劇場公開日 2020年10月9日

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「子を想う気持ち。親を想う気持ち。」望み 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0子を想う気持ち。親を想う気持ち。

2021年4月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

難しい

ある程度裕福な家庭にて、サッカー部で挫折した長男がある友人殺人事件に巻き込まれ行方不明。
帰って来ない長男は加害者?それとも?の話。

子供がいる家族持ちの親なら、誰もが考えるだろう。「将来ウチの子は良い人生を歩んでくれるのだろうか?」。この世の中、不安要素は沢山ある。

そんな不安要素に事件のミステリー要素を加えて、淡々と子供の安否を考えさせられる映画になっていた。

展開的に比重(長男の安否を心配する家族か?それとも事件の真相か?)が難しくなる所だが、そこも上手く調整して物語は進んでいく。
まぁ、我が強い老人は1人いるが、、、。

タイトルの「望み」に2つの意味があるのにも興味深かった。
友人を殺した加害者であって欲しくない。
どんな結果になろうとも生きて帰って来て欲しい。

最後にある人物の一言が、、、心揺らぐ。
「心の優しいお子さん程、両親に迷惑を掛けまいとする。しっかりとしたお子さん程、自分だけで解決しようとする」。
胸にグッと刺さる悲しいドラマです。😭

巫女雷男
レモンブルーさんのコメント
2021年4月25日

巫女雪男さん 共感をありがとうございますm(__)m!
この映画は 親としての在り方を考えさせられました。「しっかりした子程 親に心配掛けない」ような子に育てるのが正解なのか…はたまた、親に何かしら心配掛けながら、何とか生きてく子に育てる方が良いのか?難しい所です…。

レモンブルー