劇場公開日 2021年6月25日

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「かいちゅーでんとぉー」ピーターラビット2 バーナバスの誘惑 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0かいちゅーでんとぉー

2021年7月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

平日なのに午前で上がって急いで劇場へ。
6月30日。そう、ワンデーフリーパスポートの終了日です。見たい映画は3本。2回目見たい映画もあったのですが、どうしても休めなかったのでしぶしぶ3本だけ見ることに。それでもお得なのでいいんですけどね笑

ということで1本目は今作です。
前作がかなり自分のツボにハマり、かなり面白かったので期待値は高め。本当は字幕版が良かったのですが、時間が合わず吹き替えで。

いや〜、もう最高です笑笑
ピーターラビットの世界に一気に引き込まれ、笑えてテンション上がってグッとくる。これぞ映画って感じ!

優しいビア(ローズ・バーン)と宿敵マクレガー(ドーナル・グリーソン)が結婚した。平和な日々が過ごせると思っていたが、マクレガーはピーターに父親面をしてきて何をしてもピーターのせいにしてくる日々が続いてしまった。

登場人物が多く一人一人の個性がしっかり描かれていて、尚且つ規模もでかいので飽きることなし。個人的に好きなニワトリも登場していて、前作に引き続き笑わせてくれる笑 マクレガーの活躍も見られて、もう既にこの時点で大満足。

そして、伝えたいことがハッキリとしている。
ビアとマクレガーの人間世界、ピーター達の動物世界の2つで同じテーマのもと話を進めていく。最後には2つの話が1つとなり、そういうことが言いたかったのねと納得。こんなにハチャメチャなのに軸がしっかりしているんですよ。よく出来てる脚本だ。

前作に引き続き小ネタ満載。
先程も言ったニワトリや、ハリネズミおばさんの伏線回収、飛べないブタはただのブタ?、誰に対してあげるんだそれ...など一瞬だけどクスッと笑える場面がいくつもある。あー、楽しいなぁこれ笑笑

登場人物全員成長していく。
スポットが当たっているピーターとマクレガーは特に、最後にはすごいいい展開となり2人とも成長していく。ビアも自我を取り戻す?感じだけど、確実に成長している。良い話だなぁとほっこり。2でやるべき話だった。

ただ、前作よりも残念な点がいくつか。
まず、テンポが何だか悪い。電車のシーンとか、なんか詰まるというか気持ちよく流れていかない。
暴力シーンも弱くなっているのが残念。もっとド派手にやってくれよ!アレルギーの人にアレルギーの食べ物を口にやるのはダメだけどさ笑

最も気になったのが日本語吹き替え。
マジで違和感ありまくり。どうしてこうなった?
マクレガーの声なんて酷いもので、全くもって合ってない。あのムカつくけど憎めないマクレガーの個性を潰すような声をしている。鹿の「かいちゅーでんとぉー」もは?と思ったしさ笑 そんなまるっきり日本語訳にしなくてもいいと思うんですけど。。。
バーナバス役の哀川翔は結構良かったけどね。

まぁ、話自体はめちゃくちゃ面白かったです。
改めて字幕版で見ようかな。そうしたら評価変わる気がする。
どうやら、3の案も既にあるらしく脚本も出来かかっているみたいなので次回作も期待ですね笑

サプライズ