劇場公開日 2021年2月5日

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「演技力で魅せる」哀愁しんでれら コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5演技力で魅せる

2021年2月7日
PCから投稿

サイコパス一家の狂気を描いた、『本当は怖いお伽話』とか『世にも奇妙な物語』とかの変化球。
土屋太鳳が3回断った、という記事になってたようですけど。
難役だったからというより、理解の範疇外なキャラであり、土屋太鳳のキャリアやイメージに傷がつかないか心配なレベルで、事務所や本人が嫌がったんじゃないかなぁ、と推測される内容。

ラストは個人的な感想として、B級ホラー映画としては「アリ」ですが、誰にでも潜む狂気をテーマにした一級サスペンスとして描きたいのなら「ナシ」かな。

狂っているなら狂っているだけの段取り、論理の積み重ねがあって然るべき(または逆に全くなく、すっ飛ぶはず)だが、飛躍が中途半端過ぎて。
脚本的にちゃんと描けていたのは娘の光だけで、夫婦(特に旦那)の狂った部分が足りない。

理論先行で書いた、頭でっかちな脚本の印象が拭えませんでした。

それでも最後まで飽きずに観られたのは、土屋・田中・COCOの演技力や役者としての魅力によるところが大きいかと。

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コージィ日本犬