ヤクザと家族 The Familyのレビュー・感想・評価
全501件中、81~100件目を表示
監督まだ34歳なの?天才。
Netflixにもう登場してた!ヤクザと家族。
新聞記者の藤井監督。
まだ34歳なの?天才か?
すごい作品を観させてもらった。前情報0で鑑賞しました。
任侠映画なのかと思いきや、懲役から戻ってきてからの流れが想像以上。
画面に映る全てが切なくて。
前半の騒がしさと後半の切なさのコントラストが見事。
後半はすごく粛々と、淡々と、でも確かに進んでいく。
役者も全員最高。
特に主演の綾野剛の演技力には脱帽です。
1999年〜2019年の20年間を見事演じ切っている。
すれてる不器用な青年時代。
全盛期イケイケの幹部時代。
家族の欲しかった父親時代。
ながら見ではなく、じっと集中してしまう作品。
そこはまだどうにかなるんじゃないかなー
俳優さん凄い
館ひろしさんをはじめ最高のキャストでした
ここ数年見た映画、ドラマの中でダントツ1番です。
90年代ヤクザの細かいところまで描かれていて
当時着ていた人が多かった白いダウン懐かしいと思いながら見ていました。
車もセンチュリーからプリウスへ。
観ていて昔へタイムスリップした様な気持ちになりました。
映画館とNetflixで2回観ました。
素晴らしい!ただ一つだけ。。
映画から漂う空気感や役者さんの演技。
申し分なし。久しぶりに邦画で引き込まれました。
ただ一つだけ。
最初の、水の中に血を流しながら誰かがいるシーン。
もう何となく想像ついちゃうんですよね。
そしてその通りだった。
物語の面白さも非常にあった作品。
それだけに、結末だけは見えてることへの不満足感が否めない。
大切な人を想う男たちに必見の映画
ヤクザ映画云々関係なし、家族のために、そして大切な人のために生きる不器用な男たちを重厚に描く圧巻の映画。
大切な人のためなら痛々しい程に自己犠牲を払う男たちの姿は、まるで「会社で理不尽な扱いを受けても家族のために歯を食い縛って耐え抜き、でも家に帰れば嫁さんから冷たくあしらわれる。それでも家族のために頑張り続けるサラリーマンの姿」と共通するところがあった。
「あんたさえ居なければ」と言われて「ごめんな」と言う綾野剛さんの演技は圧巻。
また、あぶない刑事の再放送を見ていた30代後半世代にとっては、舘ひろしさんがボス役をやっているのは新鮮だった。いくつになってもやっぱ舘さんは格好いい。
満点評価をつけなかった理由はハッピーエンドじゃなかったから。自己投影しながら観賞していた立場としては、救われなさ過ぎるから笑
大変素晴らしい映画でした。
見れるけど
舘ひろしじゃなくて良かった。
ヤクザの親分にしては優しく見える。
内容も最後らへんはたたみかけている感が強い割に軽くて浅い展開が続くだけだった。
見れるしオヤジと最期の会話のシーンは泣けたけど、元ヤクザに対する風当たりの強さを表現があったが、無理矢理感があり微妙な感じがした。
脚本がちと古臭い
水曜日のメンズデイにいつもの映画館で 観客は3人
この監督の前作が素晴らしく
綾野剛と舘ひろしの組み合わせも楽しみだった
しかし…ダメだった
綾野剛や北村有起哉 豊原功補(あと舘ひろしもどうにか…)
の名演で飽きずに観られる展開にはなっていたが
いかんせん脚本がちと古臭い ステレオタイプなキャラクター
・寺島しのぶの焼肉屋のおばちゃん
・駿河学のガム噛みヤクザ
・岩松了の悪徳デカ
【ダメだと思ったところ】
・あんな大胆なことをする綾野剛が何故逃げる
・病院から抜け出して大暴れしたあと…ん?
・尾野真千子は公務員なのか民間会社なのか
・危篤の舘ひろしが手を握られた瞬間意識を取り戻す
・最後なんで埠頭にいる 警察が現場にいたように記憶しているが
・誰かが誰かを殺す必然性がメチャクチャ 矢印が合っていない
・留守電にそんなに長いメッセージを…(内容はよかった)
【いいところ(も何とか)】
・役者が上手くて結局最後まで見せる
・綾野剛の走りっぷり さすが陸上部だ
・焼肉屋の息子誰だか知らんがよかった ジャニーズ?
大物相手に引かない 最後のセリフ渋い
・取り上げたテーマ…ヤクザの人権
・シラスの密漁をしているところ おそらく取材の成果とみた
こういうのの積み重ねが欲しかった
レビュー高評価が多くて驚きだが
オラと同じ感覚の人もチラホラいたのでホッとした
上映終了後20時過ぎ 相変わらず飲食店は閉店
もはや恒例の駅前広場でのベンチビールだ
皆既月食を観ながらのひとりビールをしみじみ
誰かの月食写真に写りこんでいるかもしれない
尾野真千子の次回主演作(茜色…)に期待しよ
現代日本版ネオノワール映画
本当のヤクザはカタギ?
2021年5月20日@Netflix
テレビやネットで評判が良かったので視聴。
ヤクザ映画というと、アウトレイジや孤狼の血などの暴力的な映画が印象的ですが、この映画はそれがテーマではなかったので新鮮でした。
ヤクザの「親子」や「仁義」、「貧困」などがテーマでしたが、なかなかリアルで見応えがありました。
ヤクザの親子関係や仁義を美談化するつもりも、現在社会での肩身の狭さをかわいそうに思う気持ちは全くないですが、間違いのない事実だと思いました。
市役所に勤める友人に聞いても、ヤクザを辞めても仕事にありつけないので生活保護を受給する者も多いそうです。
暴力団は良くない存在です。ただ、彼らがヤクザを辞めて、まともな仕事をして生きていこうとしているのに、その更生を邪魔しているのもまた事実なので悲しいと思いました。
そして、今の日本の社会はそうした「社会のはみだし者」に対して、異常なほどに冷酷で、非寛容です。同じ人間とは思っていない。
その非寛容さがヤクザや犯罪者の再犯率を高めていることを理解していないことが大きいです。誰も教えてくれないことなので仕方ないのですが、、、、、
それにしても綾野剛はこういう役が多いし、似合うなぁと思いました。
舘ひろしが良かった!!
前半は詰め込み過ぎてダイジェストのように感じましたが、後半慣れてくると時間旅行の様な感覚になりました。東映のヤクザものとはまた違う雰囲気なのが良かったです。親父ともっと色々触れ合ったんだなというのは想像するしかないですが、終盤の舘ひろしの台詞に泣けました。
切ないヤクザ映画
Netflixでにて鑑賞。
また綾野剛か…なんでもかんでも綾野剛だなと思いつつ見始めたけれど、とても面白い。
最初からずっと引き込まれて飽きる事なく終わった。
舘ひろしが優しすぎて凄みに欠ける。
怒ってるシーンもあまり気迫が感じられず…
アニキはやっぱりシャブやってるんか〜いッ!だろうと思ってたけどっ!そこまで落ちぶれちゃいねーよって言ったやんけ〜!って感じ
焼肉屋の息子のツバサ君がやっぱり同じような外道の道に走ってしまって
面白いんだけど『ですよねー、わかってた。』って展開が多すぎる映画。
結局ああいうの見て育つ子はああいうのになっちゃうのかね。憧れてたとか言ってたし
ても大人ツバサ君役の男の子がめちゃくちゃ格好良くてすぐに検索しちゃいました(笑)磯村君っていう子なんですね。18歳くらいかと思ったら意外と30近いんですね。童顔でわからなかった。
最後の『お父さんってどんな人だった?』って言われた時のあの磯村勇斗くんの表情はもう…名演技ですね。一気にファンになりました。
あと1番なんだかなーと思ったのが、綾野剛の喋り方ですかね。あの妙に落ち着いた話し方、声の出し方がわざとらしすぎて…
終始むず痒かったです。
全体的にはすごく面白かったです。
現代のヤクザは辞めた後も人権がない、仕事もすることが出来ないっていう元ヤクザの話のテレビ番組を少し前に見た記憶があったので、タイムリーだなぁと思った。
役者の熱がすごい
この5月は 綾野剛 強化月間です🎬
綾野剛&磯村勇斗。
この2人の俳優が心底大好きなので、上映を心待ちにしていたのですが、まん延防止期間にてあっという間に終わってしまいまして。
映画館で観れなかったのが本当に残念でならなかったので、Netflixの配信を待ちわびておりました。
しかし。
なかなか観れていなかった。
勿体なくて。(早く観なよ)
藤井道人監督も「新聞記者」を観てたちまちファンになりまして。どうやったらあんなに凄い映画つくれるんだろう。もはや才能って言葉が陳腐に聞こえるレベル。
そして、とうとう。
観た。
驚愕。
残酷。
「涙」なんか、一滴も、一粒も流れなかった。
たぶん、この感情が本物の「感動」だと思う。
主演の綾野剛さんに対して、若干トラウマになった。
これほどまでに、感想がなかなか出てこない映画は初めて。ラスト、翼の表情がすべてを物語っていたように思います。
このラストの翼と彩のシーンが「未来」を思わせるので、少し救われました。
山本賢治の、父への思い。
木村翼の、父への思い。
共通点。
どちらも、同じ人間に殺された。ということ。
(↑役者に心理描写を委ねたのかもしれませんが、実はこの部分の映像的な描写をもう少し観たかったのも事実。そうなると最後のシーンはもっと残酷かな…それも嫌だな)
それでも、やっぱり私は山本には生きていて欲しかった!
由香も彩も生きているのだから、いつかまたどこかで会えたかもしれない。
生きてさえいれば「お父さん」って親孝行な言葉が聞けたかもしれない。
そう、生きてさえいれば。
しかし、由香に責められた山本の表情から想像するに、淡く夢見た未来には絶望しかなかったのかもしれないな、とか、山本は死ぬつもりで海に行ったのかな、とか、いやでも待てよ?普通の人間になりたかっただけなんだよな、とか、え、でも普通の人間は殺人したりしないよね、とか、人間の業とか宿命とか、因縁とか原因と結果とか、無駄に色々考察してみたりした。
この世の中のあらゆる喜劇や悲劇、喜怒哀楽の大半は「家族、家庭」の中にある。そこに重きをおいた社会派なテーマは素晴らしすぎました。
…人権は人間が幸せになるためにあるもの。
今は何のためにある言葉なのだろうか。
もし機会があれば、映画館で観たいです。来年の日本アカデミー賞では必ず台頭してくると思うので、その時にぜひ映画館で。
ここ数日、会ったことも話したこともない、この世の中のどこかにいるかもしれない「山本賢治」という人間に想いを馳せている。
こんなに何日も引きずる作品はなかなかないので、大スクリーンで観るときは覚悟して観ます。
こんなトラウマを抱えて、残りの強化月間、果たして乗り切れるのだろうか。
【追伸】
山本ヤクザ絶頂期時代。店で乱闘した後、サングラスを直しながらの優しげな台詞「ママ、酒」には軽く眩暈。これはカッコいいにも程がありますね。
素晴らしい
やはり日本が誇るヤクザ映画。
涙なしには観られない。
彼らはこらまでの悪事の報いを受けることになるのだが、終わりがある刑期を過ごして出てきた後、社会的な排除という終わりのない現実の刑期を受けることになる。
だからといって、彼らを保護したり、かばう気にはなれないのだが、彼らの家族と彼らの人生の終わり方には同情しかない。
絶望的な現実世界を生き残るため必死にもがき、苦しむ彼らにさらに追い討ちをかける数々の試練。
老いたヤクザの悲しい生き方。
まだまだ人生これからの元ヤクザの生き方。
現実から逃れるため薬に逃げるヤクザの生き方。
彼らが作り上げたレールを勢いよく走る半グレ。
それを羨むような彼らの姿。だが、強がって素直になれない。
しかし、彼らの誇るべきものは家族への愛。
血縁以上の愛が彼らにはあり、とても忠実で純粋。
そんなもの悲しい姿を描いた今作。
綾野剛さんなくしてこの作品は完成しないでしょう。
あんなに自然に涙を流されると、こちらも涙を流さずにはいられない。
エンディングのmillennium parade最高でした。
映画を観た後にMV観たら良さが倍増しますね。
ぜひ、ぜひ、観ていただきたい作品です。
全501件中、81~100件目を表示