大怪獣のあとしまつのレビュー・感想・評価
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下北沢あたりの小劇場でお馴染みの劇団のお芝居として観たら楽しく笑えたのかも知れない。
さて、駆除した怪獣の死体処理にまつわるコメディというとそれなりのリアリティの元に描かれる政治的なドタバタ劇と想像される訳ですがどうやらちょっと違う。特務隊とか国防軍とか現実からずらした架空の名称になっているのは怪獣映画ではよくあることだが、この映画におけるリアリティのレベルが見えてくるのにかなりの時間を要する。どこに連れて行かれるのか分からないミステリートレイン状態で映画は進むがそれがどうにも乗り心地がよくない。
どうやらこの作品は怪獣の死体をめぐるシチュエーションコメディであり、それ以上のことは特に求めていないように思われる。腐敗ガスの拡散や予定通りに進まないダム爆破など危機的状況が何度か登場するが、それは笑いを生み出すシチュエーションを作り出すためのものであって、実は具体的に何がどうなっているのかはあまりよく分からない。
ミステリートレインは展開のポイントで必ず外す方向に進み、おそらく目的地というものは存在しない。そういう意味では納得のラストである。そしてそこから生み出される笑いであるが、今笑えることやってますよ面白いでしょ!というサインありありの演出であり好みがとても分かれるだろうが私は興醒めに感じた。で、小劇場演劇的あるいはテレビのバラエティ番組的なシナリオと演出をカバーしようとしてか撮影と編集が過剰に頑張っており、内容との乖離がこの上ない。手持ちカメラでガンガン振り回して短いカット尺で重ねるとか意図が見えすぎて興醒めですね。やめてくれーという気分になりました。
松竹がよくやるような大物俳優主演のコメディと銘打ってくれればなるほどとなったのかも知れないけど、宣伝の方向性はそうではなかった。それも意図的なものでしょう。
研究対象としてはとても面白い、有意義な作品でした。こんなに長文を書いてしまいましたしね。
え!面白い!!
悪い評価を見て少々不安ながらも鑑賞
私は怪獣映画に特に思い入れの無い人間です
この映画はエンタメ映画としてとても面白かったです
ギャグが寒い等書かれていたので、某監督のハズレ作品のドン引きのギャグ並かと覚悟して見ていたら、あれ「フフフ、フフフ」と心の中で笑っている自分がいました
下ネタも一人で鑑賞していたので何のその!
さすがの岩松了さんや六角精児さん、そして、ふせえりさんの某お方を彷彿させるあの勢いにめっちゃウケました
結末もそうせざるを得ない何か理由があるのかなと想像が捗り、次回作で解明されるのかな??と楽しみです
怪獣も物凄いデカさが伝わってきましたし、大迫力でした
山田涼介さんや土屋太鳳さんも上手に演じていました
2人共横顔も綺麗だなあと見惚れる場面も
その2人のやり取りでウルウルしてしまう場面もあり、実際に観てみて良かったな~と感じました
あれ?全然面白いじゃん!
そんなに酷かったですか…?
金を払って2時間拘束されて不快感を抱きたい方にオススメ
ネタでも観に行くのはオススメしない。今は他に観るべき傑作映画が数多く公開されている映画観るには最高の時期ですので、こんな映画に金を払って2時間苦しい思いをすることは無い。同じ金額を払うのなら、絶対に他の映画を観るべきですよ。
以下、レビューに入ります。
本作の公開初日、「令和のデビルマン」という言葉がTwitterのトレンドワードになりました。
実写版『デビルマン』といえば「伝説の糞映画」と称されるほどの作品で、映画ファンで知らない人はいないレベルで有名な作品です。そんな『デビルマン』と比較されるほど、本作は実際に鑑賞した方々からの反応は芳しくありませんでした。
しかし、『デビルマン』も本作も、どちらも鑑賞した私は言いたい。
「『大怪獣のあとしまつ』は『デビルマン』よりはマシ」であると。
しかし、同時にこうも言いたい。
「『デビルマン』も『大怪獣のあとしまつ』も観ないに越したことはないけど、やむを得ずどちらか観なければならないなら迷わず『デビルマン』を観た方がいい」と。
本作には激烈に酷いシーンとか話題にしたくなるシーンがあまり無いので、観終わった後に観た人同士で語り合いにくい映画です。一方で『デビルマン』の方は笑っちゃうほど酷いシーンがいくつもあるので、話題に事欠きません。そういう意味では本作は『デビルマン』以上に観る価値の無い映画ということになります。
本当に、毒にも薬にもならない映画でした。オススメはしませんが、今ならネットで話題になっているので鑑賞してネットの祭りに乗っかることもできるので多少観る価値もあります。ただ、多分一カ月もすればこの盛り上がりも収まるでしょうから、今観ないならもう観る必要はないですよ。
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ある日突然出現し、人類を恐怖に陥れた巨大怪獣。通常兵器が全く効かず、人類に成すすべなしかと思われた矢先、突如現れた謎の光によって巨大怪獣は死亡する。大怪獣の死亡に安堵した人類だが、今度は「怪獣の死体をどうするか」という問題を抱えることになる。死体処理の責任はあちこちたらい回しにされた挙句、内閣総理大臣直轄の特殊部隊「特務隊」に所属する帯刀アラタ(山田涼介)に白羽の矢が立てられた。
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ギャグは一つも面白くないし、品性を疑うような下ネタがあるし、デリケートな国際問題を無作法にイジるような描写があるし、過去の特撮のオマージュがあるのに特撮への愛や過去の作品群への配慮も感じられない。何より今でも爪痕の残る東日本大震災や福島第一原発事故や、現在進行形で世界中で被害が広がるコロナウイルス感染症を想起させるような描写が小ネタのように出てくるところとか、笑えないどころか心底不愉快になります。
劇中に頻繁に『シン・ゴジラ』を想起させるようなシーンが出てきたり、ラストシーンではまんま『ウルトラマン』のシーンが出てきたりするなど、過去の特撮映画の(若干皮肉っぽい)オマージュが随所に観られます。それらの作品のファンほど不快になるような描かれ方になっているので、「特撮ファンからの酷評が激烈」という、レビューの風潮には納得感があります。
「怪獣の死体処理を描いた斬新な作品」と、予告映像などでは自画自賛していますが、柳田理科雄氏の著作『空想科学読本2』、ギレルモ・デル・トロ監督の映画『パシフィック・リム』、少年ジャンプ+で連載中の人気漫画『怪獣8号』など、怪獣の死体処理の描写がある作品は数多くありますので、「死体処理を描いた作品だから斬新」というのはちょっと違うような気がします。「死体処理で映画一本作る」ってのは初かもしれませんが。
予告編を観て期待を抱いて鑑賞した場合は、多分期待を裏切られると思います。「怪獣の死体処理はどうするのか」をリアルに追及する怪獣死体処理大喜利が観られるかと思いきや、下品な下ネタと薄っぺらいラブロマンスと不快な政治ネタが続きます。
三木聡監督のファンの方が「ナンセンスギャグを連発するのが三木監督の持ち味だが、本作はギャグの手数が少なくて面白さが減衰している」と語っていました。私もそんな気がします。三木監督の『時効警察』は何度か観たことがあって、結構面白かった印象があります。『時効警察』は細かなところにもネタが仕込まれていたり、矢継ぎ早にネタが繰り広げられるなどの特徴がありましたが、本作『大怪獣のあとしまつ』はそういうギャグの絶対数があまりに少ない印象です。だから、正直笑えない。
そもそも三木監督の面白さと、観客が求めている面白さが違うのも問題だと思います。これは三木監督ではなく予告編を作った人が悪いんですけど。
予告編だと大怪獣の死体を巡る特撮のように観えますが、実際は完全に三木監督の「いつもの」ナンセンスギャグ映画です。特撮を求めて見に来た人が「思ってたのと違う」と幻滅するのが目に見えています。
「監督が三木監督なんだから、ギャグ映画になるのは目に見えていただろ」と擁護する方も見受けられましたが、監督の名前を確認して映画を鑑賞する人は多分少数派でしょうし、ましてや三木監督の過去作や作風を知った上で鑑賞する人なんて更に少ないですよ。年間100本以上映画を観る私ですら、三木監督の映画を観たことはありません。「三木監督だからギャグなのは目に見えていただろ」という擁護は、多くの観客には「知ったこっちゃない」ことです。
あと、細かなディティールも気になりました。
大怪獣の死体を撮影した環境大臣が会議室でその写真をモニターに映すシーン、「うわー!大きい!」と同席の大臣たちが驚く描写がされますが、その際の写真が怪獣の大きさが全く伝わらない画角から撮影されいてるんです。そもそも我々映画を観ている観客は、怪獣の大きさを前のシーンで散々見せられているので、大怪獣の大きさを既に知っているんですよね。そんな中で「うわー!大きい!」というわざとらしい演技見せられても困ります。笑えもしません。あのシーンは、それまで大怪獣の映像を伏せておいてバーンと大怪獣の大きさがわかる写真が表示されることで、大臣たちと同じく我々観客も驚けるようにした方が絶対に良かったです。
細かなところに突っ込むと、毎秒ツッコミいれることになりますので、とりあえずこの辺で。
多くの大人が参加する、東映と松竹の初の合作がこんな体たらくになってしまったのは非常に残念でなりません。いや、多くの人が参加した映画だからこそ、色んな人の思惑がぶつかり合って対消滅して、こんな虚無のような映画が出来上がってしまったんだと思います。
私も期待していたんですが、残念でむなしいです。以上です。
山田涼介の佇まい
すごいです。
酷評の敗因は予告編にあり。
特撮闇鍋映画
ギャグならギャグといいなさいな
デビルマン程ではないですよ。最初の方はそれなりに見れる
だけど見た人達は何せ一応シン・ゴジラ系のSFだと思ってますからね。
しかし擦られ続けてる民主党批判をなんで金払って観なきゃならんの
不倫満載、小学生レベルギャグでクスリとも出来なくて映画館が氷河期みたい
早く終われと念じつつ、最後は主人公がウルトラマンへ変身して宇宙に運んでくれておわり。
怪獣も主人公が倒したんでしょうね。
デウス・エクス・マキナ、機械仕掛けの神様解決すると最初から予見されてるし
ストーリー紡げないなら
だったら10分で終われよと思いましたよまじで。
ギャグの質は悪いが人によっては笑えるだろうからもう少し点数は上がると思うが、この点数は良質のSFをある程度信じた被害者を増やさないため。
非常に悪質プロモーションですね、出演者もある意味付き合わされて可哀想。
怪獣≪≪≪≪≪コント
笑えるところは笑える
割と民主党政権が嫌いだった人には一定のウケがありそう。
少し例の事故を想起させるものの、基本設定がおバカ映画だからジョークの範疇か。社会風刺的な要素もあった。
人間関係は良くわからず。
途中、なかだるみして15分くらい寝てしまったが、起きたらキノコのシーンで笑ってしまった。
個人的に新解釈三國志が嫌いだった自分でもまずまず笑える作品でした。
バカバカしい映画を観たくて
多分くだらなそう。そんな期待をしながら観た映画。
観る前に、まさかこんなオチとか?なんて思っていた通りになってそこが一番ガッカリ。
そこは期待を裏切られた方が面白かったかも。
道中、ほんとにそうなるんじゃないかと言う不安の中、本当にそうなってしまって、つまんねぇ、、って感じ。
だったら、最初からそうしたら?って話で。
伏線も色々回収できてない感。
テーマはくだらなくて面白そうだったけど、大臣の下ネタとか、いらんキスシーンが多くて、ちょっと偏り過ぎかなと。
くだらなさは嫌いじゃないけど、そこまで面白くも無いし、もう少し違った、予想を裏切るような結末を観たかった。
面白かったですけど。なにか?
結末には確かに騙された感があったけど、面白かったです。
ただ、どうせならもっとシリアスな大物俳優揃えて大真面目に徹底的に悪ふざけと社会風刺してほしかった。(ドント・ルック・アップみたいに)
キノコ笑っちゃった。
三木監督の作品初めて見たけど、私は合うのかもしれない。
このタイトル、キャスト、あの特報・予告編からみんな何を想像したんだろう。東映と松竹の合作というので、ワーナー・ブラザースと20世紀FOXが組んだ「タワーリング・インフェルノ」みたいな一大スペクタルでも期待したんだろうか(例えが古くてごめんなさい)
日本ではおふざけは許されないんだな。まぁ揶揄された方はおもしろくないだろうってのは分かるけど。
日本ではドント・ルック・アップみたいな作品は作れないな。
土屋太鳳、よかったけど。ケチつけてる人はもうなんでも嫌なんだろうな。シン・ゴジラの時も石原さとみの英語にケチつけて墓穴掘ってた人たちいたな。
このレビューの数は怖すぎる。
逆に★五つばっかりのレビューに騙されて、がっかりするよりはましだけど。
ここから先は無視してください。
私はホラー、スプラッターが苦手だから好んで観ないし、仮に観て合わなかったとしても0点はつけないな。
文楽や能狂言の素養のない人がわかんないからといって0点つけたり、登場人物が突然歌い出すのが苦手な人が
ウェストサイド・ストーリー観て0点つけたりしないでしょ。歌舞伎観るつもりで間違って難波グランド花月へ行ってこれ思ってたのと違うって言ったらダメでしょ。
ちょっと例えが適してるかどうかわかんなくなっちゃったけど、ごめんなさい。
まぁ、今作のレビューで、流される人とそうでない人とがはっきりしましたから良かったです。
怪獣って可燃?不燃?w
怪獣が実在したとして、その怪獣が亡くなった後その死骸はどう処理するのか。
そんなお話。
なかなか斬新なところに目をつけた作品だなと発表当時から気になっていた作品でありました。
しかし、公開されてからの酷評の嵐😅
令和のデビルマンとまで言われ、どんなにひどい作品なのか(デビルマンには失礼ですがw)と逆に気になっていました。
結果・・・
いや、これはかなり面白いではないですか‼️
なぜこれほどまでに叩かれているのかよく分かりません。
確かに「シン・ゴジラ」のような作品を期待していくと肩透かしを食らうかもしれません。
あとしまつというタイトルから、「怪獣8号」のような処理を期待していってもまた違うかと思います。
リアルでシリアス路線を期待していくと、これまた裏切られます。
こういったところの温度差が大きく影響しているのでしょうね。
主演メンバーのシリアス路線に対して政府関係者の緩さ。
緊張感はありません。
かなりふざけていますが、個人的には許容範囲でした。というか、このギャップも面白かったですし、結構ツボに入るシーンも多々w
ラストについても賛否両論はあるかと思いますが、怪獣が登場する作品に何をどこまで期待しているかで大分変わってくるような気がします。
個人的には、そこもひっくるめてそうきたかぁとニヤニヤしてしまいました😄
とりあえず、個人的には良作でした。
あの怪獣のソフビが出たら買いたいですね😁
マタンゴ
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