透明人間のレビュー・感想・評価
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終始緊迫感があって面白かったです。 ツッコミどころは満載ですが、こ...
終始緊迫感があって面白かったです。
ツッコミどころは満載ですが、この手の映画でそれを言っても野暮というもの。
しかし、エイドリアンは何でヒロインにそこまで執着するのかだけは最後まで分かりませんでした。
近未来犯罪とホラーの境界線に足を踏み入れた
『 ザ・マミー 呪われた砂漠の王女 』からスタートした、ユニバーサル・モンスターズを連続リブートし、ユニバース化する企画「ダーク・ユニバース」において、ジョニー・デップ主演で映画化される予定であった「透明人間」の企画は白紙となったが、ユニバース化ではなく、独立した世界観として連続リリースする方向にシフトした第1弾として製作された今作。
同じくリー・ワネル監督によって「狼男」のリブート企画がライアン・ゴズリング主演で進められている他、『透明人間』自体も続編製作も決定しており、更に女性版となる『インビジブル・ウーマン』もエリザベス・バンクス主演で映画化され、更には『トイ・ストーリー4』の監督であるジョシュ・クーリーによってアニメーションとのハイブリッド作品『リトルモンスターズ』といった異色作、その他にもユニバーサル・モンスターズを扱った多数の企画が浮上してきている状態である。
それらの起爆剤となったのが今作であるが、娯楽アクションテイストを強調した『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』と比べて、数段ホラーテイストが増しており、ユニバーサル・モンスターズはエンターテイメント化するよりも、何なら原作よりもホラーテイストを強調したて方が世間にはウケることが証明されたと言ってもいいだろう。
確かに今までにもユニバーサル・モンスターズを再始動させる企画映画として『ヴァン・ヘルシング』や『ウルフマン』が公開されたが、1作で止まってしまっているのは、エンターテイメント性を強調したことが理由なのかもしれない。
ただ、今作がヒットしたからといって、ハイペースで量産することで質を下げることだけは避けてもらいたいところだ。
AI産業や軍事産業において、科学の進歩によって可能性が広がってはいるが、それと同時に、今までSFやファンタジーの世界であったことが現実に起こるかもしれないという恐怖も与えている。
この『透明人間』に関しても、透明になる能力のあるプレデターや2000年の映画『インビジブル』の頃は、おくまでSFとしてとらえることができたが、軍事産業で、風景や物体と同化させることができるステルススーツが現実化されつつある現代において、今作で描かれる恐怖というのは、実は起こりうる可能性のある恐怖を描いているのだ。
「誰かに見られている気がする」「何かがそこにいる気がする」という、感覚的だったりオカルティックな部分も現実の恐怖として襲いかかってくる中で、「映画だから」と言い切れない、今後起こりえる新たなストーカー行為や支配的圧力要素が詰まっていて、近未来犯罪とホラーの境界線に足を踏み入れた作品となっている。
『インシディアス』のリー・ワネルの神経を逆なでするオカルト演出と『パージ』『ゲット・アウト』などのリアルとオカルトの境界線を描いた作品を多く手掛けてきたジェイソン・ブラムのマッチングによって、新たな恐怖体験を作り出すことに成功しているといってもただろう。
十分。
古臭いネタを上手く現代風にしてある。
大作じゃないけれどサスペンス、ホラーとして十分、面白い。
ただ、正直言えば、もうちょっと突き抜けた部分というか、下品さが欲しかったな、とポール・バーホーベン監督の『インヴィジブル』をDVDで観ながら思うのでした(笑)。
予想外に面白かった!
心霊ホラーではないけれど、生きてる人間が一番怖い的なヒューマンホラーを期待して観たらそういう感じでもありませんでしたね。
ホラー分はそんなになく (※ビックリはあります)、サスペンスやスリラーに分類されるのかなと思います。
私は普段あんまり観ないジャンルだからか、とても面白く感じました! 中盤〜終盤の盛り上がりが良かったです。応援上映したいくらい。
主人公のビジュアルに言及するレビューをお見受けしますが、確かにビジュアルだけでいうとあんなに執着されるのは不思議かも。でも演技は素晴らしかったですよ。
そこに!いる!(いないっ!)
カメラがパンする、あるいは固定する。
役者の視線が動く、もしくは観客の視線が動く。
音がする、確かに音がする!
こういった何気ない演出で我々をドキドキさせる。
ん!これ!面白いぞ!
タイトルで答えを知っている我々観客は、そこにいる(かもしれない)ことを知っている。
その共犯関係が作り手と観客に出来上がっていたら、もうホラーとしておもしろさは保証されたようなものだ。
バッドエンドで終えることもできたストーリーをきちんとエンタメにするのもありがたい。
コロナ後久々の新作を映画館で観る体験だった。
映画館はまだ空席だらけだけど、大好きな日常がこういう上質娯楽ホラーで実感できたのは嬉しい。
さぁまた新作観たいよ。
ここ近々で1番“表情”で伝える女優
傑作である。
ちゃんとお金を掛けてしっかり作り込まれたホラーサスペンス。
敵が姿が見えないという事は演技する側は物凄い表情表現力が試される。それを主演のエリザベス・モスは完璧にやり遂げた。口が1mm動いただけで観客に伝えるって何!?
「透明人間」物語も想像外な進行で全く飽きない。激推。
ユニバース崩れか!
戦国時代の戦いか、歴史的な地形の崩落の様なタイトルで始まりましたが、観に行ったきっかけはコレでした。トム・クルーズのマミーでこけちゃったアレですね。
そこから方向転換しつつのコレ。いやぁ、中盤迄は最高でした。星2つ追加したい位に好みでしたし、怖いの苦手な自分にはずっと苦痛な快楽でした。でしたが…。
なんでしょうね。この手の作品の一般人のIQ設定がそもそも合わないのか、主人公にどんどん冷めていく自分がいまして。ホントなら、二度美味しいどころか三度美味しいね!な感じなのでしょうが、最終的には少し笑ってしまってました。
ケビン・ベーコンのでも視直してみようかしらね。
恐怖の本質
見えないもの(認識の外)に対して、人間は本能的に恐怖を感じます。逆に、理解の範疇の出来事には、恐怖は感じません。
透明人間とは、まさに見えないものの究極!古典的ではあるけれど、王道なのです。
人間を透明にする仕掛けも、現代的な説得力のあるものでした。詳細は語りませんが、各国の軍事当局が、こういうモノの開発を目指していると聞いた事があります。
悪は人間関係を分断しようとする。
この映画は、ただ単なる恐怖が描かれているものではなく、そういった普遍的なテーマが底流に流れています。
孤立によって、更に人間の恐怖が掻き立てられる…
主人公の奮闘ぶりには、無知を知へ、孤立を連帯へと転換する様が描かれております。
それは、現代社会のあらゆる闇を打ち砕く方途に繋がる事なのかもしれません。
ラストの展開は意外でもあり、一種の爽快感を伴うものでした。
あまりサスペンス的な映画は好みではないのですが、見に来て良かったです。
スリラーではなく、サスペンスです。
コロナウイルスのせいで アニメと古い映画の再上映ばかりで見るものがなく、仕方なく見た映画でした。
「透明人間」と言う同題の映画のストーリーとは全く違い、予想を裏切る面白い映画でした。
音響による 効果が大きい映画なので 映画館で見る事をお勧めします。
ヒロインの容姿を見て、透明人間は陽動作戦だと思ったのだが?!
あまりに展開が題名通りに出来すぎているので、ハリウッド映画にありがちな、ヒロインはサイコパスで凄いやつだと想像していたのだが、しかし。
なかなかの演出でした、最後以外は。
透明人間の仕掛けが判明したら、監視カメラのアリバイは通用しないのでは。
とにかく、ヒロインが気持ち悪くて、それが一番怖かった、悪夢見そうです。
サスペンスというよりホラーのような感じでした。
無駄が無駄じゃない
一にも二にも謎のカメラワーク。
このカメラワークいる?っといった“気持ち悪い”カットが何個もある。一例として1番印象に残ったのは主人公が朝ごはんを作り、火をつけたままその家の娘を起こしに行くとき。起こしに行く主人公を写すわけでもなく遠くからキッチンを映すのみ。
この気持ち悪さがあそこにもうすでに透明人間が“いるのかもしれないしいないのかもしれない”という怖さを掻き立てる。
ホラーとしてとても怖く緩急がすごくてItやチャッキーよりも純粋に怖かった。
そして、最後に事件の真相が全て明らかになるわけではないので見た人たちが色々と考察できる。
友人や家族、カップルで見て観終わった後に色々と考察し合うのもいいかもしれません。
陽キャの陰湿嫌がらせMAXバージョン
ビックリ演出がところどころにあるので
苦手な方はご注意下さい
ネタバレ防止のために深くは書きませんが、自分の周囲に誰かいるのではと
ついつい気になってしまうような作品
ここに透明人間がいるのでは?
と疑いながら鑑賞すると楽しいかもしれません
面白かった
もう透明になるってことの理屈はほぼどうでもよく、その段取りをすっ飛ばしてるのに驚いた。そしてそんな大それた発明品を持ちながら固執するのは、、、途中どうしてこの女なんだと思わないこともないが、逆にリアリティあるような気もしてくる。
そのくらいドラえもんの透明マントを使った犯罪、みたいな話なんだけど、幽霊か透明人間かわからない出方はよかった。
しかしアメリカ映画はローバジェットでもいろいろアイデアを紡いでくるな、と感心。
そんな怖くないけど面白かった
従来の透明人間の概念を壊した作品。
ソシオパスが本気になればこんなことできてしまうんかーい!
という、一見サイコホラーにも思えた作品だけど、
きちんと伏線を回収するし、辻褄もあうように作られている。
脚本が余計な贅肉をいっさい排除したようにできていて、
深く理由や動機を掘り下げたい人は、悶々とするかもしれないw
しかし日本と海外の「美人」の固定観念が違うので、
肌は汚いしほうれい線もゴルゴラインも「まんま」のエリザベス・モスの容姿に、
冒頭ちょっと苦笑してしまったw
さあ、怖がれ!感の音響や演出も控えめ、sawの監督なので、ちょっと緊張していたんだけどねw
アナタ、力持ちネ
劇中の登場人物が主人公の女性を疑う流れから最後には視聴者が主人公を疑う流れに持っていくのはお見事でした。
なんでそうなるのっていう場面も多いけど、まぁ気にしない事をオススメします。
自分ならあんな剣幕で透明で見えないって言われたら信じると思うけどなー、、なんて透明人間の映画に言ってはいけません。
途中、アベンジャーズ入り期待できるで!とか思ったけど吹っ飛ばされて終わりですな。
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