大怪獣のあとしまつのレビュー・感想・評価
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単体だと「クソ映画」。作品外も含めると興味深い一作
鑑賞してから数日間、いろいろと考えさせられた。現実の政治的なグダグダを皮肉りつつも、作品自体が絶妙に面白くない。
色々な要素を詰め込みすぎてスベりまくっている様相は、まさに劇中の政府そのものという二重の皮肉。
東宝と松竹、その他多くの関係者から「シン・ゴジラを超えるシリアスギャグコメディを作れ」と言われ、製作陣が板バサミにあう様を、作品内の「特務隊」に重ねたのかも知れない。
劇中では「デウス・エクス・マキナ(いわばご都合主義)」が解決してくれたが、現実ではそうはいかず、世間からバッシングされる「クソ映画」が出来上がってしまった。
「多くの権力者が関わるとロクなことにならない」という風刺を、劇中と作品で二重に世間に投じている。
また、酷評の嵐により逆に話題性が生まれるという点でも、作品を他者の評価で選ぶという、現代人の性質が現れており興味深い。
裁断されたバンクシーの作品が如く、この映画自体と世間の評価が「大怪獣のあとしまつ」という作品を形成しており、後世に語り継がれる映画だろうと言える。
公開初日に観に行かなくてよかった。
2022 128本目
映画館で観たら爆睡レベル 確かに怪獣のその後は?とテーマはいいが 笑いをとる部分も失笑してしまった。 かなりつまらないと覚悟して観たのでそこまで つまらなくはなかったかな。 なぜ山田が出演したのかが謎
延々と繰り返される下品でくだらないギャグに、あなたは耐えられるか!
おおよその内容もオチも聞いてて、どれくらいヒドイ作品なのかが興味があってレンタル解禁を待ち「敢えて」鑑賞しました。 全く期待しないで観てみると、意外に面白いです。 ただし、延々と繰り返される下品で汚くてくだらないギャグ(笑えない)は不快極まりないです。ウ〇コだの〇ロだの、何度も聞かされて喜ぶのは幼稚園生くらいなもの。挙句の果ての「キノコ」(これも何度もしつこい)にはもう絶句です。 家族で観ても、カップルで観ても気まずくなること請け合いです。 どこまで腹を立てずに耐えられるか、を試されているんじゃないか・・なんて深読みしたくなります。 とにかく勿体ないです。マトモに作ったら絶対面白かったはず。 かの東映と松竹が共同して製作し、こんなにもヒドイ作品にGOサインを出したとなると、やはり東宝は凄いな・・なんて、企業に対する信頼も揺らいでしまいます。
親戚の子供たちに《ばかうけ》
小5の男の子と、小4の女の子が遊びにました。
雨の日で暇してたのでみんな観たのですが、メチャメチャ・ウケてました。
だいたいに子供は《うんこネタ》大好き!!
お姫様キャラの土屋太鳳ちゃんに王子様は山田涼介君!!
2人のキスシーンに、あんぐり!!(男の子、目が点でした!!)
太鳳ちゃんと濱田岳のキスシーンにキャァーッ、ヤメテ!!(女の子)
と盛り上がりました。観ることに
軍隊とか見るの初めてなので、特務隊と国防軍のユニフォームとか戦車とか珍しい。
それに俳優のリアクションがオーバーでセリフまわしも大げさで笑える!
大体に戦争中の日本ってのが、最近はなんかリアルでしょ!!
総理大臣の西田敏行、
環境大臣のふせえり、
六角精児、
極め付けは、オダギリジョー!!
見ただけで可笑しいのだ。
内容は戦隊アクション。
怪獣の死後処理に目を付けたのは、お目が高い!!
怪獣の死体の後片付けに目を付けた人は、今まで誰一人として居ないのだから・・・。
ラストもお子様向けにせず、真っ向から立ち向かっていたら、
大人も喜んだと思う。
ちょっと思ったのだけれど、
大怪獣の全長380メートル→東京ドームの1・5倍.
大怪獣の全高155メートル→通天閣の1・5倍!!
そんなもんダイナマイトで吹っ飛ばせば、イチコロ・・・と、思う!!
ちょっと心配のし過ぎだと思いました。
過去鑑賞
比較するなら「ギララの逆襲」。冒頭でご都合主義とわかったので、自分は楽しめた。
舞台挨拶中継つきの回で見に行ったが、見終わった後に特に不快感はなかった。
が、帰宅後以降に見たレビューでは散々にこき下ろされている。そんなに青筋立てて批判しなければならないような映画なのか? そうは思えないので、自分の感想を書く。(書いた結果、いろいろ残念なところも目につくが、少なくとも「見に行って損をした」とは思っていない)
まず、何を期待して行ったか。三木聡監督についての事前知識はなかったので、まあ「特撮映画」の一環としてである。しかも、毛色が違うというので、アクションとかそういうのには期待していない。ただ、後始末についてなんかいろいろもめるんだろうな、というところの期待である。
冒頭、やや肩透かし感のある緊急速報。そしてヒロインと主役の登場。ここまではふつうに見ていた。
転機は、二つ目のシーンである。西田敏行と濱田岳のやりとりの中で「デウス・エクス・マキナ」がキーワードとして浮上した瞬間、自分はこの映画を「B級」として見る心構えができた。「機械仕掛けの神」すなわち「ご都合主義に終わらせる」という言葉をあえて冒頭に出してきた意味。当然、この映画はそうなんだと、そして真面目なフリして演じているのもすべてご都合主義に結びつけるんだという堂々たる予告である。
この映画のすべての伏線は、壮大なデウス・エクス・マキナを持ち出すための下準備であった。となれば、最終シーンのデウス・エクス・マキナがそれまでのシーンからかけ離れたご都合主義的であればあるほどこの映画は成功といえるのであり、意味が通じてしまえばまったく意味がなくなるわけである。
その意味では、散々な不評を呼んだこと自体がデウス・エクス・マキナとしてのあとしまつには大成功といえるのではないだろうか。数々の肩透かしはすべてデウス・エクス・マキナによるモヤモヤ感を体感させるという意味で、デウス・エクス・マキナ映画の典型例としてよいかもしれない。もし本作を酷評するなら「デウス・エクス・マキナ」になっていない、という観点で批判するべきである。
にもかかわらず、事後のインタビューで、中居Pが「伝えたかった三角関係の部分が伝わっておらず」と言い、須藤Pが「「神風が吹かないと解決しない」という、ごく単純な政治風刺なのですが、これがほとんど通じておらず」と発言したのは最悪である。そもそも、二人のプロデューサーの分析が「三角関係」なのか「神風」なのかもブレているし、それが「伝わっていない」という言葉で観客のせいにするのは許されることではない。
せめて「伝えきれなかったのは、我々の力不足だった」という言い方にすべきだった。
それにしても、なんで三角関係を盛り込もうとするかな、盛り込むにしてもなぜすでに結婚させてしまったかな(不倫への嫌悪感は近年非常に強いのに)、とは思う。
役者はみな実力派である。制作陣が狙った「三角関係」の主役たち、山田涼介も、土屋太鳳も、そして怪しい役をさせたら超一流の濱田岳も当然、全力の演技であったと思う。土屋太鳳はシリアスとコメディーの両方をつなぐ役割でもあったが、その間に立って全力を尽くしたと思う。それにしても、濱田岳はドラマ「ガールガンレディー」でもそうだったが、怪しい役が本当に上手い。その濱田岳を完全な悪役でもなく、中途半端な役柄にしたのはシナリオの不備だ。
コメディーパートは、シモネタに頼ったもののスベった印象だ。政治風刺にしても、もっとからかう方法はあったと思う。ここは減点。(シモネタだったとしても、それがウケるレベルまで昇華されれば別に悪いとは言わない。が、今回は失敗)
オダギリジョーも無駄にかっこいい。この「無駄に」のところはデウス・エクス・マキナに持っていくために重要な要素である。ダム爆破の準備シーンもそういう意味ではよかった。
特撮シーンについては煮え切らなかった。少なくともダム爆破のシーンはしっかりと見たかった。
また、あとしまつの方法については、もう少し専門的な観点からの分析があれば、それを楽しむこともできただろう。法律、環境、化学、生物学、物理学、SDGsなど、ここは凝りに凝った上で、政治家たちがそれを理解できずに利権で動いたりすれば、かなり納得度の高いストーリーとなったただろう。
さて、以上の観点でいうと、見終わった直後に思い出したのは、シン・ゴジラでもなく、(見ていない)デビルマンでもなく、『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』であった。B級の、特撮怪獣映画で、政治風刺も挟みつつ、コメディータッチということで、まさに「大怪獣のあとしまつ」は「ギララの逆襲」の系譜における正統な後継者なのである。
ただ、自分の中ではギララの逆襲よりあとしまつの方が評価は低い。たとえばギララの逆襲では首相ほかの政治家をザ・ニュースペーパーが演じていた。つまり、見るからに政治風刺のお笑いだという人選である。西田敏行はコメディーもいけるが、名優でもある。つまり、「バカ映画なんだから気楽に見てよ」というメッセージが薄れてしまったといえる。
タケ魔神召喚のためのネチコマ踊りを真面目に踊る加藤夏希は偉かった。一方、土屋太鳳はしっかりとした演技すぎて、彼女がコミカルな動きをすることはなかった(さいごまで格好良かった)。
ギララの逆襲の「北の大将軍」はわかりやすかったし、G8すべてをバカにした上でのことだったので成立していたが、あとしまつの「隣国」はわかりにくく、単にその隣国をバカにしたような場面だけで終わってしまった。
そういう意味で、ギララの逆襲が楽しめる人ならそれなりに楽しめる映画だが、惜しいところが多々あった、という印象である。そして、自分はその惜しいところも含めてB級だなーと思いながら楽しんでいた。
おまえ、それはないだろう
「予想以上に伝わりませんでした」 とプロデューサーがインタビューに答えていた。 どうやら後始末などどうでもよく、グダグダして(それこそ神風でも吹かないと)なんの解決も出来ない昨今の日本の政治家連中を皮肉りたかっただけらしい。 「監督がコメディ専門の監督だから察して」 「シャレだよ、シャレ」 (だからわざとひらがなで「あとしまつ」だそう) 「(ヒッチコックのセリフを引用して)たかが映画」 とも。 さんざん言い訳ぶちこんだあげく、評価が低いことを観てる側に理解が足りないみたいな言い方しやがって。 そういう意味では変に期待させる予告編もあまり良くなかった。 こんな連中の撮る映画は見たくない。 あまりに残念だったので、「怪獣8号」をまとめ買いしてイッキ見した。(1億倍面白い)
これは酷い
なにこれ?って感じ要所要所ギャグを入れてるシリアス?映画、ギャグはクソ寒いし謎ポイント多すぎ、謎ポイントとして、キノコについてなんもなし、主人公の行動なぜ最後謎のパイルバンカー?最初から光って処理すればいいじゃん、処理できる力あったのにブルースさん死んでたらどうすんの?そこら辺の謎の力出し渋りミサイル打ち込む元カノの結婚相手の涙とかも意味不、てか堤防作戦の時穴空いてガス抜けた?のにまた塞がったってこと?主人公あんな穴開けてガス放出してるのに圧も上がり続けてるし、残念すぎる
上陸した怪獣が突然光に包まれ死んでしまう。 この死体をいったいどう...
上陸した怪獣が突然光に包まれ死んでしまう。 この死体をいったいどう処理したらいいのか? 思惑の交錯、昔の因縁、重なる縁。いったい結末は?…。 コミカルな部分とシリアスな部分が融合した映画。のはずがコミカル班の役者たちが上手すぎて主役が喰われてしまった。コミカル班とシリアス班の降り幅が大きすぎ結果融合できずに分離したまま終わった。これは山田涼介・土屋太鳳が可哀想。同じキャストで映画2つ作った方が面白いと思う。三木監督の作品は『音量を上げろタコ!~~』は見たけどシュールさとくだらなさの間の面白さを見いだすというか、シリアスさの中のシュールさを表現するというか…。 面白い映画は説明も感想も案外短いけど、これだけウダウダと言い訳がましくウンチクすると言うことは…察してください m(._.)m。 面白かったですよ
この気持ちのあとしまつをしてほしい
コンセプトが気になったので、観に行ってみたら
人生で一番無駄なお金と時間の使い方をしてしまった。
小学生が脚本したのかってくらいの下ネタ満載だし、環境大臣がパンツ丸出しで突き刺さるとことかキノコとかドン引きしたし。人間関係も無駄な描写が多すぎ。
お金もったいないから、周りの人みたいに爆睡はしなかったけど、途中から出演したキャストさんがかわいそうだなと思いながらみてた。
海外メディアから日本映画ボロクソいわれるのがわかる限りなくウン●に近いゲ●映画だった。
巷で言われてるほどではない
宣伝が、キャストの豪華さや「シン・ゴジラ」のような怪獣映画のような超大作ですよ!って感じだから酷評されてると感じました。 B級映画なんですよ。そんな大作期待してみちゃダメです。 ナンセンスギャグが至る所に散りばめられていたり、不倫ラブストーリー要素があったり、社会風刺のブラックコメディが入ってたりと「一体これのターゲットは誰なんだ…?誰に何を伝えたいんだ…?どういうモチベーションで見れば…?」と思ってるうちにラストシーン。 最後のシーンを観てようやく「ああ、最後の部分の伏線を隠したいから、ギャグとかいろいろ入れてたのか」と納得はできました。 最後のオチに繋げたい、裏で動いてたテーマはお話として好きなので★2ですが ナンセンスギャグやブラックコメディ要素が面白くなかったので点数低くしました。 あくまで、言われてるほど悪い映画じゃなかったです。
低俗なコメディ
タイトルは悪い意味だけで言ってるわけではないです。 それはそれで面白さもあるので。 登場人物の行動に信念がないので共感や感動の類はまったく生まれないし、ギャグもうすら寒いものばかりだし、ちょいちょい聞き取れない謎の会話があるし、タイトルだけ見て期待したものとは大きく違った。 ただ、ここの感想を見て期待値を下げに下げて観に行ったので、そこまで悪いとも思わなかった。 三谷幸喜あたりがシンゴジラを作ったらこんな感じなんやろな、と思った。 観終わって、振り返って感じるのは今までの映画・映像が積み上げてきた"特撮""怪獣"といった価値へのフリーライド感。 私は特撮を特別好きなわけでも詳しいわけでもないが、特撮作品へのリスペクトが感じられなかった。 「まあコメディ映画だからね」という軽いノリでパロディを仕込んでいる印象を受けた。 制作側が好きなものだけをたくさん詰め込んだんだろうなぁ。 今後この映画が地上波で流れないことを祈る。
予告に問題ありw
ウルトラマンて宇宙に怪獣持っていくし、戦隊モノは爆発しちゃうし、どうして死骸が残ったんだろう?という疑問を解くために鑑賞。
光に包まれてという件から、なんとなく山田くんの正体は想像がつき、ん?これ時効警察のノリ!なんだコメディじゃん!てなりましたが、それはそれで楽しかったです。
私的には、ですよね〜の納得のラストでした
誰が掃除するかって・・・もちろん決まってるでしょ!
「散らかしたら掃除する。」そういう事だったんですね~。(笑)
それにしても政府は情けないですね~(涙) もう笑うしかないです。
酷評映画だったので迷ったのですが観て正解でした。
酷評の皆さんは何を期待されてたんでしょうかね~・・・
冒頭の「謎の光で大怪獣が突然死」ってあたりで、「まさかこれは使わないでしょう」って思ったのですが、話が進むにつれて「えっ!えっ!使っちゃうの?」って見え見え。
最後はやっぱし使っちゃった~」って感じですが、イヤな感は全くなく微笑ましく鑑賞しました。
ドタバタやってるけど人ってやっぱ無力なんだな~・・・・
素直に感謝です。 有難うございました。次回も宜しくです。なーんてネ(^^v
オチは好き
山田くんが出てるから見に行った。
特撮の予備知識も監督の手法もわかりません。
ジョークが面白くない。
し、怪獣処理の作戦をセリフだけでなく、
図を入れて説明してくれないと、
面白くないジョークと相まって話が分かりにくい。
自分が医療系ということもあり、
怪獣に近づく時は防護服なしで、ラボでは防護服を着用している事が非常に謎だなぁと感じた。けど、山田くんの顔がいいのでおーるおっけー
途中でこれはオチはもしや…と思ったら、
本当にそのオチで、結局それなんかーい!
って感じが面白かった。
が、それまでのジョークのつまらなさや、
話がダレている感じが辛い。
まさに、「何が何だか」って場面が多い。
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