色を選んで欲しかった。
額当ての赤いラインもアニメチックにしか見えないので、せめて刺繍とかにして欲しかった。
(あと清野奈々の演技やアクションはいいのだが、羌瘣を演じる上で年齢が上すぎに見えてしまう。)
あとはそろそろ一対多数戦闘で、囲んでいる兵がいつまでも攻撃せずにあたふた待機するのやめないか?
せっかく邦画史上最高クラスの予算が出ているのだから、しっかりとした殺陣を練って欲しい。
そして1番不満だったのが山本千尋にアクションの機会を与えなかったこと。
なんで中国武術体得していて世界大会優勝している人材を活用しないのかあまりに意味不明。
キャラクターが説明口調というのも邦画あるあるなのだが、もうこういった事柄に関してはマーケティングもあるので、監督や脚本も仕方ないと思ってるかもしれない。
とまあ、いろいろ書き連ねたが、個人的にも作品的も次回作以降が本番。
来年が楽しみだ。
個人的な満足度は6500円ほど。
今回の主役は羌瘣⚔
戦のシーンはさすが…⭐︎
21時30分の回でも眠気が起きない娯楽活劇
2022年映画館鑑賞32作品目
7月18日(月)イオンシネマ石巻
ハッピーマンデー1100円
前作も映画館で鑑賞
原作は一巻だけ読んだ
アメトークで概ね話の内容は知っている
監督は『修羅雪姫』『GANTZ』『図書館戦争』『アイアムアヒーロー』『いぬやしき』の佐藤信介
脚本は『LIAR GAME ザ・ファイナルステージ』『LIAR GAME -再生-』『劇場版 謎解きはディナーのあとで』『黒執事』『累-かさね- 』の黒岩勉
脚本は他に原作者原泰久も携わるので原作厨の抗議はなかろう
秦と隣国・魏「蛇甘平原の戦い」に歩兵として初陣を飾る信と戦友の物語
おそらく平原も丘も兵隊の大群も全てCGだろう
平均的な邦画7本分の制作費らしいがコロナの影響もあり『スパルタカス』みたいにはいかない
それでも戦闘シーンは壮観圧巻見応え充分
漫画は主人公以上に魅力がある脇役や準主役がいるものだ
前回から登場している王騎や今回から登場している羌瘣がそう
ガンダムでいえばシャア
これはキングダムだけど
主人公は男向けの漫画にありがちなスタンドプレイが目立つ若干向こう見ずな熱血漢
そういえばガンダムの主人公アムロはスタンドプレイが目立ったな別の意味で
これはキングダムだけど
敵の副将を破った千人将を演じた渋川はたしかに熱演で高評価も当然だが僕は彼の声が気になった
僕がイメージする軍人の声ではない
渋川は宮廷で王に仕える腹黒いも頭がキレる文官の方が似合う声だ
なんといってもこの作品で一番光った俳優は羌瘣を演じた清野菜名に尽きる
彼女の代表作になったかもしれない
予告編でも使用された「だってお前はまだ生きているじゃないか!(迫真)」は信じゃなくて尾平なのね
巫舞による剣の舞が美しくしなやかだ
身体能力の高さが窺い知れる
ピョンピョン飛び跳ねる姿は滑稽だが原作に忠実ならば良いだろう
剣さばきの過程で敵の足を狙うのは卑怯な感じもするがコントで志村けんも脛を狙えと言っているし狂武蔵も何度も何度も足元を斬っていたからまあ良いだろう
羌瘣の仇の件や呂不韋の企みなどモヤモヤした感じも来年公開の続編で解消されるだろう
まだまだ死ねない
エンドロールは普通だがミスチルの桜井の歌唱力で退屈しなかった
『生きろ』は一番二番のサビではなく最後の最後に持ってくるのが良い
どんな作品にも好き嫌いはあるのは当然
自分が低く評価した作品が概ね高い評価だとそれを割り切れない人は疑問に思うのも仕方がない
だけど高評価した奴は頭が悪いとレビューで罵倒するのは違うと思う
リアリティーを追求するならドキュメンタリー観たら良いんじゃないの?
嬴政の影武者として殺された幼馴染・漂と約束した天下の大将軍になる夢を叶えるため戦う戦災孤児・信に山﨑賢人
漂と瓜二つの秦の国王・嬴政に吉沢亮
吹き矢が武器の山民族の末裔・河了貂に橋本環奈
悲しみの一族と呼ばれる暗殺一族・蚩尤の一人・羌瘣に清野菜名
秦軍の千人将で昌文君の副官・壁に満島真之介
信と同じ村の出身で尾兄弟の兄・尾平に岡山天音
信と同じ村の出身で尾兄弟の弟・尾到に三浦貴大
信と尾兄弟と羌瘣が所属する伍のリーダー格で経験豊かな澤圭に濱津隆之
信が所属する伍と行動を共にする別の伍の伍長・沛浪に真壁刀義
悲しみの一族での羌瘣の姉貴分・羌象に山本千尋
蛇甘平原の戦いを任せられた秦の大将軍・麃公に豊川悦司
嬴政の側近・昌文君に髙嶋政宏
王騎軍の副官・騰に要潤
竭氏の元参謀で嬴政の側近に転向した肆氏に加藤雅也
呉慶の副将・宮元に高橋努
麃公軍の千人将・縛虎申に渋川清彦
呂不韋陣営の呂氏四柱の一人で、軍事を司る蒙武に平山祐介
呂氏四柱の一人で文武両道の天才軍師・昌平君に玉木宏
魏国の大将軍・魏火龍七師の一人で顔が白塗りに赤いXの呉慶に小澤征悦
秦の実権を握る丞相・呂不韋に佐藤浩市
秦に所属する天下の大将軍・王騎に大沢たかお
尾平がそっくり
原作が好きで、前作も大満足の出来でしたが今回も期待を裏切らない完成度。呉慶の出番が少なくて物足りなかったので評価としては☆4。
個人的に羌瘣は清野菜名ちゃんだったら嬉しいとずっと思ってたのでそこがまず良かったです。走り方もきっちり羌瘣に合わせてくれててイメージ通り。アクションもカッコよかった。
他の俳優さん達も、予告編等ではあまりピンと来なかったけど、実際に映画で観ると違和感なくキャラに溶け込んでて流石の一言。
特に尾平が笑ってしまうくらいクオリティ高くて本当にそっくり!他にも麃公のギザ歯とか細かい部分も再現されてて良い。
ストーリーもどこまでやるのか気になってましたが、これからどんどん続編が作られていくのが見えて、楽しみが増えました。
漫画の実写化は概ね失敗する印象ですが、キングダムは前作からしてクオリティが高く脚本も原作から外れる事なく映画として綺麗に纏まっていて、強く原作へのリスペクトを感じる部分が一番の成功理由だと思います。
そして実写映画だからこその表現を最大限活かしているのが強み。
戦車隊や騎馬隊の怖さ、これは劇場の巨大画面でこそ味わえるアトラクションでもあります。自分だったら歩兵としてその場に居たら泣きながら座り込んで動けなくなってる所を斬られてるだろうなぁ笑
とにかくキングダムは劇場で観るのがおすすめ。
前作よりもちょっと大味
前作では信が秦王エンセイを反乱から助けるところまでを描き、本作では信が初の戦場で奮闘するところを描く。新キャラ(しかも人気キャラ?)のキョウカイの人となりを描き、さらに複数の将軍の活躍を二転三転する戦場を通して描く。それが忙しすぎたのか、前作よりもちょっと大味に思えた。
特に大味に感じたのはバクコシン千人将とヒョウコウ将軍の活躍だ。バクコシンは特攻好きの異常者として描かれたのかと思いきや、自ら先陣を切って、文字通り己の命をかけて任務をまっとうする。映画のはじめと終わりとでは全く印象が異なるが、キョウカイほど丁寧に描かれていないので唐突に感じた。
ヒョウコウ将軍もそうだ。無謀な策を推進する無能な将軍にも見える描写から一転、戦争の終わりには一騎当千の最強の将軍にまで変化を遂げる。とはいえ、信がいたおかげでたまたま戦争に勝てただけのようにも見えて、なんとも言いがたい。いや、かっこよくはあったのだけども…。
思うに、キングダムのような大規模な戦争を描く漫画は映画化に向いていないのではないか。もちろん、戦争をよりリアルに描くのは実写映画の十八番とするところだ。しかし、漫画はキャラあっての人気ということもある。戦争を大きくリアルに描くほど、それぞれのキャラクター性にスポットを当てるのが難しくなるため、各人のキャラや活躍が薄くなってしまう。
私は前作には大満足したのだが、それはメインのキャラクターが少ないゆえによくキャラ立ちしていたからではないかと思っている。戦争終結までを描くならば、前後編か3時間映画にでもして、バクコシン千人将とヒョウコウ将軍をもっとかっこよく描いてほしかった…。
と、文句まみれではあるが、観ている最中は引き込まれて大変面白かったことは間違いない。ぜひ観てほしい。
信の成長
前回から待ちに待ってました!
コロナの影響をもろに受けてどんな作品になったのが心配でした。
実写は1がいいと次が微妙になることもあるのでどきどき😅
結果は良かったです。
前回は信の演技が気になった部分がいくつかあったんですが信らしくなったように感じました。(個人の感想です)
また戦闘シーンがほぼでしたが飽きず楽しめた。
どのキャラも原作に近い形で作られてるように感じる。
1に続いて美術さん達の素晴らしい努力を感じました。
衣装などみていても心トキメキました!!
曲が前回のワンオクがハマっていたため自分には頭に入ってきませんでした。(曲批判ではないです)
細かくみれば気になるとこもありますがどの映画にもあるので範囲内。
トータル的にまた見たいです。
というかリピートします。
3もクオリティーを保ちつつ制作お願いします。
次回は楊端和まさみ様楽しみにしています♡
見る価値なし
期待通りの素晴らしい完成度
大沢たかお存在感
日本映画とは思えないほどの圧倒的スケール感で秦の繁栄を描いたシリーズ2作目。
全編戦シーンというストロングスタイルにも関わらず一切の飽きを感じさせないスケール感、ストーリーに没頭できた!
信の初陣ということもあり、未知の戦の壮大さに圧倒された。登場するキャラクターも全員強く戦にかける思いや信念があり、熱くなった。
特に豊川悦司と小澤征悦の将軍同士の決戦はあまりにもカッコ良く、鳥肌が立った。
お互いにリスペクトがあり、一騎打ちで挑む姿に信と同様、観客も目を離せなかった。
また、何と言っても大沢たかおの王騎がハマり役すぎて登場するだけで空気感を変え、強烈なインパクトを放っていた。
王騎があの体躯で大暴れする姿を一刻も早く観たいと感じた。
原作未読だからこそ興奮できた面もあるが物語が完結するまで観れるのか不安になるほどの壮大さだった。
全484件中、321~340件目を表示