劇場公開日 2022年2月4日

「「ウンコなんですか?ゲロなんですか?」「限りなくウンコに近いゲロ」」大怪獣のあとしまつ 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「ウンコなんですか?ゲロなんですか?」「限りなくウンコに近いゲロ」

2022年2月15日
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鑑賞方法:映画館

いたく前評判の悪い映画。たぶん、酷評をする人たちはこの映画になにか神聖なものを期待したのでしょう。でも、考えてみれば、「時効警察」の監督が、オダギリジョーや岩松了やふせえりを起用してまじめな映画を作るわけがない、という読みさえあれば内容は察しがついたのではないかと思う。おまけに、浜ちゃんとスーさんが政府トップのコンビを組んでるなんてコントでしかない。いや、こっちもコントを期待しちゃうし、見事にそれに応えてくれている。染谷夫婦もおふざけにどっぷりと便乗しているし、いい役者を気持ちいいくらいに使い捨てしてくれているし。ここで山田涼介だけがクソ真面目に演じるからこそ、また強烈に楽しめる。
で、ラスト。そうそう、消えた2年間の謎が、そういうことだったのか。雨音(濱田岳)の態度のわけも、それに気づいていたからか。バカバカしくて、それでいてちゃんとオチを用意していて、じゅうぶん面白かった。

栗太郎
栗太郎さんのコメント
2022年2月15日

でもないと思いますが、だと言うのなら、そうなんでしょう。伏せました。

栗太郎
町谷東光さんのコメント
2022年2月15日

「銀杏」をここに書いてしまうと、ネタばれすれすれのような気もします。ま、ネタバレ云々いう必要なく、全体を笑えばよい映画ですが。

町谷東光